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【毎日王冠2020予想】枠順確定/サリオス始動。今年の3歳世代、レベルが怪しいぞ?



今年の3歳世代は弱い!?
真価を問われるサリオス登場

  • ・3歳馬が今年、古馬相手に不振なのはご存知?
  • ・世代No.2のサリオスの結果が今後のカギ
  • ・的中へ繋がる大きな過去の傾向アリ

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北野シズカ

皆さん、こんにちは。秋のGIシーズンも序盤から楽しんでます♪

ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで、社台グループの情報を専門にしている北野シズカと申します。

今週末はサリオスが出走する毎日王冠(GⅡ)に注目。春はコントレイルと“2強”を形成しましたが、夏以降の3歳馬不振が気になります……。

では、早速、古馬勢も含めて馬券検討をしていきましょう!

【毎日王冠2020予想】最新更新10/9(金)
・最後に足したい穴馬を紹介!

今年の毎日王冠は3歳馬サリオスが中心視されていますが……本当に信頼して大丈夫? 過去の傾向や中間のWORLD独占情報から、詳しく分析していきましょう。

【NEW】過去の傾向から導くオススメ軸&穴
毎日王冠のマル特データ&オススメ馬!詳細はコチラ⇒


【NEW】先週もグランアレグリアを動きでプッシュ
調教マル特ホース2頭はコチラ⇒


【NEW】前走大敗馬に注目!ラストワン穴馬はコチラ⇒




毎日王冠2020予想
出走馬&枠順確定!
<10月9日(金)更新>

馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1 コントラチェック 牝4 54 丸山
2 ワンダープチュック 牡6 56 柴田大
3 アイスストーム 牡5 56 石橋脩
4 ザダル 牡4 56 田辺
5 ダイワキャグニー セ6 56 内田博
6 トーラスジェミニ 牡4 56 木幡育
7 サンレイポケット 牡5 56 荻野極
8 サトノインプレッサ 牡3 54 戸崎圭
9 サリオス 牡3 54 ルメール
10 カデナ 牡6 56 三浦
11 カイザーメランジェ 牡5 56 武藤雅




毎日王冠2020予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<10月4日(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、毎日王冠2020に出走する予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:日本ダービー2着

サリオス


堀厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:3-2-0-0

2歳時は無傷の3連勝でサウジアラビアRCと朝日杯FSを制し、3歳春は皐月賞とダービーでコントレイルの2着。3歳牡馬では間違いなくNo.2の存在だと評していい。

ダービーで2400mに対応したものの、本質的にはマイルから2000mまでの馬だと関係者が考えていることもあり、秋はコントレイルとの対決ではなく古馬相手の1800m戦となる毎日王冠から始動する。

【WORLD分析班チェック】
3歳世代の不振、止められるか?

今回が初の古馬相手となります。気になる点として、現3歳世代は古馬相手に上級クラスで苦戦しており、芝の重賞で馬券になったのは牝馬スマイルカナ(京成杯AH2着)のみ。これは近年でも最低水準の数字です。

コントレイルは秋初戦を楽々突破しており、こちらも恥ずかしい競馬はできないところですが……この馬に世代のレベルが問われます。




前走:エプソムC1着

ダイワキャグニー


菊沢厩舎(美浦)
内田博騎手予定
戦績:8-0-3-13

キャリアの全8勝を東京芝で挙げており、前走のエプソムCで嬉しい重賞初勝利を飾った。先行できないと脆い面を抱えながらも、マイペースで運べた際には昨年のジャパンC6着も含めて力を示している。

なお、今回は去勢初戦。結果を出してきた中での陣営の決断がどう出るかもポイントになるだろう。

【WORLD分析班チェック】
勝ちパターン多数のローテーション

「エプソムCを勝った馬が夏競馬を全休して、直接毎日王冠に出てくるパターン」では、過去10年だけでダークシャドウエイシンヒカリルージュバックの3頭が重賞連勝を果たしています。得意の条件に狙いを定めてきた中で結果を出せるでしょうか?




