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【京成杯2022予想】皐月賞と同舞台で初タイトルを掴むのは?注目データ・ヒント多数



京成杯2022予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

年明けの怒涛の4日間競馬が終わってようやく平常運転に戻ります。ここからリズムを取り戻していきましょう。

今週は3歳重賞の京成杯をピックアップします。中山2000mは暮れのホープフルS、年明けの金杯に続いて同じ舞台。直近でもこの条件を何度も検討しているので比較的分析もしやすそうです。今年はここからクラシックを狙える馬が出てくるでしょうか?




京成杯2022予想
出走馬/枠順確定
<1/14(金)更新>


京成杯(GⅢ)
1/10(月) 福島芝2000m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1ニシノムネヲウツ牡356内田博幸
2トゥーサン牝354三浦皇成
3フジマサフリーダム牡356丹内祐次
4ヴェールランス牡356藤岡佑介
5アライバル牡356ルメール
6ルークスヘリオス牡356永野猛蔵
7タイセイディバイン牡356松若風馬
8ヴェローナシチー牡356団野大成
9オディロン牡356大野拓弥
10オニャンコポン牡356菅原明良
11テンダンス牡356和田竜二
12サンストックトン牡356松岡正海
13トーセンヴァンノ牡356山田敬士
14ホウオウプレミア牡356岩田康誠
15ロジハービン牡356戸崎圭太
16テラフォーミング牡356石川裕紀人





京成杯2022予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<1/10(月)更新>


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北野シズカ

まず最初に、京成杯2022に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:新潟2歳S2着

アライバル


栗田徹厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:1-1-0-0

メンバー中、唯一重賞で連対しているのがこの馬。新馬で負かした相手が朝日杯にも出走したプルパレイ、そして新潟2歳Sではセリフォスに迫る末脚で2着(当時の1番人気はこの馬だった)。これらの戦績からも重賞で勝ち負けできるレベルの馬であることはハッキリしている。

姉ククナは3歳時はシンザン記念から始動したが、弟のアライバルは京成杯から始動するのは予定通り。「ハービンジャー産駒だから距離は2000mくらいあったほうがいい。前走後は天栄に出してシッカリ充電してきたので狙い通りの成長が窺える。ここを勝って皐月賞をハッキリと視野に入れたいね」と厩舎も自信満々。中間の調整も順調で好発進が期待できそうだ。

【WORLD分析班チェック】
キャロット&天栄&ルメールの3歳馬は黙って買い

クラシック前の3歳戦で、クラブ馬&天栄の期待馬にルメールが乗る場合は高確率で結果が出るのは競馬ファンなら誰もが知っていること。それはつまり「素質が高くて期待されている馬」であるから。アライバルに関しては「あと1Fあればセリフォスにも勝っていた」と呼ばれるくらいなのだから素質の高さは説明するまでもない。




前走:エリカ賞2着

ヴェールランス


藤岡健厩舎(栗東)
藤岡佑騎手予定
戦績:1-1-0-0

新馬をテンダンス相手に完封し、エリカ賞ではレコード決着の同タイム2着。この戦績からすれば主力候補の1頭に挙がる。上のアライバルは重賞実績があるが、この距離に関しての実績ならば一番といっていいだろう。「キタサンブラック×ヴィクトワールピサ」という長距離同士の配合で距離にはなんの不安もない。

管理する藤岡健厩舎は3歳馬が好調で、先週もシンザン記念にモズゴールドバレルを、フェアリーSにエバーシャドネーを送り込んでいるように、特に3歳戦に力を入れているのが分かる。「ヴェールランスもいずれは中長距離の重賞を意識できる馬になると思う」と先々への期待もかなり持っているようだ。

【WORLD分析班チェック】
2歳馬が2000mで2分を切ればまず重賞級と判断してイイ

どの競馬場を含めても2歳馬が芝2000mで2分を切る馬は数少ない。これまでの記録でもたった12鞍だけ。阪神コースに限れば今年のエリカ賞しかいない。その勝ち馬サトノヘリオスはホープフルSで大きくパフォーマンスを下げてしまったものの、GⅠで3番人気に支持されたほど。その比較からしてもヴェールランスはGⅢなら優に勝ち負けできる素材と言える。




前走:未勝利1着

ロジハービン


国枝厩舎(美浦)
戸崎騎手予定
戦績:1-1-0-0

国枝厩舎からまた素質馬が送り込まれてきた。すでに3歳馬では牝馬のサークルオブライフ、牡馬ではコマンドラインが重賞を制してクラシックへの駒を揃えているが、さらに牝馬には超新星と噂されているウィズグレイスをはじめエリカヴィータなど素質馬がスタンバイ。

そして牡馬ではこのロジハービンも「意外性があって想像以上に走る」と期待されている。生産は村田牧場、父はハービンジャーとおよそ最近の国枝厩舎らしからぬ存在だが、520キロの雄大な馬格を誇り、走らせるとパワフルで力強さがあって、いかにもタフな中距離馬という印象。「冬場の力の要る馬場が向いてそう。坂も問題ないし、しばらくこの路線を使っていきたい」と視線の先には皐月賞が入っている。

