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【ジャパンカップ2021】コントレイル対シャフリヤールの軍配はどっちだ?波乱の要素はないのか?



ジャパンカップ2021予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

マイルCSのグランアレグリアに続いて、コントレイルがジャパカップで引退レースとなります。引退レースはお釣り残さずメイチ仕上げとなるため結果を出しやすいと言われますが、マイルCSのグランアレグリアに続いてコントレイルも有終の美を飾れるでしょうか?

今年は引退ネタ以外にも久々に海外馬の遠征もあるし、ダービー馬4頭対決など注目すべき点が多いジャパンカップになりそうです。まずは有力馬をチェックしておきましょう。




ジャパンカップ2021予想
出走馬/枠順確定
<11/25(木)更新>


ジャパンカップ(GⅠ)
11/28(日) 東京芝2400m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1ムイトオブリガード牡757柴田善臣
2コントレイル牡457福永祐一
3ブルーム牡557ムーア
4シャフリヤール牡355川田将雅
5キセキ牡757和田竜二
6グランドグローリー牝555Cデムーロ
7オーソリティ牡457ルメール
8ウインドジャマーセ457北村宏司
9アリストテレス牡457横山武史
10ロードマイウェイ牡557三浦皇成
11シャドウディーヴァ牝555横山典弘
12サンレイポケット牡657鮫島克駿
13モズベッロ牡557池添謙一
14ユーバーレーベン牝353Mデムーロ
15マカヒキ牡857藤岡康太
16ユーキャンスマイル牡657藤岡佑介
17ワグネリアン牡657戸崎圭太
18ジャパン牡557武豊





ジャパンカップ2021予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<11/21(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、ジャパンカップ2021に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:天皇賞秋2着

コントレイル


矢作厩舎(栗東)
福永騎手予定
戦績:7-2-1-0

昨年の三冠馬が予定通りに秋2戦目ここでラストランを迎える。最も充実する4歳時がたった3度の走りで引退するのはあまりにも惜しい気がするが、それだけ無敗の三冠の価値が高いため、種牡馬になってからの消耗度を極力減らしたいのだろう。よって数少ない出走レースに「全力投球」することができるのは強みになる。ただ、ここまでの2戦はいずれも取りこぼし。3度目の正直となるここは、種牡馬としての価値を維持するためにも何としても勝たねばならないところだ。

追えば追うだけ反応する馬なので東京コースに限定したレース選択はベスト。実際に東京では4戦すべて上がり最速をマークしている。昨年のジャパンCだけ走れば上位争いは必至。幸いにも相手関係にも大幅に恵まれて「勝ってください」のお膳立ては整っており、余力を残さずメイチ仕上げで臨むここは勝って大団円となるかどうか。

【WORLD分析班チェック】
天皇賞秋でビッシリ仕上げていたためどこまで上積みが見込めるか

1週前の追い切りではCWの自己ベストの時計を楽々マークしているが、これは自動計測によって数字がアップした可能性もあるために鵜呑みにはできない。天皇賞秋でもピリピリするくらいの仕上げで馬もかなり気負いが見られた。上積みとなると少し疑問がある。当社アドバイザーの大西直宏氏からも「あれだけ折り合いに苦労したから距離延長の次走は少し気になる」という指摘もあり、この中間いかに落ち着きを取り戻せるかがカギになりそうだ。




前走:神戸新聞杯4着

シャフリヤール


藤原英厩舎(栗東)
福永騎手予定
戦績:3-0-1-1

今年のダービーをレースレコードで優勝。馬場やペースは違えど、ダービーの単純な走破時計なら昨年のコントレイルを大きく上回る。3歳春に2分22秒5で走れる馬もそうはいないし、その前のレースの毎日杯の驚愕レコードを合わせて考えるとこの馬は超高速馬場に特化しているのが分かる。JC当日の馬場が高速馬場であれば斤量差を生かして逆転するシーンも十分あっていいだろう。

対戦比較からもコントレイル逆転の計算が立つ。天皇賞秋でエフフォーリアがコントレイルを下したが、シャフリヤールはそのエフフォーリアを差し切っているのだから「シャフリヤール>コントレイル」と決め付けるのも決して頓珍漢な話ではない。しかも鞍上は福永騎手からより勝負強い川田騎手へスイッチするのもシャフリヤールにとっては追い風。叩き合いに持ち込めばまたまた3歳馬がコントレイルをねじ伏せるシーンもありそうだ。

