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【共同通信杯2022予想】今年もクラシックに直結!?大注目の一戦をデータで徹底分析!



共同通信杯2022予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

共同通信杯はクラシックのトライアルではないものの、意味合いとしては弥生賞やスプリングS以上に重要なレース。昨年もこのレースは大出世レースになりました。後のダービー1~3着馬を輩出したように、ノーザンFもこのレースを重視する方向で今後もダービーとの関連度が大きくなりそうな予感がします。今年も要注目の一戦になるでしょう。




共同通信杯2022予想
出走馬/枠順確定
<2/11(金)更新>


共同通信杯(GⅢ)
2/13(日) 東京芝1800m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1サンストックトン牡356松岡正海
2アサヒ牡356田辺裕信
3アバンチュリエ牡356横山武史
4エイシンシュトルム牡356石川裕紀
5ジオグリフ牡357ルメール
6アケルナルスター牡356柴田大知
7レッドモンレーヴ牡356戸崎圭太
8ビーアストニッシド牡356岩田康誠
9ジュンブロッサム牡356武豊
10ダノンベルーガ牡356松山弘平
11ダノンスコーピオン牡356川田将雅





共同通信杯2022予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<2/6(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、共同通信杯2022に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:東スポ杯2歳S2着

アサヒ


金成厩舎(美浦)
田辺騎手予定
戦績:1-3-0-0

デビューから一貫して1800mを使い続け、賞金面でクリアしていながら朝日杯やホープルフルSに目もくれずにこの距離にこだわった。新馬では当舞台でジオグリフに敗れているが、末脚の鋭さを磨いた今ならばリベンジの可能性も十分ある。1週前は3頭併せで最先着し、好調をアピール。金成調教師は「中間も調整は順調。成長も感じて馬体もちょっとは増えている」と充実ぶりに満足げ。カレンブラックヒル産駒ながら非常に反応が速くて一瞬の加速が使える馬だけに、安定感の高さではピカイチだろう。

【WORLD分析班チェック】
東京スポ杯2歳S組はその後も重賞で好走

東スポ杯ではクラシック本命候補と目されるイクイノックスに敗れたが、あれは相手が悪かったとしか言いようがない。「あんな強い馬がいたんじゃ仕方ない」とサバサバ。ただこのレースの上位組は、テンダンス(京成杯5着)、ダンテスビュー(きさらぎ賞2着)、レッドベルアーム(シンザン記念3着)、アルナシーム(朝日杯4着)と次走の重賞で好走している。アサヒはその2着馬ということなら、ここでも上位ランクは間違いナシ。




前走:朝日杯FS5着

ジオグリフ


木村厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:2-0-0-1

朝日杯では2番人気で5着。レースぶりから「距離が短かった」というのがハッキリで、改めて距離を1800mに戻して仕切り直し。ここには朝日杯で先着されたダノンスコーピオンも出走予定だが、「朝日杯のラストの伸びを見てもあと1Fあればまとめて上位を差していたはず。やっぱり広いコースが向いてる馬。この距離とこの舞台なら譲れないでしょう」と逆転に自信を覗かせる。この舞台の新馬ではアサヒをねじ伏せて勝っているし、今度は受けて立つくらいの気持ちで臨む。なかなか重賞を勝てないルメールもそろそろエンジンを掛けねばならない時期だろう。

【WORLD分析班チェック】
サンデーRの3歳牡馬の2枚看板が立て直し急務

昨年の秋頃はトレセン内でも「来年のクラシックもサンデーRが中心か」と言われていた。コマンドラインとジオグリフが早い時期に2歳重賞を制し、あっという間に2枚看板を形成したから。その2頭、暮れのGⅠでも「どちらも勝てるんじゃないか」と楽観視されていたが、待っていた結果は関係者も想像もしなかった躓き。それだけに復権を懸けて立て直しが急務で、年明け初戦は何としても結果が欲しいところ。




前走:朝日杯FS3着

ダノンスコーピオン


安田隆厩舎(栗東)
川田騎手予定
戦績:2-0-1-0

デビューから2連勝は7頭立て、6頭立ての超スロー。能力を測るのにまだ未知な部分が多かったが、朝日杯FSで強敵相手に3着したことで「やっぱりこれは本物だ」と評価が一気に上昇修正されている。

当社のアドバイザーである大西直宏氏もこのような評価をしている。「揉まれた時の不安があったけど、その部分は全く問題がなかった。スタートで好位につけてジッとしていられたし、あれだけの運びが出来れば精神面に問題はない。直線はジリジリ伸びてきて上位2頭に食らいついたが、経験を積めばもっとパフォーマンスを上げてこれるはず。折り合いが問題なかったので距離も2000mくらいまではこなせそうな雰囲気がある」と。世代でも上位ランクのお墨付きを得ただけに、ここでどんな走りを見せるか。重賞タイトルを手にするようだと一気にクラシック主役級に浮上する。