【WORLD分析班チェック】
ハービンジャー産駒が活躍できる舞台設定

ハービンジャーは新種牡馬となった初年度からベルーフ、2年目にプロフェットが勝っており、ほかにもヒンドゥタイムズ(3着)などがあるように、このレースととても相性がイイことで知られる。先に取り上げたアライバルも含めてハービンジャー産駒の2頭には大いに注目したい。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも、 東スポ杯3着のテンダンス、百日草特別でタイム差なし2着の良血馬ホウオウプレミアなど、素質を秘めた馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




京成杯2022予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<1/12(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

年明けの重賞は波乱傾向が続いています。正月競馬らしく東西金杯はどちらも馬連万馬券、シンザン記念も評判の1番人気馬がぶっ飛びました。ただでさえ厳寒期で調整も難しいなかで年末年始の変則開催ゆえ、こういう結果も想定内でしょう。引き続き人気馬を疑い、少しでも高配当を狙う姿勢で臨みたいものです。


京成杯2022データ
最初に押さえておきたい2つのポイント!

  • ①種牡馬を見ればハッキリ「タフでスタミナ持続力が求められる」

  • ②2分1秒台の時計に対応できれば実績や格は気にしなくてOK

  • ③この時期の若駒だけに前走からの継続騎乗が望ましい

①種牡馬を見ればハッキリ「タフでスタミナ持続力が求められる」



その重賞がどんなレースなのかをイメージする際に、過去10年の勝ち馬の種牡馬をご確認頂くと、なんとなくレースのイメージがしやすいかもしれない。京成杯の近10年の種牡馬は以下の通り。

ハーツクライ
キズナ
ノヴェリスト
スクリーンヒーロー
バゴ
ハービンジャー
ハービンジャー
デュランダル
ハーツクライ
ディープインパクト


パワータイプの代表的な種牡馬であるハービンジャーが2勝し、バゴノヴェリストといったマイナーな種牡馬の名前もある。また、サンデー系のなかでもどちらかというとスタミナや持続力を売りにするデュランダルキズナといったB級サンデー系種牡馬が名を連ねている。

このことからも京成杯の傾向としては「タフでスタミナ持続力」が優先されるレースというのがイメージできそうだ。



②2分1秒台の時計に対応できれば実績や格は気にしなくてOK



次にレースレベルを測るために、昨年暮れに行われたホープフルSとの時計を比較してみよう。舞台は中山2000mで同じになるが、ホープフルSは最終のAコース、京成杯は開幕週のCコースという違いで行われる。

【ホープフルS:京成杯の時計の違い】

21年=2.02.8>2.03.1
20年=2.01.4>2.02.1(稍)
19年=2.01.6<2.01.2
18年=2.01.4<2.01.2
17年=2.01.4>2.02.1
16年=2.01.8<2.01.4
15年=2.01.9>2.02.3


ホープフルSが始まって以来7年が経ったが、ホープフルSのほうが走破タイムが速かったのは4勝で、京成杯が3勝とほぼ互角の内容。20年は京成杯が稍重馬場だったことを考えれば全くの五分五分と言える。

ホープフルSは55キロ、京成杯は56キロなので斤量的には京成杯のほうが重くなっていながら時計が変わらないのは、Cコース替わりで馬場状態が良くなっている点が挙げられるだろう。

こうやってみていくとGⅠとGⅢでレースレベルは「ほぼ変わらない」というのが大局的な見方ができる。この時期の重賞はどちらも1勝馬の参戦がほとんどゆえ、そこまで格を求められないということだろう。これは①でも伝えた“マイナー種牡馬が活躍できる理由”にも繋がる。



③この時期の若駒だけに前走からの継続騎乗が望ましい



過去11年の勝ち馬11頭のうち乗り替わりで勝ったのは2頭だけ。それも短期免許の外国人騎手へ鞍上強化したパターンだ。それ以外はすべて前走から継続騎乗となっている点がポイント。やはりキャリアの少ない若駒だけに、その馬の特徴を掴んでいるかどうかが大事になる。しかも、中間の稽古でもコンタクトをとっていればいるだけ加点材料となるだろう。

その点で言うと、人気の一角サンストックトン[横山武→松岡]へ乗り替わりになるのがマイナス。これはご存知の通り、横山武は有馬記念週に不注意騎乗で騎乗停止になり、この週は騎乗ができなくなるため。陣営も「正直、乗り替わりは誤算かな…」と本音を漏らしている。

また、同じ日に関西ではGⅡ日経新春杯が行われるが、そこよりもコッチを優先して来場する関西騎手騎乗馬にはそれなりの勝負度合いを感じていいだろう。該当馬はルメールのアライバル、和田のテンダンス、岩田のホウオウプレミア、藤岡佑のヴェールランスになり、いずれも好勝負が期待できる馬たちだ。



