【ホープフルS2024予想】魅力タップリの無敗馬など素質馬が勢揃い!《金曜更新》大西直宏が乗りたい穴馬&中山2000mのコース徹底解説
クラシック路線の主役に躍り出るのは?今年のホープフルSの見どころポイント

進行を担当するハルカです。
いよいよ今年最後のGⅠですね。ホープフルSは未来のクラシック候補たちが中山芝2000mで激突する一戦。今年も素質馬が揃っていて、期待感が高まります。

大西直宏
大西直宏です。
そうだね。この時期の2歳馬にとって、中山芝2000mは単なる距離適性だけでなく、持久力やコーナリング技術、そして精神面の成熟度も試されるタフな舞台だ。今年もそれぞれ個性的な馬たちが顔を揃えたけど、未来のスター誕生を見届けるのが楽しみだよ。
コース徹底解説【重賞版】⇒
出馬表
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
---|---|---|---|---|
1 | ジョバンニ | 牡2 | 56 | 松山弘平 |
2 | ショウナンマクベス | 牡2 | 56 | 池添謙一 |
3 | ジェットマグナム | 牡2 | 56 | 丹内祐次 |
4 | クラウディアイ | 牡2 | 56 | 西村淳也 |
5 | レーヴドロペラ | 牝2 | 55 | 大野拓弥 |
6 | クロワデュノール | 牡2 | 56 | 北村友一 |
7 | ヤマニンブークリエ | 牡2 | 56 | 武豊 |
8 | デルアヴァー | 牡2 | 56 | 三浦皇成 |
9 | アリオーンスマイル | 牡2 | 56 | 木幡巧也 |
10 | アスクシュタイン | 牡2 | 56 | 横山武史 |
11 | ファウストラーゼン | 牡2 | 56 | 杉原誠人 |
12 | マジックサンズ | 牡2 | 56 | 佐々木大輔 |
13 | ジュンアサヒソラ | 牡2 | 56 | 横山和生 |
14 | リアライズオーラム | 牡2 | 56 | 菅原明良 |
15 | ピコチャンブラック | 牡2 | 56 | 川田将雅 |
16 | ジュタ | 牡2 | 56 | 坂井瑠星 |
17 | アマキヒ | 牡2 | 56 | ルメール |
18 | マスカレードボール | 牡2 | 56 | 戸崎圭太 |

まず最初に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

大西直宏
前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!

情報競馬のプロフェッショナル、『匠』チームから注目ポイントをお伝えする【匠のウマいい話】も必見です!

- クロワデュノール
- 斉藤崇厩舎(栗東)
- 北村友騎手予定
- 前走:東スポ杯2歳S1着
■“雰囲気”が漂う大物候補
5ヵ月ぶりの実戦となった東スポ杯2歳Sでは、馬体重が24キロ増加していましたが、数字以上にその成長ぶりが印象的でした。増えたのは無駄肉ではなく、筋肉量の増加による力強い馬体。パドックでは2歳馬とは思えない落ち着きと風格があり、その“雰囲気”には大物感が漂っていましたね。
レース内容も見事で、新馬戦では持続力を、東スポ杯では瞬発力を試される展開となりましたが、どちらにも対応してみせた。この自在性こそがこの馬の真価であり、伸びしろを含めて将来性は抜群です。ホープフルSという舞台で、さらにその完成度を高められるか注目しましょう。
2歳馬とは思えない落ち着きと風格を漂わせるクロワデュノール

マムシ

ここまで北村友騎手の手綱さばきが光る一頭だね。2戦を見ても、騎手と馬の信頼関係がしっかり築かれているのが分かる。この勝負服、そして斉藤崇厩舎といえば、名牝クロノジェネシスを思い出すけど、この馬にもその片鱗があるよ。このまま順調に行けば、クラシックで主役を張る存在になる可能性は高いね。

