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【神戸新聞杯2020予想】コントレイルに死角無し!?前哨戦ならではの穴候補探し


神戸新聞杯2020予想
今年はこんなレースに

  • ・2冠馬コントレイルに死角はあるか?
  • ・馬券の枠は3頭ある。伏兵馬の台頭ポイント
  • ・例年とは異なり中京芝2200m戦でどう変わる?

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北野シズカ

皆さん、こんにちは。GIシーズン近づいてワクワク中、北野シズカと申します。

ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで、私は社台グループの情報を専門にしています。

今週末は、神戸新聞杯(GⅡ)に注目。菊花賞の前哨戦ですね。WORLDでは過去7年で6度的中をお届けしている、非常に相性の良いレースです。

いよいよGIレースも迫ってきて、ますます競馬が楽しいシーズンです。さあ、今週末も1週間かけてしっかり予習していきましょう♪

【最新更新:9月25日(金)】出走馬&枠順確定
穴馬候補の見つけ方、ズバリ教えます!

今年の神戸新聞杯は例年の阪神開催ではなく、中京開催となります。舞台が大きく変わることで、今年は過去の傾向が通用しない、独自の分析が問われるレースとなりそうです。まずは出走予定馬をしっかりチェックしましょう!

【NEW】過去の穴馬たちには2つのパターンがある?
神戸新聞杯のマル特データ&オススメ馬!詳細はコチラ⇒


【NEW】先週もピックアップ馬リアアメリアが勝利!
調教マル特ホース2頭はコチラ⇒


【NEW】先週リアアメリアと同じパターン?
前走大敗馬に注目!ラストワン穴馬はコチラ⇒




神戸新聞杯2020予想
出走馬&枠順確定!
<9月25日(金)更新>


神戸新聞杯(GⅡ)
2020年9月27日(日) 中京芝2200m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1 グランデマーレ 牡3 56 藤岡佑
2 コントレイル 牡3 56 福永
3 ビターエンダー 牡3 56 吉田隼
4 レクセランス 牡3 56 松山
5 ロバートソンキー 牡3 56 伊藤工
6 マンオブスピリット 牡3 56 デムーロ
7 エンデュミオン 牡3 56 秋山真
8 イロゴトシ 牡3 56 小崎
9 アイアンバローズ 牡3 56 北村友
10 パンサラッサ 牡3 56 坂井瑠
11 ディープボンド 牡3 56 和田竜
12 メイショウボサツ 牡3 56 藤岡康
13 ターキッシュパレス 牡3 56 富田
14 ディープキング 牡3 56 岩田望
15 ファルコニア 牡3 56 川田
16 シンボ 牡3 56 古川吉
17 マイラプソディ 牡3 56 武豊
18 ヴェルトライゼンデ 牡3 56 池添


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北野シズカ

コントレイルは1枠2番。五分にスタートを切れれば、日本ダービー同様にある程度前々のポジションでロス無く運べそうですね。死角は限りなく少ないと見ますが、果たして?





神戸新聞杯2020予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<9月20日(日)更新>

まず最初に、神戸新聞杯2020に出走する予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

過去の成績や大まかな特徴はもちろん、前走時に入っていた情報も見ておきたいですね。


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北野シズカ

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:日本ダービー1着

コントレイル


矢作厩舎(栗東)
福永騎手予定
戦績:5-0-0-0

日本ダービーを3馬身差で制し、史上7頭目・ディープインパクト以来15年ぶりとなる無敗での春二冠制覇を達成。この秋はまず菊花賞を制してオルフェーヴル以来となる三冠達成というのが目標になるが、無敗を継続するという意味では前哨戦の神戸新聞杯も落としたくない一戦だ。

なお、無敗での三冠制覇となればシンボリルドルフ、ディープインパクトに続く史上3頭目の記録となる。夏を越してさらに進化した姿を日本中の競馬ファンに披露となるか。

【WORLD分析班チェック】
サリオス不在で“1強ムード”濃厚?

