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【函館記念2021】初芝のカフェファラオの評価は?他にも伏兵多数スタンバイ!



函館記念2021予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

7/12(月)・13(火)には業界最大のセリ、セレクトセールが開催され、いよいよ本格的な夏といった趣ですね。

今回はその北の地で伝統のレース・函館記念が組まれています。今年は何といってもダートのGⅠ馬カフェファラオの登録に驚きましたね。出走なら話題性は十分ですし、大注目のレースになりそうです。

今週も1週間かけてしっかり予習していきましょう♪




函館記念2021予想
出走馬/枠順確定
<7/16(金)更新>


函館記念(GⅢ)
7/18(日) 函館芝2000m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1カフェファラオ牡458.5ルメール
2ハナズレジェンド牡855藤岡佑介
3ワールドウインズセ456武豊
4アイスバブル牡655水口優也
5ジェットモーションセ554横山武史
6タイセイトレイル牡655菱田裕二
7ドゥオーモ牡853勝浦正樹
8トーセンスーリヤ牡656横山和生
9サトノエルドール牡556亀田温心
10マイネルウィルトス牡556丹内祐次
11ディアマンミノル牡454泉谷楓真
12アドマイヤジャスタ牡556吉田隼人
13ワセダインブルー牡654大野拓弥
14マイネルファンロン牡655秋山稔樹
15バイオスパーク牡657池添謙一
16レッドジェニアル牡557坂井瑠星





函館記念2021予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<7/11(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、函館記念2021に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:かしわ記念5着

カフェファラオ


堀厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:5-0-0-3

ダートGⅠ馬による異例の芝挑戦。その出走決定はハンデ次第という事だが、このまま函館記念か、札幌記念か、または両方出走の選択肢があるそうで、いずれにしてもこの馬にとっては新たな可能性を求めての挑戦となる。

果たして、かしわ記念の時にも懸念材料はお伝えしているが、その結果を経てのものか、海外においてはこの産駒が芝で活躍している事を踏まえてか、様々な憶測が飛び交う中、話題には事欠かない今回の挑戦でもある。

【WORLD分析班チェック】
洋芝ならこなして不思議ない血統背景

父アメリカンファラオはご存知、米三冠馬。日本ではダノンファラオ(ジャパンダートダービー他、重賞3勝)などダートで活躍しているが、海外では逆に芝での活躍馬が多く、中には欧州(クリテリウム・アンテルナシオナル:仏)のGⅠ馬がおり、函館・札幌の洋芝に適性を見出しても不思議ではない背景がある。




前走:福島民報杯1着

マイネルウィルトス


宮厩舎(栗東)
丹内騎手予定
戦績:5-7-6-9

3勝クラス卒業に7戦を要した馬だが、続く福島民報杯では大差圧勝で2連勝。雨の中の極悪馬場に助けられた部分は否めないが、過去の経歴から「良馬場の方がイイ」としていた中での結果。さらにレース後、「まだ遊んで走っていました」となれば、その勢いは本物だろう。その結果を経て、すでに凱旋門賞に登録。今回の結果次第とはなるが、その意味でもレースぶりに注目が集まっている。

【WORLD分析班チェック】
この母系は夏場に良績あり

マイネボヌールと言えば、現役時代に本命公開から3連単7万0540円の万券的中をお届けしたドル箱馬でもあるが、祖母コスモフォーチュンも厩舎縁の血統で夏場に良績を残している事でもお馴染み。タフな馬場を克服した現状と、もとよりワンターンよりコーナー四つの方が良いタイプ。いよいよココは試金石となる。




前走:巴賞1着

サトノエルドール


国枝厩舎(美浦)
亀田騎手予定
戦績:5-4-6-5

初重賞となった新潟大賞典ではさすがに歯が立たなかったが、前走の巴賞でオープン初勝利。遅ればせながら厩舎の期待馬が本格化の趣で、勢いだけなら侮れない1頭。今年復帰後はブリンカーが効いた事。そして、前走は洋芝適性があった事など、過去の実績馬が多いレースの特徴も踏まえれば警戒しなければいけない1頭ではあるが…。

【WORLD分析班チェック】
勢いとは裏腹に懸念材料が多い今回

前哨戦とは言われながら、その成績が本番に直結しない事でもお馴染みの巴賞組。過去10年で見ても巴賞組の連対は6頭いるが、その着順は5、8、6、9、12、9着と大敗から一変する傾向。つまりは前走が叩き台だった馬、不利があって力を出せなかった馬の変わり身が大きく、その前走はルメール騎手による好騎乗もあり、乗り替わりもマイナス材料となりそうだ。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも、昨年の同レース勝ち馬アドマイヤジャスタなど伏兵も多数おり、混戦ムードのメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!





函館記念2021予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<7/14(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。水曜は過去の傾向から函館記念のイメージを固めていきましょう。


函館記念2021データ
最初に押さえておきたい3つのポイント!

