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【阪神ジュベナイルフィリーズ2020】今年の2歳はどの馬が強いの?イチから教えます



阪神ジュベナイルフィリーズ2020
今年の2歳牝馬はどの馬が強い?

  • ・データから浮かぶ好走馬の傾向は?
  • ・今年サークルで評判になっている馬は?
  • ・人気馬は信用できる?できない?

WORLD
北野シズカ

皆さん、こんにちは。秋のGIシーズンもいよいよ終盤へ!

ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで、社台グループの情報を専門にしている北野シズカと申します。

今週末は阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)に注目。キャリアの浅い2歳馬同士の一戦、今年はイイ馬、居るかしら? 早速見ていきましょう!


【阪神ジュベナイルフィリーズ2020予想】
最新更新12/11(金)
枠準確定速報&ラスイチ穴馬更新!

昨年は単勝1倍台のリアアメリアが敗れて高配当決着となりました。今年はどういう馬が人気して、そして好走期待値は高いのか、低いのか。しっかりと分析していきましょう!

【NEW】過去の傾向から好走馬をあぶり出す
阪神ジュベナイルフィリーズのマル特データ&オススメ馬!詳細はコチラ⇒


【NEW】先週はゴールドドリーム&インティを推奨!
調教マル特ホース2頭はコチラ⇒


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阪神ジュベナイルフィリーズ2020予想
出走馬&枠順確定!
<12月11日(金)更新>


阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)
12月13日(日) 阪神芝1600m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1 ウインアグライア 牝2 54 横山武
2 ルクシオン 牝2 54 西村淳
3 ジェラルディーナ 牝2 54 岩田康
4 リンゴアメ 牝2 54 丹内
5 サルビア 牝2 54 松山
6 ソダシ 牝2 54 吉田隼
7 サトノレイナス 牝2 54 ルメール
8 ヨカヨカ 牝2 54 福永
9 ナムラメーテル 牝2 54 和田竜
10 シゲルピンクルビー 牝2 54
11 ユーバーレーベン 牝2 54 デムーロ
12 オパールムーン 牝2 54 横山典
13 アオイゴールド 牝2 54 団野
14 ポールネイロン 牝2 54 藤岡佑
15 エイシンヒテン 牝2 54 松若
16 インフィナイト 牝2 54 北村友
17 フラリオナ 牝2 54 浜中
18 メイケイエール 牝2 54 武豊

【12月11日(金)枠順確定】



過去10年の
阪神ジュベナイルフィリーズ
【枠順別成績】


枠番 着度数
(1着-2着-3着-4着以下)
勝率 連対率 複勝率
1枠3-0-0-1715.0%15.0%15.0%
2枠1-1-3-155.0%10.0%25.0%
3枠0-0-1-190.0%0.0%5.0%
4枠1-2-0-175.0%15.0%15.0%
5枠0-3-2-150.0%15.0%25.0%
6枠2-2-2-1410.0%20.0%30.0%
7枠2-1-0-266.9%10.3%10.3%
8枠1-1-2-253.4%6.9%13.8%


WORLD
北野シズカ

10番より内の馬が5勝、10番から外の馬も5勝。内外で互角のレースなんですね。


分析班
水谷

阪神芝1600mという条件が極端な有利不利が少ないコースでもありますし、またペースが流れやすいことでゴチャつく展開が少ないのも理由でしょう。

ただ、ファンタジーSでも折り合いを欠いていたメイケイエールが大外枠(18番)を引いたのは、陣営にとっては簡単ではないかもしれませんね。




阪神ジュベナイルフィリーズ2020予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<12月5日(日)更新>


WORLD
北野シズカ

まず最初に、阪神ジュベナイルフィリーズ2020に出走する予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:アルテミスS1着

ソダシ


須貝尚厩舎(栗東)
吉田隼騎手予定
戦績:3-0-0-0

函館新馬、札幌2歳S、アルテミスSを3連勝中のクロフネ産駒。札幌2歳SもアルテミスSも出世レースとして名高い重賞で、洋芝の1800m、東京のマイルと異なる条件をどちらもこなしているのは大きいと言える。

