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枠順確定【ジャパンカップ2020予想】アーモンドアイら“3強”の死角を徹底的に探る!



3強の優劣と死角を探る!
ジャパンカップ2020予想

  • ・アーモンドアイ、引退レースの本気度は?
  • ・三冠馬2頭は古馬に通用する?
  • ・忘れてはいけないデータ傾向と特注穴馬も公開


  • 11/23(月)……サートゥルナーリア回避発表

WORLD
北野シズカ

皆さん、こんにちは。秋のGIシーズンもいよいよ佳境ですね♪

ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで、社台グループの情報を専門にしている北野シズカと申します。

今週末はジャパンカップ(GI)に注目。アーモンドアイ、デアリングタクト、コントレイルと三冠馬が3頭集結。歴史に残る一戦、だからこそ馬券もしっかり獲りたいですよね!


【ジャパンカップ2020予想】
最新更新11/27(金)
予習の総仕上げ!『ラストワン穴馬』

1週間を通して、アーモンドアイ、デアリングタクト、コントレイルの“3強”を中心に、過去のデータ面や今回に向けてのデキなどを徹底的に分析していきます。そして当日は、共に会心の的中馬券を掴みましょう!

【NEW】過去の傾向から好走馬をあぶり出す
ジャパンカップのマル特データ&オススメ馬!詳細はコチラ⇒


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ジャパンカップ2020予想
出走馬&枠順確定!
<11月26日(木)更新>


ジャパンカップ(GI)
11月29日(日) 東京芝2400m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1 カレンブーケドール 牝4 55 津村
2 アーモンドアイ 牝5 55 ルメール
3 ワールドプレミア 牡4 57 武豊
4 キセキ 牡6 57 浜中
5 デアリングタクト 牝3 53 松山
6 コントレイル 牡3 55 福永
7 ミッキースワロー 牡6 57 戸崎
8 ウェイトゥパリス 牡7 57 デムーロ
9 トーラスジェミニ 牡4 57 田辺
10 パフォーマプロミス 牡8 57 岩田望
11 クレッシェンドラヴ 牡6 57 内田博
12 マカヒキ 牡7 57 三浦
13 ユーキャンスマイル 牡5 57 岩田康
14 ヨシオ 牡7 57 勝浦
15 グローリーヴェイズ 牡5 57 川田

【11月26日(木)枠順確定】
ジャパンCは東京12Rですのでご注意を!



過去10年の
ジャパンカップ
【枠順別成績】


枠番 着度数
(1着-2着-3着-4着以下)
勝率 連対率 複勝率
1枠4-3-3-822.2%38.9%55.6%
2枠1-0-2-165.3%5.3%15.8%
3枠2-1-1-1610.0%15.0%20.0%
4枠1-0-0-195.0%5.0%5.0%
5枠0-2-0-180.0%10.0%10.0%
6枠0-1-0-190.0%5.0%5.0%
7枠1-0-3-194.3%4.3%17.4%
8枠1-3-1-223.7%14.8%18.5%


WORLD
北野シズカ

馬番で見ると、【1番】が過去10年で(3-2-2-3)の複勝率70%。絶好のポジションに、今年もカレンブーケドールが入りました。昨年に続いて2年連続の好枠ゲットです。


分析班
水谷

比較的真ん中より内に良い馬が揃ってきたから……とも言えますが、過去10年のジャパンCでは『7番以内』の馬が8勝、残る2勝は15番でした。3強すべて、枠順は言い訳にしづらいところを引きましたね。




ジャパンカップ2020予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<11月22日(日)更新>


WORLD
北野シズカ

まず最初に、ジャパンカップ2020に出走する予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:天皇賞(秋)1着

アーモンドアイ


国枝厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:10-2-1-1

前走の天皇賞(秋)を勝利し、JRA史上初の芝GⅠ・8勝目を達成。今回のジャパンカップが引退レースとなることが公言されている。

GⅠ勝利は3歳時に牝馬三冠とジャパンカップで4勝、4歳時にドバイターフと天皇賞(秋)で2勝、5歳時にヴィクトリアマイルと天皇賞(秋)で2勝。桜花賞以降はGⅠにしか出走しておらず、故障もなく各年の春秋に必ず勝利を挙げている。無敗の三冠馬2頭を破っての有終となるか。

