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【菊花賞2020予想】コントレイルに揺るぎなし?淀の長丁場で穴を仕留めるコツ解説



コントレイルに死角は?
菊花賞2020予想

  • ・コントレイルのデータ的有利・不利
  • ・菊花賞で穴を演出する馬の共通点とは?
  • ・的中へ繋がる大きな過去の傾向アリ

WORLD
北野シズカ

皆さん、こんにちは。秋のGIシーズンも序盤から楽しんでます♪

ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで、社台グループの情報を専門にしている北野シズカと申します。

今週末は菊花賞(GI)に注目。3冠がかかるコントレイルを巡って、馬券的にも非常に面白い一戦となりそうです。


WORLD競馬WEBではスプリンターズSも◎グランアレグリア→○ダノンスマッシュ→穴アウィルアウェイ(10番人気)で2万2540円的中。菊花賞もお楽しみに!


【菊花賞2020予想】最新更新10/23(金)
・最後にもう一頭!「ラストワン穴馬」

コントレイルが強いのは百も承知。しかし、馬券は一頭だけでは決まりません。プラス収支に繋げるための傾向・穴馬を1週間通してしっかり見極めていきましょう!

【NEW】過去の傾向から導くオススメ軸&穴
菊花賞のマル特データ&オススメ馬!詳細はコチラ⇒


【NEW】好走馬をコンスタントにピックアップ
調教マル特ホース2頭はコチラ⇒


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菊花賞2020予想
出走馬&枠順確定!
<10月22日(木)更新>


菊花賞(GI)
10月25日(日) 京都芝3000m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1 ディアマンミノル 牡3 57
2 ガロアクリーク 牡3 57 川田
3 コントレイル 牡3 57 福永
4 マンオブスピリット 牡3 57 デムーロ
5 サトノインプレッサ 牡3 57 坂井瑠
6 ヴェルトライゼンデ 牡3 57 池添
7 ダノングロワール 牡3 57 北村友
8 ディープボンド 牡3 57 和田竜
9 アリストテレス 牡3 57 ルメール
10 サトノフラッグ 牡3 57 戸崎圭
11 バビット 牡3 57 内田博
12 レクセランス 牡3 57 松山
13 ロバートソンキー 牡3 57 伊藤工
14 ヴァルコス 牡3 57 三浦
15 ブラックホール 牡3 57 藤岡佑
16 ターキッシュパレス 牡3 57 富田
17 キメラヴェリテ 牡3 57 松若
18 ビターエンダー 牡3 57 津村

【10月22日(木)枠順確定】フルゲート18頭。

※アンティシペイト(武豊)、ココロノトウダイ(丸山)が抽選で除外に。



過去10年の
菊花賞
【枠順別成績】


枠番 着度数
(1着-2着-3着-4着以下)
勝率 連対率 複勝率
1枠2-0-1-1710.0%10.0%15.0%
2枠3-2-0-1515.0%25.0%25.0%
3枠2-0-0-1810.0%10.0%10.0%
4枠0-0-1-190.0%0.0%5.0%
5枠0-2-2-160.0%10.0%20.0%
6枠1-2-1-165.0%15.0%20.0%
7枠2-3-4-216.7%16.7%30.0%
8枠0-1-1-280.0%3.3%6.7%


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北野シズカ

勝ち馬ベースで見れば過去10年でもっとも勝ち馬を多く輩出している【2枠】にコントレイルが入ったのは追い風になりそうですね。


分析班
水谷

折り合い面や、1周半のコース形態を考えると、内目でロスを減らして立ち回りたいのはどの陣営も同じでしょうからね。あと、京都の外回りは4コーナーで内が空きやすいのも重要なポイントです。




菊花賞2020予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<10月18日(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、菊花賞2020に出走する予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:神戸新聞杯1着

コントレイル


矢作厩舎(栗東)
福永騎手予定
戦績:6-0-0-0

ホープフルSは楽に抜け出して最後は流す余裕も見せてGⅠ初制覇。皐月賞は最初の直線で行き脚が付かず後方からの競馬となったが、大外をマクってサリオスとの競り合いを制した。ダービーは直線半ばで決着を付ける3馬身差勝ち。秋初戦の神戸新聞杯は最後までほぼ馬なりのまま単勝1.1倍の支持に応えている。

無傷の7連勝、そして父ディープインパクト以来となる無敗での三冠達成へ。デアリングタクトの快挙にしっかりと続きたい。

【WORLD分析班チェック】
同世代では完全無欠?