  • ①過去重賞好走馬なら人気は関係なし

  • ②“軽量”ではない“恵量”馬が活躍

  • ③前哨戦の巴賞組で買うべき馬は?

①過去重賞好走馬なら人気は関係なし


過去10年において馬連万馬券が4回、馬単万馬券が7回。毎年波乱のハンデ重賞でお馴染みですが、近走不振馬のガラリ一変劇が目立つこのレース。何しろ5番人気以下の連対馬が全体の65%を占めているわけですから、それも頷けます。

環境の変化(いわゆる滞在競馬)、洋芝適性など要因はありますが、連対馬20頭中17頭が過去にGⅡ4着以内、GⅢ3着以内をクリア。一つ言える事は大半が過去に重賞好走歴のあった馬だった事は見逃せません。

ちなみに10番人気以下で連対した6頭について

 マヤノライジン(12人気)→2009年函館記念2着
 ハギノハイブリッド(10人気)→京都新聞杯1着
 ケイティープライド(13人気)→小倉大賞典4着
 タマモベストプレイ(14人気)→京都大賞典2着
 アドマイヤジャスタ(15人気)→ホープフルS2着
 ドゥオーモ(13人気)→小倉大賞典2着


その全てが前走掲示板を外していた事で人気を落としていたケースでした。前走は勿論、、近走着順は不問のレースなだけに、過去の実績は洗っておきたいところですね。



②“軽量”ではない“恵量”馬が活躍



函館記念の斤量別成績
(2011年~過去10年)

斤量 着度数
(1着-2着-3着-4着以下)
勝率 連対率 複勝率
48~51.5kg 0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%0.0%
52.0~52.5kg 0- 2- 0- 11/ 130.0%15.3%15.3%
53.0~53.5kg 0- 2- 1- 5/ 80.0%25.0%37.5%
54.0~54.5kg 4- 1- 2- 24/ 3112.9%16.1%22.5%
55.0~55.5kg 2- 1- 4- 26/ 336.0%9.0%21.2%
56.0~56.5kg 3- 2- 1- 35/ 417.3%12.1%14.6%
57.0~57.5kg 1- 1- 2- 20/ 244.1%8.3%16.6%
58.0~58.5kg 0- 1- 0- 3/ 40.0%25.0%25.0%



ハンデ戦では珍しく軽量馬が勝てないレースである事も特徴。むしろ①の実績面をクリアしながら、ハンデに恵まれた馬の活躍が目立っており、連対馬の65%が54~56キロ。

古くはキングトップガンが前走で目黒記念を勝った直後に54キロで勝利。ルミナスウォリアーも重賞勝利こそなかったものの、直近のAJCC4着、金鯱賞5着などGⅡ善戦を思えば55キロは恵まれており、昨年のアドマイヤジャスタも近走成績が嫌われた形の54キロでしたが、この馬もホープフルS2着の実績がありました。



尚、①の実績面をクリアし、かつハンデ54~56キロの馬は以下の通り。人気に関わらず要注意ですね。

・アドマイヤジャスタ(56キロ)函館記念1着
・ウインイクシード(56キロ)中山金杯2着
・タイセイトレイル(55キロ)アルゼンチン共和国杯2着
・トーセンスーリヤ(56キロ)新潟大賞典1着
・ナイママ(54キロ)札幌2歳S2着



③前哨戦の巴賞組で買うべき馬は?



前哨戦とは名ばかりで、過去10年で勝ち馬は9回出走して⑧④⑩⑧⑨⑥⑧⑯④着(内1、2番人気が6頭)。ちなみに2着馬も4回出走して④⑤⑬⑧着となっており、その着順が直結しない事でも有名で、過去6頭の連対馬がいながら、その着順は⑤⑧⑥⑨⑫⑨着。

そのワケには中1週で本番というレース間隔にあるのでしょう。叩き台だったのか、または力を出せなかったのか。いずれにしても余力を残して挑む敗戦馬に注目すべき一戦でもあります。



【 まとめ 】
・過去重賞好走馬が盲点になる

・実績馬の中でも“恵量”組を狙え

・ハンデ54~56キロが毎年連対

・巴賞組を買うなら大敗馬



函館記念2021予想
『調教マル特ホース』
<7/15(木)更新>



今年は札幌から開幕した北海道シリーズ。古くは札幌スタートだったこともあったり、2013年は札幌競馬場が改修されたりと、北海道開催は数年置きに開催日程の変更はあるものである。調教においてはウッドコースが設けられている函館と、重賞組は芝が使えるとはいえダート調教がメインになる札幌競馬場では、調整面の差が生じやすいといわれるのは通説だったりする。今回は環境面を含め、過去の傾向から好調教馬をあぶり出したい。

