【キーンランドカップ2020予想】枠順確定でダイアトニックに暗雲?万券恒例の一戦を攻略
キーンランドカップ2020予想
今年はこんなレースに
- ・ズバリ●●馬が強いレース!
- ・創設14年中、13回で万馬券決着
- ・新興勢力の強さはホンモノか?

北野シズカ
皆さん、こんにちは。 夏も馬券大好き♪ 北野シズカと申します。
ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで、私は社台グループの情報を専門にしています。
今週末は、キーンランドカップ(GⅢ)に注目。昨年はダノンスマッシュとタワーオブロンドンの上位決着となり堅い決着でしたが、それ以前は万馬券決着が恒例の高配当レースです。
さあ、今週末も1週間かけてしっかり予習していきましょう♪
【最新更新:8月28日(金)】
・枠順確定でダイアトニックに暗雲?
・ラストワン穴馬は前走1番人気敗戦で人気落ち
ダノンスマッシュ、タワーオブロンドンといった確固たる存在がいた昨年に比べると、今年は混戦ムードが漂っています。まずは出走予定馬&有力馬をチェックしていきましょう!
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キーンランドカップ2020予想
出走馬&枠順確定!
<8月28日(金)更新>
キーンランドカップ(GⅢ)
2020年8月30日(日) 札幌芝1200m
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
---|---|---|---|---|
1 | ダイアトニック | 牡5 | 58 | 武豊 |
2 | イベリス | 牝4 | 54 | 横山武 |
3 | ダイシンバルカン | 牡8 | 56 | 勝浦 |
4 | ビリーバー | 牝5 | 54 | 杉原 |
5 | メイショウショウブ | 牝4 | 54 | 横山典 |
6 | ショウナンアンセム | 牡7 | 56 | 石川裕 |
7 | メイショウカズヒメ | 牝6 | 54 | 柴山 |
8 | カッパツハッチ | 牝5 | 54 | 大野 |
9 | ダイメイフジ | 牡6 | 56 | 菱田 |
10 | クールティアラ | 牝4 | 54 | 丹内 |
11 | フィアーノロマーノ | 牡6 | 56 | 藤岡康 |
12 | ライトオンキュー | 牡5 | 57 | 古川吉 |
13 | アスタールビー | 牝4 | 54 | 吉田隼 |
14 | エイティーンガール | 牝4 | 54 | 坂井瑠 |
15 | ディメンシオン | 牝6 | 54 | 松田 |
16 | ヤマカツマーメイド | 牝3 | 51 | 池添 |
過去10年の
キーンランドカップ
【枠順別成績】
枠番 | 着度数 (1着-2着-3着-4着以下) |
勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 1-0-0-16 | 5.9% | 5.9% | 5.9% |
2枠 | 1-0-3-13 | 5.9% | 5.9% | 23.5% |
3枠 | 0-2-0-17 | 0.0% | 10.5% | 10.5% |
4枠 | 2-3-0-15 | 10.0% | 25.0% | 25.0% |
5枠 | 1-1-2-16 | 5.0% | 10.0% | 20.0% |
6枠 | 2-1-1-16 | 10.0% | 15.0% | 20.0% |
7枠 | 2-1-3-14 | 10.0% | 15.0% | 30.0% |
8枠 | 1-2-1-16 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
※2013年の函館開催を含む。

北野シズカ
最内枠は少々不利と言いますか、活躍馬がほとんど出ていないんですね。ダイアトニックにとっては心配なデータです。

水谷
しかも、唯一1枠馬が勝利した2013年(フォーエバーマークが優勝)は『函館開催』だったので、札幌開催だけに絞ると、馬券圏内馬はゼロということになります。
水曜日の更新でもお伝えしたように、キーンランドカップは差し馬も台頭しやすい舞台。つまり、勢いをつけて外からスムーズに直線を迎えられる馬も強いです。ダイアトニックが4角で内で詰まるようだと危ういかもしれません。武豊騎手の手綱さばきが問われます。
キーンランドカップ2020予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<8月23日(日)更新>
まず最初に、キーンランドカップ2020に出走する予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。
過去の成績や大まかな特徴はもちろん、前走時に入っていた情報も見ておきたいですね。

北野シズカ
前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!
前走:函館スプリントS1着
ダイアトニック

武豊騎手予定
戦績:7-3-3-3
初めてのスプリント戦だった高松宮記念で不利を受けながらタイム差なしの4位に入線(繰り上がり3着)し、続く函館スプリントSでは1分07秒5の好時計で2馬身差の圧勝。短距離の名門・安田隆行厩舎から新たにスプリントGⅠを狙える逸材が登場した。
1400m~1600mを走っていた頃から「距離に対応させるため我慢させる競馬を教えていた」と言われていた馬で、強気に先行して持ち前のスピードを活かしている近走が本来の姿なのだろう。
【WORLD分析班チェック】
活躍した先輩と同じ路線を歩む?
函館スプリントS→キーンランドカップの連勝は厩舎の先輩カレンチャンも成し遂げたローテーションです。偉大なる先輩の後を歩むことはできるでしょうか。
前走からコンビを組む武豊騎手はこの馬のために札幌へ遠征予定。現状、古馬スプリント路線で明確なお手馬と言えるのはこの馬だけですから、かける期待は大きいものがあるでしょう。
前走:UHB賞1着
ライトオンキュー

