WORLD競馬web

メイン画像

1/15(金)更新【京成杯2021予想】昨年は660倍決着!高配当が続く重賞のヒント公開



京成杯2021予想
皐月賞と同じ舞台で重賞
昨年は3連単660倍決着!

  • ・データから浮かぶ好走馬の傾向は?
  • ・波乱を演出する有力穴馬も紹介!

WORLD
北野シズカ

皆さん、こんにちは。新春競馬も楽しんでいらっしゃいますか?

ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで、社台グループの情報を専門にしている北野シズカと申します。

今週末は京成杯(GⅢ)に注目。皐月賞と同じく中山芝2000mを舞台に行われる3歳重賞、実は昨年の660倍決着を筆頭に、毎年のように高配当が出ております。今年も穴馬券に繋がる馬を見つけましょう!


【京成杯2021予想】
最新更新1/15(金)
地味だから美味しい『ラストワン穴馬』

キャリアの浅い馬たちの争いで大事なのは「どういう馬が出てくるのか」という事前の分析です。今週も1週間を通して予習していきましょう!

有力馬ピックアップは1/11(月祝)の開催終了後に追加しました!

【NEW】過去の傾向から好走馬をあぶり出す
京成杯のマル特データ&オススメ馬!詳細はコチラ⇒


【NEW】推奨馬の好走率ハイアベレージ!
調教マル特ホース2頭はコチラ⇒


【NEW】
見た目地味な馬に注目!ラストワン穴馬はコチラ⇒



京成杯2021予想
出走馬&枠順確定!
<1月15日(金)更新>


京成杯(GⅢ)
1月17日(日) 中山芝2000m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1 タイムトゥヘヴン 牡3 56 デムーロ
2 タイソウ 牡3 56 石橋脩
3 グラティアス 牡3 56 ルメール
4 タケルジャック 牡3 56 北村宏
5 ヴァイスメテオール 牡3 56 丸山
6 テンバガー 牡3 56 戸崎圭
7 エイカイファントム 牡3 56 岩田望
8 ブラックロータス 牡3 56 三浦
9 アクセル 牡3 56 横山典
10 プラチナトレジャー 牡3 56 田辺
11 ラカン 牡3 56 津村
12 ディクテイター 牡3 56 北村友

【1月15日(金)枠順確定】
登録馬からヴィオーチェオロ、オンラインドリーム、スウィートブルーム、セルヴァン、ミヤビハイディが回避。



京成杯2021予想
過去10年の【枠順別成績】


枠番 着度数
(1着-2着-3着-4着以下)
勝率 連対率 複勝率
1枠2-0-2-1014.3%14.3%28.6%
2枠0-1-2-140.0%5.9%17.6%
3枠1-1-2-135.9%11.8%23.5%
4枠1-1-1-145.9%11.8%17.6%
5枠2-2-0-1610.0%20.0%20.0%
6枠2-1-3-1410.0%15.0%30.0%
7枠0-0-0-200.0%0.0%0.0%
8枠2-4-0-159.5%28.6%28.6%


WORLD
北野シズカ

今回は通常モードに戻って過去10年の枠順データをピックアップ。こうやって見ると内外の大差はない……というよりはむしろ若干外枠の方が優勢ですか?


分析班
水谷

冬の中山開催は12月から続けて7週目。馬場も消耗してきましたし、外差しが利きやすい時期の開催にあるということでしょう。頭数も少ないですし、外枠のロスはあまり気にせず考えてみたいところです。




京成杯2021予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<1月11日(月)更新>


WORLD
北野シズカ

まず最初に、京成杯2021に出走する予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:新馬戦1着

グラティアス


加藤征厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:1-0-0-0

レシステンシアの半弟にあたるハーツクライ産駒で、2019年のセレクトセールで2億4840万円という高値で落札されている。

10月東京の芝2000m戦でデビューし、逃げて1馬身1/4差の楽勝。新馬戦らしいスローペースになったため勝ち時計は平凡だが、対戦相手のレベルが上がれば時計は簡単に詰められるだろう。

【WORLD分析班チェック】
ルメール騎手の目に適った馬は軽視禁物?