- マジックサンズ
- 須貝厩舎(栗東)
- 佐々木騎手予定
- 前走:札幌2歳S1着
■パワフルな走りと無限の可能性
札幌2歳Sでは重馬場をものともしないパワフルな走りを披露しました。直線で外へ流れる若さを見せたものの、それでも差し返す勝負根性は見事。ハナ差とはいえ、余力を残しての勝利であり、そのポテンシャルの高さは明白です。
母コナブリュワーズの血統を引く馬は折り合いに難があるケースが多いですが、マジックサンズは良い意味で“とぼけた”気性を持っていて、1800m以上の距離で真価を発揮できるタイプ。このホープフルSでの走り次第では、クラシック戦線の有力候補として名乗りを上げるでしょう。
課題を挙げるとすれば、これまでの2戦は道悪でのものなので、時計の速い決着になった時にどれだけ対応できるか。とはいえ、新馬戦では大外を回してもラスト400mで加速ラップを刻み、後続を圧倒していることから、それも杞憂に終わる可能性が高そうです。

チーム飯塚

佐々木大輔騎手にとって、これはGⅠ初制覇への絶好のチャンスだね。今年は重賞で結果を残し、騎手として大きく成長した年。トレンドとなっている「初GⅠ勝ち」の波に乗るかもしれない。鞍上と馬の勢いが合致すれば、ここでも十分にチャンスはあるよ。

- マスカレードボール
- 手塚厩舎(美浦)
- 戸崎騎手予定
- 前走:アイビーS1着
■姉の無念を晴らす一戦
新潟の新馬戦、そしてアイビーSと、まだ粗削りな面を見せながらも、非凡な末脚を武器に連勝してきました。父ドゥラメンテ、そして半姉にはエリザベス女王杯出走直前で引退したマスクトディーヴァという良血馬。陣営の期待も非常に高く、ホープフルSでのパフォーマンスが今後のクラシック路線を占う一戦となります。
美浦ウッドでは、タフな調教メニューを消化し、ラストまでしっかり伸び切る動きを見せました。しっかりと乗り込まれた内容からも、陣営の意気込みが伝わってきます。初の右回り、そしてコーナー4つという未知の課題が待ち受けていますが、それを克服すれば、大きな飛躍が期待できるでしょう。

チーム舟木

アイビーSの勝ち馬からは、クロノジェネシスやドウデュースといった名馬が出ています。同じ条件で施行される東スポ杯に比べ、アイビーSは施行時期が早いため、朝日杯や次走までに十分な間隔を確保できる点が特徴です。ここ数年で「出世レース」として確立しつつある一戦ですね。
そんなアイビーSを、歴代の勝ち馬と比較しても格段に速いタイムで制したのがマスカレードボールです。時計勝負になった場合、2戦2勝のスピードと決め手を武器に、この馬の出番がありそうです。

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも 魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。
水曜日以降は『的中を引き寄せるマル特データ』や『匠』チームの注目情報チェック馬などを紹介しますのでさらに深くレースを分析していきましょう!

大西直宏
金曜の枠順確定後にはコース徹底解説や、出走メンバーを踏まえた展開予想もお伝えしますよ!