コンビを組むのは今年ここまで80勝、重賞5勝とキャリアハイ確実の活躍を見せている吉田隼人騎手。白毛馬初のJRA芝重賞勝利に続き、白毛馬初のGⅠ制覇に挑む。

【WORLD分析班チェック】
引退した父クロフネに久々のGIを

2002年に種牡馬入りしたクロフネも高齢になり、2019年から種付けを中止、2020年をもって種牡馬引退となりました。ソダシは残り数少なくなる産駒の1頭となります。

なお、クロフネ産駒のGI勝ちは2017年のNHKマイルカップを制したアエロリット以来出ていません。久々のGIタイトルをもたらすことはできるでしょうか。




前走:ファンタジーS1着

メイケイエール


武英厩舎(栗東)
武豊騎手予定
戦績:3-0-0-0

小倉新馬、小倉2歳S、ファンタジーSを3連勝中のミッキーアイル産駒。ソダシとともに重賞連勝でこの世代を引っ張る存在だが、こちらは1200m→1200m→1400mと距離を延ばして阪神JFが初めてのマイル戦となる。

ちなみにこの馬は鹿毛だが、ソダシと同じくシラユキヒメから連なる白毛牝系の一族だ。

【WORLD分析班チェック】
単なる短距離馬で終わるか、それとも……

以前は夏の短距離重賞を勝ってきたような馬は、距離が延びるにつれて苦戦する傾向にありましたが、近年はレーヌミノルレシステンシアなど、単なる短距離向きの早熟馬では終わらない馬も増えてきています。

ファンタジーSは道中引っかかり気味の追走ながらも勝利と能力は確かですから、マイル戦をこなす上で“折り合い”がポイントとなりそうです。




前走:サウジアラビアRC2着

インフィナイト


音無厩舎(栗東)
北村友騎手予定
戦績:1-1-0-0

父が新種牡馬モーリスで、兄にブラックスピネル、モーヴサファイアらがいる良血馬。サウジアラビアロイヤルCで牡馬相手に2着と善戦し、そこから阪神ジュベナイルFに直行している。このローテーションは昨年の阪神ジュベナイルFで3着だったクラヴァシュドールと同一だ。

モーリス産駒は勝ち上がりが多く種牡馬の2歳リーディングでは上位に付けているが、まだ重賞勝ち馬は出ていない。インフィナイトの好走によって産駒の初重賞勝利がマイルGⅠとなるだろうか。

【WORLD分析班チェック】
デビューから2戦共に『不良馬場』

奇しくもデビューからの2戦がどちらも不良馬場での競馬となりました。高速コンディションが続いている現在の阪神マイルへの対応もカギとなりそうです。

あるいは、更にパフォーマンスアップの可能性まで秘めている……2歳戦は伸びしろの見極めも大事になります。


WORLD
北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。“3強”それぞれに、意外と小さくない懸念材料を秘めているようですね。

水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!






阪神ジュベナイルフィリーズ2020予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<12月9日(水)更新>


分析班
水谷

水曜日は過去の傾向から、阪神ジュベナイルフィリーズ2020の『軸馬・穴馬候補』をピックアップ!


阪神ジュベナイルフィリーズ
攻略に向けたポイント

  • ・『上がりの速い馬』を積極的に狙え!

  • ・近年のトレンドは『東京』組

  • ・やっぱり強いノーザンF軍団

阪神ジュベナイルフィリーズ2020
過去10年の人気別成績


人気 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
1人気4-1-1-440.0%50.0%60.0%
2人気1-3-0-610.0%40.0%40.0%
3人気0-1-3-60.0%10.0%40.0%
4人気2-1-3-420.0%30.0%60.0%
5人気3-0-0-730.0%30.0%30.0%
6~9人0-2-2-360.0%5.0%10.0%
10人気~0-2-1-850.0%2.3%3.4%