【WORLD分析班チェック】
鬼門の『シーズン2戦目』

過去に例を見ない【三冠馬3頭の対決】が実現したのは、この馬の参戦が最後に決まったからこそ。出走に敬意を払う必要はあるものの、アーモンドアイの懸念材料は『シーズン2戦目』で結果が出ていないことです。

昨年春は2戦目の安田記念で3着、昨年秋は2戦目の有馬記念で9着、そして今年春もシーズン2戦目の安田記念で2着。「常に全力を出し切るからこそ、反動が大きい」ことでお馴染みのアーモンドアイが、果たしてどういうデキで出てくるのでしょうか。




前走:菊花賞1着

コントレイル


矢作厩舎(栗東)
福永騎手予定
戦績:7-0-0-0

無敗での牡馬クラシック三冠制覇はシンボリルドルフ、ディープインパクトに続く史上3頭目。ディープインパクトとは親子でこの記録を達成しており、これは史上初の快挙。また、シンボリルドルフ、ディープインパクトの時代にはGⅠではなかったホープフルSも勝っており、クラシック三冠達成の時点でGⅠ・4勝というのはナリタブライアン(朝日杯勝ち)以来の記録だった。

菊花賞勝ち馬が同年のジャパンカップに出走して勝利したことは過去に一度もなく、コントレイルが勝利すれば史上初となる。

【WORLD分析班チェック】
1週前追い切りで『初の併走遅れ』

先述通り、菊花賞を勝利した3歳馬が同年のジャパンカップを制した例が無い点もデータ的には気がかり。また、この中間の1週前追い切りでは、コントレイルとしては初めて、併走相手に遅れました。芝3000mを走り切った後の秋3戦目、疲れ・反動面はしっかりと探りましょう。




前走:秋華賞1着

デアリングタクト


杉山厩舎(栗東)
松山騎手予定
戦績:5-0-0-0

無敗での牝馬クラシック三冠制覇は史上初。トライアルの重賞を使わずキャリア5戦目で三冠を達成したのは、牡牝の三冠馬全てを合わせても最短の記録となっている。

牝馬の三冠馬が同年のジャパンカップに出走して勝利した例はジェンティルドンナ、アーモンドアイと二度ある。三冠馬に限らず3歳牝馬の方が3歳牡馬よりもジャパンカップでは好成績を残しており、秋華賞の方がジャパンカップまでの間隔が1週長い分、体調を整えやすいということかもしれない。

【WORLD分析班チェック】
秋華賞の勝ち時計は『史上2番目の遅さ』

コントレイルにも言えることですが、無敗の三冠馬2頭の課題、そして馬券のポイントは『初の古馬相手』になるということ。世代レベルが問われる一戦となります。

ちなみに、秋華賞の勝ち時計は【2:00.6(稍)】この数字は、秋華賞が創設された1996年からの延べ25回で『史上2番目に遅い』数字でした。もちろん馬場コンディションの違いもありますが、数字面での強調材料が乏しいレースだったことは気になります。


WORLD
北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。“3強”それぞれに、意外と小さくない懸念材料を秘めているようですね。

水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!






ジャパンカップ2020予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<11月25日(水)更新>


分析班
水谷

水曜日は過去の傾向から、ジャパンカップ2020の『軸馬・穴馬候補』をピックアップ!


ジャパンカップ
攻略に向けたポイント

  • ・6歳以下は極度の不振

  • ・上がり最速よりも来る馬が居る!

  • ・3億円を本気で狙う大牧場が強い!