【WORLD分析班チェック】
ディープ産駒の牡馬にしては線が細く理想は大幅な馬体増が望ましい

全兄アルアインは520キロのパワフルな馬体だったが、こちらは450キロそこそこで線が細いタイプ。それゆえに現状は高速馬場に特化して、道悪でパワーが必要だった神戸新聞杯で凡走に繋がったという見立て。Cコースに替わったばかりの東京コースで時計勝負になれば問題ないが、馬場渋化などがあった場合はやや心配は残る。できれば来年には480キロくらいまで馬体を増やしたいところだろう。




前走:前走:AR共和国杯1着

オーソリティ


木村厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:5-1-1-3

昨年に続いてアルゼンチン共和国杯を連覇。これで東京コースの重賞勝ちは3つ目となった。休みが長いためなかなか能力の比較がしづらい馬ではあるが、今年のアルゼンチン共和国杯は57.5キロのトップハンデを背負って昨年以上に着差を広げて勝ったように、この馬自身は力を付けているのは確かのようだ。

強調材料はルメール騎手とのコンビで出走できることだろう。スッと好位に付けれて折り合いが付くタイプだけにルメールの意のままに操れるのが馬券を買う側としては本当に頼もしい。今年のG1戦線ではローテや消耗度が問われているが、この馬は年齢の割に数を使われていないことからまだまだ伸びしろが十分。3歳時にはこの舞台と同じ青葉賞で2分23秒0という破格の時計で駆けており、高速馬場への対応も証明済み。手薄なメンバーの今年は上位進出のチャンスがあるかもしれない。

【WORLD分析班チェック】
世代レベルに疑問がある4歳馬だけに鞍上だけで過剰人気に注意したい

アルゼンチン共和国杯の連覇は確かに評価できる実績ではあるが、現4歳世代は三冠馬以外は本当に活躍馬が少なく、世代全体のレベルはかなり低いのではないかというのが一般的な見方になりつつある。実際にこの馬も古馬相手のG1では2度の秒単位負けを喫している。これまで戦ってきた相手関係からもG1で通用する証明材料が乏しい。ルメール騎乗で話題先行して人気過剰になる場合は少し冷静に判断が必要だ。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。京都大賞典で復活Vのマカヒキ、日本と同じような軽い芝で行われたBCターフで上位争いしてきたブルーム、ジャパンの外国馬2頭など魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




ジャパンカップ2021予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<11/24(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

昨年は三冠馬3頭による3強対決で沸きましたが、今年は新旧ダービー馬による2強対決ムード。昔から競馬界では、3強だと崩れないけど、2強は「両雄並び立たず」という言葉があってすんなり決まらないと言われます。水曜段階ではジャパンCの大まかなイメージを掴むために、次の3つのポイントをシッカリ押さえておいてください


ジャパンカップ2021データ
最初に押さえておきたい2つのポイント!

  • ①最強世代の呼び声高い3歳世代のダービー&オークス馬が揃って参戦

  • ②超大物のラストランはV締めが恒例?コントレイルのラストランに注目

  • ③3年前は2分20秒6の世界レコード。年々高速化して海外馬は苦戦傾向

①最強世代の呼び声高い3歳世代のダービー&オークス馬が揃って参戦



秋のG1シリーズでは3歳馬の活躍が目に付き、レースが終わる度に「今年の3歳世代は強い」と言われてきた。これまで古馬混合G1は4戦して3歳馬は全てのレースで連対(2勝)の実績を挙げている。

スプリンターズS ピクシーナイト  ①着
天皇賞秋     エフフォーリア  ①着
エリザベス女王杯 ステラリア    ②着
マイルCS    シュネルマイスター②着


先週のマイルCSこそ女傑グランアレグリアが古馬の意地を見せたものの、シュネルマイスターが「次のマイル王はオレのものだ」と言わんばかりの好走。スプリンターズSでは14年ぶり、天皇賞秋も19年ぶりに3歳馬がVとなって、3階級制覇が懸かったマイル路線も肉薄したのだから3歳世代のレベルの高さはハッキリ証明済み。