1番人気の信頼率はまずまず。だが、昨年は単勝1.8倍と断然の支持を集めたリアアメリアが敗れている。

一方で、勝ち馬が6番人気以下の伏兵から出たケースはなく、馬券率も低め。上位人気組からの取捨選択が第一のポイントとなる。



阪神ジュベナイルフィリーズ2020
過去10年のキャリア別成績


キャリア 前走
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
1戦1-0-1-136.7%6.7%13.3%
2戦6-3-5-3213.0%19.6%30.4%
3戦3-3-3-524.9%9.8%14.8%
4戦0-4-1-270.0%12.5%15.6%
5戦以上0-0-0-240.0%0.0%0.0%

2歳戦らしい観点から“キャリア”にも注目。2歳馬とはいえ『フレッシュさ』も求められるレースで、特にデビューから年末までで5戦以上使っている馬はその時点で厳しい。4戦でもボーダーギリギリというところ。

なお、過去10年で馬券に絡んだ1~3着馬(計30頭)のうち、7割にあたる21頭が『直線で坂のあるコース』での勝ち実績があった。



阪神ジュベナイルフィリーズ2020
過去10年の前走別成績


斤量 前走
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
ファンタジーS3-2-1-347.5%12.5%15.0%
アルテミスS2-3-2-217.1%17.9%25.0%
アイビーS1-1-0-050.0%100.0%100.0%
新馬1-0-1-136.7%6.7%13.3%
デイリー杯1-0-0-420.0%20.0%20.0%
札幌2歳S1-0-0-233.3%33.3%33.3%
サウジRC0-0-1-00.0%0.0%100.0%
未勝利0-0-0-110.0%0.0%0.0%

臨戦過程はバラバラだが、基本的には前走“重賞組・オープン特別組”がメイン。新馬組、未勝利組は基本的には“下げ”の評価となる。

また、さらに範囲を狭めて『近5年』とすると、前走・東京組が3勝、2着3回、3着4回と好走馬の大半を占めている。



阪神ジュベナイルフィリーズ2020
過去10年の『脚質別』成績と
『上がり3F』別成績


脚質 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
逃げ1-0-0-910.0%10.0%10.0%
先行2-3-2-315.3%13.2%18.4%
中団6-4-7-607.8%13.0%22.1%
後方1-3-1-481.9%7.5%9.4%

上がり順位 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
上がり1位5-3-0-441.7%66.7%66.7%
2位2-2-2-322.2%44.4%66.7%
3位2-1-3-616.7%25.0%50.0%
4~5位0-3-3-160.0%13.6%27.3%
6位以下1-1-2-1190.8%1.6%3.3%

阪神ジュベナイルフィリーズは2歳牝馬の最大目標。そのため、マイルよりも適正の短い馬が出走することも多く、ペースが上がって差し馬が台頭しやすいレースだ。

しかし、昨年は例外が発生。過去10年で唯一、逃げ馬レシステンシアが馬券に絡み、しかも上がり最速で勝利を挙げる展開となった。今年の桜花賞ではタフな不良馬場を2着に好走し、続くNHKマイルCも2着。能力が違っていたということか。



阪神ジュベナイルフィリーズ2020
過去10年の『生産者』別成績


生産者 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
ノーザンF7-5-2-2717.1%29.3%34.1%
社台F2-0-0-1710.5%10.5%10.5%
下河辺牧場1-0-2-220.0%20.0%60.0%

GI分析では恒例となってきたが、このレースもノーザンF生産馬が強い。今年もソダシ、サトノレイナス、インフィナイト……有力馬が多く揃っている。




【オススメ軸候補】

ソダシ

須貝尚厩舎(栗東)
吉田隼騎手予定
戦績:3-0-0-0

【推し材料】好条件データ
◯データ面優勢の前走東京組
◯かつ『芝1800m戦』での実績も評価


データ面で述べた通り、阪神ジュベナイルフィリーズは過去5年で『前走東京』の馬が好走馬の大半を占めている。中でもハイアベレージなのはやはり出世レースと名高い重賞アルテミスSからの馬。ソダシは2着以下に1馬身3/4差を付ける完勝でアルテミスSを突破し、3戦3勝でGⅠの舞台に立つ。

