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【フェブラリーS】来たぞ2024年のG1開幕戦!過去の傾向・注目データ&サイン馬券《最終更新》ダービーJ大西直宏の注目穴馬はあの8歳馬!?



フェブラリーS2024予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・意外なデータ満載の"サイン馬券"で浮かび上がる馬は?
  • ・フェブラリーSの過去データを洗う!
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

今年最初のGⅠは毎年のことながら心が躍りますね。今年のフェブラリーSはサウジとの使い分けもあってメンバーが分散。こういうレースこそ情報がモノを言いそうな雰囲気です。当社が入手している情報は週末に向けて徐々に公開するとして、まずは有力馬のチェックをしていきましょう!




フェブラリーS2023予想
出走馬/枠順確定
<2/16(金)更新>


フェブラリーS (GⅠ)
2/18(日) 東京ダ1600m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1 イグナイター 牡 6 58 西村淳也
2 シャンパンカラー 牡 4 58 内田博幸
3 ミックファイア 牡 4 58 矢野貴之
4 ドゥラエレーデ 牡 4 58 ムルザバエフ
5 オメガギネス 牡 4 58 ルメール
6 カラテ 牡 8 58 菅原明良
7 ガイアフォース 牡 5 58 長岡禎仁
8 セキフウ 牡 5 58 武豊
9 ペプチドナイル 牡 6 58 藤岡佑介
10 タガノビューティー 牡 7 58 石橋脩
11 キングズソード 牡 5 58 岩田望来
12 スピーディキック 牝 5 56 御神本訓史
13 レッドルゼル 牡 8 58 北村友一
14 ウィルソンテソーロ 牡 5 58 松山弘平
15 ドンフランキー 牡 5 58 池添謙一
16 アルファマム 牝 5 56 キング





フェブラリーS2024予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<2/11(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、フェブラリーS2024に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:東京大賞典2着

ウィルソンテソーロ


小手川厩舎(美浦)
松山騎手予定
戦績:7-2-0-5

予備登録したサウジCに招待されればそちらに向かう予定だったが、招待されずにコチラへ回ってきた。同馬は昨秋までは伏兵扱いだったが、国内の有力馬がこぞってサウジCへ向かうため、戦績的に押し出されてこの馬が1番人気に支持されそうなムード。

チャンピオンズCは死んだふりから直線に懸けて2着、東京大賞典は逃げ馬不在で思い切って先手を奪ったのが奏功して2着。いずれも人気薄だからこそできた芸当であり、人気を背負ってどう立ち回るのかは見もの。馬券を買う側はそこを見極める必要がある。オーナーとしてはサウジCのウシュバテソーロとの使い分けの形になり、どちらも勝てれば最高の結果だが…。

【WORLD分析班チェック】
鞍上交代は本気度の表れ

ここ2戦の好走は原騎手の好騎乗があってのものだが、立場が変わって注目度がアップしてきたことから、オーナーサイドの意向で鞍上を実績豊富な松山にスイッチ。GⅠでのテン乗りは一般的にはいい結果をもたらすことは少ないが、今回の判断が吉と出るか凶と出るかに注目。




前走:東京大賞典3着

ドゥラエレーデ


池添学厩舎(栗東)
ムルザバエフ騎手予定
戦績:2-2-2-5

戦績的には近2走ウィルソンテソーロと同じレースに出走して、向こうが②②着に対してコチラが③③着。成績は劣るもののレース内容ならこの馬のほうが中身は濃い。よって評価はほぼ互角と言ってもいいだろう。

特にチャンピオンズCでは決してスローな展開ではなかった中で、2番手からよく踏ん張り通した。鞍上の諦めない気持ちとこの馬の渋太さが噛み合っての3着で、叩き合いでの勝負根性には目を見張るものがある。初のマイルとなるが、芝のGⅠ馬だけにむしろスピード勝負は歓迎かもしれない。この距離なら強気の騎乗で押し切りが狙えそうだ。

【WORLD分析班チェック】
ムルザバエフが短期免許で来日

このタイミングでムルザバエフの再来日はこの馬にとって非常に大きい。同馬とのコンビでは①②②着いずれもGⅠでのもので、最良のパートナーと再結成となる。1週前の気配も絶好で、2つ目のGⅠ獲りの期は熟した。




