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【エルムステークス2020】芝の重賞勝ち馬vsダート馬……勝つのはどっちだ?攻略法を探る

エルムステークス2020予想
今年はこんなレースに

  • ・芝実績馬vsダート実績馬、ガチンコ対決
  • ・北海道組と別路線組、どちらが優勢?

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北野シズカ

皆さん、こんにちは。 夏も馬券大好き♪ 北野シズカと申します。

ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで、私は社台グループの情報を専門にしています。

今週末は、札幌で行われるダート重賞・エルムステークス(GⅢ)。昨年も10番人気2着ハイランドピークを穴馬として捕まえ、馬連9220円・3連複2万1140円の高配当的中をお届けした、相性の良いレースです。

さあ、今週末も1週間かけてしっかり予習していきましょう♪

【最新更新:8月7日(金)】出走馬&枠順確定!
・調教で走る傾向、良い動きの馬は?
・オススメ軸馬&穴馬を公開!

エルムステークス2020は、ダート路線の常連馬のみならず、芝で実績を残してきた馬も出走を予定しておりバラエティ豊か。過去の好走パターンから出走馬たちを深堀りしましょう!

【NEW】エルムステークスのマル特データ&オススメ馬!詳細はコチラ⇒

【NEW】アイビスSDでは9人気3着ビリーバー抜擢!
調教マル特ホース2頭はコチラ⇒


【NEW】13着大敗から巻き返す!
前走大敗馬に注目!ラストワン穴馬はコチラ⇒



エルムステークス2020予想
出走馬&枠順確定!
<8月7日(金)更新>


エルムステークス(GⅢ)
2020年8月9日(日) 札幌ダート1700m


堀宣行
馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1 ヒラボクラターシュ 牡5 56 横山武
2 エアスピネル 牡7 56 武豊
3 サトノティターン 牡7 56 藤岡康
4 ワンダーリーデル 牡7 57 横山典
5 アディラート 牡6 56 吉田隼
6 リアンヴェリテ 牡6 56 国分恭
7 ワイルドカード 牡6 56 北村宏
8 ウェスタールンド セ8 57 藤岡佑
9 ロードゴラッソ 牡5 57 池添
10 アナザートゥルース セ6 58 大野
11 アルクトス 牡5 56 田辺
12 ハイランドピーク 牡6 56 横山和
13 タイムフライヤー 牡5 56 ルメール
14 バスカヴィル 牡6 56 浜中

過去10年のエルムS
【枠順別成績】


枠番 着度数
(1着-2着-3着-4着以下)
勝率 連対率 複勝率
1枠(1-0-0-9)10.0%10.0%10.0%
2枠(1-1-1-7)10.0%20.0%30.0%
3枠(1-1-2-9)7.7%15.4%30.8%
4枠(3-2-2-11)16.7%27.8%38.9%
5枠(2-2-0-15)10.5%21.1%21.1%
6枠(1-0-2-17)5.0%5.0%15.0%
7枠(0-1-1-18)0.0%5.0%10.0%
8枠(1-3-2-14)5.0%20.0%30.0%

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北野シズカ

勝ち馬は中枠に寄っている印象ですが、枠に寄って極端な差はないように感じられます。


分析班
水谷

フルゲートでも14頭というコースですから、内枠(特に1~2番枠)を引いた馬がデータ的に少ないのは当然です。

それぞれの脚質にあった枠を引けたかどうかを考えて吟味したいですね。




エルムステークス2020予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<8月2日(日)更新>

まず最初に、エルムステークス2020に出走する予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

過去の成績や大まかな特徴はもちろん、前走時に入っていた情報も見ておきたいですね。


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北野シズカ

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:アンタレスS2着
アナザートゥルース

高木登厩舎(美浦)
大野騎手予定
戦績:7-7-2-6

兄にダートGⅠ3勝のサウンドトゥルー、佐賀記念勝ち馬ルールソヴァールらがいるダートの良血馬。アナザートゥルース自身はここまでアンタレスSと船橋のダイオライト記念で重賞2勝を挙げている。兄のサウンドトゥルーも末脚確実でなかなか大崩れのない馬で、遅咲きの馬だった。自身は6歳夏でも、まだまだ老け込む様子はない。

【WORLD分析班チェック】
GI馬の兄をも上回る安定感

アナザートゥルースの安定感は兄サウンドトゥルー以上と言って良いでしょう。古馬になってからは(5-7-2-4)という成績で、3着を外したレースも⑥④⑥⑤着とほぼ掲示板を外していません。北海道シリーズは初参戦となりますが、コースや環境の違いを気にする印象はありませんよ。