吉田
今回もサイン派のスタッフ吉田がデータや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。
競馬ファンなら、これまでにもレースが終わってみたら『実はそうだったのか!』と隠れたサインやジンクスに気付いた経験はあるのでは?
そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!
今週の注目サイン
2024年最後のJRAイベントに登場する人は!?
(12月26日)
前回は「レーヴドロペラ」絡みで案内したが、週中に来年度のJRAキャラクターが発表された。来年も今年の3名に加えて、俳優の「竹内涼真」さんが決定した。CMは今週から流れるらしいが今週サインとして機能するかは微妙…。来年度のキャラだけに年明けに注意したい。
そこで気になったのはレース当日のメモリアルホースだ。すでにCMの枠連の法則も途絶えているが存在は無視できない。何故なら3冠馬「コントレイル」だからだ。鞍上の福永騎手はすでに現役を引退し調教師になっている。CMの法則は途絶えているがコントレイルが3冠を達成した。『皐月賞1枠・ダービー3枠・菊花賞2枠』には注意したい。
そのコントレイルを管理していたのは矢作厩舎。今回のホープフルSに矢作厩舎の管理馬が出走を予定している。それが『ジュタ』だ。馬名の意味は「ウルルカタジュタ国立公園より」。馬名の意味に関連はないが怪しい。
ならば『ジュタ』をサイン馬に指名し、レース当日は対角位置、両隣にも注意したい。
(12月22日)
それでは簡単に有馬記念のサイン回顧をお話しよう。勝ったのは4番人気戸崎騎乗の「⑧レガレイラ」。2着は10番人気C・デムーロ騎乗の「⑯シャフリヤール」。3着は2番人気横山典騎乗の「①ダノンデサイル」と波乱の決着もスペシャリティに参加された会員様的中おめでとうございます!
サイン的には、サイン馬に指名した馬たちは掲示板3~5着でした。そして、勝ち馬のレガレイラが居たのはCMで長澤まさみさんが強調していた4枠。2着はサイン馬ダノンデサイルの対角ということで見事、引き出せた感じがします。まだ年内、レースは続きますが気を抜かず完走したいと思いますのでよろしくお願いします。
さて、話を戻して今年で41回目を迎える「ホープフルS」。未来の主役候補が出走する2歳限定GI。ひと昔前、暮れの2歳GIは「阪神JF」と「朝日杯FS」だったが2017年に「ラジオNIKKEI杯2歳ステークス」がGIに昇格し「ホープフルS」となった。
そのレース当日にプレゼンターとして来場するゲストが『堀田真由』さん。今年も映画、ドラマ、CM、雑誌など幅広く活躍中である。映画では主演経験もあるがドラマでも主演を演じるようになっている。
2024年の出演ドラマは、「アンチヒーロー」と「若草物語」だ。両ドラマは「シリアス」と「コメディ」の真逆のもの。やはり、直近で怪しいのは「若草物語」の方だろう。いろいろと探っていくと「若草」の意味に年の若い女性の意味がある。これにドンピシャの馬が1頭いる。
それが『レーヴドロペラ』だ。馬名の意味は「オペラ座の夢」。唯一の牝馬である。ならば『レーヴドロペラ』をサイン馬に指名し、レース当日は対角位置、特に両隣には注意したい。(続く)
結論
今年の気になるサイン候補
- ★『レーヴドロペラ』をサイン馬に指名し、レース当日は対角位置、特に両隣には注意したい。
- ★CMの法則は途絶えているがコントレイルが3冠を達成した。『皐月賞1枠・ダービー3枠・菊花賞2枠』には注意したい。
- ★『ジュタ』をサイン馬に指名してレース当日は対角位置、特に両隣には注意したい。

ホープフルSは2歳馬たちが夢のクラシック戦線に向けて羽ばたく一戦ですね!中山競馬場の芝2000mというコース設定もあって、将来性とセンスが求められる、まさに未来のスターを探すレースです。

大西直宏
その通りだね。ホープフルSは「未来のクラシックホース」が集結する舞台。特に中山芝2000mの適性は、翌年の皐月賞にも直結することが多い。今年の注目馬たちを、データをもとに掘り下げてみよう!
的中テクニック1
ステップレースは「オープン以上」が必須条件

「新馬、未勝利勝ち直後では厳しい」
ホープフルSは、キャリアが浅い馬たちが集う一戦であるがゆえに、「前走のステップレース」が勝敗のカギを握ります。過去のデータからも明らかなように、新馬戦や未勝利戦を勝ち上がった直後の馬は結果を残すのが極めて難しい傾向にあります。
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前走 着別度数 勝率 連対率 複勝率
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新 馬 0-0-1-13 0.0% 0.0% 7.1%
未勝利 0-0-0-16 0.0% 0.0% 0.0%
1勝C 0-2-2-24 0.0% 7.1% 14.3%
O P 3-2-3-11 9.1% 18.2% 27.3%
重 賞 4-3-1-21 13.8% 24.1% 27.6%
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(※GⅠ昇格後の7年のデータ)
中山芝2000mという舞台は、「レース経験」と「適性」が問われるタフなコース。オープン以上のステップレースを経験している馬は、ペースの変化に対する柔軟性や勝負所での反応力において、他馬より有利に運べる傾向が見られます。
一方で、新馬戦や未勝利戦を勝ち上がったばかりの馬は、厳しい流れに対応しきれず、力を出し切れないケースがほとんどです。いくら素質が評価されている馬でも、ここで結果を出すには「経験値」が不足していると言わざるを得ません。

