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【マイルチャンピオンシップ2022予想】《最終更新》この馬場状態をどう読む?大西直宏の注目馬>>



マイルチャンピオンシップ2022予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・意外なデータ満載の"サイン馬券"で浮かび上がる馬は?
  • ・マイルチャンピオンシップの過去データを洗う!
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

エリザベス女王杯に続いて世代対決が注目される今年にマイルCS。復活した古豪サリオス、昨年の2着馬シュネルマイスター、そして勢いある3歳勢。これらの力関係をどう読むかが大きなポイントになりそうです。さっそく有力馬をチェック!




マイルチャンピオンシップ2022予想
出走馬/枠順確定
<11/18(金)更新>


マイルチャンピオンシップ(GⅠ)
11/20(日) 阪神芝1600m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1マテンロウオリオン牡356横山典弘
2ウインカーネリアン牡557三浦皇成
3ダノンザキッド牡457北村友一
4シュネルマイスター牡457ルメール
5サリオス牡557ムーア
6ソダシ牝455吉田隼人
7ジャスティンカフェ牡457福永祐一
8ロータスランド牝555岩田望来
9ピースオブエイト牡356Cデムーロ
10セリフォス牡356レーン
11ソウルラッシュ牡457松山弘平
12ホウオウアマゾン牡457坂井瑠星
13エアロロノア牡557武豊
14ベステンダンク牡1057藤岡佑介
15ダノンスコーピオン牡356川田将雅
16ハッピーアワー牡657川又賢治
17ファルコニア牡557池添謙一





マイルチャンピオンシップ2022予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<11/13(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、マイルチャンピオンシップ2022に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:スプリンターズS9着

シュネルマイスター


手塚厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:4-3-1-2

前走は休み明けで初の1200m挑戦。秋緒戦をスプリンターズSから始動した理由について手塚師は「斤量の問題が大きい。GⅠ以外のレースだと斤量を背負うし、天皇賞秋だとレース間隔が詰まってしまう」と語っていた。1200mの適性よりも、あくまでも次のマイルCSを見据えたローテや斤量などを優先して決定。中間の調整でも特に1200m仕様の仕上げをしたようなこともなく、あくまでも『叩き台』に徹していた。

レースではイン前有利の馬場バイアスも働き、後方外追走の同馬は見せ場を作れなかったとしても悲観する必要はないだろう。それだけにベスト舞台に戻る今回はガラッと変わってくるはずで、再び主役候補に浮上する。

【WORLD分析班チェック】
ルメールが最も能力を引き出せる鞍上

昨年のマイルCSではグランアレグリアの2着。同じクラブの大先輩からバトンを受け継ぎながら今年はまだ未勝利のまま。春の安田記念でも海外帰りで万全の態勢でなかっただけに、大目標のここは譲れない一戦。この馬とはルメールが最も合うジョッキーだ。




前走:毎日王冠1着

サリオス


堀厩舎(美浦)
ムーア騎手予定
戦績:5-2-2-5

2年ぶりの毎日王冠で実力馬が復調を示す走り。ラップの緩急のない競馬だと底力の豊富な持続力タイプが台頭しやすいが、さすがにここでは役者が違った。厩舎情報からも「復調気配にある」ことは掴んでおり、返し馬の時点からそれを実感。重心を低く集中力を保ち、前脚がシッカリ伸びていた。あの走りを見る限り、「本当に良い頃のサリオスが戻ってきた」と判断していいだろう。その後は天皇賞秋には向かわず予定通りにマイルCSへ。ハッキリと2つ目のGⅠ制覇が射程に入ってきた。

【WORLD分析班チェック】
堀厩舎のRムーア起用は最大の勝負パターン

前走の松山の騎乗も文句がなかったが、本番でムーアへスイッチするのは当初の予定通り。ムーアとは2歳の朝日杯FSでコンビを組んで優勝しており、当時ムーアは「僕が競馬ファンだったら、この先もずっとサリオスのことを追い続けます。それくらい、この馬には必ず明るい未来が待っていると思います」と絶賛している。思い入れのある馬だけに、気合の籠った騎乗を見せてくれるだろう。




前走:富士S1着

セリフォス


中内田厩舎(栗東)
レーン騎手予定
戦績:4-1-0-2

現3歳世代のマイル路線では、トップランクの1頭。同期のダノンスコーピオンとは2勝1敗の力関係で、今回は鞍上にレーンを迎えてGⅠ獲りに向けて勝負気配がプンプン。デビューから7戦すべてマイルを走っているが、朝日杯の1分33秒6から、NHKマイルC1分32秒6、安田記念1分32秒4ときて、前走の富士Sでは1分32秒0をマーク。走る毎に時計を短縮してきており、レース内容も精度が上がっている。鞍上強化でもうワンランク上の走りが出来ればGⅠ奪取も十分あるだろう。

