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【キーンランドC】サマースプリント第5戦~過去の傾向・注目データ&サイン馬券が示すのは?《最終更新》大西直宏の『僕ならこう乗る』



キーンランドカップ2023予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・意外なデータ満載の"サイン馬券"で浮かび上がる馬は?
  • ・キーンランドカップの過去データを洗う!
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

サマースプリントシリーズの第5戦。2週後にシリーズ唯一のGⅡで最終戦のセントウルSが控えているということもあって、ここは手薄なメンバーになりがち。このレースではスプリント戦線のニューカマー誕生に注意したいですね。




キーンランドカップ2023予想
出走馬/枠順確定
<8/25(金)更新>


キーンランドカップ (GⅢ)
8/27(日) 札幌芝1200m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1ウォーターナビレラ牝455リスポリ
2ナランフレグ牡758丸田恭介
3レッドベルオーブ牡557松田大作
4キミワクイーン牝455横山武史
5ウインマーベル牡457松山弘平
6タイセイアベニール牡857モリス
7カイザーメランジェ牡857江田照男
8シナモンスティック牝455松岡正海
9ジュビリーヘッド牡657西村淳也
10ゾンニッヒ牡557武豊
11ヴァトレニセ557横山和生
12トウシンマカオ牡457鮫島克駿
13レイハリア牝555亀田温心
14ナムラクレア牝455浜中俊
15サトノアイ牝555佐々木大輔
16シュバルツカイザーセ557モレイラ





キーンランドカップ2023予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<8/20(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、キーンランドカップ2023に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:ヴィクトリアマイル8着

ナムラクレア


長谷川厩舎(栗東)
浜中騎手予定
戦績:4-3-3-3

前走は久々のマイルということもあってか、折り合いを欠いてチグハグな競馬。ここ2戦の競馬から、後方で折り合いが付く馬になって操縦性がアップしているようにみえたが、マイルの流れでは折り合いを欠いてしまうようだ。さすがにああなってしまうと最後の伸びに影響が出るのも仕方ない。やはりこの馬は短距離でこそ。前走は度外視して改めて見直したい。

【WORLD分析班チェック】
短距離GⅠへもっとも近い存在

昨年のスプリンターズSは勝負所の進路ミスがなければ勝ち負けしていたはずだし、高松宮記念でも不良馬場でも2着に食い込んだ。今の短距離界では最上位の存在と言っていい。叩き台のここは何分の仕上げで臨むかに注目。




前走:青函S1着

ゾンニッヒ


池江寿厩舎(栗東)
武豊騎手予定
戦績:5-3-2-8

芝2000mで3勝した後、徐々に距離を詰めて1600m→1400mときて前走が初めての1200m。この意図的な距離短縮作戦がハマって一発回答。タイム自体は目立つものではないが、オープンの芝の短距離戦で2馬身差は完勝といっていい。少なくとも洋芝は向くのだろう。先週の北九州記念でもママコチャが距離短縮で初1200mに参戦させたように、馬の使い分けも含めてこの厩舎はシッカリと戦略を立てて使っているのが分かる。

【WORLD分析班チェック】
昨年は厩舎として初1200mGⅠ勝ち

ジャンダルムは池江厩舎にとって初めての1200mの重賞勝ち馬であり、そのジャンダルムも若い頃は中距離を使って徐々に距離を短くしてGⅠ馬まで昇り詰めた。ゾンニッヒにしてもママコチャにしても、そのノウハウを存分に生かしている。




前走:函館スプリント1着

キミワクイーン


奥村武厩舎(美浦)
横山武騎手予定
戦績:5-2-0-4

前走で重賞初制覇。スタートは良かったものの、いつもより位置を下げすぎた感じはあったが、結果的にそれが良い形で脚が溜まって、展開もドンピシャに向いた。タイムは平凡でも今までと違う戦法を取った勝ったことは評価できる。強い馬と戦うにあたっては、今回のような瞬発力を生かす競馬を磨いた方が好結果に繋がりやすい。この相手でも連続で結果を出せればホンモノとみていいだろう。

【WORLD分析班チェック】
横山武とは5戦して連対100%

これまではミルコや内田博が手綱を取っていたが、横山武とコンビを組むようになって一気にブレイク。3勝2着2回とパーフェクトな走りを見せており、非常に手が合っている印象。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも 魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




キーンランドC2023予想
知ってそうで知らなかったサイン馬券
<8/24(木)更新>

今回もデータや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。

競馬ファンなら、これまでにもレースが終わってみたら『実はそうだったのか!』と隠れたサインやジンクスに気付いた経験はあるのでは?

そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!


信じるか信じないかはアナタ次第?
意外なデータ満載の"サイン馬券"をチェック!

  • 提携地北米のキーンランド競馬場にヒントが!?

