【フェブラリーS2025予想】情報を制する者が馬券を制す!【最終更新】有利な脚質は?土曜の傾向と馬場情報
2025年GⅠ第一弾フェブラリーS!混戦を絶つのはどの馬だ?

進行を担当するハルカです。
今年最初のGⅠ、やっぱり気持ちが高まりますね! 例年通り、サウジ遠征との兼ね合いもあって有力馬が分散する傾向にありますが、だからこそ情報戦がカギを握る一戦になりそうです。

大西直宏
大西直宏です。
WORLDが入手している関係者情報は、週末に向けて段階的に公開していくとして、まずは基本的な傾向とメンバー構成をしっかり把握しておこう。レースの本質を押さえることが、馬券攻略の第一歩だね!
土曜の傾向と馬場情報⇒
フェブラリーS GⅠ
2/23(日)東京ダ1600m
出馬表
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
---|---|---|---|---|
1 | エンペラーワケア | 牡5 | 58 | 横山武史 |
2 | タガノビューティー | 牡8 | 58 | 石橋脩 |
3 | ミトノオー | 牡5 | 58 | 田辺裕信 |
4 | ウィリアムバローズ | 牡7 | 58 | 岩田望来 |
5 | アーテルアストレア | 牝6 | 56 | 横山典弘 |
6 | メイショウハリオ | 牡8 | 58 | 浜中俊 |
7 | サンデーファンデー | 牡5 | 58 | 鮫島克駿 |
8 | ドゥラエレーデ | 牡5 | 58 | 横山和生 |
9 | コスタノヴァ | 牡5 | 58 | R.キング |
10 | アンモシエラ | 牝4 | 56 | 吉田豊 |
11 | ペプチドナイル | 牡7 | 58 | 藤岡佑介 |
12 | サンライズジパング | 牡4 | 58 | 幸英明 |
13 | デルマソトガケ | 牡5 | 58 | 松若風馬 |
14 | ミッキーファイト | 牡4 | 58 | 戸崎圭太 |
15 | ガイアフォース | 牡6 | 58 | 長岡禎仁 |
16 | ヘリオス | セ9 | 58 | 原優介 |

まず最初に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

大西直宏
前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!

情報競馬のプロフェッショナル、『匠』チームから注目ポイントをお伝えする【匠のウマいい話】も必見です!

- ミッキーファイト
- 田中博厩舎(美浦)
- 戸崎騎手予定
- 前走:名古屋大賞典1着
■最強世代のナンバー2が堂々参戦
フォーエバーヤングを筆頭に、現4歳世代は近年でも屈指のハイレベルな「最強世代」と称されます。その中で、フォーエバーヤングに次ぐ存在として評価されるのがミッキーファイト。
タイトルはレパードS(GⅢ)と名古屋大賞典(JpnⅢ)の2つですが、最も価値があるのは昨年のジャパンダートクラシック(JpnⅠ)2着の実績でしょう。フォーエバーヤングの圧勝劇の影で、サンライズジパングやラムジェットといった実力馬を5馬身突き放しての2着は、GⅡ2勝分にも匹敵する評価に値します。
今回はデビュー戦以来のマイル戦とあって距離適性には一抹の不安が残りますが、GⅠのハイペースでスタミナが問われる展開になれば、前走名古屋大賞典で見せた持久力が生きるでしょう。流れが厳しくなればなるほど、この馬の末脚が生きるはずです。
4歳世代ナンバー2の存在と言えるミッキーファイト

チーム飯塚

「1週前の美浦坂路で50秒9(ラスト1F11秒5)の猛時計をマーク。この数字は、新しくなった美浦坂路においてもレコードと言えるレベルの快時計で、動きも圧巻の一言だった。田中博康厩舎は2年前のレモンポップに続いて、このレースで2勝目を狙える仕上がり。勝負態勢は整ったと見ていいだろう」

- エンペラーワケア
- 杉山晴厩舎(美浦)
- 横山武騎手予定
- 前走:武蔵野S1着
■距離克服の適応力は一級品
これまでダート戦は一貫して1400mを主戦場としてきたエンペラーワケア。そんな中、前走の武蔵野S(1600m)では初距離への適性が問われましたが、まるで経験済みかのようにスムーズな対応を見せ、即座にクリア。レース内容を見ても、距離不安を一掃する走りでした。
川田騎手は「1600mをこなすためにここに使っている。パドック、返し馬も含め、跨った瞬間からずっと1600mを意識して組み立てていた」と語っていましたね。陣営としても、距離延長を前提に細かく調整を行っており、その適応力の高さは特筆すべきポイントです。学習能力の高さが武器であり、今後さらにマイル戦のリズムを掴めば、パフォーマンスの上積みは確実ではないでしょうか。
初の1600mでも完勝を見せたエンペラーワケア