ジャパンカップ2020
過去10年の人気別成績


人気 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
1人気3-2-2-330.0%50.0%70.0%
2人気1-1-3-510.0%20.0%50.0%
3人気2-1-0-720.0%30.0%30.0%
4人気3-1-0-630.0%40.0%40.0%
5人気1-2-0-710.0%30.0%30.0%
6~9人0-3-3-340.0%7.5%15.0%
10人気以下0-0-2-750.0%0.0%2.6%

1番人気馬の馬券信頼度は比較的高い方か。国内最高峰の賞金レースかつ実力が発揮されやすい東京競馬場が舞台であり、6番人気以下の伏兵の好走率はかなり低い。ヒモで狙える馬をピンポイントで入れる程度か。



ジャパンカップ2020
過去10年の年齢別成績


斤量 年齢
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
3歳3-3-1-1911.5%23.1%26.9%
4歳4-3-3-427.7%13.5%19.2%
5歳3-4-4-366.4%14.9%23.4%
6歳0-0-0-240.0%0.0%0.0%
7歳以上0-0-2-160.0%0.0%11.1%

今年も幅広く世代を跨いで活躍馬が揃うジャパンCだが、上位争いを演じられるのは“旬”の馬たち。6歳以下になると急激に好走率が下がる。実績馬のキセキやマカヒキ、一昨年5着のミッキースワローらがデータ的には脱落する。



ジャパンカップ2020
過去10年の前走別成績


斤量 前走
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
天皇賞(秋)5-4-8-408.8%15.8%29.8%
京都大賞典2-1-0-1411.8%17.6%17.6%
秋華賞2-1-0-240.0%60.0%60.0%
菊花賞1-0-0-420.0%20.0%20.0%

勝ち馬が出ているレースのみを抜粋。やはり王道は天皇賞(秋)組。頭数の割に侮れないのが京都大賞典組で、16年はキタサンブラックサウンズオブアースのワンツー、17年勝ち馬シュヴァルグランもこのパターンだ。

なお、オールカマーからの参戦が今年はカレンブーケドール含め3頭予定しているが、過去10年では(0-0-0-2)とサンプル数が極めて少ない。

また、菊花賞組からの臨戦で勝利したのは2010年ローズキングダム(菊花賞2着→ジャパンC繰り上がり1着)。

秋華賞組からの好走馬は2012年ジェンティルドンナ、2018年アーモンドアイの三冠牝馬2頭に、昨年のカレンブーケドール(秋華賞2着→ジャパンC2着)。3歳牝馬は斤量が53キロと著しく有利ではあり、デアリングタクトも能力さえ足り得るならば上位争いが期待できそうだが……?



ジャパンカップ2020
過去10年の『脚質別』成績と
『上がり3F』別成績


脚質 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
逃げ1-1-1-710.0%20.0%30.0%
先行4-2-3-2711.1%16.7%25.0%
中団5-5-4-606.8%13.5%18.9%
後方0-1-2-420.0%2.2%6.7%
マクリ0-1-0-10.0%50.0%50.0%

上がり順位 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
上がり1位2-2-1-
上がり1位1-3-2-68.3%33.3%50.0%
2位5-1-2-635.7%42.9%57.1%
3位1-0-1-416.7%16.7%33.3%
4~5位0-6-1-150.0%27.3%31.8%
6位以下3-0-4-1052.7%2.7%6.3%

東京競馬場という王道コースでのレースだけに、終いの脚力が求められるのは確かだが、データを見れば一目瞭然のように『上がり最速馬』を狙い撃ちすれば良いかと言うと、そういうワケではない。むしろ『ポジションと終いの能力のバランスが大事』なレース。

ちなみに、4コーナーで7番手以下だと(1-6-5-85)と著しく勝率が下がる。

なお、逃げ馬の好走はキタサンブラック(16年1着、17年3着)とキセキ(18年2着)。生半可な能力での逃げ残りは困難を極める。



ジャパンカップ2020
過去10年の『生産者』別成績


生産者 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
ノーザンF8-4-6-3914.0%21.1%31.6%
白老F1-3-0-314.3%57.1%57.1%
ヤナガワ牧場1-0-1-133.3%33.3%66.7%
社台F0-2-2-190.0%8.7%17.4%

最後に。ジャパンCはご覧の通り、ノーザンF御用達のGIである。国内最高峰の3億円という1着賞金、加えてジャパンC勝ちという勲章は、後の馬産においても大きなブランド価値を持つもの。今年も本気度は高いと見て良いだろう。