●函館記念、滞在組苦戦のワケは調教に有り

まず、何故ダート調教の札幌は割引なのか。

何故なら(函館滞在でもダートコースを使う陣営もいるが)どうしてもダート調教を重ねると、馬の歩様も硬くなりやすいという。過去10年の3着以内馬30頭を調べても札幌で調整していた馬は皆無。これは開催日程によるものだろう。そして、函館で調整していた馬でも最終追い切りをダートで追った馬は僅か2頭のみだった。負荷を掛け易い上に、クッション性があることで負担の軽いウッドの方が効果的ということは窺い知れる。

ただし、函館のウッドコースも過不足ないかといえば、決してそうとも言い切れない。何故ならただでさえ「小回り」と言われる函館競馬場。最も外に芝、その内にダートコースがあり、さらに内にウッドコースが設けられているのだ。よってコーナーが極めてキツく、乗り手からは「加速し辛い」という声は絶えず、トレセンと比べると負荷は掛け辛いようだ。全馬同じ条件といえばそれまでだが、個体差でみると調整量が足りなくなることも否めない。

過去10年で156頭が出走した函館記念だが(半年以上のブランクがあった3頭を除く)前走が函館だった馬は65頭で(1-6-2-56)の成績。ただ、好走率でみても勝率1.5%、複勝率13.8%は心もとない。

何が言いたいかと言うと、基本的に平場なら滞在組の続戦でのマッチアップが主流だが、前走が本州でのレースだった馬も大挙出走してくる函館記念において北海道滞在組は分が悪いということ。狙いとしては「トレセンで仕上げて、移動してきた馬」の方が白羽の矢が立つと仮定できる。輸送による多少のダメージがあっても、トレセンでの仕上げの方が優位と考えたい。

ちなみに、前走が本州のレースでも、レース間隔がありながら直接に北海道へ入厩して調整しているような馬ももちろん割り引きと考える。

カフェファラオ
ディアマンミノル
トーセンスーリヤ
バイオスパーク
ハナズレジェンド


調教マル特ホース①

カフェファラオ

堀厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:5-0-0-3

・美浦ではウッドと坂路、函館ではウッドと芝

今回が初の芝。今年のメンバーの中である意味、最も注目される存在だろう。この中間は美浦で坂路とウッドを併用して追い切りを重ねてきたが、1週前追いからは函館での調整。その先週はウッドで終い重点ながら上々の動きを披露すると、今週はルメール騎乗で芝コースでの追い切り。この馬が初めて芝で走るところを見たが、鞍上は持ったままながらパワフルかつスピードにも富んでいる好内容。前進気勢の良さも感じるため、距離が微妙かもしれないが、雰囲気の良さは目立った。



調教マル特ホース②

トーセンスーリヤ

小野厩舎(美浦)
横山和騎手
戦績:4-6-4-16(JRA在籍時のみ)

・直前がダート追いでも豪快

こちらは中9週で、6月下旬から美浦で追い切りを開始。ウッド、坂路と交互に追い切ると1週前を美浦で追ってからコチラに移動してきた。理想をいえば最終追いがウッドであればセオリーに近づくものだったが、動き自体は良好。函館ダートで直線を向いて手前を替えると、そこからユッタリとしたフットワークでひと伸びしている。仕上がりに関しては問題ないと観た。




函館記念2021予想
『下馬評は低いが妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<7/16(金)更新>


分析班
水谷

異例のダートGⅠ馬出走に沸く今年の函館記念。その裏でジョッキー確保にも注目が集まっていた週中には面白い動きがありましたが、その意味でも、人気の盲点になっているのが、“巴賞大敗組”にいました。穴の肝となりそうな存在ですので、注目してみて下さい。


下馬評低めの盲点注目馬

ジェットモーション

藤岡健一厩舎(栗東)
横山武史騎乗
戦績:4-0-0-5

【前走成績】
巴賞(7着/3番人気)

○前走不完全燃焼の巴賞大敗組!

過去、前哨戦の巴賞大敗馬の激変が目立つこのレースにおいて、その巴賞で7着だったこの馬。
レースは見ての通りで、勢いづいた直線で前が詰まってブレーキ。最後は全く追えないままゴールしただけに、鞍上も、「もったいない事をしました」とはレース後。その前走はあくまで叩き台という位置づけではあったが、「この状態で結果が出れば本番が本当に楽しみになりますね」とまで。その前走から当然上積みを見込んでイイだろう。

1年10ヶ月の長期休養後に5戦3勝。厩舎的には2勝クラスを勝った時点でいずれ重賞も視野に入れていたそうで、その期待通りの成長に笑みも絶えない様子。

水曜までジョッキーが未定だったこの馬(前回騎乗の藤岡祐騎手はハナズレジェンドに先約)だが、回避の可能性もあったカフェファラオのルメール騎手、当初から除外候補でもあったウインイクシードの横山武騎手を待っていたフシもあり、その意味でも勝負度合は高そうだ。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは7/16(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『函館2歳ステークス(GⅢ)』
『中京記念(GⅢ)』
『函館記念(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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