マムシ

「タケシへの依頼はかなり早い段階で決まっていた。その後、彼自身がコスタノヴァに騎乗し根岸Sを勝利しても、エンペラーワケアが優先で騎乗。1週前追い切りでは栗東まで駆け付けて調教に騎乗し、“ザ・走る馬”と評していた。彼の中でも手応えは十分だったらしい」

- コスタノヴァ
- 木村厩舎(美浦)
- キング騎手予定
- 前走:根岸S1着
■東京コースは5戦5勝!無類の相性
前哨戦の根岸Sでは、ドンフランキーの逃げる展開が向いた部分は確かにありましたが、それを差し引いても圧倒的な勝ちっぷり。一気にダート短距離戦線の勢力図を塗り替えるほどのインパクトを残しました。さらに、芝のGⅠで実績を積み重ねてきた木村厩舎にとって、これが初のダート重賞制覇となった点も象徴的な一戦だしたね。
そして何よりも特筆すべきは東京コースでのパーフェクトな戦績(5戦5勝)。昨年の欅Sでは、斤量差があったとはいえエンペラーワケアを下しており、その実力は疑いようがありません。距離についても、もともと1600~1800mで走っていたキャリアがあり、延長はむしろプラスに働く可能性が高いでしょう。
コスタノヴァは5戦5勝の東京で一気にGⅠタイトル獲得へ

キングダム

「横山武はエンペラーワケア、ルメールはサウジ遠征のため、コスタノヴァの鞍上はキングで調整されています。もともとキングにはセラフィックコールの打診がありましたが、出走が叶わなかったためスライドする形に。結果的に、コスタノヴァ陣営にとって理想的な騎手を確保できたのではないでしょうか」

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも 魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。
水曜日以降は『的中を引き寄せるマル特データ』や『匠』チームの注目情報チェック馬などを紹介しますのでさらに深くレースを分析していきましょう!

大西直宏
金曜の枠順確定後にはコース徹底解説や、出走メンバーを踏まえた展開予想もお伝えしますよ!

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吉田
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今週の注目サイン
2月東京重賞の総決算!
(2月20日)
前回は「波瑠」さん絡みで案内したがフェブラリーSの施行日2月23日は(祝)天皇誕生日。フェブラリーSに騎乗するジョッキーで誕生日が一緒なのが横山典弘騎手で通称ノリちゃん。今上天皇が皇太子の頃から誕生日のことはいろいろと言われていたが今回ノリちゃんの騎乗馬「アーテルアストレア」はサイン馬に指名済み。
そして、前回2月23日に行われた2020年はノリちゃんはハナ差の4着に敗れて、隣の16番人気⑮番「ケイティブレイブ」が2着で波乱の結果に…。再び天皇誕生日だけに1度あることは2度あるかもしれないだけに再度、横に位置した馬には注意したい。加えて馬番⑮番についてだが、JRAの東京開催にて掲載があるターフィーショップの紹介ページに1頭の馬のぬいぐるみが表示してある。
それが【アイドルホースフレンズ イチゴケーキチャン】だ。「イチゴケーキチャン」は実在の競走馬ではない。もともとはターフィーショップの非売品マスコットだったが昨年の11月15日から商品化され、人気のアイテムになっている。着けたゼッケンはイチゴだけに『15』番。2月の重賞では、まだ⑮番は使用されていないので要注意だろう。
最後にダメ押しで、天皇誕生日だけに注目したい馬が1頭いる。それが「エンペラーワケア」。馬名の意味は「皇帝+ハワイの神様の一人」。ベタな発想なので囮になる可能性は否定しないが、「エンペラーワケア」は人気の一角だけに怖い存在。奇しくも鞍上には横山武史騎手。兄の横山和生騎手(ドゥラエレーデ)も同レースに騎乗を予定しているだけに横山ファミリーには注目したい。
(2月16日)
それでは簡単に共同通信杯のサイン回顧をお話しよう。勝ったのは1番人気坂井瑠騎乗の「②マスカレードボール」。2着は6番人気戸崎騎乗の「④カラマティアノス」。3着は4番人気横山典騎乗の「⑨リトルジャイアンツ」の決着に…。
サイン的には、始めにサイン馬に推した⑤ネブラディスクは惜しくも4着に敗れたが、さらに人気のないサイン馬④カラマティアノスは直線踏ん張って2着を確保してくれた。波が徐々に戻りつつあるだけに次週のGIでは頑張りたいものだ。
さて、話を戻して今年で42回目を迎える「フェブラリーS」。やや地味な開催だった2月の東京開催のフィナーレを飾るのはGIフェブラリーS。昨年は11番人気だったペプチドナイルが勝利して波乱の幕開けとなった2024年のGIシリーズ。果たして、今年はそのペプチドナイルが出走するものの、主役級不在ともいえ波乱含みとなりそう。
そんな中で目立つのは、レース当日プレゼンターを務める現在フジテレビの刑事ドラマ「アイシー~瞬間記憶操作・柊班」で主役を演じる女優の『波瑠』さん。ノンキャリアで捜査一課の主任に成り上がった女刑事を演じる。「氷の女王」の異名を持つストイックな役どころらしい。
波瑠さんは2018年の秋華賞で「アーモンドアイ」が3冠を決めた年にプレゼンターを務めている。牝馬GIであったが奇しくも2、3着馬の馬主も女性であった。この流れから怪しい馬を2頭ピックアップする。それが『アーテルアストレア』と『ミッキーファイト』だ。
まず「アーテルアストレア」の馬名の意味が「黒い(ラテン語)+ギリシャ神話に登場する女神」であり牝馬。そして、「ミッキーファイト」は馬主が野田みづき氏で唯一の女性馬主である。ならば『アーテルアストレア』と『ミッキーファイト』をサイン馬に指名し、レース当日は対角位置、特に両隣には注意したい。(続く)
結論
今年の気になるサイン候補
- ★『アーテルアストレア』と『ミッキーファイト』をサイン馬に指名し、レース当日は対角位置、特に両隣には注意したい。
- ★【アイドルホースフレンズ イチゴケーキチャン】のゼッケン⑮番は要注意だ。
- ★レース当日は天皇誕生日だけに注目したい馬は、「エンペラーワケア」。