チーム舟木
ホープフルSを勝ってGⅠ馬となった馬は数多くいます。レイデオロ、サートゥルナーリア、コントレイルといった名馬たちがクラシック制覇へと繋げており、昨年の勝ち馬レガレイラは有馬記念を制覇しました。
このレースは、現時点での能力を試す場であると同時に、将来のスターを見極める重要な舞台です。適性と経験が伴っているかどうかが、結果を左右する最大のポイントでしょう。
的中テクニック2
関東圏のGⅠながらNFしがらき馬が強い

「天栄馬の巻き返し傾向も見逃せない」
通常、関東圏の重賞では「ノーザンF天栄」経由の馬が強い傾向がありますが、このレースに限っては「ノーザンFしがらき経由」の馬が圧倒的な成績を収めています。
14年 シャイニングレイ 1着
15年 バティスティーニ 3着
18年 サートゥルナーリア1着
18年 アドマイヤジャスタ2着
19年 ヴェルトライゼンデ2着
20年 ダノンザキッド 1着
20年 ヨーホーレイク 3着
21年 キラーアビリティ 1着
21年 ジャスティンパレス2着
22年 ドゥラエレーデ 1着
23年 シンエンペラー 2着
この実績からもわかるように、しがらき馬は毎年のように好走馬を送り込んでいますね。「仕上がりの完成度」と「レースへの対応力」に対応し、タフな中山芝2000mに高い適性を示してきました。
黄色今年、しがらき経由でホープフルSに挑むのは、マジックサンズ、ジュタ、クロワデュノールの3頭です。中でもサンデーR所属のクロワデュノールとマジックサンズは高い前評判を得ており、データ面からも好勝負が期待されます。

マニアックス
近年ではノーザンF天栄勢の巻き返しも目立ちます。昨年の優勝馬レガレイラを筆頭に、22年3着キングズレイン、20年2着オーソクレース、19年3着ワーケア、16年1着レイデオロらが代表例です。いずれにしても、他のGⅠと同様にしがらきと天栄が強い傾向はこのレースでも共通していると言えるでしょう。
的中テクニック3
サンデーRの勝負気配を読む

クロワDとマジックSはクラシック候補
サンデーRは有馬記念で4頭出しを敢行し、見事ワンツーフィニッシュを決めました。あの一戦だけで賞金総額は1着5億、2着2億の計7億円を獲得。この結果により、馬主リーディング首位を堂々と確定させています。
1位 サンデーR 40.9億円
2位 キャロット 29.3億円
3位 シルクR 22.5億円
4位 社台RH 21.9億円
サンデーRはこの勢いを引き継ぎ、ホープフルSでも攻勢が見られそうですね。中でも注目されるのは、クロワデュノールとマジックサンズの2頭。
この2頭は新馬戦から重賞を連勝しており、最優秀2歳牡馬のタイトルが射程圏内。もしここを勝利すれば、来年のクラシックの本命馬として大きな期待が寄せられることは間違いありません。
さらに、サンデーRは今年の2歳GⅠ戦線でもクラブの実力を示しました。阪神JFでは1番人気のブラウンラチェット、朝日杯FSでは2番人気のミューミアムマイルを送り込むなど、クラブとして“2歳GⅠ総ナメ”を目指す勢いでした。
惜しくも結果には繋がりませんでしたが、その2歳世代の「総大将」と言われるクロワデュノールとマジックサンズが、このホープフルSに満を持して出走するのだから、注目せずにいられません。

マムシ
クロワデュノールを管理する斉藤崇厩舎にとっては、これまで無縁だった牡馬クラシックのタイトルに向けた重要な一戦。一方で、マジックサンズを擁する須貝厩舎もゴールドシップ以来となる牡馬クラシック制覇を狙える素材であり、両陣営にとって譲れない戦いとなるはずです。

木曜は『匠』チームから、前走時に注目すべき情報が入っていた馬を取り上げてもらいます。

大西直宏
前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことは非常に大事ですね。
前走時の情報の中に、ここを使ってきた本当の意味や狙いが隠れている場合もありますよ。
匠の注目馬1
- クラウディアイ
-
京都2歳S3着
- 橋口厩舎(栗東)
- 西村淳騎手予定
- 戦績:1-0-3-0
前走について