京成杯2022予想
『調教マル特ホース』
<1/13(木)更新>



●一貫性がない?むしろ独自?京成杯の調教パターン

明け3歳、中山芝2000mの重賞。近年はGⅠへ向けてレース間隔を開く傾向もあり、ここから皐月賞へ直行するような馬も出ている。しかし調教においては掴みどころがないのは実情だ。シンザン記念の当欄でも「過去の好走馬の調教がパターン化されていない」といった節の話を紹介したが、それは不安定な開催日程によるもの。こちらの場合は、日程の問題もないわけではないだろうが、明確な理由がない割に、他の重賞と比較しても各馬の調教内容にバラつきが見られる。

関西馬の出走数が少なく関東馬自体、重賞クラスでは美浦ウッドが多用されやすい中で坂路を使う陣営が多いからなのかとも考えたが、そうでもなさそうだ。

ただ、逆にいえば独自性もあるといえる。

過去10年の3着以内馬29頭の調教を見ると(他1頭は地方所属)、東西合わせてもポリトラック調教の多さは顕著。重賞でこれだけポリで追う好走馬がいるのも珍しい。他には坂路組なら一杯に追うこと、コースなら馬なりで最終追いを終えていることが多いか。とはいえいずれにしても明確な指針になるものとは言い難い。

今年の場合は月曜に追って、木曜に最終調整というパターンが多いのも通常とは異なる。今回はとにかく動きの良さが目立つ馬を抜粋したい。


調教マル特ホース①

テンダンス

中竹厩舎(栗東)
和田竜騎手予定
戦績:1-1-1-0

・坂路で好調教

中7週の中間は中竹厩舎らしく坂路主体で5本の追い切り。これ自体は多いとは言い難いが、これもこの厩舎ならでは、である。特に目立ったのはジョッキー騎乗の最終追い切り。父の父がハーツクライという血統を感じさせるような完歩の大きいフットワークながら、ジョッキーに仕掛けられつつもラスト2Fの伸びは目立った。半兄のカデナも追い切りは動く馬だが、坂路追いから伝わる馬体のシルエットはまた別のタイプ。しかし、パワーも感じさせる気配から兄同様、中山芝2000mの舞台もこなせそうだ。



調教マル特ホース②

ヴェローナシチー

佐々木晶厩舎(栗東)
団野騎手
戦績:1-0-1-0

・タイトなローテでも攻めの調教

7月の小倉でデビューし、12月の未勝利で初勝利。いずれも続けてレースを使っているわけではないが、CWコース・坂路共々活用して、2歳ながら密度の濃い調整を重ねてきている。この中間も約20日間のレース間隔ながら1月5日にCWでしっかり追い切っている。しかも併せた古馬を置き去りにする動きは際立つ。どうやら元から調教でも動くタイプのようだが、攻め気配なら軽視はできない。




京成杯2022予想
『下馬評は低いが妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<1/14(金)更新>


分析班
水谷

このレースはルメール騎手が騎乗機会3連対中(①②①着)で、今年も1番人気確実のアライバルに騎乗。人気サイドの決着も予感させますが、3連単は過去10年すべて万馬券決着なので人気馬が勝ったとしてもヒモ穴狙いは通用します。本日は過去傾向から是非ヒモ穴に加えたい馬を1頭ピックアップします!


下馬評低めの盲点注目馬

フジマサフリーダム

菊川厩舎(美浦)
丹内騎手
戦績:1-0-0-0

【前走成績】
新馬(1着/1番人気)

○新馬Vの馬が現在3連勝中という特殊なレースなら狙い目はある 

年明け3歳の重賞らしく、新馬を勝ったばかりの馬が良く馬券に絡むレースでもある。京成杯は過去10年でも7頭もの馬が好走していて、それどころか近3年はラストドラフト→クリスタルブラック→グラティアスがなんと3連勝中。

今年の新馬V馬はトゥーサン、フジマサフリーダムの2頭。ともに芝2000mの新馬を勝っており、狙って面白そうな魅力がある。ただ、トゥーサンの勝った新馬は不良馬場で時計が2分8秒台にもなったレースだけにあまり参考にならず、それであればフジマサフリーダムに注目したい。

新馬で負かした相手はここでも穴人気しそうなロジハービンで、こちらは520キロの大型ディープ産駒。菊川厩舎に入った馬としては最高値(7920万円)の馬で、血統的な魅力も十分だ。この中間は坂路でラスト1F11秒8という切れ味を見せており、仕上がりも良さそうだだ。付きっ切りで乗っている丹内も「いい動き。これならチャンスはありそう」と好感触で、去年のリンゴアメ(函館2歳S)に続いてこの厩舎とのコンビで重賞Vを狙っている。1戦1勝馬の4連勝なるかに注目したい。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは1/14(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『京成杯(GⅢ)』
『日経新春杯(GⅡ)』
『愛知杯(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

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