春を争ったライバルのサリオスは別路線(毎日王冠から始動予定)を歩むため、菊花賞に向けては“実質1強”というムードが漂っています。サリオスを除けば、皐月賞では3着以下に0.7秒差、日本ダービーでは0.9秒差でした。まともに走られたら、この馬には敵わない……?




前走:日本ダービー3着

ヴェルトライゼンデ


池江寿厩舎(栗東)
池添騎手予定
戦績:2-2-1-1

コントレイルという世代で1頭抜けた馬がいたため春のクラシック戦線では脇役に回ったものの、ホープフルSではコントレイルの2着、そして日本ダービーでは3着と、常に能力の高さは示してきた。

兄には菊花賞馬ワールドプレミアがいる血統で、三冠目での大逆転を狙っている。本番前にコントレイルと激突する形、果たしてどのような内容を見せるか。

【WORLD分析班チェック】
元々の予定から1週スライド。影響は?

当初は『池江泰寿厩舎お得意のパターン』であるセントライト記念からの始動を目論んでいたものの、熱発によって調教スケジュールが狂ったため、神戸新聞杯にスライドした経緯があります。状態面がカギになりそうですね。




前走:日本ダービー5着

ディープボンド


大久保龍厩舎(栗東)
和田騎手予定
戦績:2-1-1-3

皐月賞は賞金400万円の立場で抽選を突破して出走。そこでは最低人気で10着という結果に終わったが、中2週で出走した京都新聞杯を勝ってダービーへの切符を手にすると、ダービーでも先行策からしぶとく粘って5着に健闘した。

当時から「一戦ごとの成長が目覚ましい」と関係者の間で密かな注目を集めていた馬だったが、春クラシック最後の1か月で急上昇を遂げた形。今回は“春の実績馬の1頭”としての参戦だ。

【WORLD分析班チェック】
コントレイルと同門のタフネスマン

コントレイルと同じく前田晋二オーナーの所有馬で、同馬主対決にも注目です。コチラは上がり33秒台といったキレる脚は無いものの、速い展開でも前々で運んでしぶとく伸びる持続力を備えています。

また、春は自己条件2着の後、『中1週(皐月賞)→中2週(京都新聞杯)→中2週(日本ダービー)』という過密なローテーションを乗り切りました。とにかく“タフ”な馬です。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




神戸新聞杯2020予想
昨年&過去10年のレース結果
<9月21日(月)更新>


昨年のレース写真
【神戸新聞杯2019の結果】
1着サートゥルナーリア(1人気)
2着ヴェロックス(2人気)
3着ワールドプレミア(3人気)

皐月賞馬サートゥルナーリアと、皐月賞2着・ダービー3着のヴェロックスが参戦ということで、他が避けるような形で8頭立てとなった昨年の神戸新聞杯。

結果は前半1000m通過が63秒台の超スローとなり、サートゥルナーリアがメンバー最速タイの上がり32秒3の末脚で完勝。2着ヴェロックス、3着ワールドプレミアと超順当な結果となった。


神戸新聞杯
過去10年の勝ち馬一覧


勝ち馬 性齢 騎手 人気
2019サートゥルナーリア牡3ルメール1人
2018ワグネリアン牡3藤岡康2人
2017レイデオロ牡3ルメール1人
2016サトノダイヤモンド牡3ルメール1人
2015リアファル牡3ルメール3人
2014ワンアンドオンリー牡3横山典1人
2013エピファネイア牡3福永1人
2012ゴールドシップ牡3内田博1人
2011オルフェーヴル牡3池添1人
2010ローズキングダム牡3武豊2人

【神戸新聞杯2020の傾向と対策】
『1番人気の信頼度が抜群』
『穴を拾うなら6番人気以下』

過去10年の結果を見ても分かる通り、このレースは基本的に1番人気馬の信頼度が高いレース。唯一馬券に絡めなかったのは2018年のエポカドーロ(4着)のみとなっている。今年の場合はコントレイルの断然人気が濃厚、例年の傾向からは連対は堅いということになるが……?