賞金上位馬の動向が確定し、週明けにようやく出走メンバーが確定しました。賞金ボーダー上にいた陣営は、出走の可否が最後まで不透明だっただけに、調整面での難しさもあったことでしょう。

大西直宏
出走メンバーが決まり、いよいよフェブラリーSの戦いが始まるね。今年はかなりの混戦模様だけど、過去の傾向を踏まえながら、好走馬を見極めていこう。
的中テクニック1
勢いある若い馬が優勢

「勝ち馬の平均年齢は【4.9歳】と若く、明け4~5歳馬が有利」
このレースは2000年以降の勝ち馬の平均年齢が4.9歳と、比較的若い馬が優勢な傾向にあります。特に明け4歳・5歳馬が好成績を収めており、脂の乗ったこの世代を狙うのが基本戦略と言えるでしょう。
今年の出走予定馬を見ると、人気が予想されるミッキーファイト(4歳)、コスタノヴァ(5歳)、エンペラーワケア(5歳)と、まさに好走傾向に合致する世代の有力馬が揃いました。さらに、サンライズジパング(4歳)、アンモシエラ(4歳)も出走を予定しており、この世代がレースの中心になる可能性は十分にあります。
一方で、7歳以上の馬が勝利した例は一度もありません。しかしながら、馬券圏内(3着以内)に食い込むケースはあるため、若い馬を軸にしつつ、高齢馬を穴として押さえる戦略が有効です。
★優勝馬の年齢
4歳 8勝
5歳 12勝
6歳 5勝
7歳~ 0勝
(※2000年以降の集計)

キングダム
「サウジカップに参戦するウシュバテソーロは8歳馬ですが、この世代はメイショウハリオやタガノビューティーなど、息の長い活躍を見せる馬が多いのも特徴です。年齢だけで一概に軽視するのは危険かもしれません。」
的中テクニック2
賞金面と出走順をチェック!