その最強世代のダービー馬&オークス馬がクラシックディスタンスの2400mを制圧すべく出走するのだから注目せざるを得ない。シャフリヤール、ユーバーレーベンはともに秋緒戦は崩れてしまったが、今回が秋2戦目で余力もタップリ。大幅な変わり身に注意が必要だ。



②超大物のラストランはV締めが恒例?コントレイルのラストランに注目



先週のグランアレグリアもそうだが、昨年のアーモンドアイもそう。昨今は名馬中の名馬が秋のG1でラストランを“V締め”するのが毎年の恒例行事となりつつある。

もう少し遡ってもリスグラシュー(有馬記念)、キタサンブラック(有馬記念)、モーリス(香港カップ)、ジェンティルドンナ(有馬記念)、オルフェーヴル(有馬記念)が有終の美を飾ったのが記憶に新しい。

今週はコントレイルがJCでラストランを迎える(暮れの有馬記念ではクロノジェネシスがスタンバイ)が、これらもV締めとなって気持ち良く次のステージへ進むことができるかどうか。

ある厩舎関係者によれば「とにかくお釣りを残さずにメイチで仕上げられるのが大きい。次のことを考えなければいいんだからそりゃ結果を残すことが多いよね」と好走理由を認める。これだけの成功例が続くとなると、コントレイルへの期待も高まるというもの。



③3年前は2分20秒6の世界レコード。年々高速化して海外馬は苦戦傾向



この時期の東京開催は雨が降らずに良馬場で行われるとかなり時計が出やすくなっている。これまでの良馬場の走破タイムを確認しておこう。

12年 2分23秒1
14年 2分23秒1
17年 2分23秒7
18年 2分20秒6
20年 2分23秒0


18年こそ異常な高速馬場だったが、これを除いても2分23秒台は当たり前。Bコース替わりとなってからは週毎に時計が掛かってきていたが、先週からCコースに仮柵が移動したことで再び馬場が高速化した印象だ。今週もおそらく馬場差は【1秒5】くらいの高速馬場だと見ていいだろう。今年も2分23秒台が優勝タイムと想定される。

持ちタイム上位馬を確認しておくと以下のようになっている。

2分20秒9 キセキ(※)
2分22秒5 シャフリヤール
2分22秒9 ムイトオブリガード(※)
2分23秒0 オーソリティ
2分23秒2 コントレイル
2分23秒3 シャドウディーヴァ
2分23秒6 ワグネリアン(※)

(※3年以上前の記録ゆえ参考記録)


逆に言うと、これだけ馬場が高速化することで、海外馬の出番が大きく減っている。ここに相関関係があるのは確かだろう。それは今年の凱旋門賞の勝ちタイムを見れば一目瞭然。

今年の凱旋門賞の勝ちタイムは2分37秒6だったが、アーモンドアイの世界レコードとなった2分20秒6と比べると17秒も違うもの。同じ距離でも17秒も違うレースとなると、極端な言い方をすればコンクリートと砂浜を走るくらい違う競技と言える。

欧州中心で走っている海外馬にとっては「雨が降らないと厳しい」という見方でいいのではないだろうか。





ジャパンカップ2021予想
『調教マル特ホース』
<11/25(木)更新>



●自らの道を究めている者が相応しい舞台

今年もやってきた秋の頂上決戦。上半期のG1なら日本ダービーとオークス、下半期はこのジャパンCが行われる東京芝2400mコースは「チャンピオンコース」とも言われるだけあって(補足・JRA HPのレース紹介にあるコース解説にもそう記されている)、競馬界のサイクルにおいても重要性の高いコースであるといえる。

適性面でも総合力が求められる舞台と認識するが、過去の好走馬をみると、中長距離戦に強い厩舎の名前が目立つ上に、栗東CWコース追い切りを重用するパターンが見受けられる。

たとえば過去10年の3着以内馬30頭中14頭が栗東CWでの追い切りを行っている。レース体系の上では長距離の部類に入ることは違いないため、コース追いで心肺機能を高めることが求められるのだろう。