一方で、馬券圏内の3頭分の枠という観点で見ると、6番人気以下の伏兵の食い込みケースが少なくない。こういう馬をキッチリと拾い上げるためにも、水曜日以降はしっかりと分析に入っていこう。


神戸新聞杯
過去10年の人気別成績


人気 着度数
(1着-2着-3着-4着以下)
勝率 連対率 複勝率
1番人気7-2-0-170.0%90.0%90.0%
2番人気2-3-2-320.0%50.0%70.0%
3番人気1-1-3-510.0%20.0%50.0%
4~5人気0-0-2-180.0%0.0%10.0%
6~10人気0-4-3-410.0%8.3%14.6%
11人気~0-0-0-360.0%0.0%0.0%

分析班
水谷

唯一敗れた1番人気エポカドーロの年は、同年のダービー馬ワグネリアンが勝利。個人的には、ワグネリアンが2番人気だったことが正直驚きではあった。恐らく、福永騎手のアクシデントで鞍上が藤岡康騎手になったことが人気落ちの要因だったのだが。

昨年は超の付く低配当になったものの、過去10年で見れば半数の5度が3連単万馬券決着と、波乱要素は少なからず存在する。穴決着を拾うためのポイントを、週中から探っていこう!





神戸新聞杯2020予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<9月23日(水)更新>


分析班
水谷

皆さん、こんにちは。今日は分析部門の水谷がお送りします。本日は過去の傾向から、神戸新聞杯2020の『軸馬・穴馬候補』をピックアップ!

枠による成績の話は各馬の枠順が出てからにするとして、今回は神戸新聞杯の過去の傾向を紐解いていこう。テーマは『コントレイル以外で、馬券の3枠に入る馬』探しだ!


神戸新聞杯
攻略に向けた3大ポイント

  • ・(今年は中京のため例外発生の可能性もあるが)
     上がりの遅い馬には厳しいレース

  • ・ダービー組が基本的に優勢
     しかしダービー組だけで決まった年は無い

  • ・ダービー組以外の好走馬傾向は『大きく2パターン』

■コントレイルの死角は見当たらない?

神戸新聞杯はズバリ『上がりの速い馬』を探すレースである。

その証拠に、過去10年の勝ち馬はすべて【上がり3Fがレース1~3位】。逆に、上がりが6位以下の馬は全く馬券に絡めていない。


神戸新聞杯2020
過去10年の『上がり3F』別成績


上がりの順位 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
1位4-6-2-033.3%83.3%100.0%
2位5-2-1-155.6%77.8%88.9%
3位1-2-3-59.1%27.3%54.5%
4~5位0-0-4-180.0%0.0%18.2%
6位以下0-0-0-800.0%0.0%0.0%


皐月賞では後方から大外を回っての進出で上がり最速、日本ダービーでは好意追走からの上がり最速と、2冠共に『上がり最速で勝っている』コントレイルにとっては特に不足なし。

今年は例年の阪神芝2400mではなく中京芝2200mでの開催になるとは言え、過去のレース傾向からコントレイルに関しては、

「よほど仕上がりが悪い」であるとか「レース中によほどマイナス材料が発生する」ことでもない限りは、大崩れは考えづらいところ。この馬については“己との戦い”になるだろう。



■別路線組の『穴候補』の探り方

基本的にダービー組が強いレースではあるのだが、とはいえ、過去10年の神戸新聞杯で見れば1~3着の計30頭のうち、13頭が“ダービーに出走していない馬”である。

加えて、『ダービー組の1~3着独占』は一度もない。該当馬は下記の通り。


過去10年の神戸新聞杯
ダービー組以外で馬券に絡んだ馬

  • 2019年3着ワールドプレミア
  • 2018年3着メイショウテッコン
  • 2017年2着キセキ
  • 2016年2着ミッキーロケット
  • 2015年1着リアファル
  • 2015年3着トーセンバジル
  • 2014年3着トーホウジャッカル