前走:武蔵野S3着

レッドルゼル


安田隆厩舎(栗東)
北村友騎手予定
戦績:9-8-3-6

数々のGⅠ馬を輩出してきた名門・安田隆厩舎が今月末(厳密には3月4日がラスト)をもって解散。GⅠ出走もこれが最後となる。送り出すレッドルゼルは21年から4年連続のフェブラリーS出走。その成績は④⑥②着だから立派(2年前は1番人気支持された)。8歳になったとはいえ、前走の武蔵野Sでも3着に好走しており、まだまだ能力の衰えは感じさせない。東京ダ1600mがベストの馬で、最後の最後に一発の可能性も十分あるだろう。

【WORLD分析班チェック】
主戦の川田は海外遠征で乗れず

過去3年はすべて川田が手綱を取ってきただけに、最後に乗り替わり(しかも北村友はかなり久々の騎乗)になるのはマイナス材料か。最終追い切りにジョッキーが騎乗するかどうか、乗った場合は人馬の呼吸などはよく見ておきたい。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも 魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




フェブラリーS2024予想
知ってそうで知らなかったサイン馬券
<2/15(木)更新>

今回もデータや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。

競馬ファンなら、これまでにもレースが終わってみたら『実はそうだったのか!』と隠れたサインやジンクスに気付いた経験はあるのでは?

そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!


信じるか信じないかはアナタ次第?
意外なデータ満載の"サイン馬券"をチェック!

  • 今年は世界に羽ばたくような逸材は現れるか?

(2月15日)
今年、中央初のGIレースとなる『フェブラリーS』。今年は地方馬も参戦し盛り上がりは確実だろう。またダート路線の大将格はドバイを目標としているため混戦が予想される。加えて芝路線からも数頭参加を表明しており、近年稀に見る大混戦と言えるかもしれない。

GIだけに何としてもサインでもビシッと決めたいところ。イベント系でのサインは先に挙げた2頭だと思うが、もう1頭怪しい馬を見つけた。それが『ドゥラエレーデ』だ。馬名の由来は「父名+最高の後継者」。なぜならば唯一あのドラマに関わりそうな馬名だからだ。「スピーディキック」のときにも話したが大河ドラマ「光る君へ」をGI一発目に使う気がしている。物語は平安時代。鎌倉幕府が誕生するまでの後継者選びの権力争いが背景にあるだけに1頭だけ該当馬がいるのはちょっと怪しい。ならば『ドゥラエレーデ』をサイン馬に指名し、レース当日は人気に関係なく両隣と対角位置には注意が必要だろう。

(2月11日)
それでは簡単に共同通信杯のサイン回顧をお話しよう。勝ったのは4番人気戸崎騎乗の「⑧ジャスティンミラノ」。2着は1番人気川田騎乗の「⑨ジャンタルマンタル」。3着は9番人気田辺騎乗の「⑦パワーホール」と波乱の結果に…。

サイン的には①③④番の3頭をサイン馬に指名。勝ち馬⑧番はサイン馬③番の対角に。そして、3着に来た穴馬⑦番はサイン馬④番の対角に位置していた。今年は少頭数でもサイン馬の対角を使っているだけに次週以降も要注意事項としておく。

さて、話を戻して今年で41回目を迎える「フェブラリーS」。昨年は「レモンポップ」が勝利しドバイにチャンレンジしたが惨敗。しかし、国内に戻ってからはGI連勝と勢いを取り戻した。

以前にもお伝えしたが今年から日本ダート競走の体形が大きく変わる元年でもある。今年は地方からも「イグナイター」、「ミックファイア」、「スピーディキック」の3頭が登録。特に注目されるのは昨年の三冠馬「ミックファイア」ではないか。

しかし、当コラムでは『スピーディキック』と『カラテ』をサイン馬に指名する。何故ならば東京新聞杯の時の大河ネタがココで作動する可能性が…。『スピーディキック』を管理するのは藤原智行厩舎。そして、『カラテ』は馬名がレース当日のイベントゲスト柔道の阿部兄妹の『武道』に通じるからだ。レース当日は人気に関係なく両隣と対角位置には注意が必要だろう。(続く)