新馬勝ち後に間隔を空けて態勢を整え、再びルメール騎手を確保して重賞にチャレンジするところからも、厩舎やオーナーサイドの期待の高さが感じられます。ルメール騎手はフェアリーS(ファインルージュで勝利)に続いての中山重賞参戦です。




前走:未勝利戦1着

タイムトゥヘヴン


戸田厩舎(美浦)
デムーロ騎手予定
戦績:1-0-0-2

父はロードカナロア、母は桜花賞馬キストゥヘヴンという良血馬。デビューからの2戦は4着続きだったが、3戦目で一変。2着以下に8馬身差を付ける大圧勝で、京成杯と同じ中山芝2000mを舞台に勝ち上がった。前走の走りがホンモノならば重賞でも楽しみになる。

【WORLD分析班チェック】
一変した理由は“馬具”にもあり

負けたレースではスタートの遅さや追ってからの反応の鈍さが指摘されていたのですが、3戦目は実戦慣れしてきたことやチークピーシズ着用の効果があったおうで、スタート、道中の集中力、鞍上が仕掛けた時の反応、どれも全く違っていました。馬具の効果が今回も発揮できればというところです。




前走:新馬戦1着

ヴァイスメテオール


木村厩舎(美浦)
丸山騎手予定
戦績:1-0-0-0

昨年はアーモンドアイが年度代表馬に輝き、今年も早速シンザン記念をピクシーナイトで勝ったシルクレーシングの馬。母もシルクの募集馬でマーメイドSなどを勝ったシャトーブランシュ。父はキングカメハメハという血統だ。いかにも芝の中距離が向くタイプと見える。

【WORLD分析班チェック】
昨年の勝ち馬に近いパターン?

10月東京の芝1800mで新馬勝ちして、NF天栄への放牧を挟んで12月23日に帰厩。2戦目が京成杯というのは早い段階で決まっていたようです。これは新馬勝ちが稍重だったことや血統面を加味して、タフな馬場が合うと判断したからでしょうか。

なお、新馬戦をタフな馬場で勝って参戦というパターンは、昨年の勝ち馬クリスタルブラックと合致します。


WORLD
北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。今年の出走馬はキャリアの浅い馬、そして1勝馬のみとなりましたね。

水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!







京成杯2021予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<1月13日(水)更新>


分析班
水谷

まずは過去に学べ。京成杯の過去10年データから好走馬を傾向を導く!


京成杯2021
攻略に向けたポイント

  • ・今年は『実質1勝クラス戦』という組み合わせ

  • ・中山で適性を見せている馬が少ない

  • ・相性の良い厩舎、騎手にも注目!

京成杯2021
過去10年の人気別成績


人気 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
1人気2-3-1-420.0%50.0%60.0%
2人気2-2-1-520.0%40.0%50.0%
3人気1-0-1-810.0%10.0%20.0%
4人気1-0-1-810.0%10.0%20.0%
5人気2-2-0-620.0%40.0%40.0%
6~9人2-3-6-295.0%12.5%27.5%
10人~0-0-0-560.0%0.0%0.0%

1番人気馬の複勝率は60%だが、近年では実力差の少ないレースかつ、キャリアの浅い馬が多いことから人気が拮抗する傾向も。極端に足りない馬は除き、人気を気にせずフラットに考えて良さそうだ。



京成杯2021
過去10年の『脚質別』成績と
『上がり3F』別成績


脚質 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
逃げ0-0-0-100.0%0.0%0.0%
先行4-3-4-2910.0%17.5%27.5%
中団5-4-2-439.3%16.7%20.4%
後方1-3-3-342.4%9.8%17.1%
マクリ0-0-1-00.0%0.0%100.0%

上がり順位 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
上がり1位2-4-1-516.7%50.0%58.3%
2位2-1-3-518.2%27.3%54.5%
3位4-2-1-630.8%46.2%53.8%
4~5位1-1-3-116.3%12.5%31.3%
6位~1-2-2-891.1%3.2%5.3%