デビュー当初を振り返りますと、新馬戦は「仕上がり途上」との話もありながら2馬身半差で楽勝。東スポ杯2歳Sは従来のレコードを1秒4上回る驚異的な勝ち時計で5馬身差勝ちを収めています。デアリングタクトに続いて、牡馬・牝馬同時の『無敗三冠』へ向けて、果たして大きな壁はあるのでしょうか?




前走:セントライト記念1着

バビット


浜田厩舎(栗東)
内田博騎手予定
戦績:4-2-0-0

皐月賞翌週のローカル福島で初勝利を挙げ、ダービー1週前のローカル新潟で2勝目。このように春シーズンはクラシックとは縁遠いところで走っていたが、そこからラジオNIKKEI賞、セントライト記念と4連勝を果たして、一気に『打倒コントレイル候補』として名乗りを挙げた。

4連勝は全て逃げ切りで、3000mの菊花賞になっても自分の形を貫くのみだろう。

【WORLD分析班チェック】
急遽のコンビ結成から菊花賞まで

今回も鞍上は内田博幸騎手を予定。ラジオNIKKEI賞の時に落馬負傷した団野大成騎手に替わって急遽の騎乗でしたが、そこで結果を出したことでセントライト記念、そして菊花賞とコンビを継続しています。わずか2戦の騎乗ではあるものの、手は十分に合っていると言えそうです。




前走:セントライト記念2着

サトノフラッグ


国枝厩舎(美浦)
戸崎騎手予定
戦績:3-1-0-3

関東馬で名前が挙がるのは国枝栄厩舎のサトノフラッグ。未勝利戦からの3連勝で弥生賞を制し、皐月賞ではコントレイル、サリオスとともに三強を形成した。

皐月賞、ダービーでは不甲斐ない結果に終わってしまったものの、秋初戦のセントライト記念はスローペースをマクって上がり最速という強い内容で2着。再び評価を上げてきている。

【WORLD分析班チェック】
名門・国枝厩舎は最大3頭出し

ちなみに、国枝栄厩舎は抽選対象ながらアンティシペイト、ダノングロワールも登録しており、最大で3頭出しとなります。流石は素質馬揃いというところですが、その一方で「どの馬に一番気があるのか」という直前情報はしっかりチェックしておきたいところです。“複数出しは人気薄を狙え”という古の格言もあります。


WORLD
北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!






菊花賞2020予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<10月21日(水)更新>


分析班
水谷

水曜日は過去の傾向から、菊花賞2020の『軸馬・穴馬候補』をピックアップ。

コントレイルに死角はあるのか、データ面から注目していこう!


菊花賞
攻略に向けたポイント

  • ・1番人気馬の馬券率はかなり高め

  • ・基本的には『神戸新聞杯』組が圧倒

  • ・上がりの速い馬を探すレース
     しかし後方一気は少々厳しい

先週に続いて無敗の三冠馬誕生が期待される今年の菊花賞。果たして過去のデータ的に信用に値するのか。早速、見ていきましょう。



菊花賞2020
過去10年の人気別成績


人気 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
1番人気5-1-2-250.0%60.0%80.0%
2番人気0-3-0-70.0%30.0%30.0%
3番人気2-0-2-620.0%20.0%40.0%
4~5人気1-3-0-165.0%20.0%20.0%
6~9人気2-2-3-335.0%10.0%17.5%
10人気~0-1-3-860.0%1.1%4.4%

1番人気で4着以下に敗れたのはワンアンドオンリー(14年9着)とブラストワンピース(18年4着)。もっとも、前者はその後全く勝てなかったように内面的な問題があったと考えられ、後者はキセキが勝利した超不良馬場の年だった。基本的には1番人気馬信頼のレース。