「臨戦過程の見極めが、馬券戦略のカギを握る!」
今年は賞金ボーダーに届かず、出走を果たせなかった馬が多数いました。そのため、前哨戦の段階から「何としても賞金を加算し、出走権を得る」という意気込みを見せる陣営が多かったのが特徴です。実際に、今年はどの馬が出走できるのか、直前まで不透明な状況が続きました。それだけに、前哨戦から勝負気配を漂わせた馬の動向には注目する必要があります。
フェブラリーSにおいて、臨戦過程(ステップレース) の評価は極めて重要です。特に好走率が高いのは、以下の2つのパターンに該当する馬です。
・賞金面が安泰で、ぶっつけ本番で挑む馬
・賞金面に余裕があり、前哨戦をあくまで“叩き台”として使った馬
これに対し、賞金ボーダー上で前哨戦から仕上げてきた馬は、上積みという点でやや懸念が残るといえます。すでにある程度仕上げられているため、本番での伸びしろが乏しい可能性があるからです。
そのため、こうした馬については中間の追い切り本数や調教強度といった要素と併せて、状態を慎重に見極める必要があるでしょう。
★臨戦過程から評価できる馬
エンペラーワケア
ガイアフォース
タガノビューティー
ペプチドナイル
ミッキーファイト

マムシ
「3月2日をもって定年を迎える音無厩舎にとって、これが最後のJRA・GⅠ挑戦となります。この厩舎がこれまで積み上げてきた実績は言うまでもなく、ラストチャンスにかける思いは計り知れません。今回、3頭を送り出すのも“何とか最後に勝ちたい”という強い意志の表れでしょう。間違いなく、どの馬も“お釣りなしのメイチ仕上げ”で送り込んでくるはずで、無視することはできません。」
的中テクニック3
乾燥したタフ馬場でスタミナと末脚が重要

「末脚最重視、上がり最速馬は5回に4回で馬券圏内入り!」
舞台は直線の長い東京ダート1600m。紛れの少ないコース形態ゆえに、スピードだけでなく、終盤にかけての持続力と爆発的な末脚が問われるのが特徴です。
過去2000年まで遡ると、上がり最速馬が勝利したケースは9回。単純計算で3回に1回は直線一気でのV決着となっており、決め手の鋭さが結果に直結しやすいことがデータからも裏付けられます。
さらに、過去20年で上がり最速馬(タイ含む)30頭のうち、掲示板を外したのはわずか1頭のみ。その馬券圏内率は80%に達しており、極めて安定した好走率を誇っています。
★上がり最速馬の成績
【9.10.5.6】
単勝率 30%
連対率 63%
複勝率 80%
「5回に4回は馬券圏内に入る」というのは、非常に信頼性の高いデータと言えるでしょう。なお、この東京ダート1600mにおける上がり3Fの平均タイムは【35秒5】。本番でこれに匹敵する末脚を使える馬は、勝ち負けの対象としてマークすべき存在となります。
★東京ダ1600mの上がり順(良・稍のみ)
34秒8 タガノビューティー
35秒8 メイショウハリオ
36秒1 コスタノヴァ

チーム舟木
「今週は好天が続く予報となっており、冬場の乾燥したダートという点を踏まえると、例年以上にタフなスタミナ戦になる可能性が高いですね。昨年と同様、最後に差し・追い込み勢が台頭する展開が想定されるため、直線の破壊力を持った馬に注目したいところです。」

本日はここまでとなります。
明日、木曜は『匠』チームから、今回は情報的に注目すべき馬を取り上げてもらいます。こちらもお楽しみに!
木曜更新予定
・『匠』注目の情報チェック馬
~前走時の注目情報&今回の見所ポイントを解説!

木曜は『匠』チームから、前走時に注目すべき情報が入っていた馬を取り上げてもらいます。

大西直宏
前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことは非常に大事ですね。
前走時の情報の中に、ここを使ってきた本当の意味や狙いが隠れている場合もありますよ。
匠の注目馬1
- ガイアフォース
-
チャンピオンズC15着
- 杉山晴厩舎(栗東)
- 長岡騎手予定
- 戦績:3-4-0-8
前走について

マムシ
体調が良い期間が少ない馬だけど、この中間はしっかり休ませたことで、やっと馬が良くなっている。体を使い切れるようになっているし、それに伴って馬の動きも良くなっている。体が白いから目立たないけど、馬体の張りも良い。ここに来て本当に馬が良化している感じだし、すごく雰囲気は良いですよ。この馬の担当じゃない人達も『これはええで』と言っていました。
今回の見どころポイント

前走のチャンピオンズCは完全に度外視していい一戦。16頭立ての大外枠からの競馬で、スタート後に促しても位置を取れず、後方からの厳しい展開。中京ダ1800mの外枠は不利な条件で、終始外々を回らされる形となり、見せ場なく敗れました。
そもそも、この馬は芝時代からコーナー4つの舞台でパフォーマンスを落とす傾向があります。そのため、ワンターンの東京ダート1600mは適性の高い舞台といえるでしょう。加えて、昨年のフェブラリーSでも2着に好走している実績があり、再評価の余地は十分あります。脚質的にも展開が向けば一発の可能性を秘めており、軽視は禁物です。
匠の注目馬2
- タガノビューティー
-
根岸S(競走中止)
- 西園正都厩舎(栗東)
- 石橋脩騎手予定
- 戦績:8-8-5-18
前走について