キャリアの浅い馬たち同士の争いなので脚力の差も大きいのか、はたまた12月から続く中山開催でタフな馬場状態になり、差しが利きやすいこともあるのか。中山芝2000mが舞台の割には『上がり上位馬の割合は大きい』と言えそうだ。

なお、4角5番手以内(5-3-5-44)となっている。



京成杯2021
過去10年の前走クラス別成績


前走クラス 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
新馬2-1-3-1111.8%17.6%35.3%
未勝利1-3-1-223.7%14.8%18.5%
1勝クラス4-2-3-339.5%14.3%21.4%
OP特別2-0-2-1510.5%10.5%21.1%
G30-2-0-160.0%11.1%11.1%
G20-1-1-90.0%9.1%18.2%
G11-1-0-108.3%16.7%16.7%

近年は暮れにホープフルSがある兼ね合いもあるのか、実績馬があまり出てこなくなり、1勝馬の出走が多いこともあるが、新馬戦や未勝利戦を勝った直後の馬でも十分にチャンスのあるレースとなっている。

個別レースで見ると一番優秀なのは12月中山に行われる芝2000mの1勝クラス・葉牡丹賞で(2-2-1-4)。ただし今年は、その葉牡丹賞を勝ったノースブリッジが急遽回避したため対象馬が不在となった。



京成杯2021
過去10年の生産者別成績


生産者 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
ノーザンF2-5-6-235.6%19.4%36.1%
白老F2-1-1-522.2%33.3%44.4%
社台F2-1-0-1411.8%17.6%17.6%

※複数回馬券になっている生産者のみ抜粋。

このレースはノーザンF・社台Fともに互角に近い争いを繰り広げている。



京成杯2021
過去10年の種牡馬別成績


種牡馬 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
ハービンジャー2-0-1-622.2%22.2%33.3%
バゴ1-1-0-050.0%100.0%100.0%
ディープ
インパクト
1-0-2-117.1%7.1%21.4%
ステイゴールド1-0-2-414.3%14.3%42.9%
キングカメハメハ0-3-2-60.0%27.3%45.5%

複数回好走のみを抜粋。出走馬の数で好走馬を増やしているディープインパクト産駒を除くと、『時計のかかる馬場』での好走イメージの湧く種牡馬が多いかもしれない。

なお、昨年勝利したクリスタルブラックキズナ産駒、2着スカイグルーヴエピファネイア産駒と『新種牡馬の第一世代』の仔たちだった。



【その他のイチオシポイント】

・調教師別で見ると、池江寿厩舎が(2-0-0-0)国枝厩舎が(1-1-0-0)戸田厩舎が(1-0-1-1)と複数の年で高確率で好走している。適性の見極めと使う馬のジャッジが噛み合っている証左か。

・騎手では田辺騎手が(2-0-0-4)で複数回勝利。ルメール騎手は(1-1-0-2)も、2度の着外が2012年・2013年。2019年はラストドラフトで制し、2020年はスカイグルーヴで2着と、JRA所属になってからはどちらも馬券に絡んでいる。




【オススメ軸候補】

タイムトゥヘヴン

戸田厩舎(美浦)
デムーロ騎手予定
戦績:1-0-0-2

【推し材料】好条件データ
◯京成杯に実績十分の戸田厩舎が送り込む
◯中山適性を示しているという点は強調材料


上記でも見たように、京成杯は葉牡丹賞やホープフルSといった12月の中山芝2000mのレースを使ってきた馬が好成績だが、今年は葉牡丹賞組もホープフルS組も出走ゼロ。それどころか、中山芝で勝ち星がある馬もタイムトゥヘヴン1頭しかいない。となると、中山コースの経験値や実績ならばこの馬が有利になるだろう。

初勝利を挙げた前走は12月26日の中山芝2000m。すなわちホープフルSと同日の同条件だった。勝ち時計の2分03秒0はホープフルSを勝ったダノンザキッドと0秒2差で、2着オーソクレースと同タイム。後続には8馬身差を付けており、未勝利戦なのに1頭だけ重賞級の時計を叩き出したという内容だった。

