WORLD競馬web

メイン画像

【フェブラリーステークス2022予想】復権?新星誕生?それとも!?2022年のG1開幕戦を徹底分析!



フェブラリーS2022予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

WORLD
北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

今年最初のGⅠは毎年のことながら心が躍りますね。今年のフェブラリーSは1番人気を当てるのすら難しいと言われる大混戦模様。こういうレースこそ情報がモノを言いそうな雰囲気です。当社が入手している情報は週末に向けて徐々に公開するとして、まずは有力馬のチェックをしていきましょう!




フェブラリーS2022予想
出走馬/枠順確定
<2/18(金)更新>


フェブラリーS(GⅢ)
2/20(日) 東京ダ1600m

 
馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1テオレーマ牝655ルメール
2ダイワキャグニーセ857三浦皇成
3インティ牡857武豊
4アルクトス牡757田辺裕信
5レッドルゼル牡657川田将雅
6カフェファラオ牡557福永祐一
7タイムフライヤー牡757横山武史
8サンライズノヴァ牡857松若風馬
9サンライズホープ牡557大野拓弥
10スワーヴアラミス牡757松田大作
11ソダシ牝455吉田隼人
12ミューチャリー牡657御神本訓
13ソリストサンダー牡757戸崎圭太
14ケイティブレイブ牡957菅原明良
15テイエムサウスダン牡557岩田康誠
16エアスピネル牡957Mデムーロ





フェブラリーS2022予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<2/13(日)更新>


WORLD
北野シズカ

まず最初に、フェブラリーS2022に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:南部杯1着

アルクトス


栗田徹厩舎(美浦)
田辺騎手予定
戦績:10-2-0-10

徹底して左回りワンターンの番組に絞り、放牧先で充電してはぶっつけで臨むのがお決まりのパターン。こういう使い方であれば年齢による衰えも最小限に抑えられ、特定のレースで最高のパフォーマンスを発揮できる。オメガパフュームの東京大賞典4連覇も然り、この馬の南部杯連覇も然り。

アルクトスにとっての最大目標はJRAのGⅠフェブラリーSの制覇で、年齢的にも勝つチャンスは今年が最後と思われるため、ここへ向けて仕上げは抜かりなし!1月から1ヶ月半近く厩舎でビッシリと乗り込まれている。過去2年はともに9着に敗れているが、充実ぶりはまさに今がピークで、陣営も「やっとこの馬を掴めた」と認めている。となると、今年は過去2年より大きく着順を上げてくる公算が高そうだ。馬場次第では十分勝ち負けにも加われる。

【WORLD分析班チェック】
高速化すればこの馬の脅威的な持ち時計が生きる

昨年の南部杯で叩き出した1分32秒7という芝並みの日本レコード。1400mでもプロキオンSで1分21秒2という最速タイムを持っており、時計勝負になれば滅法強い。1週前の東京は雪の影響でかなり高速化したが、ひとたび雨が降ればこの馬向きの馬場コンディションとなる。週末は土日で雨予報も出ており、この馬に追い風が吹きつつある。




前走:チャンピオンズC11着

カフェファラオ


堀厩舎(美浦)
福永騎手予定
戦績:5-0-0-5

ご存知、昨年の覇者。その後は3戦して⑤⑨⑪着と近走不振だが、成績が不安定なのは好走のストライクゾーンが極端に狭いから。その3戦は苦手な地方の砂、芝のレース、不得意のコーナー4つの競馬でのもので、「早熟だった」と判断するのは早計。そもそもこの馬の場合は東京マイルに好走が偏っており、フェブラリーSこそ陣営にとっても特別な勝負レースとなる。

慎重なコメントの多い堀調教師だが、今回の同馬に対しては自信も窺える。1週前の追い切りについて師は「単走でリズム重視の追い切り。テンに控えてしまい伸ばす中で自分からハミを取っていくかがテーマ。全体のタイムも速く、十分に負荷はかかった。いい調整が出来ている」と好感触だった。

【WORLD分析班チェック】
今回の鞍上は早い段階から福永に依頼して準備を進めている

水曜に福永が乗って追い切る予定だったけど、水曜は乾燥していて馬場もパサパサのため、馬場状態を優先して木曜の追い切りになった(よってジョッキー騎乗していない)。最終追いには福永が跨がる予定で、その騎乗の感触を考慮した上でチークかブリンカーを着けるか決めるとのこと。調教の動きだけなら「なんでこの1年間勝てなかったのだろう…」と不思議に思うほどで、新興勢力も台頭しているが王座防衛も十分可能だ。