前走:関越ステークス1着

ザダル


大竹厩舎(美浦)
田辺騎手予定
戦績:4-0-2-2

4歳秋ながら、休み休み使われてきており今回がまだキャリア9戦目。今年は何度も重賞で除外となり思うようなローテーションを組めなかった中で、前走・関越Sを3馬身差で快勝し賞金加算に成功した。

3歳時にはプリンシパルS勝利、セントライト記念3着などの実績。今回はさらに大舞台を目指すための試金石となる。

【WORLD分析班チェック】
不運もあり遠回りしてきた期待馬

昨年、デビューから2連勝で臨んだプリンシパルSは天候悪化で中止となり1週順延。そこで勝ったものの、続くダービーが中1週になってしまい、苦渋の決断で回避した経緯がありました。

菊花賞は輸送で馬体大幅減で敗戦。関係者の期待馬ですが、ここまでは何かと不運が多いですね。この秋は飛躍の舞台にしたいところです。


WORLD
北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!

想定騎手 アイスストーム牡5石橋脩 カイザーメランジェ牡5武藤雅 カデナ牡6三浦 コントラチェック牝4丸山 ザダル牡4田辺 サトノインプレッサ牡3戸崎 サリオス牡3ルメール サンレイポケット牡5荻野極 ダイワキャグニーセ6内田博 トーラスジェミニ牡4木幡育 ワンダープチュック牡6柴田大

【10月4日(日)出走予定馬発表】
フルゲート18頭。







毎日王冠2020予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<10月7日(水)更新>


分析班
水谷

水曜日は過去の傾向から、毎日王冠2020の『軸馬・穴馬候補』をピックアップ。

今年はズバリ、サリオスを信用するか否か、がポイントだろう!


毎日王冠
攻略に向けたポイント

  • ・1番人気馬は『勝ち切るか、圏外か』

  • ・3~4歳馬優勢の傾向

  • ・上がりの速い馬たちが台頭しやすい
    (加えて、前残りをケアで万全)

以上の傾向から、ハイペースを先行した朝日杯FS以外は基本的に上がり1~2位の末脚を使ってきている3歳馬サリオスが安泰のようにも見えるが……?

ひとまず、それぞれのデータを参照しましょう。



毎日王冠2020
過去10年の人気別成績


人気 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
1番人気6-0-0-460.0%60.0%60.0%
2番人気0-2-0-80.0%20.0%20.0%
3番人気1-2-1-610.0%30.0%40.0%
4~5人気1-2-4-135.0%15.0%35.0%
6人気以下2-2-4-424.0%8.0%16.0%

1番人気馬は『勝ち切るか、圏外か』。むしろ注目は2番人気以下の数字で、ヒモ馬については人気のレンジがバラバラである。



毎日王冠2020
過去10年の年齢別成績


年齢 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
3歳3-4-0-1116.7%38.9%38.9%
4歳4-2-5-1913.3%20.0%36.7%
5歳2-2-2-246.7%13.3%20.0%
6歳1-2-1-174.8%14.3%19.0%
7歳以上0-0-2-220.0%0.0%8.3%

年齢的にはイキの良い馬ほど優勢の傾向。今年は7歳以下は不在なので、純粋に能力比較がメインとなりそうだ。



毎日王冠2020
過去10年の『上がり3F』別成績


脚質 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
1位3-4-1-523.1%53.8%61.5%
2位0-1-4-50.0%10.0%50.0%
3位3-0-0-827.3%27.3%27.3%
4~5位1-2-1-155.3%15.8%21.1%
6位以下3-3-4-604.3%8.6%14.3%


基本的には上がり最速~2位の馬の好走率が高いレース。ただし、一方で警戒しておきたいのは『逃げ残り』。 近年の毎日王冠は出走頭数が少なく、スローペースになることが多いため、逃げ馬の単騎先行→残り目は要注意。※逃げ馬は直近10年で(2-2-1-5)、複勝率50%となっている。




【オススメ軸候補】

サリオス

堀厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:3-2-0-0

【推し材料】好条件データ
○レース傾向的には問題なし
○気になるのは『世代レベル』だけ


ダービー2着馬が毎日王冠から始動という形は昨年のダノンキングリーと同じ。サリオスもダノンキングリーと同じく当初はマイラー寄りと見られていたところから距離を克服してダービー好走を果たし、やはり秋は菊花賞を狙うことなく古馬相手の中距離路線を選んでいる。普通なら「勝ってくれないと困る」立場だ。


ここで気になるのは、今年の3歳世代のレベルに関して。

今年の3歳世代は条件戦で昨年以上に勝ち星を重ねる一方で、古馬相手の重賞では大不振。新潟記念でワーケアが大敗を喫するなど、特に牡馬戦線では全く馬券に絡めていない。


【!】今年の3歳世代はレベルが低い?