【WORLD分析班チェック】
中内田厩舎は前哨戦向き?前走からの上積み次第

前走の時点で「次走は外国人騎手へのスイッチが濃厚」という話が出ていたため、それだけに藤岡佑もメイチ騎乗で結果を出した。中内田厩舎は休み明けからある程度仕上げて送り出すので、本場より前哨戦で結果を出すことが多い。セリフォスも前走からどれだけ上積みが乗せられるかがポイントになりそうだ。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




マイルチャンピオンシップ2022予想
知ってそうで知らなかったサイン馬券
<11/17(木)更新>

今回もデータや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。

競馬ファンなら、これまでにもレースが終わってみたら『実はそうだったのか!』と隠れたサインやジンクスに気付いた経験はあるのでは?

そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!


信じるか信じないかはアナタ次第?
意外なデータ満載の"サイン馬券"をチェック!

  • マイルチャピオンシップのポスターに隠されたアノ馬とは?

マイルチャピオンシップのポスターに隠されたアノ馬とは?



(11月17日)
もちろん、サインには様々な種類があって正解があるようで基本ない。TVCMや宣材ポスター、過去のレース成績、JRAホームページ、競馬関連週刊誌など挙げればキリがない。ただしオリジナルのモノも多数存在している。見方が異なれば何通りも出てくるのがサインでもある。しかし、単発で出現するものよりは継続して絡んでくるサインは意外と使える。今年のGIに限れば、調教師の名前に『木』を持つ厩舎には要注意。これは春のGIから継続しており馬券内に絡んでいる。実を言えば、この秋から新たに別の漢字を持つ厩舎も関わっているのをお解りの方はいらっしゃるだろうか?

それは名前にある漢字の部首を持つ厩舎には要注意ということ。それは『冠』である。確かに一見、『冠』を名前に持つ厩舎は多いようにも思えるがGI限定となれば話は変わる。簡単にスプリンターズSから振り返るとスプリンターズ5番人気「宗」像厩舎。秋華賞1~3番人気「高」野厩舎、「高」柳厩舎。菊花賞7番人気「宮」本厩舎。天皇賞秋7番人気矢作「芳」厩舎、5番人気堀「宣」行厩舎。エリザベス女王杯4番人気斎藤「崇」厩舎。といった漢字である。本当は、エリザベスの週に明かそうと思ったが『木』を持つ厩舎が続いていたので敢えて控えた。これが暮れまで続くかは不明だがマイルCSでも警戒したい。そして外国を意識させるJRAのCMやイベント絡みからも今回も外国人騎手が騎乗した馬は無視できないだろう。

(11月13日)
それでは簡単にエリザベス女王杯のサイン回顧をお話しよう。勝ったのは弊社の本命馬4番人気⑱ジェラルディーナ。2着には5番人気⑬ウインマリリン。3着には大外を差し込んできた12番人気の⑮ライラックであった。結果としては、C.デムーロ、レーン、M.デムーロの決着で外国人騎手のワンツースリー。今回JRAのCMではラッキーライラック(スミヨン騎乗)を使ったがそのまま「ライラック」が3着とは驚き。ただし当コラムでもパンドラの箱からフサイチパンドラの⑮番を引いたのはマズマズであった。そして、またしても3着に相沢厩舎が来たことで名前に『木』の文字を持つ厩舎が馬券になった。次回も『木』を持つ厩舎には注意したい。

さて、話を戻して今年のマイルチャンピオンシップだが現在のマイル戦線においては絶対的存在は皆無。今回、上位人気は5頭ほどで形成されそうだが、下位の馬にも当然ながら一発のチャンスは十分ある。GIシリーズでは毎回公表されているJRAのポスターから読み解いていく。巷ではすでに画像はアップされてるが昨年の勝ち馬グランアレグリアを中心に緑をベースにしているポスターがある。ここで注目したいのはデザインの中に表示されている月桂冠と散らばる星群。ココにヒントが隠されていると読む。

確かに「星」は過去にも使用されたことはあるが「月桂冠」は見覚えがない。確かめた訳ではないがデザイン上、「月桂冠」として話を進める。「月桂冠」と聞いて貴方なら何を想像するだろう。大きく分けて「酒」と「マラソン(オリンピック)」ではないか。もちろんどちらでもない方も居るだろう。しかし、競馬と考えれば酒よりも「マラソン」を選択したい。ただしマイルチャンピオンシップは中距離戦だけに広い意味で「オリンピック」からのイメージで探りたい。オリンピックと言えば「東京オリンピック」を思い出すが我が国ではいろいろとガタガタ騒いでるだけに直接関係はなさそうだ。