【WORLD分析班チェック】
これまで阪神コースの経験しかないので輸送と左回りがカギ

馬体は450キロ台と牡馬にしてはやや小ぶり。それだけに長距離輸送がポイント。精神的にピリピリした馬ではないので大きく体を減らすとは思えないが、一応馬体重は注意しておきたい。また、初の左回りで同じだけのパフォーマンスができるかどうか。大きな舞台のことも意識してその点をシッカリとチェックしたい。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも、重賞で連続好走中のビーアストニッシド、新馬戦を好内容で勝ち上がったダノンベルーガなど秘めた素質を感じさせる馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




共同通信杯2022予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<2/9(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

クラシックを占う意味でも重要な一戦となる共同通信杯。昨年の1、3着馬がダービーでワンツーを決めたように、注目度は年々アップしていますね。締め近年は10頭前後しか頭数が集まらなかったこのレースですが、東京コースを経験できることや皐月賞に直結しやすいというということから、今年は15頭が登録し出走前から盛り上がりが伝わってきます。

ではさっそくこのレースの近年の傾向をチェックしていきましょう。


共同通信杯2022データ
最初に押さえておきたい4つのポイント!

  • ①近年は『最高の出世レース』として確立されつつある

  • ②Hペースになることは稀でほとんどが超スロー

  • ③期待度の高い良血1戦1勝馬はいきなり通用の余地アリ

①近年は『最高の出世レース』として確立されつつある



共同通信杯は皐月賞トライアルの指定レースではないが、近年ではトライアル以上に重要視されるレースになっており、実際に過去10年の勝ち馬から7頭がクラシックで連対する活躍を見せている。

エフフォーリア(皐①、ダ②)
ダノンキングリー(皐③、ダ②)
スワーヴリチャード(ダ②)
ディーマジェスティ(皐①、ダ③)
リアルスティール(皐②、菊②)
イスラボニータ(皐①、ダ②)
ゴールドシップ(皐①、菊①)

また、勝ち馬ではなくても、2~3着に敗れた組からも

12年ディープブリランテ
15年ドゥラメンテ
21年シャフリヤール

という3頭のダービー馬が輩出されており、『出世レース』としての位置付けは年々増してきている。このレースで上位争いした馬がクラシックの中心になると言っても過言ではないので、上位入線馬の走りは必見だろう。レース前の分析以上に、レース後の結果分析も欠かせない作業になる。

②Hペースになることは稀でほとんどが超スロー



このレースを使うということは、少なからず“ダービーを意識”して東京の舞台での予行演習の意味合いがあることから、序盤からガンガン飛ばしてHペースのバテ合いのようなレースになることは皆無。近3年は前後半で4秒近い後傾ラップとなっており、ラスト3Fの瞬発力勝負になりやすい。

その直線勝負で『上がり最速級の末脚』を駆使できる馬がどれかを見極めるレースであり、その馬こそがクラシックでも上位争いする馬になる。まずはそこに注目する必要があるだろう。

今年のメンバーでも末脚自慢は多数揃っていて数字だけでは比較が難しいが、全体時計が速い中で上がり最速を使えている馬を重視すべきかもしれない。

★2度以上、上がり最速を記録した馬
・アケルナルスター
・アサヒ
・アバンチュリエ
・ジオグリフ
・ダノンスコーピオン



③期待度の高い良血1戦1勝馬はいきなり通用の余地アリ



最後に前走のステップレースがどういう傾向になっているのかをご確認頂きたい。

◆前走クラス別集計
----------------------------------------
クラス 着別度数(勝率/連対率/複勝率)
----------------------------------------
新 馬【1-2-2-6】 (9%/27%/45%)
未勝利【0-0-0-9】 (0%/0%/0%)
1 勝【4-2-2-26】(12%/12%/24%)
O P【1-1-0-4】 (20%/20%/40%)
重 賞【4-5-6-31】(9%/20%/33%)


重賞を経験をしてきた馬が結果を残しやすいのは当たり前だが、率で見ると決してそこに優位性があることにはなっていない。それよりも新馬を勝ったばかりの1戦1勝馬でも十分に通用するのが見て取れる点に注目。


馬券圏内に入った5頭の名前を確認してみると

リアルスティール
サトノソルタス
フィリオアレグロ
シャフリヤール
ヴィクティファルス


すべてに共通しているのはノーザンF生産馬で、このうち4頭がディープインパクト産駒。それらは矢作、藤原英、堀厩舎に入厩していることから、つまりは『ノーザンFでも屈指の期待馬』ということになる。こういう入厩前からダービーを意識させるような期待度の高いデビュー勝ち馬であれば、キャリアが浅くてもいきなりここで通用することが可能ということ。