前走:チャンピオンズC4着

インティ


野中厩舎(栗東)
武豊騎手予定
戦績:7-1-4-9

スランプに入りかけた6歳時は「インティはもう終わった」と囁かれるも、7歳で鮮やかに復活。昨年このレースで控えて差す競馬を試したことが刺激となったようで、インパクトは減ったものの脚質の幅が広がった。近走③④④着と差しても結果を出せるようになったのは大きい。

フェブラリーSに限れば、3年前は逃げて勝ち、去年は後方から上がり2位で追い込み6着。流れと乗り方が噛み合えばまだまだ圏内の1頭と言える。なお、このレースは過去3度いずれも内目の枠ばかりだったが、競馬のしやすさを考えたら外枠の方がベター。外枠を引いたら面白さが更に倍増する。チャンピオンズCではソダシを早々にねじ伏せて先頭に立っており、今回もあの競馬になるのか、それとも差しに回るのか、今回の作戦にも注目だ。

【WORLD分析班チェック】
武豊騎手が同一GⅠで4度続けて乗る馬は初めてのケース

武豊騎手が同一GⅠで同じ馬に3度騎乗することは何度かあったが、4度目となるとおそらくこれが初めて(他の騎手ではデムーロの東京大賞典がある)。それだけ馬のことを知り尽くした間柄であり、この路線では常に信頼を置いて騎乗を続けてきた。1週前の稽古でも「最後までシッカリ伸びていい状態。8歳になっても衰えは感じないし、順調そのものじゃないかな。走り慣れたベテランだから今更注文は付かないよ」と余裕綽綽。


WORLD
北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にもスワーヴアラミス、テイエムサウスダンの前哨戦勝ち馬。昨年このレースで上位争いしたエアスピネル、レッドルゼルなど魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




フェブラリーS2022予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<2/16(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

今年はメンバー的に大混戦のフェブラリーSではありますが、過去の傾向をジックリ見極めて読み解いていけば段々と候補は絞れてきます。大きなポイントを4つほど取り上げたので、以下に目を通して頂きジックリとイメージを固めていきましょう。


フェブラリーS2022データ
最初に押さえておきたい4つのポイント!

  • ①勝ち馬の平均年齢は4.8歳と若く、明け4~5歳馬が有利

  • ②各馬の臨戦過程(ステップ)と賞金面をシッカリ把握する

  • ③末脚最重視、上がり最速馬は4回に3回で馬券圏内入り!

  • ④雨で高速馬場になった時はソダシの押し切りに要注意

①勝ち馬の平均年齢は4.8歳と若く、明け4~5歳馬が有利



このレースは2000年まで遡ってみても勝ち馬の平均年齢は[4.8歳]であり、やはり一番脂の乗った明け4歳か5歳馬が強いのがデータが証明している。基本的に勢いのある若い馬を狙うのが鉄則だろう。

ただ、今年のメンバーでは4歳馬がソダシ1頭のみで、若きダート王テーオーケインズも不在(海外遠征)。それどころか、若い世代の底上げがないままメンバーの高齢化が目立っていて、今年の出走メンバーの平均年齢は[6.68歳]と過去の中でも一番の高い。8~9歳がいつまでも出走可能である時点でこの路線のレベルの低さ(層の薄さ)が分かるというもの。ひとまず、過去傾向からは「困ったら若い馬」を選ぶほうがベターだろう。

★4歳馬
ソダシ

★5歳馬
カフェファラオ
テイエムサウスダン
サンライズホープ



②各馬の臨戦過程(ステップ)と賞金面をシッカリ把握する



今年は賞金ボーダーに届かず出走まで漕ぎ着けない馬が何頭かいるが、それらは前哨戦から「何とか賞金加算を!」という勝負話をこぞって出していた。実際に今年はどの馬が出走できてどの馬が出走できないのかが非常に分かりにくかったため、前哨戦からある程度本気度を見せていた陣営も多い。本番で上積みがどこまであるかはメンバーの賞金と比例するかもしれない。



臨戦過程(ステップレース)として評価できるのは、

・賞金面安泰でぶっつけ直行
・賞金面安泰で前哨戦は叩き台


で臨む馬だろう。逆に上積みとして微妙なのが、賞金面が不安があって前哨戦でもある程度本気で仕上げていた馬ということになる。中間の追い切り本数や強度などと照らし合わせて状態面は見極めたい。

★臨戦過程から評価できる馬
アルクトス
レッドルゼル
カフェファラオ
インティ
エアスピネル
ソダシ
ソリストサンダー



③末脚最重視、上がり最速馬は4回に3回で馬券圏内入り!