ただし、コース追い一辺倒かで言うと、そうではない。

オルフェーヴル、ジェンティルドンナらは坂路追いが主体だったり、ショウナンパンドラは1日2本の坂路乗りを行っていた。昨年のコントレイル、デアリングタクトも最終追いは坂路。他には、リピーターでも年によって調教パターンが異なる馬もいた。

これだけトップクラスに上り詰めていたら、各々自身のスタイルが確立されているわけで、自らのスタイルに徹していることの方が重要ではないかと感じる。ということは、中間のメニューがそれだけ高められているか、または直線の動きや気配を重視すべきだろう。


調教マル特ホース①

コントレイル

矢作厩舎(栗東)
福永騎手予定
戦績:7-2-1-0

・ラストランへ抜かりない仕上げ

1週前がCWでしっかり追って、当週は坂路。この馬のパターンであるが、昔から見ている方は以前と今年の追い切りを比較して、明らかに動きが良くなっていることは感じられるのではないか。

この秋はさらに良くなっていると感じさせるし、休み明けから走る馬でも使ったことでのマイナスを感じさせない。

最終追いは福永騎手の鞍上で開場直後の坂路を単走というメニューだったが、昨秋の臨戦過程と比較しても今年の方が断然だ。



調教マル特ホース②

オーソリティ

木村厩舎(美浦)
C.ルメール騎手予定
戦績:5-1-1-3

・中3週でも2週連続でウッド追い

アルゼンチン共和国杯を連覇しての参戦。前走も骨折明けでトレセンではそれ相応の追い切りメニューをこなしていたものの、この馬本来の調教量・負荷からは及ばないもの。

そこを一度使っての参戦。今回は中3週ながら、時計を4度出した上に1週前はウッドで7Fの追い切りを単走でこなすと、最終追い切りは併せ馬で6Fから追われている。

一般的に近年のノーザンファーム関連馬はレース間隔を開けることに特化しているが、この馬は詰まった間隔でも攻める調教をこなせている。上昇ムードで挑めそうだ。




ジャパンカップ2021予想
『下馬評は低いが妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<9/17(金)更新>


分析班
水谷

木曜に枠順が発表されて人気上位馬は揃って内目のいいところを引き当てました。このジャパンCが引退レースとなるコントレイルは最後まで二桁馬番を引くことがなく、指揮官をして「神に気に入られた馬」と表現。先週のグランアレグリアはマイル最強を誇示したまま引退の花道を飾りましたが、昨年の三冠馬はどんな形でラストランを締めくくるでしょうか。

さて、本日更新の『ラストワン』として強調するのは、血統的にもこの舞台がピッタリながら、実は2400mは一度しか走っておらずその一戦も勝利しているこの馬です。父が活躍した舞台で目覚める可能性を捨て切れません!


下馬評低めの盲点注目馬

サンレイポケット

高橋義忠厩舎(栗東)
鮫島駿騎手
戦績:5-4-3-10

【前走成績】
天皇賞秋(4着/10番人気)

○『3強』に唯一迫った天皇賞秋の走りをフロックと侮るなかれ

父ジャングルポケットと言えば、2001年のダービー馬で同じ年のジャパンCを3歳馬ながら制したトニービン産駒の名馬だった。ジャングルポケットが「東京芝2400mの鬼」と呼ばれるのは自身の成績のみならず、産駒もこの舞台で結果を出すことが多かったから。父の代表産駒と言えば、オウケンブルースリ、トーセンジョーダン、ジャガーメイルらがいるが、これらはいずれもジャパンCで②~③着の実績を持っている。

もっと言えば、条件クラスを卒業したばかりで挑んだジャングルクルーズは単勝166倍のブービー人気ながら4着に入線して話題を呼んだこともある。このように、とにかく産駒も東京芝2400m(つまりジャパンC)に高い適性を持っているのが分かる。

サンレイポケットは前走の天皇賞秋で「3強」に次ぐ4着で入線しているが、最後は決め手の差で差を付けられたものの、好位のインから器用に立ち回る競馬でレースぶりに進境を見せたのが大きい。これまでは後方から末脚一気でハマり待ちのスタイルだったが、器用に立ち回る競馬もできるとなると距離が伸びる今回は前走以上があっても驚けない。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは11/26(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『ジャパンカップ(GⅠ)』
『京都2歳S(GⅢ)』
『京阪杯(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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