  • 2013年2着マジェスティハーツ
  • 2013年3着サトノノブレス
  • 2012年2着ロードアクレイム
  • 2012年3着マウントシャスタ
  • 2011年3着フレールジャック
  • 2010年3着ビッグウィーク

これら13頭の共通項を探っていくと、大きく分けて下記の2パターンに分かれている。

パターン①:古馬相手に【1000万下(2勝)クラス】以上の
レースで連対以上(2着以内)

パターン②:3歳OP特別で3着以内/重賞で掲示板(5着)以内


パターン①:トーホウジャッカル、ビッグウィーク

パターン②:ワールドプレミア、メイショウテッコン、マウントシャスタ、フレールジャック

両方に該当:キセキ、ミッキーロケット、リアファル(※重賞はダート)、トーセンバジル、マジェスティハーツ、サトノノブレス

※2012年2着のロードアクレイムのみどちらにも該当しないものの、500万下(現:1勝クラス)でマウントシャスタから0.3秒差、トーセンホマレボシ(同年ダービー2着)から0.1秒差という履歴があった。



分析班
水谷

すなわち、『春から素質は評価されてきたが、強い相手には一歩及ばなかった馬』『夏の間に力をつけてきた馬』であることが望ましい。では、WORLDが独自に割り出した先程のパターンに該当する、今年の出走予定馬を挙げておこう。

パターン①:エンデュミオン、シンボ、ターキッシュパレス

パターン②:ディープキング、パンサラッサ、ファルコニア、メイショウボサツ




【オススメ軸候補】

コントレイル

矢作厩舎(栗東)
福永騎手予定
戦績:5-0-0-0

【推し材料】好条件データ
・春の勢力図の中では『断然の1強』
・上がりの脚も確実で死角は薄い


ディープインパクト以来15年ぶり・史上3頭目となる無敗でのクラシック3冠達成という偉業に向けて、正直なところ神戸新聞杯なんかでは負けられないというのが関係者の本音、そして世間の期待するところではないだろうか。

皐月賞、ダービーで食い下がったサリオスは毎日王冠→天皇賞・秋ということで路線を分かち、ダービー3着馬のヴェルトライゼンデは熱発で調教プランが狂いセントライト記念から神戸新聞杯にスライドしてきたという経緯がある。

実績順ではその次がディープボンドになるが、こちらに対しては皐月賞で1秒4差、ダービーで0秒9差を付けている。夏を越して、この力関係が覆っているとは到底考えづらい。

過去10年、神戸新聞杯で前走ダービー以外の馬が勝ったのは2015年のリアファル1頭だけ。それ以外の年は全てダービー出走馬、しかもダービー2着以内かダービー2番人気以内の“世代の主役”がしっかり勝ち切っている。

左回りの2200mという例年と違う条件も、コントレイルにとっては些細なことでしかないだろう。




【穴で要注目】

メイショウボサツ

西浦厩舎(栗東)
藤岡康騎手予定
戦績:2-2-0-6

【推し材料】好条件データ
・『上がり上位』の脚を使える馬候補
・中京芝2200mで1勝クラス勝ち
・青葉賞で掲示板、左回り巧者

例年とは異なる条件で行われる今年の神戸新聞杯。登録メンバーで唯一、中京競馬場でも芝2200m戦でも勝ったことがある……というよりも【今回と同じ中京芝2200mの大寒桜賞】を快勝しているのがメイショウボサツだ。

中京では3戦して(2-1-0-0)で、「左回りが得意」という関係者の話もあるように青葉賞では5着に食い込んでいる。惜しくもダービー出走にはGⅠ出走に手が届かなかったものの、得意条件でのトライアルなら十分にやれる力は持っている。