【以上から今年の気になる候補】
・ならば『ドゥラエレーデ』をサイン馬に指名し、レース当日は人気に関係なく両隣と対角位置には注意が必要だろう。
・当コラムでは『スピーディキック』と『カラテ』をサイン馬に指名する。レース当日は人気に関係なく両隣と対角位置には注意が必要だろう。





フェブラリーS2024予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<2/14(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

出否が未定だった賞金上位馬の動向が確定したため、週明けにようやく出走メンバーが確定。賞金ボーダー上に居た馬の関係者は、出れるのかどうかでだいぶやきもきしていたことでしょう。

改めて出走メンバーを見渡すと、今年は過去にないくらいの大混戦ムードとなっています。まずは当レースの大きなポイントを確認していきましょう。


フェブラリーS2024データ
最初に押さえておきたい5つのポイント!

  • ①勝ち馬の平均年齢は【4.8歳】と若く、明け4~5歳馬が有利

  • ②各馬の臨戦過程(ステップ)と賞金面をシッカリ把握する

  • ③末脚最重視、上がり最速馬は5回に4回で馬券圏内入り!

  • ④残り3週で定年解散の安田厩舎はラストGⅠ参戦

  • ⑤初ダートがフェブラリーSだった馬の最高着順は3着

①勝ち馬の平均年齢は【4.8歳】と若く、明け4~5歳馬が有利



このレースは2000年まで遡ってみても勝ち馬の平均年齢は[4.8歳]であり、やはり一番脂の乗った明け4歳か5歳馬が強いのがデータが証明している。基本的に勢いのある若い馬を狙うのが鉄則だろう。

今年のメンバーでは人気を集める2頭、オメガギネスは4歳、ウィルソンテソーロは5歳と若く、この2頭は有力候補に挙がってくる。他にも4歳馬はドゥラエレーデ、シャンパンカラー、ミックファイアが出走予定だ。

なお、これまでに7歳以上の馬の勝利は一度もないものの、馬券圏内なら食い込みは可能なので、若い馬を軸に穴として7歳以上の馬を相手に加えるのが馬券作戦としては有効的。昨年も2着に7歳馬のレッドルゼルが食い込んだ。(※8歳となった同馬は今年も出走)



★過去の優勝馬の年齢
4歳  9勝
5歳  13勝
6歳  5勝
7歳~ 0勝



②各馬の臨戦過程(ステップ)と賞金面をシッカリ把握する



今年は賞金ボーダーに届かず出走まで漕ぎ着けない馬が何頭もいたが、それらは前哨戦から「何とか賞金加算を!」という勝負気配をこぞって示していた。実際に今年はどの馬が出走できてどの馬が出走できないのか、が非常に分かりにくかったため、前哨戦からある程度本気度を見せていた陣営も多い。

臨戦過程(ステップレース)として評価できるのは、

・賞金面安泰でぶっつけ直行
・賞金面安泰で前哨戦は叩き台


で臨む馬だろう。

逆に上積みとして微妙なのが、賞金面が不安があって前哨戦でもある程度本気で仕上げていた馬ということになる。中間の追い切り本数や強度などと照らし合わせて状態面は見極めたい。



★臨戦過程から評価できる馬
レッドルゼル
イグナイター
ウィルソンテソーロ
キングズソード
ドゥラエレーデ



③末脚最重視、上がり最速馬は5回に4回で馬券圏内入り!



舞台は直線長めで紛れの生じにくい東京マイル。過去2000年まで遡ると最速上がりを叩き出した馬の勝利は9度あって、3回に1回の割合で直線一気のVを決めている。やはり末脚の破壊力に注目せずして的中には辿り着けない。

ちなみに過去20年で上がり最速馬(タイも含む)は29頭いるが、掲示板を外したのはたったの1頭のみで、28頭は掲示板以内に駆けている。

★上がり最速馬の成績【9.10.4.6】
単勝率 31%
連対率 65%
複勝率 79%

「5回に4回は馬券圏内に入れる」というのは最も重視すべきデータ。ちなみに上がり3Fの平均タイムは【35秒5】であり、この舞台でそれに匹敵する末脚を使った馬は要チェックだろう。