チームMK
前走は、この馬の成長ぶりに陣営もめっちゃ手応え感じとった。デビュー戦では体重が416キロっていう軽量級やったけど、走りにはセンスを感じたな。西村淳も『まるで一回競馬経験してるみたいに、なんもかんも分かってる感じでしたわ。僕はただ跨ってただけでしたね』って驚いとったんや。
そんで、放牧でしっかり休ませたおかげで、体がだいぶ逞しくなったんよ。橋口先生も『小柄やけど攻めても体が減らへんようになってきた』って言うてたしな。今で430キロくらいあって、次走のときにはさらに増えたらええなって期待されとった。
助手さんも『見た目は華奢やけどスピードはほんま抜群。負荷かけても落ち着いとる』って褒めとったわ。京都2000mみたいなトリッキーなコースやと、この子のレースセンスが大きな武器になるって話しとったで。
今回の見どころポイント

京都2歳Sでは、馬体重がプラス14キロと大幅増。それでも、パドックでは馬体がふっくらとしており、気配も非常に良さそうでしたね。レースでは外から鋭く伸びてきたジョバンニに対して、こちらは馬群を縫うように馬と馬の間を割って力強く伸びてきました。結果的には馬場のイイところを通った上位2頭に敗れましたが、能力の高さをしっかりと示した好内容の一戦だったと思います。
ただ、大きな舞台で勝ち切るためには、さらなる馬体面での成長が鍵になるでしょう。理想は450キロを超えるくらいに馬体が増えてくることです。一方で、時計の出やすい軽い芝であれば、すでに重賞でも十分通用することが分かりました。この馬のポテンシャルを考えると今後が非常に楽しみです。
匠の注目馬2
- ジョバンニ
-
京都2歳S2着
- 杉山晴厩舎(栗東)
- 松山騎手予定
- 戦績:1-2-0-0
前走について

チームMK
前走の野路菊Sやけどな、エリキングに半馬身届かんとこで2着やった。陣営も『展開的に後手踏んだとこはあったけど、それでも勝ったエリキングが強かったですね』って冷静に振り返っとったわ。
ほんで、またエリキングと早くも再戦や。師匠も『向こうもさらに力つけとるやろうし、簡単な相手やないけど、前走の内容考えたら逆転のチャンスは十分ある』ってリベンジ狙っとる感じやったな。
新馬戦では右回りの小倉で勝って、続く野路菊Sでは左回りの中京で2着。どっち回りでも安定した成績残しとる馬やからな。師匠も『回りの左右にこだわらんタイプやし、初めての京都コースでも心配ない』って自信ありげやったわ。状態も順調そのものやし、むしろ『大きな上積みってよりも、2歳の時点で完成度が高い馬』って厩舎サイドも褒めてたかな。
今回の見どころポイント

京都2歳Sでは、少し出負け気味のスタートから、後方で無理せず脚を溜める競馬。最後の直線では馬場のいい大外から鋭く伸びてきましたね。結果的に勝ち馬エリキングには連敗という形になりましたが、決め手に関しては五分、もしくはそれ以上のものを見せていたように思います。
この馬の良さを最大限に引き出すには、もう少し速い流れのレースが合っているのかもしれません。負けはしましたが、今回の内容で実力の一端をしっかりとアピールできたのではないでしょうか。この馬にとって、中山の速い流れには合いそうなイメージもあります。
匠の注目馬3
- デルアヴァー
-
東スポ杯5着
- 松永幹厩舎(栗東)
- 三浦騎手予定
- 戦績:1-0-0-1
前走について

キングダム
前走時には、陣営からもこの馬に対する特別な期待が語られていました。祖母は天皇賞秋を制した名牝ヘヴンリーロマンス、母は交流重賞6勝を挙げたアムールブリエと、松永幹師にとって思い入れの深い血統。そのため、『きょうだいとは違い、母の良い部分を受け継いで芝向きの資質を持っています』と。
デビュー戦は小回りの福島コースで行き脚がつかず11番手からの競馬でしたが、そこから徐々に進出し、直線では大外から圧倒的な末脚を発揮して豪快に差し切り勝ち。師も『ノームコアに次ぐ2番目に速い時計だと聞いた。内容も良かったし、重賞でも楽しみ』と名牝を引き合いに出すほど、その素質を高く評価していたんですよね。
そして前走は、レース間隔は空いたものの、早めに栗東へ戻り、じっくりと追い切りを重ねて調整して『休養前より体がひと回り大きくなった。広いコースはこの馬に合っている』と、東京の長い直線では持ち前の末脚を存分に生かせる手応えを掴んでいるようでした。
今回の見どころポイント