一方で、ヒモに関しては荒れやすいレースで、6番人気以下の好走例も多い。2番人気濃厚のヴェルトライゼンデにとっては少々気になるデータ。



菊花賞2020
過去10年の『脚質別』成績と
『上がり3F』別成績


脚質 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
逃げ0-0-1-120.0%0.0%7.7%
先行4-4-4-2411.1%22.2%33.3%
差し5-5-5-676.1%12.2%18.3%
追込0-1-0-460.0%2.1%2.1%
マクリ1-0-0-150.0%50.0%50.0%

脚質 上がり順位
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
上がり1位5-4-1-533.3%60.0%66.7%
2位3-3-1-233.3%66.7%77.8%
3位1-1-1-89.1%18.2%27.3%
4~5位0-2-4-120.0%11.1%33.3%
6位~1-0-3-1230.8%0.8%3.1%

全馬未経験の3000m戦ということもあり、適性外の馬の出走も目立つ菊花賞。特に逃げ馬については2013年3着のバンデ以外、全く馬券に絡めていない。

『脚質別のデータ』と『上がり3Fの速さ』を総合すると「ある程度のポジションから、速い上がりを使える馬(長く脚を使える馬)」を絞っていきたいところ。京都特有の3~4コーナーの坂を下ったところから、最後までスパートをかけられる馬が理想だ。

ただし、4角10番手以下の馬は(0-3-2-78/複勝率6.0%)と成績が大きく下がるので注意。



菊花賞2020
過去10年の前走別成績


前走レース 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
神戸新聞杯8-6-4-4612.5%21.9%28.1%
セントライト記念1-3-1-471.9%7.7%9.6%
ラジオNIKKEI賞1-0-0-0100.0%100.0%100.0%


この通り、菊花賞の前哨戦である『神戸新聞杯』と『セントライト記念』の明暗は大きく分かれており、神戸新聞杯組が圧倒的に優勢

なお、イレギュラーなラジオNIKKEIからの直行で制したのはフィエールマン(2018年1着)その他は札幌記念2着から参戦したレインボーライン(2016年2着)と、1000万クラス(現:2勝クラス)戦から参戦して3着に食い込んだ馬5頭となっている。



菊花賞2020
過去10年の馬体重別成績


出走体重 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
419kg以下0-0-0-20.0%0.0%0.0%
420~439kg0-0-2-50.0%0.0%28.6%
440~459kg1-1-0-185.0%10.0%10.0%
460~479kg1-3-3-402.1%8.5%14.9%
480~499kg6-4-3-578.6%14.3%18.6%
500~519kg1-2-2-184.3%13.0%21.7%
520kg以上1-0-0-109.1%9.1%9.1%


秋華賞の際に『ひと夏を越しての成長』という部分をテーマに馬体重に注目した。結果として今年も好走率がもっとも高いレンジだった『480~499kg』に該当したデアリングタクトが勝利。では菊花賞はどうか?

牝馬と比べてそもそも馬体の大きい馬が多いということもあり、極端に突出した数字は出なかったものの、480kg以上の馬格のある馬の方が優勢。

コントレイルについてはデビュー戦が456kgで、神戸新聞杯が460kg。重箱の隅を突くなら馬体重……しかし、父ディープインパクトはさらに小柄(菊花賞時444kg)だったことを踏まえると杞憂?




【オススメ軸候補】

コントレイル

矢作厩舎(栗東)
福永騎手予定
戦績:6-0-0-0

【推し材料】好条件データ
○データ面での極端な不安は少ない
○何よりも同世代比較でパフォーマンス上位


実は、ダービー馬が菊花賞に出走するのは2014年のワンアンドオンリー以来6年ぶり。実は、2010年代の10年間全体でも、ダービー馬が菊花賞に出走してきたのは2011年のオルフェーヴルと2014年のワンアンドオンリーの2回しかない。その理由は秋天路線、海外遠征、故障など様々だが、今年は無敗の三冠という大記録の前に、ダービー馬の菊花賞自体が珍しいイベントだ。

コントレイルについても基本的なデータ面から色々と見ていったものの、皐月賞、ダービー、神戸新聞杯の内容を振り返っていくと、折り合いは優秀でスタミナもあり、同世代の馬で3000mを走ってバテて止まるというシーンは考えにくいのではないだろうか。