古川吉騎手予定
戦績:6-1-1-7
昨秋の京阪杯で重賞初勝利。今年はドバイ遠征が中止となって予定が狂ってしまったが、仕切り直しの復帰戦となった函館スプリントSを叩いて、前走のUHB賞を2馬身差で勝利。昨年は4着だったキーンランドカップに再び挑戦する。
馬主のゴドルフィンは昨年のスプリンターズS覇者タワーオブロンドンを擁しており、そちらは本番直行を予定しているようだ。ライトオンキューも好結果を残して2枚看板でのGⅠ出走となるか?
【WORLD分析班チェック】
昨年からの成長度は歴然!
昨年のキーンランドカップは4着と言っても、勝ち馬はダノンスマッシュ、2着はタワーオブロンドンと強豪相手のもの。当時よりメンバーレベルが下がる今回は必然的に有力馬の一角となります。
ちなみに、前哨戦のUHB賞も2年連続の出走でした。昨年はハンデ54キロで2着。今年は57キロで1着。今年の方が相手関係は楽だったものの、地力強化は確かと見えますね。
前走:橘ステークス6着
ヤマカツマーメイド

池添騎手予定
戦績:2-2-0-5
ファンタジーS4着、阪神ジュベナイルフィリーズ5着、フィリーズレビュー2着など牝馬クラシック戦線で活躍してきた3歳牝馬。今回は休み明けで初めての古馬との対戦、初めての1200mと未知数な部分が多いものの、父はロードカナロアで母は1200mでオープンまで出世したヤマカツマリリンという血統背景。
加えて、桜花賞の時に「この馬にマイルは長い」という話があったように、スプリント路線で注目したい材料が揃っている。
【WORLD分析班チェック】
キーンランドカップは『牝馬が走る』
キーンランドカップは『牝馬が活躍する』重賞です。出走頭数が多いという側面はあるものの、過去10年の成績を見てみると、牝馬のトータル成績は(7-4-6-42)と馬券圏内を数多く占めています。牝馬が全く馬券に絡まなかったのは2012年のみ!
“夏は牝馬”という格言が古くからあるように、ココでも牝馬の存在は侮れません。この馬が主役となりますでしょうか?

北野シズカ
まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!
キーンランドカップ2020予想
昨年&過去10年のレース結果
<8月26日(火)更新>

1着ダノンスマッシュス(1人気)
2着タワーオブロンドン(2人気)
3着リナーテ(3人気)
キーンランドカップというレースは重賞となってから13年連続で『3連単は万馬券決着』となっていた中、昨年は人気順での決着というきわめて平穏な結果となった。ワンツー2頭の前後の活躍を見ても、昨年については“能力差が大きいレースだった”と判断するべきだろう。
キーンランドカップ
過去10年の勝ち馬一覧
(2013年のみ函館開催)
年 | 勝ち馬 | 性齢 | 騎手 | 人気 |
---|---|---|---|---|
2019 | ダノンスマッシュ | 牡4 | 川田 | 1人 |
2018 | ナックビーナス | 牝5 | モレイラ | 1人 |
2017 | エポワス | セ9 | ルメール | 12人 |
2016 | ブランボヌール | 牝3 | 戸崎 | 2人 |
2015 | ウキヨノカゼ | 牝5 | 四位 | 8人 |
2014 | ローブティサージュ | 牝4 | 三浦 | 3人 |
2013 | フォーエバーマーク | 牝5 | 村田 | 4人 |
2012 | パドトロワ | 牡5 | 安藤勝 | 3人 |
2011 | カレンチャン | 牝4 | 池添 | 1人 |
2010 | ワンカラット | 牝4 | 藤岡佑 | 2人 |
【キーンランドカップ2020の傾向と対策】
『1番人気の馬券的信頼度は高め』
『牝馬が過去10年で7勝』
過去10年のキーンランドカップで1番人気馬は3勝止まり。。ただし馬券圏内率(3着以内)は高く、連系馬券での信頼度は比較的高めと言えるだろう。
人気別で見ると、4番人気以下の伏兵的存在の活躍も目立ち、また“牝馬”の台頭が目立っている。今年は登録段階で牝馬12頭、その中から「買える傾向に合致する馬」を明日以降で分析していきたい。
キーンランドカップ
過去10年の人気別成績
人気 | 着度数 (1着-2着-3着-4着以下) |
勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | (3-4-1-2) | 30.0% | 70.0% | 80.0% |
2番人気 | (2-2-0-6) | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
3番人気 | (2-0-2-6) | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
4~5人気 | (1-1-4-14) | 5.0% | 10.0% | 30.0% |
6~10人気 | (1-3-3-43) | 2.0% | 8.0% | 14.0% |
11人気~ | (1-0-0-52) | 1.9% | 1.9% | 1.9% |

水谷
今年の1番人気は恐らく、函館スプリントSを勝ったダイアトニックだろう。勝ち切る確信があるとはまだ言い切れないが、大崩れのイメージは低い一頭だ。むしろ人気の低い馬も含めた相手選びがポイントとなっていくだろう!