東スポ杯では、出遅れたうえに少し前をカットされるような形になり、後方からの競馬を強いられたのが痛かったですね。それでも、最後はこの馬自身しっかりと伸びていました。勝ち馬と同じ上がり最速の末脚を使っています。
三浦騎手のコメントでは、前半に少し鳴きながら走っていたとのこと。これがキャリアの浅さから来るものだとすれば、まだまだ完成途上ということでしょう。とはいえ、この種の課題は経験を積むごとに解消されるものですし、集中力も成長とともに変わってくるはずです。他馬と比べると現時点で完成度の差があるかもしれませんが、将来的な伸びしろに期待したい一頭ですね。

金曜は大西さんが「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップします。元乗り役ならではの着眼点はさすがと思わされます。

大西直宏
注目を集める人気馬を相手に、僕だったらどう乗って一発を狙うか?その考えや戦略をお伝えしたいと思います。
レースの見解
昨年のホープフルSを勝ったレガレイラが、1年後に有馬記念を制覇。クラシック戦線を戦い抜いたその成長ぶりを思えば、このレースが将来のトップホースを占う舞台であることは間違いありません。今年もまた、2歳馬たちのポテンシャルを見極める楽しみがありますね。
特に今年は、良血馬やこれまで無敗を貫いてきた馬たちが多数出走予定。中山芝2000mという舞台は、スピードだけでなくスタミナやレースセンスも問われます。そのため、キャリアの浅い馬同士の比較は難しいですが、競走成績や血統に加えて、馬体の成長度や走法の安定感といった細かな部分にも目を向ける必要があります。今年もクラシック戦線を占う意味でも重要な一戦となるでしょう。

大西直宏が乗りたい穴馬
ホープフルSはメンバー構成や展開次第で勝ち方が大きく変わるレースです。昨年のレガレイラは後方待機から大外捲りで差し切り勝ちを決め、タイムフライヤー(2017年)も同様の勝ち方でした。一方で、2018~2022年はすべて好位抜け出しの競馬が続き、明確なセオリーがないのが特徴です。
今年のメンバーを見ると、前走で先行して結果を残した馬が多く、展開は前掛かりになる可能性が高いでしょう。勝負どころからペースが一気に上がる展開が予想される中、中団~後方で脚を溜めて直線で爆発力を発揮する馬にとって有利なレースになるかもしれません。
そうした展開で狙ってみたいのがデルアヴァー(牡2・松永幹厩舎)です。
新馬戦では福島の小回りコースで後方待機から3~4コーナーで一気に動き、大外捲りで突き抜けました。粗削りながらも力強い競馬で、勝ち切った内容は非常に魅力的でした。
続く東スポ杯2歳Sではスローの前残りとなり、後方からの競馬では厳しい展開でしたが、それでも勝ち馬クロワデュノールと同じ上がり最速33秒3を記録。展開に恵まれなくとも能力の片鱗を見せた点は評価できます。
特に注目すべきは、この馬の持ち味である「末脚の破壊力」と「コーナー4つの右回りの適応力」。すでに右回りで結果を出しており、どんな展開にも対応できる柔軟性を感じさせます。三浦騎手が昨年のレガレイラのような大胆な騎乗で後方から末脚を引き出せば、馬券圏内どころか勝利も狙えるはずです。
この馬に求められるのは、道中での折り合いと勝負どころでのロスを最小限に抑えること。三浦騎手のタフなレースでの冷静な判断力が鍵となりますが、展開がハマれば一発の可能性を秘めた存在でしょう。