★東京ダ1600mの上がり順(良・稍のみ)
35秒1 タガノビューティー
35秒5 ウィルソンテソーロ
35秒7 レッドルゼル
(※過去1年半以内の実績)



④残り3週で定年解散の安田厩舎はラストGⅠ参戦



3月5日で定年のため厩舎解散の安田隆厩舎はこれが最後のJRA・GⅠ挑戦となる。これまで同調教師はJRAダート重賞11勝を挙げており、これは現役最多。フェブラリーSはトランセンド、グレープブランデーで2勝を挙げている。

今年の出走馬はレッドルゼル1頭のみだが、それまでに厩舎サイドはデシエルトやペースセッティング、レオノーレらで多頭数出しを目論んでいたように、最後のGⅠとなるここはだいぶ前から狙いを定めていた一戦。

レッドルゼルはこのレース4年連続の出走となり、これまで④⑥②着と好走している。非常に相性のいい舞台だけに、8歳となった今年も侮れない存在だろう。



⑤初ダートがフェブラリーSだった馬の最高着順は3着



今年は芝を主戦場にしていた馬の参戦が多。背景にはダートの有力馬がサウジアラビアへ向かうため相手関係が手薄であることや、芝スタートの東京ダ1600mは比較的初ダートでも好走しやすいからという理由がある。

そのなかでもシャンパンカラーガイアフォースがデビュー以来初のダート参戦する。これらの2頭は適性があまりにも未知ゆえ、扱いについては頭を悩ますことになりそうだが、過去のデータから「初ダートがフェブラリーSだった馬の最高着順は3着」であることは覚えておきたい。過去の結果から言えば、期待値はあまりにも低そうだ。



★2000年以降の「初ダートがフェブラリーSだった馬」
シンボリインディ  5着
キングヘイロー   13着
トゥザヴィクトリー 3着
オレハマッテルゼ  16着
ヴィクトリー    15着
ローレルゲレイロ  7着
リーチザクラウン  10着
レッドスパーダ   12着
スーパーホーネット 15着
グランプリボス   12着
スマイルジャック  14着
ガルボ       11着
カレンブラックヒル 15着
デニムアンドルビー 16着



フェブラリーS2024予想
『前走時の情報チェック馬』
<2/15(木)更新>



分析班
水谷

重賞などの大きなレースでは、前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことが非常に大事。いわゆる“縦の比較”ですね。木曜の更新では『前走時に注目すべき話のあった馬』をピックアップしてご紹介します。


前走情報チェック馬①

タガノビューティー

西園正厩舎(栗東)
石橋脩騎手予定
戦績:7-7-5-14

【前走】 根岸S13着

【7歳で念願叶って出走】
前走時の情報・・・ 「過去2年で③④着と安定しており、この舞台では大崩れはない。先々週、先週とウッドコースでしっかりやっているし、気合を入れるように併せてゴール。万全の仕上がりで力を出せると思う。東京ならしまいは確実にいい脚を使うからね。もう7歳になってしまったが、何とかここでタイトルを取らせたい」

★今回の見所ポイント
→前走は大出遅れ参考外
→この舞台の適性は高い



前走情報チェック馬②

キングズソード
寺島厩舎(栗東)
岩田望騎手予定
戦績:7-1-1-5

【前走】 東京大賞典5着

【充実ぶりホンモノ】
前走時の情報・・・ 「JBCクラシックを4馬身差の圧勝。あれがモレイラマジックだったのか、馬場適性が相当高いのか、それとも単純に成長曲線が上昇しているのか。判断に迷うところだけど、そのいずれも当てはまるんじゃないか。体重もキャリアハイを更新し、馬体は身が詰まってパンパン。モレイラは砂を被らず外の3番手でスムーズに乗ってくれたけど、この馬はこれまでの競馬では内目を距離損なく運んで終い勝負で結果を残してきた。どんな乗り方もできる馬だし、注文は付かない。岩田望も以前に1度乗って結果を出しているし、自信を持って乗ってもらいたい」