舞台は直線長めで紛れの生じにくい東京マイル。過去2000年まで遡ると最速上がりを叩き出した馬の勝利は7つの例があって、3回に1回の割合で直線一気のVを決めている。やはり末脚の破壊力に注目せずして的中には辿り着けない。

ちなみに過去20年で上がり最速馬(タイも含む)は26頭いるが、掲示板を外したのはたったの1頭のみで、25頭は掲示板以内に駆けている。

【7.9.4.6】
単勝率 27%
連対率 61%
複勝率 77%

これは上がり最速馬の成績だが、「4回に3回は馬券圏内に入れる」というのは最も重視すべきデータと言えるだろう。ちなみに上がり3Fの平均タイムは【35秒4】であり、この舞台でそれに匹敵する末脚を使った馬は要チェックだろう。



★東京ダ1600mの上がり順
35秒2 エアスピネル
35秒4 サンライズノヴァ
35秒5 レッドルゼル
35秒5 インティ
35秒6 カフェファラオ
35秒6 ソリストサンダー
35秒6 ミューチャリー

(※過去1年半以内の実績)


④雨で高速馬場になった時はソダシの押し切りに要注意



当日に雨が降って不良馬場だった2005年は、芝馬のメイショウボーラーが逃げてそのままレコードで押し切ってしまったことがある。

これは例外としての扱いをしてもいいのかもしれないが、当然この年は上がりタイムとは無縁の決着で、自身は上がり36秒9と時計が掛かったが、序盤のリードを保ったまま影を踏ませず悠々と押し切った。

レース後にも「もともと芝馬だからあれだけ速いタイムで逃げれたんだな」という話が出たように、タイムトライアルのような状況になった場合は、ソダシにもチャンスが出てくるだろう。なにせ、芝の桜花賞で1分31秒1という記録的なレコードを持った馬。

東京地方の土日の天気が雨予報も出ているが、もし当日雨が降ってレコード馬場のような状況が予測される時はソダシのスピードには十分に注意したい。



フェブラリーS2022予想
『調教マル特ホース』
<2/17(木)更新>



●数字では測れない普段の乗り込み量を重視すべき

今年最初のGⅠということで「調教」について指摘しておきたい。レースへ向けての調整というのは、多くの競馬ファンは『1週前と当週の追い切り』の数字と映像のみで仕上がりを判断しがちだが、それだけで判断するのはとても危険である。馬というのは基本的に毎日何かしら運動を行っているもので、外厩(放牧先)での乗り込みの質と量、そして平日の厩舎周りの引き運動や時計にならないコースでの乗り込みも含めて判断されるもの。

乗り込み量が少なくても坂路で自己ベストを出したところで、それは中身が万全とは言い難いし、騎乗者の体重が軽ければ坂路で速いタイムなどはいくらでも出すことは可能。中には80キロくらい体重のある助手が乗っている場合もある。数字だけで判断することの怖さはそういうところにある。

そもそもスタミナというのは、毎日の継続した運動量で基礎が作られるものだし、その運動量は厩舎スタッフ次第で大きく分かれるところ。かつて角居厩舎の馬がみんなボディービルダーのような体になったのは、厩舎スタッフの豊富な乗り込み量によるところが大きかった。


そして、調教という要素についてもう1点指摘したいのが、レース後の振り返り。アノ調教をしたら結果がどうだったのか、ということをほとんどの人は振り返ることはしない。レース前はあれだけ「自己ベスト」だの「絶好の動き」だの予想の検討にしながら、レース結果と照らし合わせて検証しないのはなぜだろうか。つまり、事前にやたら注目されながら、終わってしまえば気にもせずポイという、悲しい検討要素が「調教」なのである。