さらに注目したいのは2戦目で牡馬相手に『芝1800m戦』の札幌2歳Sを勝っていること。札幌2歳Sを勝った牝馬は2013年のレッドリヴェールがハープスターを破って勝利している他、同じく牡馬相手の1800m戦であるアイビーSの勝ち馬も、2016年のソウルスターリングが勝利、2018年のクロノジェネシスが2着と結果を残している。2歳のこの時期までに牡馬相手かつ1800mという条件で勝っている牝馬の地力は評価すべきだろう。

札幌2歳S、アルテミスSと異なる条件の重賞を連勝したソダシの能力は疑う余地がない。あとは大一番で一歩届かない競馬が続くクロフネ産駒とこのレースの相性がどうか。過去にはホエールキャプチャとクロフネサプライズの2着が最高で、クロフネ産駒初の阪神ジュベナイルフィリーズ制覇が懸かる。そして、ご存知の通り白毛馬初のGⅠ勝利という快挙も期待されている。




【穴で要注目】

オパールムーン

昆厩舎(栗東)
横山典騎手予定
戦績:1-1-0-0

【推し材料】好条件データ
◯『上がり最速馬』候補から一頭ピックアップ

2着に食い込んだファンタジーSでオパールムーンがマークした上がり3Fは『33秒5』。次に速い上がりだった4着馬オプティミスモが34秒2、勝ったメイケイエールの上がりが34秒5だったのと比較すると、1頭だけズバ抜けた末脚を使っている。ファンタジーSの最後の100mの伸びっぷりは、各々レース映像を見返してもらいたいところだ。

阪神ジュベナイルフィリーズは阪神外回りのマイル戦で行われるということで、基本的には末脚がシッカリしている馬が有利。特に上がり最速馬が台頭することは先程のデータ分析でもチェック済み。

人気のソダシは先行タイプ、メイケイエールとは前走で上がり1秒の差を付けているので、オパールムーンは上がり最速をマークする有力候補の1頭と考えていいだろう。そして実際に良い末脚を使えれば、自ずと連対する確率は上がる。




阪神ジュベナイルフィリーズ2020予想
『調教マル特ホース』
<12月10日(木)更新>


分析班
水谷

菊花賞では
2着アリストテレスを推奨!

エリザベス女王杯では
5番人気2着サラキアを推奨!

マイルCSでも
2着インディチャンプを推奨!>

ジャパンCでも
デアリングタクトを推奨!

チャンピオンズCでは
ゴールドドリーム&インティを推奨!


レース前の調教は、各馬の状態の良し悪しを見極めるバロメーターだ。レースごとに“結果に直結しやすい調教パターン”というものも存在するぞ!

●ポイントは『操縦性』
ズバリ、ウッド調教組を狙え!


2歳にとっては唯一の牝馬限定GⅠということもあり、例年好メンバーが揃い、翌年のクラシックを占うともいえる一戦。

また、将来的にはマイル未満の距離に適性を発揮するような馬も混ざりやすいため、必然的にハイペースになりやすい。

そこで求められるのは“コース追い”……特に“ウッドでの追い切り”と考える。タフな流れに保てる心肺機能と差し決着の中で脚を溜められる操作性が必要になりやすいことから、ウッド追いが重要なのではないか。

過去10年の3着以内馬30頭を見てみる。直前が坂路追いだった馬は栗東坂路が10頭、美浦坂路が4頭。これだけを見るとコース組:坂路組で五分のようにも感じられるが、あくまで直前を坂路で済ませて、軽い調整に留める馬も見受けられた。

先述14頭のうち、1週前が栗東CWだった坂路組は5頭、美浦南Wだった馬は2頭いた。

他にも直前で美浦のポリトラックや芝コースだった場合でも1週前は南Wを使用しており、とにかくウッド追いに重視すべきではないかと考える。




調教マル特ホース①

インフィナイト

音無厩舎(栗東)
北村友一騎手予定
戦績:1-1-0-0

◯1週前にウッド追い 抑えきれない手応えで先着
◯最終追いは坂路で馬なり、攻め駆けする古馬を上回る

新馬前にまずまず時計も出せていたようにケイコも動くタイプではあるのかもしれないが、1週前・当該週といずれも合格点を付けられる動き。こと調教ということでいえば文句無しにメンバー中、一番といえるだろう。