ならば原点回帰。第1回オリンピックのスタートはギリシャのアテネ。神話でも有名な場所だが、もともとオリンピックの誕生はギリシャを中心としたヘレニズム文化圏の宗教的行事が起源となる。当時の種目から様々な経緯を経て近代オリンピックにつながっているのは間違いない。今ではマラソンの勝者に「月桂冠」が与えられるイメージは強い。しかし、実際にはオリーブの葉が使用されているとのこと。以外だったがイメージとは怖いものである。しかし、現在もアカデミックな分野における名誉の象徴として「月桂冠』は授与されているという。

何故に「月桂冠」と「星群」をポスターに使用したのか、謎は解けた。それを象徴する馬が1頭見つかったからだ。それが『マテンロウオリオン』である。名前のオリオンは星座の名前であり、勝負服にも唯一星散を持っている。そして、マテンロウオリオンの母の名前が「パルテノン」。ご存知のようにギリシャにある古代遺跡「パルテノン神殿」を連想させる。ギリシャからスタートしたオリンピック(月桂冠)と名前と勝負服から連想される(星)を持つ唯一の馬だけに無視できない。もちろんサイン馬の場合、ストレートに使用する場合と、その両隣の馬を使用したりと様々なケースが存在するだけに枠順確定後に改めてチェックしたい。(続く)

なお、GIレース限定サイン。『木』の文字が名前にある調教師についてだが改めて解説するとJRAのメインキャラの一人「長澤まさみ」のCMがカギになっている。数々の優良企業のCMに出演中だが中の一つに『住友林業』のCMメインキャラになっているからだ。まだ継続中のサインだけに途絶えるまで気をつけたい。


【以上から今年の気になる候補】
・外国人騎手が騎乗した馬。
・今年の秋GI3着以内には調教師の名前に『冠』の部首がある(継続中)。 笹田、堀宣、安田翔、安田隆、高野、安達、矢作芳。
・JRAのGIポスターから「マテンロウオリオン」には注意。
・今年の芝GI3着以内には調教師の名前に『木』の文字がある(継続中)。杉山佳、奥村豊。





マイルチャンピオンシップ2022予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<11/16(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

連続開催が続く阪神コースもだいぶ馬場の傷みも目立ち、直線は外伸び傾向にシフトしつつあります。今年は5頭のGⅠ馬が参戦しますが、枠順次第では先週に続いて今週も波乱が起きる可能性は十分。水曜段階では大まかなイメージを掴むために、今年のマイルCSの特徴をまとめておきます。


マイルチャンピオンシップ2022データ
最初に押さえておきたい6つのポイント!

  • ①3歳馬は春にクラシック路線(NHKマイル含む)を歩んだ馬が強い

  • ②阪神と東京のマイルは直結しやすい=安田記念上位組は信頼度大

  • ③最近のマイルGⅠは【サンデーR】抜きには語れない

  • ④マイルはGⅠ3勝を含む4戦無敗のソダシは本当に強いのか?

  • ⑤サマーマイル王者はマイルCSでは不振続き

  • ⑥福永はマイルCS23回目の挑戦で初勝利なるか?

①3歳馬は春にクラシック路線(NHKマイル含む)を歩んだ馬が強い



天皇賞秋は昨年に続いて3歳馬が勝利。スプリンターズSでもエリザベス女王杯でも3歳馬が連対。ハッキリと今年の3歳世代(芝限定)は強いことが証明されており、1600m路線でも3歳馬が優勝するシーンは考えられる。

それでなくともマイルCSは結構3歳馬が活躍しやすい。特にクラシック路線で上位争いをしていた馬(皐月賞・桜花賞)は特にこのマイルCSと関係が深いのはデータからも分かる。


21年シュネルマイスター②着(弥生賞2着)
21年ダノンザキッド  ③着(弥生賞3着)
18年ステルヴィオ   ①着(皐月賞4着)
17年ペルシアンナイト ①着(皐月賞3着)
05年ラインクラフト  ③着(桜花賞1着)
04年ダンスインザムード②着(桜花賞1着)
00年ダイタクリーヴァ ②着(皐月賞2着)


今年は皐月賞、桜花賞で上位争いした馬の参戦はないが、かわりにNHKマイルC上位組が多数スタンバイしている。そのNHKマイルC組は後に活躍馬を多数輩出するハイレベルレースと言われているが、この組が上位争いに加わってきてもなんら驚けない。