デビューからの2戦は頼りない内容だったタイムトゥヘヴンが3戦目で驚きの変わり身を見せた理由は、実戦経験を積んだことに加え、チークピーシズを着用したことでレースへの集中力が増したこと。レース前に陣営が「最後まで鞍上の指示通りに集中して走ってくれれば勝負になる」と話していた通りだった。前走の圧勝が本来の力だと考えていいだろう。




【穴で要注目】

プラチナトレジャー

国枝厩舎(美浦)
田辺騎手予定
戦績:1-0-0-2

【推し材料】好条件データ
◯実績上位&騎手・厩舎のレース相性に注目

今年の京成杯は登録馬17頭のうち13頭が新馬・未勝利の勝ち上がり直後。そして、2勝馬は1頭もおらず全馬が収得賞金400万円ということで、素質馬は揃っているが実態としては1勝クラスのレースのようなもの。

となると、今回のメンバーでは東スポ杯2歳S4着のプラチナトレジャーが実績では最上位という立場。初勝利を挙げたレースは不良馬場だったが、良馬場の東スポ杯2歳Sでも33秒台の上がりを使って4着。走破時計は一気に4秒6も短縮している。東スポ杯2歳Sでワンツーしたダノンザキッド、タイトルホルダーがホープフルSでも1着、4着だったので、レースレベルは信頼して良いだろう。

今回は奇しくも、データ面で取り上げたように京成杯で結果を残す騎手×厩舎コンビとなった。好走するツボを知っている両名がどう導くか注目。


なお、国枝厩舎は牝馬でサトノレイナス(阪神JF2着)とアカイトリノムスメ(赤松賞勝ち)の2枚看板がいて、牡馬も5日の中山芝2000mでワンデイモアが2勝目を挙げて次走は弥生賞予定、そして京成杯にプラチナトレジャーということで、着々と春のGⅠに向けて陣容を整えている。

ちなみに、アーモンドアイ、アパパネと2頭の三冠牝馬を輩出している国枝厩舎は、実は牡馬クラシックはまだ一度も勝ったことがない。まずはクラシックに出られる馬を増やしてチャンスを窺う。




京成杯2021予想
『調教マル特ホース』
<1月14日(木)更新>


分析班
水谷

菊花賞では
2着アリストテレスを推奨!

エリザベス女王杯では
5番人気2着サラキアを推奨!

マイルCSでも
2着インディチャンプを推奨!>

ジャパンCでも
デアリングタクトを推奨!

チャンピオンズCでは
ゴールドドリーム&インティを推奨!


有馬記念では
クロノジェネシスを推奨!

レース前の調教は、各馬の状態の良し悪しを見極めるバロメーターだ。レースごとに“結果に直結しやすい調教パターン”というものも存在するぞ!

●キャリアの浅い3歳馬
『複数の調教パターン』を経験したい


過去10年の3着以内馬の分布をみると、興味深い傾向が見受けられる。それは、さまざまなコースを併用した調教馬が多いこと。

対象とした30頭中、中間に同じコースでしか調教をしていない馬は5頭のみ。レース当週と1週前追い切りで走ったコースが違った馬は13頭おり、3つの調教コースを使用した馬も3頭いた。

その理由は推測の域になるが、キャリアの浅い3歳馬にとって急坂を登る中距離戦自体、どの馬も経験が浅く、バランス良く鍛えあげられることが求められるのかもしれない。

今年は同じコースで調教をしている馬も多い中、過去の傾向に沿って『複数の調教コースパターンを経験している』好調教馬を取り上げたい。




調教マル特ホース①

プラチナトレジャー

国枝厩舎(美浦)
田辺騎手
戦績:1-0-0-2

◯3つの調教コースを使っての調教
◯余力を感じさせる最終追い切りで古馬に先着

このレースの調教パターンのお題である、複数コースの調教パターンを経験という意味では【ウッド/坂路/ダート】の3つの調教コースを経験しているこの馬が筆頭候補。

ちなみに、今回3つの調教コースを使った馬はアクセル(坂/ポリトラック/W)と、このプラチナトレジャーの2頭だが、素軽さや操縦性ではプラチナトレジャーが上回るように感じる。