(8月24日)
今週行われる「キーンランドカップ」の名称はキーンランド競馬場から名付けられているが今週の出走馬の中に1頭だけ似たような意味合いを馬名を持つ馬がいる。それは『トウシンマカオ』。競馬場とは元々は賭博場である。マカオもご存知のようにリゾート地でありながらギャンブルでも有名な地。

この共通項から『トウシンマカオ』をサイン馬に指名し、レース当日には両隣にも警戒したい。最後に札幌記念に関して追い解説を入れておく。先週は2頭の『黄金』が居たわけだがサイン馬のあるあるとして2つ似たものがある場合、片方がダミーになるパターンだ。絶対ではないが本命と囮のような存在だけに今後も似たケースの場合には気をつけたい。

(8月20日)
それでは簡単に札幌記念のサイン回顧をお話しよう。勝ったのは2番人気川田騎乗の「⑬プログノーシス」。2着は10番人気横山和騎乗の「⑩トップナイフ」。3着は4番人気ルメール騎乗の「①ソ-ヴァリアント」だった。

サイン的にはサイン馬に指定した「⑨アフリカンゴールド」の両隣に注意としたが見事、10番人気のトップナイフを馬券に導いてくれた。残念ながら上位人気に推された「ジャックドール」と「シャフリヤール」は掲示板を確保できなかった。勝ち馬こそサイン的には読み難かったが2着に穴馬を持ってこれたのは収穫だった。

話を戻して今年で18回目を迎える「キーンランドカップ」。札幌競馬場と提携を結ぶ「キーンランド競馬場」だが1935年に「ジャック・キーン」という人物によって建設された。事前予告したが札幌記念に出走していた「ジャックドール」が今週末のヒントになっていそうだ。昨年も札幌記念に参戦していたジャックドールは馬番④にいた。そして、翌週行われたキーンランドカップでは隣番号⑤番のウインマーベルが2着に。ならば今年もあれば「⑤ジャックドール」の両隣の番号には要注意だろう。(続く)

【以上から今年の気になる候補】
・今年もあれば「⑤ジャックドール」の両隣の番号(④&⑥)には要注意だろう。





キーンランドC2023予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<8/23(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

キーンランドC週にはワールドオールスタージョッキーズが行われる関係で、世界の名手が集結します。キーンランドCにもリスポリ、モレイラ、モリス騎手が騎乗を予定。これらの腕捌きにも注目ですね。


キーンランドC2023データ
最初に押さえておきたい3つのポイント!

  • ①斤量有利な牝馬が断然強い傾向アリ

  • ②荒れ馬場の札幌、馬場の内外どちらを通すか!?

  • ③4戦消化のサマースプリントシリーズの状況を確認

①斤量有利な牝馬が断然強い傾向アリ



このレースに限らず、夏の重賞全般に言えることだが、とにかく牝馬の好走が目立っている。過去10年で7勝を挙げていて、馬券圏内(3着以内)に牝馬が入らなかったのは昨年のみ。今年も上位人気が予想されるのは牝馬が中心になっており、馬券の中心は牝馬を狙うのが鉄則かもしれない!?



【上位人気の牝馬】

ナムラクレア   (GⅠ2着馬)
キミワクイーン  (函館SS優勝)
ブトンドール   (函館2歳S優勝)
シナモンスティック(前哨戦優勝)



②荒れ馬場の札幌、馬場の内外どちらを通すか!?



先週の札幌記念では、捲り差し展開のなか外を回したプログノーシスが4馬身差の圧勝も、9番人気ながらインで粘ったトップナイフも馬場を生かした好騎乗が光った。また、昨年のこのレースも勝負所は内目の悪い馬場を避ける形で馬群が外外に膨らんだが、あえてインの馬場をショートカットした馬が上位を独占。

このように、今の札幌の芝は、距離損を覚悟で馬場のいい外を通るか、少し馬場が悪くてもインを突いてショートカットするかで選択が分かれそうだ。どちらを選択したほうが有利になるかは、その時の展開や天気(馬場状態)にもよるだろう。また、レース当日に降雨が強いようならば、枠順の有利不利も大きいかもしれない。

・馬場
・天気
・枠順
・脚質


状況に応じて、この4点はシッカリとチェックしておきたい。



③4戦消化のサマースプリントシリーズの状況を確認



キーンランドカップはサマースプリントシリーズの5戦目。残りは来月のセントウルSを残すのみとなる。現在のポイントの状況を確認しておくと、



【サマースプリントシリーズのポイント上位馬】

1位ジャスパークローネ(21p)
2位キミワクイーン  (10p)
2位オールアットワンス(10p)
4位サンキューユウガ (6p)
5位トキメキ     (5p)
5位ママコチャ    (5p)
5位ロードベイリーフ (5p)



スプリント路線ではCBC賞と北九州記念を連勝したジャスパークローネが他馬に大きく差をつけて1位を独走している。重賞2勝すればたいてい「当確」と言えるが、もしキーンランドCでキミワクイーンが優勝すればその行方は俄然分からなくなる。函館スプリントSで2着ジュビリーヘッド、3着トウシンマカオにもチャンスあり。