今年で言えば、ダノンベルーガ(堀厩舎・ノーザンF)がそれに該当しており、これも侮れない存在になるだろう。



共同通信杯2022予想
『調教マル特ホース』
<2/10(木)更新>



●この時期の3歳馬だけにまだ調教パターンは確率されていない

キャリアの浅い3歳馬だけに、どの陣営もまだ調教パターンは確立されていない。今回初めてウッド追いを取り入れたり、いつもの坂路はやらずにウッドのみに切り替えたり、最終追いをCWに戻したり…。厩舎サイドとしても脚元を気にしてなのか、強化したい部分を意識してなのか、それぞれの思惑で色々と調教パターンを変えている。

よって、今回の調教ピックアップではしっかりルーチンを踏めたかどうかを評価するに至らず、純粋に直前の動きの良かった馬をピックアップしたい。


調教マル特ホース①

ダノンベルーガ

堀厩舎(美浦)
松山騎手予定
戦績:1-0-0-0

・共通杯2着3度の厩舎実績、賞金加算へ意欲が伝わる仕上げ

堀厩舎と言えば、外厩は天栄ではなくしがらきが主流。ダノンベルーガはデビュー前は天栄にて調整されていたが、この中間はいつものようにしがらきに出して“堀パターン”に戻している。同馬は500キロ近いハーツクライ産駒ながら、重苦しさがなくて軽い脚捌きが特徴的。朝日杯を制したドウデュース同様に、母父がダートマイラーなのでパワーとスピードを受け継いでいるようだ。帰厩してからは5本、毎週のようにウッドコースでビッシリ追い切られて態勢は万全。馬体面も充実し、追ってからの反応もすこぶる良い。1戦1勝馬で経験値では劣るが、ポテンシャルは互角以上に見える。



調教マル特ホース②

アサヒ

金成厩舎(美浦)
田辺騎手予定
戦績:1-3-0-0

・3F勝負に対応すべくウッドのみでスタミナと末脚を強化

暮れの朝日杯、ホープフルS、年明けの京成杯には目もくれずに東京芝1800mにこだわったただけあってこのレースへ向けての準備はかなり入念にやられている。時計としては木曜と日曜を中心にウッドで終いを強化する内容で、ここ2週は併せ馬で大きく先着。最終追いで騎乗した田辺も「馬体が良化し、ずいぶん雰囲気がいいね」と辛口にジョッキーにしては好評価。

先週の東京新聞杯でもイルーシヴパンサーの追い切り後に似たような評価をして結果を出したが、アサヒにも同じような感触を得ているようだ。東スポ杯だけ走ればまず好勝負必至だろう。




共同通信杯2022予想
『下馬評は低いが妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<2/11(金)更新>


分析班
水谷

既に種牡馬を引退したハーツクライ産駒が好調です。21年度に生まれた産駒がラストクロップになりますが、今年の3歳勢ではドウデュースにマテンロウレオが重賞制覇。先週の東京新聞杯では4歳馬イルーシヴパンサーも勝利しました。

同じ産駒が走るというのは偶然では片づけられず、時期的なものや馬場的なものが血統的にマッチしていることが高いのであれば、今週も血の勢いは無視できなそうです。そんなハーツクライ産駒の新星を注目穴馬として取り上げます。


下馬評低めの盲点注目馬

ダノンベルーガ

堀厩舎(美浦)
松山騎手
戦績:1-0-0-0

【前走成績】
新馬(1着/1番人気)

○足りないのは実績だけでポテンシャルは優に通用

毎年ラスト3Fの上がり勝負になりやすく、末脚の破壊力が必要不可欠。そこでアタマひとつ抜け出せる馬というのは、皐月賞・ダービーでも勝ち負けできるほどの能力があるという証明に繋がる。昨年のエフフォーリアがまさにそうだった。

数字として強調したいのは次のデータ。これは東京芝1800~2000mでこれまでに使った上がり3Fの数字で、この世代で【33秒4】以下をマークしたのは次の馬のみ。

32秒9 イクイノックス (OP)
33秒1 ダノンベルーガ  ←★
33秒1 ホウオウプレミア
33秒3 ジオグリフ   (OP)
33秒4 ドゥラドーレス (OP)
33秒4 インダストリア (OP)

この数字をマークした後に多くの馬が実績をあげ、ダノンとホウオウ以外はもう皆OP馬になっている。イクイノックスもドゥラドーレスもクラシック有力候補と言われているし、過去を遡れば去年はエフフォーリア(33秒4)、一昨年はコントレイル(33秒1)がこれに該当していた。

この数字からも1戦1勝のダノンベルーガは重賞級の能力を既に示しており、重賞の実績組(ダノンスコーピオン、ジオグリフ、アサヒ)を相手にまとめて負かすならこの馬しかいないだろう。

ちなみに堀厩舎は共同通信杯でいつも惜しい競馬をしている。ダノンベルーガで待望の初勝利があるだろうか?

10年 ③着アリゼオ(1人)
14年 ②着ベルキャニオン(3人)
15年 ②着ドゥラメンテ(1人)
18年 ②着サトノソルタス(3人)
20年 ③着フィリオアレグロ(2人)



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは2/11(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『共同通信杯(GⅢ)』
『京都記念(GⅡ)』
『クイーンS(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

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