未勝利勝ち、先述の大寒桜賞勝ちが『上がり最速』、かつ4着惜敗の前走・白百合ステークスも上がり最速の末脚を発揮している。



分析班
水谷

管理する西浦勝一調教師は来年2月が定年で、今年が最後のクラシックとなる。

メイショウボサツは弥生賞、青葉賞の時も「先生に最後の皐月賞/ダービー出走を!」と関係者たちが燃えていたんだ。

菊花賞を賭けた戦いが、今年に限ってメイショウボサツに最も有利な条件で行われるというのは力が入るところだな。




神戸新聞杯2020予想
『調教マル特ホース』
<9月24日(木)更新>


分析班
水谷

キーンランドCは
推奨馬2頭でワンツー!


新潟記念は
5人気3着サンレイポケットを推奨!


ローズSは
勝ち馬リアアメリアを推奨!


レース前の調教は、各馬の状態の良し悪しを見極めるバロメーターだ。レースごとに“結果に直結しやすい調教パターン”というものも存在するぞ!

●未知の中京芝2200m重賞 コース追いに注目

今年は中京芝2200mで行われる神戸新聞杯。例年、阪神芝2400mで行われている際も重賞としては唯一無二の施行条件での重賞であったが、中京芝2200mで行われる重賞はこれまでなかった。

ただ、良い・悪いだけでなく、過去の傾向も踏まえつつ、好相性のパターンを探る意味では未知な部分は大きいのだが、【今年当該コースで行われた9鞍】を調べると、一つのパターンが見られた。


それは『レース当週か1週前にコースでの追い切りを長めからやっていること』


これは“3着以内馬27頭中21頭”が当てはまり、特に『負荷のかかるウッドコースであったり、5F以上の距離で行っている傾向』がより目についた。

なお、例外の6頭中5頭は前走から1ヶ月以内の間隔での出走。『息がデキている』という意味で長い調教を必要としないということならば、よりコース追いの必要性が実証されるのではないか。



●調教の内容は『実戦のコース形態』とリンクする

そもそもなぜコース追いか、というと【コース形態との関係性がある】と見る。

スタンド前、4コーナーにあるポケット地点からスタートして、1コーナーまでと最後の直線で2度の急坂を登るため、スタミナが求められる。

ペース自体は落ち着き易いコースではあるが、全10場でも中山に次ぐ傾斜の急坂を乗り越える上でも“コース調教で養われる心肺能力と緩急のついた調教”が活きるのだろう。



●登録馬の3分の2がコース追いを消化 調整過程にも着目

今回の出走馬を見てみよう。該当しない馬を挙げるとシンボ・ディープキング・パンサラッサ・マイラプソディ・ロバートソンキーとなる。要は、大概の人気どころはコース追いを行っているということだ。

余談だが、ディープキングの最終追い切りは栗東坂路で、ジョッキー騎乗でビッシリ追われる内容。

あくまでここでは調教メニュー(過去の傾向からは合致しない)でふるいを掛けてしまうが、仕上げの度合いに着目するのもアリかもしれない。

逆に見れば、菊花賞の出走が可能な立場でありながら熱心な調整過程を踏んできた馬はより重視すべきだろう。




調教マル特ホース①

ディープボンド

大久保龍厩舎(栗東)
和田竜騎手
戦績:2-1-1-3


○1週前が馬場の大外を回って好調教!
○賞金持ちながら充実の調整メニュー

基本として、コース追いにおいて『コーナーを回った場所』は重要。その点、1週前17日(木)のディープボンドはCWで6Fの追い切りだったのだが、馬場の大外を回ってビッシリ追われると最後まで持ち前のしぶとさを発揮してラスト12.0秒でまとめた。