東スポ杯2歳SやホープフルSの時までは『スピードの勝ったマイル~中距離タイプの馬』だという見られ方もしていたが、3歳になってからの進化は見事。だからこそ無敗で春二冠を制し、神戸新聞杯を大楽勝し、菊花賞で単勝1.1倍レベルの支持を集めている。デアリングタクトに続いて快挙達成となる可能性は相当に高いと考えていいだろう。




【穴で要注目】

マンオブスピリット

斎藤崇厩舎(栗東)
デムーロ騎手予定
戦績:2-1-0-3

【推し材料】好条件データ
○好走馬多数の『神戸新聞杯』組
○目立っていないが神戸新聞杯は上がり4位
○京都では重賞2着含め(2-1-0-0)
 かつ常に上がりは最速

菊花賞は基本的に『神戸新聞杯組』が圧倒的に優勢。昨年は勝ち馬サートゥルナーリアが天皇賞・秋に向かったが、2着ヴェロックスと3着ワールドプレミアが両方菊花賞本番で好走している。

今年はコントレイルがいるのでまずは枠が一つ埋まりそうで、神戸新聞杯組のワンツーやワンツースリーもあり得るだろう。

その神戸新聞杯組で大穴候補として覚えておきたい1頭がマンオブスピリット。日本ダービー16着、そして神戸新聞杯でも9着ということで人気はガタ落ちだが、今回は未勝利戦とつばき賞を連勝し京都新聞杯でも2着に好走した京都競馬場。好走した3戦は全て外回りコースで上がり最速をマークしており、4コーナーの下り坂を上手く使えるタイプだ。

ちなみに、神戸新聞杯は最後方からの競馬になってしまったため、できればポジションはもう一列、二列前を取りたいところだが、地味に上がりの脚はメンバー中4位タイ。それも4角で大きく外を回して、直線で馬群を狙った挙げ句、進路に手間取る場面もあった。着順だけ評価を下げるのは禁物かもしれない。




菊花賞2020予想
『調教マル特ホース』
<10月22日(木)更新>


分析班
水谷

スプリンターズSは
グランアレグリアの好追い切りをプッシュ!

毎日王冠では
2着ダイワキャグニーを推奨!


レース前の調教は、各馬の状態の良し悪しを見極めるバロメーターだ。レースごとに“結果に直結しやすい調教パターン”というものも存在するぞ!

●重視すべき調教は『好走厩舎』に表れている

全馬未踏の条件に挑む3冠最終戦。近年は馬場状態の変化に伴い、過去ほどスタミナだけが必要とされるレースではなくなったように映るが、どの馬も初めての条件であり、道中の折り合いが求められるコース。

ここで、過去10年の菊花賞で複数回好走している厩舎を見てほしい。

・池江泰寿(2-2-0-11)
・角居勝彦(2-0-0-3)
・友道康夫(1-2-2-6)
・矢作芳人(0-1-1-3)


GⅠでも常連の面々ともいえるが、その多くが【コース調教を重要視している】厩舎。やはりコース調教との親和性が高いレースといえるだろう。

コース調教は一般的にただ走らせるだけでなく、乗り手の技術が求められるという。技術を持たずして取り組むと逆効果になりかねないとは言ったものである。


●好走馬の3分の2が
『コース追い』での仕上げ


ということで、もう少し細かいポイントをチェックしてみよう。

実際にどれくらいの陣営がコース追い切りを活用していたか見てみると、過去10年の3着以内馬【30頭中22頭】“最終追い切りか1週前追い切りがコース追い切り”だったか、もしくは“2週続けてコース追い”。数でいえば後者の方が多数だった。

また、折り合い面の影響を考慮して、コースに問わず最終追い切りの強度を見てみた。馬なりだった馬が8頭、一杯に追われた馬が11頭。調教の強度は傾向が見られず、馬に即して考えれば良さそうだ。

面白いのが“血統と調教コース”の関係性。8頭が好走しているディープインパクト産駒は全頭がコース追いを消化。ステイゴールド産駒の4頭のうち3頭が坂路追いだった。これは気性にも関わることかもしれない。




調教マル特ホース①

バビット

浜田多厩舎(栗東)
内田博騎手
戦績:4-2-0-0

○新馬戦以来となるコース追いを解禁
○逃げだけじゃない操作性を感じさせる動き

ラジオNIKKEI賞勝ちの後、休み明け&距離延長のセントライト記念も勝利。逃げ脚質という点で『坂路でワンペースな追い切りが行われそう』なイメージを持ちそうになるものの、この中間は1週前にCWで追い切りを行なっている。