このコンテンツでは今回の舞台となるコースを騎手目線で大西さんに解説して頂きます。
ホープフルSGⅠ
レースコース解説
中山2000mは有馬記念と同じ内回りコースです。ただし、このコースは1コーナーまでの距離があるため、中山競馬場の中では比較的スタートで気負わずに済むコースです。そのため、極端に枠の有利不利が出ることは少なく、外枠からでも主張さえできればスムーズに先手を奪うことが可能です。
僕が現役時代、サニーブライアンとコンビを組んで勝たせてもらった皐月賞では、なんと8枠18番という大外枠からのスタートでした。サニーブライアンは決してスタートダッシュが速いタイプではありませんでしたが、この外枠が逆に幸いし、外から堂々と主張してスムーズに先手を奪うことができたのが勝因の一つだったと思います。
中山コースの特徴としては、スタート直後のポジション争いが熾烈になることが挙げられます。しかし、1コーナーを過ぎるとペースが落ち着くため、レース全体の流れが極端に速くなることはあまりありません。ただし、2歳戦では経験の浅い馬が多いため、押さえが利かずペースが上がるケースも少なくありません。そのため、出走馬の脚質やこれまでどのようなステップレースを踏んできたのかをしっかり確認しておくことが重要です。

枠の有利不利は少なく、外枠からでも主張できればスムーズに先手を奪うことが可能
■展開と馬場状態
今年の中山芝コースは馬場状態が非常に良好で、スピードが要求される「高速馬場」となっています。ただし、この時期の中山競馬場は強風が吹きやすく、その風向きが展開や時計に大きな影響を与えることもあります。先週の有馬記念でも強風がレースに影響を与えた可能性が指摘されています。
特に注目すべきは、有馬記念当日に大外16番のシャフリヤールが好走し、高配当を演出した点です。有馬記念以外でも大外枠の馬が勝利するレースが続いたことからも、風の影響が少なからずあったと考えられます。
ホープフルSは、まだ一度もタイムが2分を切ったことがありません。それどころか、近7年はすべて2分1秒台の決着となっています。この傾向からも、タフなレース展開が想定されます。速い時計の出る馬場とはいえ、スタミナを問われる展開になる可能性が高いでしょう。
いずれにせよ、直前の馬場状態や天候、特に風向きや気温の変化をしっかりと確認し、最終的な判断を下すことが重要です。
■ホープフルSの有利なポジション
ホープフルSにおける「勝ちポジ」は、展開次第で大きく変わる可能性があります。また、キャリアの浅い2歳馬の戦いなのでどの馬も脚質が定まっておらず、事前に明確なイメージを持つのが難しいレースですね。
淡々としたスローペース寄りの展開になれば、やはり好位で先行できる馬が有利になるのが一般的です。しかし、もし前後半がイーブンラップ程度の流れになるようであれば、2歳戦特有の仕掛けどころが難しい中、脚を温存できている中団付近の馬が有利に働く場面も十分に考えらるでしょう。
今回は展開もある程度流れると予想として、中団でじっくり構え、直線で外から動ける馬が最も好走しやすいポジションと捉えています。このポジションならば、仕掛けのタイミング次第で展開に左右されにくく、また脚をしっかりと使えるため、勝ち切る可能性も高まるでしょう。

勝負所の4コーナーで有利なポジションにいるのは?

本日はここまでとなります。今週は土曜のみの1日開催ですので、毎週土曜更新の大西さんによる『最新の馬場分析』はお休みとなりますのでご了承ください。

こうやって見ると魅力的な馬が多くて迷ってしまいますね。

大西直宏
多くのファンの方はそうだろうね。でも、実は今回はすでに狙いは大体決まってるんだ。それもほぼ3頭に絞り込んでいるよ。

本当ですか?それはぜひ教えていただきたいです!

大西直宏
OK。今回は特別だよ!
ただ、あまり公にしてしまうと馬券の妙味が薄れてしまうという可能性があるので、その3頭はサイト内で限定公開にしようか。
入手している情報もしっかりとお伝えしますよ!

さすが大西さん!
もちろん無料ですので、まだWORLDの情報をご覧になった事がない方はぜひこの機会をお見逃しなく!

厳選に厳選を重ねた3頭で獲りましょう!
今回、初めてご利用の方に限り!レース当日には、ダービージョッキー大西直宏が騎手目線で見抜いた【絞りに絞った厳選3頭】を特別無料でご覧いただけます!