キーンランドカップ2023予想
『前走時の情報チェック馬』
<8/24(木)更新>



分析班
水谷

重賞などの大きなレースでは、前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことが非常に大事。いわゆる“縦の比較”ですね。木曜の更新では『前走時に注目すべき話のあった馬』をピックアップしてご紹介します。


前走情報チェック馬①

ナランフレグ

宗像厩舎(美浦)
丸田騎手予定
戦績:6-5-4-20

【前走】 安田記念17着

【やることはひとつ】
前走時の情報・・・ 「昨年に続いてこのレースへ参戦。その昨年も後方で脚を溜めて終い勝負に徹し、コンマ4秒差まで詰め寄って悪い内容ではなかった。シッカリ溜めればこの距離も大丈夫。今年もやることはひとつかな。馬場や展開などがこの馬に一番いい方向に向いてくれれば昨年以上の走りができてもいい。7歳になってもそんなに衰えは見られないからね」

★今回の見所ポイント
→道悪は苦にしない
→1週前追い切りでB効果アリ



前走情報チェック馬②

ナムラクレア
長谷川厩舎(栗東)
浜中騎手予定
戦績:4-3-3-3

【前走】 ヴィクトリアM8着

【折り合いが改善】
前走時の情報・・・ 「高松宮記念が春の目標だった。ここ(Vマイル)を使うのは思ったより回復が早く、最近は折り合いが付くようになってきてレースの幅が広がっているから。使えるレースがあるならば使っておきたい。今年に入って脚元も落ち着いているし、コース追いも取り入れて無駄な力みも少なくなっている。2~3歳時に比べて成長しており、そこもマイルに挑戦した要因のひとつ。もし雨で馬場が悪化するようならばこの馬が大きく浮上してきてもおかしくない」

★今回の見所ポイント
→馬場悪化は歓迎のタイプ
→得意の距離で大きく前進



前走情報チェック馬③

ウインマーベル
深山厩舎(美浦)
松山騎手予定
戦績:4-4-3-5

【前走】 京王杯SC2着

【1400mは守備範囲】
前走時の情報・・・ 「久々の1400mだけど、この舞台も守備範囲。むしろ1200mだとちょっと忙しくなってるって感じもするので、1400mはフィットしそう。前走は馬場も動き方も悪かったけど、脚を溜めれば良い決め手を使える。ここでもイイ勝負になるんじゃないか」

★今回の見所ポイント
→昨年2着の舞台で適性十分
→57キロの斤量にも慣れ見込め






キーンランドカップ2023予想
『僕ならこう乗る!』
大西直宏の注目馬

<8/25(金)更新>



当社の専属アドバイザーで元JRAジョッキー・大西直宏氏が「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップ。その馬をどう乗って一発を狙うか?元乗り役ならではの考えや戦略を披露します。



大西直宏の注目馬

ナランフレグ

宗像厩舎(美浦)
丸田騎手
戦績:6-5-4-20

馬場は不問、思い切った後方一気で一発を狙う!


洋芝の競馬場は、ひとたび雨が降ると途端に時計の掛かり方が顕著になります。先週の札幌も、朝方にひと雨あった日曜日は、かなりタフな馬場状態になっていました。

GⅡ札幌記念(芝2000m)も勝ちタイムが2分1秒5でしたが、全頭の平均走破タイムは2分3秒9と掛かっており、その数字からも馬場発表(稍重)以上に過酷なコンディションだったのが分かります。

雨が降るかどうかに関わらず、今週も時計の掛かる馬場なのは変わらないと思います。馬場適性はもちろん重要ですが、枠順や各馬のポジション取りも大きな影響を及ぼすでしょう。

昨年のキーンランドカップでは、勝負所で内側の進路を避ける馬たちが多く、結局は内を突いた馬が上位を独占しました。このような馬場状況下では、騎手にとっても判断が難しいところです。

距離損を覚悟してでも外側の走りやすい馬場を求めるか、少し悪い馬場でも内側を突いてショートカットするか。騎手たちは直前まで馬場状態を注視し、さらに普段から札幌競馬場での経験が重要です。

こういう馬場だと極端な脚質の馬は、馬券的にあまり人気にならないことが多いですが、特殊な馬場での一発を狙うには魅力的ですね。

そんななかでも最も面白いのがナランフレグ(牡7歳)ではないでしょうか。この馬は説明不要の追い込み馬です。この馬は大外一気も出来れば、器用にインを突くこともできます。春のGⅠ高松宮記念では2年連続で道悪のなか突っ込んだように馬場は問いません。

何より丸田恭介騎手がこの馬のことを熟知しているので、どんな展開になっても臨機応変に対応できますからね。今回は調教段階からブリンカー着用して“効果がテキメン”との話も聞こえており、集中力アップして臨めるのもいいですね。

GⅠスプリンターズS前の叩き台であることや、唯一斤量58キロを背負うことなどが嫌われてそこまで人気はなさそうですが、この相手だったら8分の仕上げでも十分食い込みは可能でしょう。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは8/26(土)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『キーンランドカップGⅢ』
『新潟2歳ステークスGⅢ』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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