★今回の見所ポイント
→力付けて充実一途
→ワンターンむしろプラス



前走情報チェック馬③

ミックファイア
渡辺厩舎(地方)
御神本騎手予定
戦績:7-0-0-1

【前走】 東京大賞典8着

【ダ三冠馬の実力を見直し】
前走時の情報・・・ 「馬体の回復に時間を要してチャンピオンズCを回避したけど、なんとか年末の大一番に間に合わせた。体は増えて出せそう。古馬の最上位クラス相手に通用するかは何とも言えない。どちらかと言えば脚抜きのいい馬場で好走例が多くて白い砂の適性も未知数のままだけど、ダート三冠馬として頑張って欲しいというのが本音」

★今回の見所ポイント
→適性面は未知数な点多い
→今回は順調な立ち上げ






フェブラリーS2024予想
『僕ならこう乗る!』
大西直宏の注目馬

<2/16(金)更新>



当社の専属アドバイザーで元JRAジョッキー・大西直宏氏が「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップ。その馬をどう乗って一発を狙うか?元乗り役ならではの考えや戦略を披露します。



大西直宏の注目馬

レッドルゼル

安田隆厩舎(栗東)
北村友騎手
戦績:9-8-3-6

8歳馬と侮るなかれ!この条件はベストの舞台


フェブラリーSの近年の傾向として、同時期に行われるサウジカップデーに多くの有力馬が出走し、国内のレースが手薄になるケースが見られます。優勝賞金の規模を考えると、実績ある馬たちがサウジアラビアを優先するのは自然な流れ。フェブラリーSは『ダート最強馬決定戦』というよりは、次に海外遠征馬を決めるための選考レースのような位置付けになっています。

これはフェブラリーSに限った話ではなく、多くのGⅠでも同様の傾向が見られます。競馬ファンの間では、強い馬には世界での活躍を期待する一方で、その結果、国内のGⅠ競走が盛り下がることに懸念を示す声もありますね。馬券的な視点からすると、混戦になるほど配当妙味がアップするので、僕としてはそれほど悪いことではないと考えます。

今年の出走メンバーは各路線から多様な顔ぶれが集結しました。出走メンバーを見渡すと、昨年の勝ち馬レモンポップ(牡6歳)や、JRA特別賞を受賞したウシュバテソーロ(牡7歳)が不在であるため、全体的には小粒な印象を受けます。

初ダートの馬に関しては、未知の魅力から一発の期待が膨らみますが、過去のデータからはその成功例は多くないことを理解しておくべきです。過去に馬券圏内に好走した馬は、2001年のトゥザヴィクトリーの3着が唯一の例であり、その他の多くの芝の実績馬は振るわぬ結果に終わっています。今年もガイアフォース(牡5歳)、シャンパンカラー(牡4歳)の2頭が出走しますが、過去の結果からも初ダート馬にとっては高いハードルが待ち受けています。

また、地方所属馬についても同様のことが言えます。地方競馬では砂厚が深く設定されているため、スピード勝負というよりはパワーに重点が置かれます。東京ダ1600mは、中央競馬の全コースのなかでも最もスピード勝負になりやすい条件のひとつであり、地方所属馬は全般的に苦戦する傾向があります。

今年、僕が注目するのは、レッドルゼル(牡8歳)です。8歳になり、今年で4年連続の出走となりますが、過去3年間(2021年=4着、2022年=6着、2023年=2着)のレース内容はいずれも悪くありません。

特に昨年の7歳時にも2着に好走したように、レースを厳選して使っているため、能力の衰えは微塵も感じられません。差し脚は安定しており、レースの流れ次第では大きく浮上が可能です。

また、管理する安田隆行調教師は3月5日に定年を迎え、これが最後のJRA・GⅠ出走になります。このレースに向けて悔いのない仕上げを施していることでしょう。近走でずっと手綱を取っていた川田将雅騎手がカタールへの遠征のため、北村友一騎手に乗り替わりますが、北村友騎手はこの馬のかつての主戦騎手であるためマイナス要因ではないと考えます。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは2/16(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『フェブラリーステークス GⅠ』
『ダイヤモンドステークス GⅢ』
『京都牝馬ステークス GⅢ』
『小倉大賞典G Ⅲ』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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