②阪神と東京のマイルは直結しやすい=安田記念上位組は信頼度大



春の安田記念、秋のマイルCSは昔から「両方を勝つのが難しい」と言われるが、その根拠はこの2つの競馬場のコースレイアウトが全く違う舞台設定だからに他ならない。特に京都の外回りは3~4コーナーを登って下るという特殊な形状で、得意不得意が分かれるコースと言われる。

しかし、京都競馬場の改修工事によって今年も舞台は阪神競馬場で行われる。阪神の芝1600mは直線が長くて坂を駆け上がるコースで、東京1600mに直結しやすい。よって「東京1600mで強い競馬が出来れば、阪神1600mでも結果を出す可能性が高い」と考えても良さそうだ。

実際に一昨年も安田記念で上位だった1着グランアレグリア、3着インディチャンプが、阪神で行われたマイルCSでもワンツー決着を決めた。去年も1着グランアレグリア、2着シュネルマイスターと、東京マイルGⅠ馬が連対している。今年も東京マイルのGⅠで活躍した実績馬を上位候補に考えるのが的中への近道だろう。



③最近のマイルGⅠは【サンデーR】抜きには語れない



近年のマイルGⅠは【サンデーR】勢が上位を独占することがとても多い。昨年のマイルCSでもグランアレグリアとシュネルマイスターがワンツー決着したが、今年の安田記念もソングラインとシュネルマイスターでワンツー決着。そして昨年のNHKマイルCではワンツースリーまで決めている。

確かに同じ馬が絡んでいるのも事実だが、それでも先週のエリザベス女王杯を勝ったジェラルディーナも同じ勝負服だし、次から次へと新しいスターが出てくるのだから凄い。ここまで大きな舞台で上位を独占できるのも、圧倒的なクラブのノウハウがあるからこそだろう。

今年のマイルCSでのサンデーR勢はシュネルマイスター1頭のみの出走だが、この馬は国内マイルGⅠで4戦続けて馬券圏内に入っており、今年も主役となる可能性はかなり高そうだ(ルメールは3連覇が懸かる)。



④マイルはGⅠ3勝を含む4戦無敗のソダシは本当に強いのか?



現役最多タイの重賞6勝を挙げているソダシが、今年の秋はマイルCSを目標に参戦。これまでマイルでは4戦して全勝。しかもそれらはすべて重賞(そのうちGⅠ3勝)なのだから文句の付けようがない。この距離無敗のままGⅠ4勝目を手にすることができるかどうか。

なお、これまでにマイル無敗のままマイルCSを勝った馬に次の馬がいる。ソダシの扱いをどうするか、今年のマイルCSを占う上でも大きなポイントになるだろう。


【マイル無敗のままマイルCSを勝った馬】
ノースフライト(4戦4勝)
タイキシャトル(4戦4勝)
トロットサンダー(3戦3勝)



⑤サマーマイル王者はマイルCSでは不振続き



サマーマイル王者がマイルCSに参戦した際の着順は、過去に5度あっていずれも大敗している。今年はウインカーネリアンが出走するが、データからはあまりオススメはできない。

ちなみに同馬と三浦騎手とのコンビは9戦7勝で連対率.889というハイアベレージだが、三浦騎手はこれまでにJRAのGⅠ制覇は一度もない。


【サマーマイル王者の成績】
14年クラレント  15着
15年レッドアリオン18着
17年グランシルク 9着
17年ウインガニオン17着
21年ロータスランド12着
22年ウオンカーネリアン?着



⑥福永はマイルCS23回目の挑戦で初勝利なるか?



安田記念には2勝(ストロングリターン、インディチャンプ)で勝利がある福永騎手は、マイルCSでは23度の調整があって一度も勝てていない。調教師試験の突破が噂されているだけに、もし来年に調教師転向となればこれが最後のマイルCSのチャンスとなる。今年はGⅠ初挑戦となるジャスティンカフェとのコンビで参戦。いよいよ初めてのマイルCS勝利なるか。

なお、これまでマイルCS2着は5度あって、もっともVに近付いたのはハナ差だった。


【過去5度の福永騎手のマイルCS2着】
99年キングヘイロー  2着
01年エイシンプレストン2着
02年エイシンプレストン2着
14年フィエロ     2着(ハナ)
20年インディチャンプ 2着



マイルチャンピオンシップ2022予想
『前走時の情報チェック馬』
<11/17(木)更新>



分析班
水谷

GⅠなどの大きなレースでは、前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことが非常に大事。いわゆる“縦の比較”ですね。木曜の更新では『前走時に注目すべき話のあった馬』をピックアップしてご紹介します。