これは新馬戦以来のコース追いだったが、古馬を追いかける形から、すぐに追い抜くのではなく、指示を待ってから伸びた点はいい意味でこの馬らしくなく、GOサインが出てからも豪快かつ瞬時に僚馬を突き放した内容は優秀そのもの。

この追い切りをみると、実戦での競馬にも幅が出る可能性まで期待できるだろう。最終追い切りは坂路だったが、今週の坂路もかなり時計が掛かっており、時計は目立たないものの、好調をキープできている。



調教マル特ホース②

アリストテレス

音無厩舎(栗東)
ルメール騎手
戦績:3-4-0-1

○坂路御用達・音無厩舎が
 コース調教を主体とする馬

少しでも調教に詳しい人ならご存知だろうが、ここ最近も活躍馬を多数抱える音無厩舎といえば調教スタイルは坂路が主流。過去にもオウケンブルースリやリンカーンが菊花賞で上位入線しながらも、坂路仕上げのものだった。

それがこの馬に関しては別で、デビュー当初からコースを使って育成されてきている。ケイコの動きそのものはソラを使う気性からか、なかなか相手を抜こうとしない感は受けるものの、併走馬に見劣るものではない。名門厩舎の“異色の存在”として注目しておきたいところ。



なお、デアリングタクトはここまでコースを主体に乗り込まれ、貫禄を漂わせる動き。最終追い切りでも今の重い坂路も苦にしないキビキビした脚捌きが目立った。特にマイナス要素はないだろう。




菊花賞2020予想
『前走ワケアリ敗戦で妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<10月23日(金)更新>


分析班
水谷

穴馬候補に困ったら、この馬をぜひ付け加えてみていただきたい!


【“負け方”に大事なヒントあり】
一般的に、人気になりやすい馬は『直近で勝っている馬』『馬柱で良い着順が並ぶ馬』。裏を返せば、『前走で負けた馬・着順が悪い馬』はそれだけで人気の盲点になりやすいもの。

しかし、「負けに不思議の負け無し」という格言もあるように、全ての敗戦には必ず理由がある。中には、次のレースに繋がるような敗戦も……。ココでは、常日頃からレース映像を何度も見返し、次なるヒントを探し当てることに魂を燃やすレース分析班より“前走で負けた馬”から注目すべき情報馬をピックアップ!


前走敗戦組からの注目馬

サトノインプレッサ

矢作厩舎(栗東)
坂井瑠騎手
戦績:3-0-0-3

【前走成績】
毎日王冠(10着/2番人気)

○毎日王冠の敗戦を厩舎サイドは分析済
○NHKマイルC→日本ダービーも
「惨敗から距離延長で巻き返し」

コントレイルで無敗の三冠制覇を狙う矢作芳人厩舎がもう1頭菊花賞に送り込んできたのがダービー4着馬サトノインプレッサ。

毎日王冠から始動して2番人気10着に大敗し、そこから中1週で菊花賞という、ある意味“矢作厩舎らしい”ローテーションだが、春もNHKマイルカップの大惨敗から中2週のダービーであわやの4着に巻き返した経緯もある。

毎日王冠の時には「ソエが治まって春とは馬が全然違う」と盛り上がっていたものの、レース当日になってイレ込みが激しくなってしまい全く力を出せないまま終わってしまった。厩舎サイドは「何が原因かはハッキリとは分からない」としつつ、春と体質が変わったことで調整過程が合わなかった可能性や、馬具を換えたことが悪い方に出たという点を挙げている。

今回はシッカリとイレ込み対策をするようで、京都コースも2戦2勝の舞台。ダービーの内容から距離は延びてプラスという可能性もあり、当時の鞍上・坂井瑠星騎手に再び手が戻り、何やら周囲からは色気ある声も聞こえてきている。

ダービーではアタマ差だったヴェルトライゼンデが2番人気想定というところで、人気急落のコチラは配当妙味も十分。矢作厩舎のワンツー、ワンスリーで配当を引き上げる結果となるか。






週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは10月23日(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『富士ステークス(GⅢ)』
『菊花賞(GI)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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