【オススメ軸候補】

アーモンドア

国枝厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:10-2-1-1

【推し材料】好条件データ
◯能力、適性面は文句なし
◯敗れている『シーズン2戦目』の敗因分析が大事


アーモンドアイの“秋競馬”を振り返ると、3歳時は秋華賞→ジャパンカップを連勝。4歳時は天皇賞(秋)から有馬記念というローテで1着・9着。そして今年は天皇賞(秋)からジャパンカップというローテーション。

アーモンドアイは「休み明けは無敗だけど2戦目に弱い」と言われている。ただし、唯一大敗した有馬記念は秋2戦目というより、中山コースや馬場が合わなかったのが敗因とも見ることは可能。2年連続で敗れた安田記念は2戦とも決して悪い内容の競馬ではなかった。

ジャパンカップは2年前に2分20秒6の世界レコードを樹立した舞台。鞍上のルメール騎手は天皇賞(秋)からエリザベス女王杯、先週のマイルCSとGⅠ騎乗機会3連勝中で、今週も頼れる存在であることは間違いないだろう。

また、エリザベス女王杯とマイルCSは世代間の戦いという点でも古馬が3歳馬に勝利。コントレイルとデアリングタクトに5歳世代の威厳を示して花道を飾れるか。




【穴で要注目】

カレンブーケドール

国枝厩舎(美浦)
津村騎手予定
戦績:2-6-2-1

【推し材料】好条件データ
◯脚質面、展開面への対応で優位
◯中間の上昇度で特に期待が持てる1頭

厩舎の先輩にアーモンドアイという偉大過ぎる馬がいるため目立たないが、カレンブーケドールもオークス2着、秋華賞2着、ジャパンカップ2着とプチ・アーモンドアイのような成績を残してきた。

特に昨年のジャパンカップからは全て牡馬相手のレースで3連続2着。これは牝馬としては立派な成績だ。

アーモンドアイは三冠馬2頭のジャパンカップ参戦を受けて、熟考の末ジャパンカップを引退レースに決めたようだが、カレンブーケドールは予定通りオールカマーからジャパンカップへ。

仮にアーモンドアイがジャパンカップに出なくても、国枝厩舎としては「去年と同じくジャパンカップにはカレンブーケドールがいるから」という気持ちだったそうだ。

3強による歴史的対決に割って入れるのは、当初から秋の大一番をココに定めてきたこの馬か?




ジャパンカップ2020予想
『調教マル特ホース』
<11月26日(木)更新>


分析班
水谷

菊花賞では
2着アリストテレスを推奨!

エリザベス女王杯では
5番人気2着サラキアを推奨!


マイルCSでも
2着インディチャンプを推奨!

レース前の調教は、各馬の状態の良し悪しを見極めるバロメーターだ。レースごとに“結果に直結しやすい調教パターン”というものも存在するぞ!

長丁場=コース調教
というアドバンテージはあるが…
決してそれだけではない!


過去10年の成績でみても、松田博資角居勝彦友道康夫池江泰寿といった厩舎がリピーターとして目立つレース。

その陣営に共通することは、(シチュエーションや馬にもよるが)いずれも“CWコース追い切り”を主体としていることだろう。

預かる素材も中長距離戦に特化した馬でもあるが、この傾向からもCW追いが好相性であることは見えてくるもの。過去10年の3着以内馬30頭中15頭が栗東CWでの追い切りを行っていた。


しかし、『果たしてそれ以外の調教パターンが駄目か?』というと、決してそうとは言えない。

連覇したジェンティルドンナは石坂正厩舎らしく坂路での追い切りを行っていた上、去年の覇者スワーヴリチャードもコース追いが主体だったところを坂路に切り替えたり、ワグネリアン&シュヴァルグランの友道厩舎のように、1週前でビッシリとコースで追って、当週は坂路というパターンもある。


要は、ジャパンCに出走してくるほどのトップクラスに上り詰めていたら、各々自身のスタイルが確立されているわけで自らのスタイルに徹していることの方が重要ではないかと感じる。