1週前のCWではジョッキー騎乗で終い重点だったとはいえ追い出しを待つ余裕。最終追いも坂路で自己ベストを塗り替えている。馬自身の前走時と比較しても今回は強度をかなり上げており、GⅠへ向けて現状出来ることはやってきた様子。



調教マル特ホース②

シゲルピンクルビー

渡辺厩舎(栗東)
幸英明騎手予定
戦績:1-0-0-0

◯1週前追いはウッドで好時計をマーク
◯仕上げ途上だった新馬からの上積み大

新馬勝ちから中3週での臨戦。よって坂路を軽めに2本と1週前のCW追いという調教過程を踏んできたが、そのウッド追いが豪快。馬場の中目を通ったとはいえ、6F80.4-64.5-49.7-36.8-12.4秒をマーク。調教で目立たなかったデビュー前よりも大幅に時計を詰めている。

もう少し体を起こして走れれば良さそうだが、現状ならまだ伸びしろがあるといえるもの。センスの良さを見せた新馬戦から一度使ったことの効果は絶大だ。




阪神ジュベナイルフィリーズ2020予想
『前走ワケアリ敗戦で妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<12月11日(金)更新>


分析班
水谷

穴馬候補に困ったら、この馬をぜひ付け加えてみていただきたい!


【“負け方”に大事なヒントあり】
一般的に、人気になりやすい馬は『直近で勝っている馬』『馬柱で良い着順が並ぶ馬』。裏を返せば、『前走で負けた馬・着順が悪い馬』はそれだけで人気の盲点になりやすいもの。

しかし、「負けに不思議の負け無し」という格言もあるように、全ての敗戦には必ず理由がある。中には、次のレースに繋がるような敗戦も……。ココでは、常日頃からレース映像を何度も見返し、次なるヒントを探し当てることに魂を燃やすレース分析班より“前走で負けた馬”から注目すべき情報馬をピックアップ!


前走敗戦組からの注目馬

ユーバーレーベン

手塚厩舎(美浦)
デムーロ騎手予定
戦績:1-1-0-1

【前走成績】
アルテミスS(9着/4番人気)

◯2走前にはソダシからクビ差2着
◯前走は馬体増&ポジション取りが敗因
◯馬体重が絞れていれば要注意

札幌2歳Sではソダシとタイム差なしのクビ差2着。ゴール前の勢いは勝っていて、あと数完歩あればユーバーレーベンが差していたかもしれないという内容だった。ソダシが1番人気になりそうなことを考えると、ユーバーレーベンも高い評価を受けていいはずだが、アルテミスSの9着が引っ掛かって世間的な人気は大きく落ちているようだ。

関係者がアルテミスSの敗因として挙げているのは2点。

まずは「スタートからずっと隣の馬に押し込まれるような形になって、ポジションが悪くなってしまった」という柴田大知騎手の敗戦の弁。デビューからの2戦は道中での仕掛けと最後までバテないスタミナを武器に好走したが、アルテミスSは後方のまま動けず直線だけの競馬に。一応上がりはメンバー中3位だったが、持ち味の活きるレースにはならなかった。

そして、プラス6キロという馬体重にも厩舎サイドは驚いていたという。「札幌2歳Sのプラス20キロは増えすぎだったので、アルテミスSの時は20キロ絞って出走させるつもりだった。それが当日はまさかのプラス体重で、どうにも腑に落ちなかった」と厩舎スタッフは話していた。今回は馬体重を絞り、道中の動き方さえ上手くいけば巻き返しのチャンスはあるはず。

昨年はマルターズディオサ、ウインマリリン、インターミッションで牝馬クラシックを盛り上げ、他にもマウレア、アユサン、アイムユアーズなど伝統的に牝馬の2~3歳戦には強い手塚貴久厩舎だけに要注意。






週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは12月11日(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『中日新聞杯(GⅢ)』
『阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)』
『カペラステークス(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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