  • 古馬との混合戦が始まってからスプリンターズSの終了時点で、芝で馬券になった馬はスマイルカナ(京成杯AH2着)のみ。

    ※ダートではカフェファラオ(シリウスS1着)も該当

2015年以降、上記と同一期間の集計で『古馬相手の芝・重賞で馬券に絡んだ頭数(と勝利数)』を比較すると、

2019年は6頭(1勝)、2018年は7頭(2勝)、2017年は3頭(2勝)、2016年は7頭(3勝)、2015年は6頭(1勝)。つまり、現時点で勝ち馬が居ないところか、馬券に絡んだ馬も1頭しか存在しない今年は“低レベル”が疑われるのもやむを得ない。


とはいえ、今年の3歳牡馬は極端に言うと【コントレイル>>サリオス>>その他】というくらいの力関係。ましてや毎日王冠としては手薄な相手関係だけに、ここは結果を出さなければならないだろう。




【穴で要注目】

サンレイポケット

高橋義忠厩舎(栗東)
荻野極騎手予定
戦績:4-3-2-4

【推し材料】好条件データ
○上がり最速候補ならこの馬!
○目下8戦連続3着以内&9戦連続上がり3位以内

5歳馬だが、過去に1年4ヶ月の休養を挟んでいて今回がキャリア14戦目というフレッシュな存在であるこの馬に注目。

前走が新潟記念で3着の割に評価が上がってこないのが不思議な存在で、目下8戦連続3着以内&9戦連続上がり3位以内という安定感がある。さらに、2走前には不良馬場の東京で勝利しており、当日に雨がどれだけ残っていようと問題なしだ。

今回の毎日王冠には4戦連続で逃げて結果も出しているトーラスジェミニと、近3走は逃げられず2桁着順の連続ながら、逃げられれば圧倒的に好成績のコントラチェックがいる。ダイワキャグニーもこの2頭がいればハナにはこだわらないだろうが、人気の一角として早め先頭は狙っていくだろう。展開的にもマッチする可能性は十分。




毎日王冠2020予想
『調教マル特ホース』
<10月8日(木)更新>


分析班
水谷

先週スプリンターズSも
グランアレグリアの
好追い切りをプッシュ!


レース前の調教は、各馬の状態の良し悪しを見極めるバロメーターだ。レースごとに“結果に直結しやすい調教パターン”というものも存在するぞ!

毎日王冠で注目した調教ポイントは3つ。

▼ ▼ ▼ ▼ ▼
  1. 休み明けの馬が基本的に好走
  2. 中間4~5本の本格追いは欲しい
  3. 坂路ならば『自己ベストに近い数字』

●有力馬が始動の毎日王冠
ポイントは『レース間隔と調教量』にある!


近年こそGⅠに直行というスタイルが一部では定着しつつあるものの、天皇賞・秋を始めとする大舞台のプレップレース。このレースが秋競馬の号砲、そんな方もいらっしゃるのではないか。


何故そんな前置きをしたかといえば、好走馬の臨戦過程に明確な傾向があるからだ。


過去10年のレース間隔別成績を見てほしい。どのアプローチがいいのか、ではないより、如何に休み明け、または秋初戦という馬が多いかおわかりいただけるというもの。


毎日王冠の過去10年傾向
【中9週以上】の馬が好走する!


レース間隔 着度数
1着-2着-3着-4着以下
中3週以内0-0-1-8
中4~8週1-3-1-20
中9~24週8-7-7-60
半年以上1-0-1-5

好走馬の【約3分の2】が“中9週以上のブランク”での出走ということになる。

加えて、近年は外厩制度の定着により、トレセンでの本数は少なくとも外厩で仕上げているというケースも見られるものの、

“中9週以上のブランク”で挑んできた馬の大半が『強度の高い追い切りを4、5本以上』こなしていた。これは外厩で乗り込んでいたような馬でも当てはまる。


●王道調教は坂路・コースで二極化

続いて調教パターンもチェック。過去10年の3着以内馬をみると、最終追い切りが坂路だった馬が14頭、ウッドだった馬が12頭と二分。

特に優劣はなく、その多くが1週前も同じコースで追っているパターンが見受けられた。(なお、複数回好走したパターンでもその年ごとの調教でカウントしている)

なお、特に坂路においていえることだが、最終追い切りは自己ベストに迫るレベル時計をマークすることが多く見受けられた。坂路・ウッド、どちらがいいというわけではないせよ、坂路追いの重要度が高い辺りは、広い東京コースで意外にも感じる。




調教マル特ホース①

ダイワキャグニー

菊沢厩舎(美浦)
内田博騎手
戦績:8-0-3-13

○久々の坂路追いで自己ベストを大幅更新!