前走情報チェック馬①

エアロロノア

笹田厩舎(栗東)
武豊騎手予定
戦績:6-1-4-8

【前走】富士S5着

・順調さを欠いた
前走時の情報・・・「秋緒戦を予定していたポートアイランドSに向けて調整中に地下馬道で打撲してしまいひと叩きできず。あれで予定が狂ったのは事実。その間、調教も休んでるし誤算は誤算だね。ここ2週でなんとか間に合ったという感じで、ちょっと割引は必要かもしれない」

★今回の見所ポイント
→一頓挫あって5着は悪くない
→状態は今回のほうが確実に上



前走情報チェック馬②

ソウルラッシュ

池江寿厩舎(美浦)
松山騎手予定
戦績:5-1-0-6

【前走】富士S2着

・馬場と鞍上
前走時の情報・・・「「俊(浜中)はセンスがなすぎ。だから申し訳ないけど、今回から乗れてるコーヘイ(松山)にスイッチする。彼ならある程度のポジションは取るだろうし、前で運んでどれだけ時計を詰めれるかだろうね。時計の掛かる馬場向きだから、速い馬場にどこまで対応できるか。自分自身との戦いじゃないかな」

★今回の見所ポイント
→荒れ馬場なら更にパフォ↑
→鞍上も2度目の慣れ見込める



前走情報チェック馬③

シュネルマイスター

手塚厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:4-3-1-2

【前走】スプリンターズS9着

・叩き台に徹したた!?
前走時の情報・・・「これがマイル戦ならばおそらく断然人気だったかもね。それくらいポテンシャルは高い馬。問題は初の1200mという未知の要素に対応できるかどうか。この距離を使うにあたって特に対策を施したりパターンを大きく変えたところはないけど、一応、坂路のキャンターはいつもより少しだけ速めにしてあるという程度のことはやっている。バリバリ1200m対策をしなかったのは、それはあくまでも本番は次のマイルCSであるから。1200m仕様にはしないで使うんだから、あくまでもここは叩き台ということ」

★今回の見所ポイント
→千二仕様の仕上げを施さなかったのは◎
→叩いてマイルで本領発揮濃厚




マイルチャンピオンシップ2022予想
『僕ならこう乗る!』
大西直宏の注目馬

<11/18(金)更新>



当社の専属アドバイザーで元JRAジョッキー・大西直宏氏が「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップ。その馬をどう乗って一発を狙うか?元乗り役ならではの考えや戦略を披露します。



大西直宏の注目馬

マテンロウオリオン

昆厩舎(栗東)
横山典騎手
戦績:2-3-0-2

今の馬場を生かした乗り方をすれば一発ある!


先週の阪神は、朝から雨が降ったなかで競馬が行われたため、だいぶ馬場内めの傷みが進行しました。エリザベス女王杯も二桁馬番の馬が掲示板を独占し、外からの差し馬が台頭したのも、馬場の影響が大きかったと思います。

今週まで阪神の芝はAコースのまま行われるので内めの馬場は傷みが残ったまま。やはりコンディションからは外からの差し馬が有利に働くとみます。もし雨が降ればなおさらその傾向は強くなるでしょう。

僕が穴候補で注目しているのが、前哨戦のGⅡスワンSで7着に敗れたマテンロウオリオンです。

かつてはスワンSからマイルCSというローテは王道でしたが、今はあまり主流ではありません。そこで掲示板にも乗れなかったことで、やや人気の盲点になっていますね。

もともと自在性のあった馬でしたが、直近3戦は後方待機で一発を狙う、いわゆる横山典騎手の“後方ポツン”の騎乗。スワンSでもブレることなく最後方待機から大外ぶん回しでした。この乗り方を試みて本番で戦法を変えてくるとも思えません。

後方から大外ブン回す乗り方は、展開や馬場が向かないとサッパリになるため、どうしても精度が低くなりますが、そのぶん状況が向くと鮮やかに嵌ることがあります。今の馬場状態を考えるとこの乗り方が嵌る可能性ががあります。イメージするなら先週のエリザベス女王杯で2着同着のライラックと同じですね。

春のNHKマイルCでは、同期のライバルと差のない競馬を繰り広げ、実際にセリフォスには先着を果たしています。能力も足りていて、馬場傾向も向けば今回はとても怖い存在です。今年のマイルCSで一発があるとしたらこの馬ではないでしょうか。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは11/18(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『マイルチャンピオンシップ(GⅠ)』
『東スポ杯2歳ステークス(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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