最終追い切りはウッドコースで行われた。一見すると単走に見えるが、自身が大きく先行する形での併せ馬。国枝厩舎としては馬場の内より外、真ん中付近を通る形。コーナーから直線を向いた付近で一時減速するようなところはあったものの、ムチが入るとそこから反応、年長馬を突き放した。

まだ精神面の課題は否めないようだが、時計と動きそのものは良好でデキ自体は良いと判断していいだろう。むしろ伸びしろを残しているようにも感じる。



調教マル特ホース②

グラティアス

加藤征厩舎(美浦)
ルメール騎手
戦績:1-0-0-0

◯折り合いOK&操縦性の良さを感じさせる動き
◯明け3歳としてはハードな調教量

12月中旬からウッドと坂路を併用して調整。細かくいえばプールにも入っており、3パターンの調整は行っているともいえる。

それは新馬戦前から同じで、その効果もあってか、ウッドでの最終追い切りはマズマズの動き。同世代の新馬を見る形で追走したが、調教スタッフの手がほとんど動くことがなく、追走→先着とこなせている。

折り合いの問題もなく、センスの良さも窺えるもの。どちらかといえば長く脚を使いそうなタイプに見えるため、東京より中山のほうが合いそうだ。

また、当然のことながら新馬当時と違って調教過程も上向いている。この中間、大小併せてウッドで6本も追えており、明け3歳馬としてはむしろ密度が濃いほど。それだけの調教に堪えられる体質面・精神面であると捉えたい。




京成杯2021予想
『下馬評は低いが妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<1月15日(金)更新>


分析班
水谷

穴馬候補に困ったら、この馬をぜひ付け加えてみていただきたい!


【“人気落ち”理由に大事なヒントあり】
一般的に、人気になりやすい馬は『直近で勝っている馬』『馬柱で良い着順が並ぶ馬』『有力騎手が乗る馬』。裏を返せば、『前走で負けた馬・着順が悪い馬・プロフィールが地味な馬』はそれだけで人気の盲点になりやすいもの。

だからこそ、買う価値がある場合も少なくない。ココでは、常日頃からレース映像を何度も見返し、次なるヒントを探し当てることに魂を燃やすレース分析班より“地味な馬”から注目すべき情報馬をピックアップ!


下馬評低めの盲点注目馬

ディクテイター

斉藤崇厩舎(栗東)
北村友騎手
戦績:1-0-0-1

【前走成績】
未勝利戦(1着/3番人気)

◯1勝馬同士の組み合わせだが下馬評は地味
◯しかし、実際は関係者の評価が高い馬
◯「タフなレースの方が持ち味が活きる」見立て

※今回は出走馬の組み合わせを踏まえて『下馬評が低いが注目に値する馬』をピックアップ!


ノーザンファーム生産、馬主サンデーレーシング、斉藤崇史厩舎、デビューから全て北村友一騎手ということで、2020年のJRA賞特別賞を受賞したクロノジェネシスと同じプロフィールを備えているディクテイター。

未勝利勝ち直後かつ、デビューからの2戦がそれほどインパクトのある内容ではなかったためか他の有力馬と比べて注目度が低いようだが「重賞でも十分戦える力は持っている」というのが内々での評価だ。

前走・未勝利戦時は「馬体に緩さがあって、直線でも何度も手前を替えていた」と厩舎関係者が振り返っており、裏を返せば『未完成の状態で未勝利戦を突破できた』ということ。

レース後は成長を待つために年明けのレースまで待つと決め、「スタミナがあるのでタフなレースの方が持ち味が活きる」と中山で行なわれる京成杯を目標にしてきたそうだ。


最終追い切りは愛知杯に出走するサマーセントと併せ、先行して並ばれる形だったがゴール時の手応えは優勢。レースごとに休ませてきたことで着実に馬体のバランスやフットワークは良くなっている。キャリアの浅い馬同士のレースだけに派手な勝ち方をした馬や良血馬、ルメール騎手が乗るような馬に人気は集まりがちだが、ディクテイターも実際の能力では見劣るところはない。






週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは1月15日(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『愛知杯(GⅢ)』
『京成杯(GⅢ)』
『日経新春杯(GⅡ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




PAGE TOP