最終追いは本日24日にCWで同じく6Fから。さすがに馬なりの調整とはなったものの、帰厩後に8月末から初めて時計を出すと、これまでウッドで5本もの追い切りを消化している。すでに京都新聞杯を制し、今回は権利を獲りにいく立場ではないにもかかわらず、これだけの調教量・質をこなしている点は見逃せない。

もともとデビュー当初は坂路追いが主体で、今春辺りからコース追いをできるようになった辺りから成績も向上した経緯。よってこの中間の内容を踏まえると、さらなる成長も期待できそうだ。



調教マル特ホース②

エンデュミオン

清水久厩舎(栗東)
秋山真騎手
戦績:2-2-2-3

○中4週ながら抜かり無い調教量

冒頭にも記したが、レース間隔が詰まっていたりすれば、坂路で軽めに留めそうなもの。しかし、今回は5月から1月に1走のペースで出走での臨戦過程ながら、コース追いを2本、うち1本は併せ馬を行う程で熱っぽいもの。

豊富な調教量で大成した看板馬キタサンブラックを思い浮かべてくればわかりやすいように、もともとコースでしっかり時計を出す厩舎とはいえ、体調面は高いレベルでキープできているのではないか。




神戸新聞杯2020予想
『前走ワケアリ敗戦で妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<9月24日(金)更新>


分析班
水谷

キーンランドカップでは前走7着敗戦から逆転勝利のエイティーンガールを推奨。

穴馬候補に困ったら、この馬をぜひ付け加えてみていただきたい!


【“負け方”に大事なヒントあり】
一般的に、人気になりやすい馬は『直近で勝っている馬』『馬柱で良い着順が並ぶ馬』。裏を返せば、『前走で負けた馬・着順が悪い馬』はそれだけで人気の盲点になりやすいもの。

しかし、「負けに不思議の負け無し」という格言もあるように、全ての敗戦には必ず理由がある。中には、次のレースに繋がるような敗戦も……。ココでは、常日頃からレース映像を何度も見返し、次なるヒントを探し当てることに魂を燃やすレース分析班より“前走で負けた馬”から注目すべき情報馬をピックアップ!


前走敗戦組からの注目馬

マイラプソディ

友道厩舎(栗東)
武豊騎手騎乗
戦績:3-0-0-3

【前走成績】
日本ダービー(9着/11番人気)

○メンタル面から来る不振⇒⇒脱却の気配
○チークピーシズ着用。馬具で復調はリアアメリアと同じ

共同通信杯4着、皐月賞13着と連敗を喫してクラシック戦線の主役からは完全に脱落した状態で迎えたダービー。2戦目の野路菊Sが単勝1.1倍、京都2歳S・共同通信杯では単勝1.5倍の断然人気だったことからすると考えられない、11番人気・単勝87.7倍での出走だった。

しかし、代打騎乗の横山典弘騎手が思い切った作戦で見せ場十分。後方2番手1コーナーを回るも、向正面で先頭に立つ大マクりを敢行。そのまま直線でも粘りを見せ、残り300mまでは先頭、残り100m辺りまでは2着争いを繰り広げていた。

最終的には9着でのゴールとなったが、オーナーや武豊騎手が「この馬の大目標はダービー」と2歳の頃から言い続けていた馬だけに、春の最終戦は評価を少し持ち直すレースが出来ていたと判断して良いだろう。


分析班
水谷

今回は鞍上が武豊騎手に戻り、秋初戦を迎える。

「背腰がしっかりしてきたし、そのお陰でこの中間はしっかり乗り込めていて活気がある」と関係者。ハーツクライ産駒ゆえに、3歳春の時点ではまだ馬体が未完成だったのかもしれないな。

また、今回は集中力を高める目的でチークピーシズを着用するとのこと。不振を極めてきた素質馬の再浮上と言えば先週のリアアメリアも同様。コチラも復活に期待したい!







週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは9月26日(土)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『神戸新聞杯(GⅡ)』
『オールカマー(GⅡ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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