ということは……純粋に直前の動きや気配を重視すべきだろう。なお、今回のメンバーで最終追いが栗東CWだった馬は極めて少ない。




調教マル特ホース①

デアリングタクト

杉山厩舎(栗東)
松山騎手
戦績:5-0-0-0

◯1週前コース→当該週坂路の王道パターン
◯まさに精密機械!?最終追い切りは前走とほぼ同じ

本来ならケイコ駆けするアーモンドアイと言いたいところだが、取り上げたいのはコチラ。1週前にCWでやって、当該週は坂路というのはこの馬のパターン。

坂路の時計から(4F54.7秒)も実質的な追い切りは1週前に済ませている感だが、その1週前追いが良好。ジョッキーが軽く仕掛けた程度だが、なめらかなフットワークと落ち着きが窺えて、操作性の良さも感じる。

ちょうど数秒先にサートゥルナーリア(回避)が走っていたが、向こうは極上の切れ味、自身は長く脚を使うようなケイコの走りと質が違うとはいえ、この馬なりにヒケをとらないものだった。

当該週の坂路は軽めだが、秋華賞の直前追いとほぼ同じラップ推移をマーク。センスの良さの為せる技だろう。

※参考
・秋華賞の直前
栗東坂路 4F54.7-39.4-25.6-12.7秒

・今回の直前追い
栗東坂路 4F54.7-39.7-25.7-12.7秒



調教マル特ホース②

キセキ

角居厩舎(栗東)
浜中騎手
戦績:4-6-5-10

◯坂路は見栄えが悪いものの動き以上の時計
◯昨年の勝ち馬と重なるスタイル変更

当週、1週前と坂路。しかも以前はCW追いが主体で追い日以外の坂路だったところ、今夏からは坂路追いに切り替えている。

一見緩慢そうな走りに映るのはもともと大トビの分。ただ見た目以上に時計は出ており、角居師も「無理をさせていないのに予定より時計が速く出た」と語っているという。秋3戦目だが、前走時の良いデキをキープできている様子だ。今思えば秋から冬に掛けての時季は合うのかもしれない。

ちなみに、過去にCW追いで好走して坂路に切り替えているのは、昨年のスワーヴリチャードと近いパターンである。




ジャパンカップ2020予想
『前走ワケアリ敗戦で妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<11月27日(金)更新>


分析班
水谷

穴馬候補に困ったら、この馬をぜひ付け加えてみていただきたい!


【“負け方”に大事なヒントあり】
一般的に、人気になりやすい馬は『直近で勝っている馬』『馬柱で良い着順が並ぶ馬』。裏を返せば、『前走で負けた馬・着順が悪い馬』はそれだけで人気の盲点になりやすいもの。

しかし、「負けに不思議の負け無し」という格言もあるように、全ての敗戦には必ず理由がある。中には、次のレースに繋がるような敗戦も……。ココでは、常日頃からレース映像を何度も見返し、次なるヒントを探し当てることに魂を燃やすレース分析班より“前走で負けた馬”から注目すべき情報馬をピックアップ!


前走敗戦組からの注目馬

マカヒキ

友道厩舎(栗東)
三浦騎手騎乗
戦績:5-2-2-12

【前走成績】
大阪杯(11着/7番人気)

◯すっかり忘れられたダービー馬
◯ジャパンCは17年、19年4着。
 時計がかかれば無碍にできない

ダービー制覇後、国内では一度も勝てないままもう7歳の秋。前走の大阪杯は11着に大敗しており、今回はそれ以来8か月ぶりのレースとなる。普通に考えると非常に厳しいように感じられる2016年のダービー馬マカヒキ。

しかし、ダービー馬の意地と言うべきか、同じ東京芝2400mで行われるジャパンカップは2017年、2019年と出走した2回はどちらも4着。昨年は上がり最速をマークし、あと少し距離があれば3着もあったという脚を見せていた。

3強対決がクローズアップされる今年のジャパンカップだが、今回はコントレイルとマカヒキの新旧ダービー馬対決でもあり、実は今回のメンバーの中で、東京芝2400mで勝っているのはアーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクト、そしてマカヒキの4頭しかいない。

全盛期の力は無いかもしれないが、この舞台ならばダービー馬の意地を見せられる可能性はゼロではない。最初から『馬券圏内は無い』と切るのではなく、中間の状況、直前の関係者情報を元に取捨を見極めたい一頭。






週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは11月27日(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『京都2歳S(GⅢ)』
『ジャパンカップ(GI)』
『京阪杯(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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