キングダム
「次がラストランの予定。そこがメイチの勝負になるから、今回はそこへ向けての叩き台。賞金面でこれまでずっと苦労してきたけど、今年はその不安がないのが大きい。いい前哨戦をクリアして次の本番に臨みたい」(※後日、引退は撤回されて現役続行を表明)
今回の見どころポイント

東京ダート1400~1600mのスペシャリストであることは周知の通り。差し馬向きの展開になれば、確実に浮上してくる一頭です。
前走の根岸Sは「叩き台」としての出走でしたが、不運な落馬で競馬にならず。ただ、その分、消耗は皆無で、今回に向けた余力は十分。8歳のベテランとはいえ、これまで賞金面の問題でローテーションが組みにくかった馬。今年はその壁がなく、余裕を持った調整ができている点が好材料ですね。展開さえ向けば、昨年以上のパフォーマンスを発揮する可能性は十分です。
匠の注目馬3
- ドゥラエレーデ
-
プロキオンS3着
- 池添学厩舎(栗東)
- 横山和騎手予定
- 戦績:2-3-4-9
前走について

チームMK
「大きな休みもなくコンスタントに使われているため、歩様や体が硬くなってるけど、それでもちゃんと結果を出している。ポジションも取ろうと思えば取れる馬だし、どんな競馬も出来るのが強み。上位騎手に乗ってもらった時は結果を出しているので、今回も期待は大きい」
今回の見どころポイント

前走のプロキオンS(3着)は、勝ち馬と差のない競馬。チャンピオンズCに続き、またも内で揉まれる展開になったものの、それでもしっかりと力を見せた一戦でした。今回はポジション取りがスムーズになり、競馬もしやすかったはず。直線では進路を外に切り替えてからしっかり伸びています。
ただし、この馬は速い上がりを使ったことがなく、切れ味勝負になると分が悪い。そのため、展開次第では苦戦する場面もあるでしょう。とはいえ、自在性のあるタイプなので、ある程度前につけて粘る形に持ち込めば勝機は十分。展開とポジション取りがカギを握る一戦になりそうです。

金曜は大西さんが「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップします。元乗り役ならではの着眼点はさすがと思わされます。

大西直宏
注目を集める人気馬を相手に、僕だったらどう乗って一発を狙うか?その考えや戦略をお伝えしたいと思います。
レースの見解
近年のフェブラリーSは、かつてのような「ダート王決定戦」ではなくなりつつあります。その理由は、一言で言えば、時代の変化ですね。ダート王者クラスの馬は、賞金の桁が違う海外遠征を優先するようになりました。その結果、フェブラリーSは“暫定王者決定戦”のような性格が強くなり、昨年のように波乱が起きやすいレースになっています。
ただ、それが悪いことばかりとも言えません。絶対的な存在がいないからこそ、各馬が力を出し切りやすくなり、馬券的な妙味も増しています。さらに、トップクラスの騎手が海外へ行く影響で、普段はGⅠで主役になりにくい騎手にチャンスが巡ってくるのも面白いポイントです。

大西直宏が乗りたい穴馬
今年のメンバーを見ると、前半から流れる展開になりそうですね。ミトノオー(牡5歳)、サンデーファンデー(牡5歳)、アンモシエラ(牝4歳)ら、逃げてこそ持ち味が生きる馬が複数いますし、先行タイプの馬も多く揃いました。各騎手が積極的に仕掛ける展開が予想され、ペースは緩まないでしょう。
今週は好転が続く予報となっており、冬場の乾燥したダートであることを踏まえても、かなりタフなスタミナ戦になることが予想されます。昨年と同様に、最後は差し馬や追い込み馬が台頭するレースになるのではないかと考えています。
注目したい穴馬は、昨年の4着馬タガノビューティー(牡8歳)です。
この馬が東京ダ1400~1600m巧者であることは言わずと知れたことで、差し馬向きの展開になれば怖い1頭です。前走の根岸Sは「叩き台」としての出走でしたが、不運な落馬で競馬にならず。ただし、その分、ダメージは皆無です。
8歳のベテランではありますが、近年は賞金面の壁に悩まされていただけで、今年は余裕を持ったローテーションに好感が持てます。展開が向けば、昨年以上の走りを見せる可能性は十分あるでしょう。