ただ、当社はそういう扱いはしていない。それぞれの状態(乗り込み量・質、そして普段の運動量、その後に追い切りタイム)をシッカリと把握したうえで、その時の事前の状態をすべてデータベースに記録している。だから前走時からの変化や上積みなどを見逃さずにお伝えすることができるのだ。世には多くの“にわか調教分析”が存在するが、そのレベルで調教を見て判断してもあまりタメにならないのでご注意いただきたい。


調教マル特ホース①

ソリストサンダー

高柳大厩舎(栗東)
戸崎騎手予定
戦績:6-5-4-13

・青写真通り叩いて良化、メインは海外だけではないゾ

「根岸Sは叩き台」を公言していた前走はまだ体にメリハリがなかったが、ひと叩きの今回は青写真通りに雰囲気が変わってきた。間隔が詰まっているだけに坂路のみの乗り込みだが、ハッキリと動きが目に入り、別馬のようなバネ感を感じさせる。

「体にボリュームが出て迫力を感じさせる。最近では一番いい状態に持ってこれたんじゃないか」と厩舎事情通も前走時からの変化を強調している。「サウジに連れて行くテーオーケインズも完璧な仕上がりだけど、ソリストも負けてないね。どっちも楽しみだよ」と担当の表情からも好調ぶりが伝わってくる。



調教マル特ホース②

エアスピネル

笹田厩舎(栗東)
Mデムーロ騎手予定
戦績:4-7-5-13

・年齢感じさせずここ1~2週でグンと上向いた

前走後は山元トレセンに放牧に出して1月上旬から厩舎で乗り込みを開始。CWと坂路を併用するのはいつものパターンで、1週前にはレースでも騎乗するMデムーロを乗せて併せ馬で先着。年齢的に急激な変化は見極めにくいが、ずっとこの馬の動きをチェックしている調教班からは「ようやく直前でワンランクアップしたかな。今回は至って順調には仕上ってるよ」との報告も届いている。見た目も9歳馬とは思えないほど研ぎ澄まされており、これは侮れない1頭になりそうだ。




フェブラリーS2022予想
『下馬評は低いが妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<2/18(金)更新>


分析班
水谷

今年は年明けからなぜかハーツクライ産駒が重賞で穴を開けるシーンが目立っています。中山金杯でスカーフェイスが2着に入り、シンザン記念でもレッドベルアームが3着。その後も勢い止まらず、東海Sスワーヴアラミス、東京新聞杯イルーシヴパンサー、きさらぎ賞マテンロウレオ、共同通信杯ダノンベルーガが立て続けに勝利して、「またハーツクライ産駒か…」がお決まりのフレーズになりつつあります。

同一血統の活躍には具体的な説明が難しいですが、血統の勢いは理由もなく続くことがあるもの。今週のGⅠでも都合よく伏兵馬が2頭エントリー(ハーツクライ系もいれれば3頭)していて、これらは警戒しておく必要がありそうです。


下馬評低めの盲点注目馬

タイムフライヤー

橋口厩舎(栗東)
横山武騎手
戦績:5-3-1-20

【前走成績】
根岸S(6着/7番人気)

○前走は出遅れて参加できず、2走前は詰まって参考外

近走の敗戦続きでだいぶ馬柱が汚れてしまった同馬。おそらく人気は急下降は必至。もしかしたら新聞によっては印が付くかどうかというレベルまで評価がガタ落ちかもしれない。ただ、当社としてはまだ「侮るべからず」という見方を貫きたい。

前走はMデムーロ騎乗へ鞍上強化し、東京コースに実績がある馬として穴人気したが、スタートでの出負けが痛恨となってしまった。後方大外からジワジワと伸びてはいるものの、一瞬の加速力で優れているタイプではないため6着が精いっぱい。ゲートが五分で中団くらいから運べていたらあそこまで差がなかったように思われる。

いずれにしてもあれは力負けでないのは確か。それより全くのノーダメージで試走を終えることができたことを考えたら、「いい叩き台になった」という見方もできる。とにかく序盤のポジションさえまともなら全然この相手でも通用していい馬。ちなみに、2走前も馬群にドン詰まりで力を出し切っておらず、ここ2戦は明確な敗因があることを強調しておきたい。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは2/18(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『フェブラリーS(GⅠ)』
『ダイヤモンドS(GⅢ)』
『京都牝馬S(GⅢ)』
『小倉大賞典(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




PAGE TOP