現時点で意図はわかりかねるが、この中間は坂路を主体としてウッドと併用。今までウッドが主体で坂路は谷間のタイミングで使用する程度だったことを考えると、決して一概に参考にはし辛いものだが、坂路で自己ベストを更新してきた。

今週の追い切りでは負荷のアクションに反応すると4F52.0-37.6-24.7-12.2秒をマーク。決して時計の出やすい馬場状態ではなく、ラストも脚色が乱れることなく駆け上がっている点も含め好感だ。



調教マル特ホース②

ザダル

大竹厩舎(美浦)
田辺騎手
戦績:4-0-2-2

○1週前追いで3頭併せの外をビッシリ!態勢は整う

コチラはウッド組から。陣営によれば既に態勢は整っていたため、最終追い切りは控えめの内容に留める予定だったそう。確かに逆手前で走っていたりと見栄えは悪い。

しかし、1週前追いが合格点。同じくウッドで3頭併せの大外から前の馬を追走する形を採ると、最後は田辺騎手のアクションに応じて可動域の大きな動きで同入した。現在の美浦ウッドのコンディションが悪いことを考えても、これだけ動けていれば十分。力強さを感じさせる走りだった。



ちなみに、調教内容でいえば他に目がついたのはサトノインプレッサ。春はソエに配慮して坂路だけに留められていたが、コース追いでやれている点は好感。




毎日王冠2020予想
『前走ワケアリ敗戦で妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<10月9日(金)更新>


分析班
水谷

穴馬候補に困ったら、この馬をぜひ付け加えてみていただきたい!


【“負け方”に大事なヒントあり】
一般的に、人気になりやすい馬は『直近で勝っている馬』『馬柱で良い着順が並ぶ馬』。裏を返せば、『前走で負けた馬・着順が悪い馬』はそれだけで人気の盲点になりやすいもの。

しかし、「負けに不思議の負け無し」という格言もあるように、全ての敗戦には必ず理由がある。中には、次のレースに繋がるような敗戦も……。ココでは、常日頃からレース映像を何度も見返し、次なるヒントを探し当てることに魂を燃やすレース分析班より“前走で負けた馬”から注目すべき情報馬をピックアップ!


前走敗戦組からの注目馬

トーラスジェミニ

小桧山厩舎(栗東)
木幡育騎手騎乗
戦績:5-0-1-14

【前走成績】
札幌記念(8着/8番人気)

○毎日王冠で軽快すべき『逃げ馬』候補
○同コースのエプソムC3着。当時も道悪

6月に東京の同コースで行われたエプソムC不良馬場で421万馬券の大波乱。今回は少頭数ながら、穴馬の台頭やサリオスの道悪適性次第では簡単には収まらない可能性もある。

穴馬候補を見ていくと、コントラチェックやアイスストーム、ワンダープチュックは道悪の近走で大敗。その一方でトーラスジェミニはエプソムCで最低人気3着と、まさに道悪で波乱の立役者になった実績がある。函館記念と札幌記念はメンバーが強かったこともあるが、良馬場での決め手勝負となり最後に見劣ったというところもある。

ハナを争うコントラチェックは不良馬場の中山牝馬Sで行き脚が付かないまま大敗した経歴があり、馬場が渋れば渋るほど先行争いでもトーラスジェミニが有利になりそう。エプソムCの再現で再び波乱を呼ぶ可能性は低くない。要ケア。


分析班
水谷

ちなみに、人気サイドだとエプソムCを勝ったダイワキャグニーはもちろん、サトノインプレッサも重馬場での実績が豊富。ザダルは重馬場のセントライト記念で3番人気3着と可もなく不可もなくで、サリオスは極端に渋った馬場でのレース経験はない。







週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは10月9日(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『サウジアラビアRC(GⅢ)』
『毎日王冠(GⅡ)』
『京都大賞典(GⅡ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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