このコンテンツでは今回の舞台となるコースを騎手目線で大西さんに解説して頂きます。

大西直宏
土曜の競馬終了後には、その週の傾向と最新の馬場状態分析をお届けします。お楽しみに!
フェブラリーSGⅠ
レースコース解説
東京ダート1600mは、多くのレースが行われる舞台であり、僕自身も何度も騎乗してきたコースです。芝スタートのワンターンコースで、比較的速い時計が出やすいのが特徴。そのため、タイムを基準に馬の能力を比較的正確に判断しやすい点も、このコースの大きなポイントです。
また、フェブラリーSと同日に行われる3歳オープンのヒヤシンスSは、レースの時計や各馬のコース取りが非常に参考になります。そのため、本番の予想をする上で、ヒヤシンスSの内容もしっかりとチェックしておくとよいでしょう。

タイムを基準に馬の能力をを判断しやすいコース
■展開と馬場状態
レースのポイントとしては、馬場状態をしっかりと見極めることが非常に重要です。東京ダート1600mは、雨が降って脚抜きが良くなるとイン前の馬が止まりにくくなる傾向があります。一方で、冬場の乾燥した馬場では、上がりがかかりやすくなり、差し馬が台頭しやすくなるケースが多く見られます。
また、一般的にフルゲートの場合、内枠の馬は不利を受けやすく、外枠の先行馬の方がスムーズに立ち回れる傾向にあります。そのため、枠順の配置や馬場状態をしっかりと確認し、レースのイメージを組み立てることが重要です。
今年のメンバー構成を見ると、先行馬が揃っており、ある程度ペースが流れる展開が予想されます。さらに、乾燥した時期で雨の影響もないことから、相当タフで、スタミナが求められるコンディションとなりそうです。
■フェブラリーSの有利なポジション
馬場や展開を総合的に考えると、昨年と同様に差しタイプの馬に有利なレースとなる可能性が高いでしょう。まさに昨年と同じような展開が想定されます。したがって、勝ちポジションは「後方の外目でしっかりと脚を溜められる差し馬」に設定したいと考えています。また、先述の通り、速い上がりを使える馬が上位に台頭しやすい傾向があるため、差し馬の中でも末脚の鋭い馬は、上位候補から外せない存在となりそうです。

勝負所の4コーナーで有利なポジションにいるのは?
土曜の傾向と馬場情報

■時計は掛かり気味で、想定は差し馬優勢の流れ
土曜の馬場状態は、昼過ぎに突然の降雪があったものの、馬場への影響はほぼなし。先週と変わらず、冬場特有の乾燥したパサパサのダートで、時計は掛かり気味の状態が続いています。
基本的に速い上がりを使える馬が上位に来やすい馬場であり、脚質の有利不利は少ないものの、展開次第では外を回す差し・追い込み馬の台頭も十分です。
ポイントは前半の流れでしょうか。昨年の傾向を踏まえると、前半3Fが34秒前半のラップ(それより速い)を刻むようなら、差し馬が台頭。逆に35秒台まで落ちるようだと、先行勢が粘り切る展開になる可能性が高いと考えます。
ただし、今回のメンバー構成を考えれば、前半35秒台まで落ち込む展開は考えにくいため、ベースは34秒5前後と見て想定すると、走破タイムは【1分35秒4】あたり。やや差し優勢の流れを想定しておきます。

こうやって見ると魅力的な馬が多くて迷ってしまいますね。

大西直宏
多くのファンの方はそうだろうね。でも、実は今回はすでに狙いは大体決まってるんだ。それもほぼ3頭に絞り込んでいるよ。

本当ですか?それはぜひ教えていただきたいです!

大西直宏
OK。今回は特別だよ!
ただ、あまり公にしてしまうと馬券の妙味が薄れてしまうという可能性があるので、その3頭はサイト内で限定公開にしようか。
入手している情報もしっかりとお伝えしますよ!

さすが大西さん!
もちろん無料ですので、まだWORLDの情報をご覧になった事がない方はぜひこの機会をお見逃しなく!

厳選に厳選を重ねた3頭で獲りましょう!
今回、初めてご利用の方に限り!レース当日には、ダービージョッキー大西直宏が騎手目線で見抜いた【絞りに絞った厳選3頭】を特別無料でご覧いただけます!