前走:マリーンS1着
タイムフライヤー

松田国厩舎(栗東)
ルメール騎手予定
戦績:4-3-0-12

エルムステークスの前哨戦に当たるマリーンSを3馬身半差で圧勝。意外にもダート戦はこれが初勝利だった。ホープフルSを勝って芝GⅠ馬となったが、その後は苦戦が続きダート路線に転向したのがちょうど1年前のエルムステークス。

武蔵野S2着やフェブラリーS5着など“負けて強し”と評価されてきたレースを経てようやく勝利を掴み、“半信半疑、苦し紛れ”とも言われていた昨年とは全く違うムードで2度目のエルムステークスに挑む。

【WORLD分析班チェック】
ルメール騎手の調子がやや心配

鞍上は前走に続いてルメール騎手を予定。この夏は騎乗馬の質・人気の割に勝ち星が伸びていない点は気になるものの、この馬にルメール騎手が騎乗するということは、当然ながら陣営の期待の大きさを感じるところです。




前走:プロキオンS2着
エアスピネル

笹田厩舎(栗東)
武豊騎手予定
戦績:4-4-4-8

母エアメサイアの良血馬で、2歳時からクラシック戦線の主役として活躍。古馬になってからはマイル路線を主戦場として、通算で重賞3勝、GⅠで2着2回、3着1回などの実績を残してきた。初ダートの前走・プロキオンSで2着と好走し、今回はかつての相棒・武豊騎手を鞍上に迎え、ダートで新たな勲章を獲りに行く。

【WORLD分析班チェック】
前走で見せた砂適性は本物か?

プロキオンS当時は『腰の疲れが取れず1年ぶりの実戦』で、休む前は2戦連続で2桁着順に敗れていた。これではデビュー以来最も人気が無かったのも当然。関係者のトーンも低かったものの、なんと抜群の手応えと伸びで一旦は勝ったのではないかと思わせた2着。砂適性は相当かもしれません。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




エルムステークス2020予想
昨年&過去10年のレース結果
<8月4日(火)更新>


昨年のレース写真
【エルムS2019の結果】
1着モズアトラクション(2人気)
2着ハイランドピーク(10人気)
3着サトノティターン(4人気)

逃げ馬が複数揃ってのハイペースとなり、差し馬たちが上位を占める結果に。中でもモズアトラクションは後方から3~4角で上手くインを捌いての勝利。

高配当決着をもたらした10番人気ハイランドピークは2018年の勝ち馬。近走不振で人気を落としていたものの、やはり舞台適性は侮れないものがあった。今年も『北海道シリーズのダート1700mで好走実績のある馬』は注意したい。


エルムステークス
過去10年の勝ち馬一覧


勝ち馬 性齢 斤量 騎手 人気
2019モズアトラクション牡556藤岡康2人
2018ハイランドピーク牡456横山和2人
2017ロンドンタウン牡457岩田4人
2016リッカルドセ5567人
2015ジェベルムーサ牡556岩田康2人
2014ローマンレジェンド牡658岩田康3人
2013フリートストリート牡456内田博3人
2012ローマンレジェンド牡456岩田康1人
2011ランフォルセ牡556横山典1人
2020クリールパッション牡556津村2人

※2013年は函館での開催。

【エルムステークス2020の傾向と対策】
『勝ち馬は上位人気から』
『ただし1番人気安泰ではない』

過去10年のエルムステークスで1番人気馬は2勝止まり。。3着以内率は高いものの、連系馬券の軸としては過信は禁物だ。

穴馬の好走は基本的に10番人気以内まで。能力が足りない馬はハッキリと切っていいかもしれない。


エルムステークス
過去10年の人気別成績


人気 着度数(1着-2着-3着-4着以下) 勝率 連対率 複勝率
1人気(2-1-4-3)20.0%30.0%70.0%
2人気(4-1-0-5)40.0%50.0%50.0%
3人気(2-1-1-6)20.0%30.0%40.0%
4~5人気(1-5-1-13)5.0%30.0%35.0%
6~10人気(1-2-4-43)2.0%6.0%14.0%
11人気~(0-0-0-30)0.0%0.0%0.0%

分析班
水谷

勝ち馬についてはある程度上位人気馬から出ている。逆に11番人気以降はカラッキシ。ある程度レンジを絞って、穴馬を見つけていこう。





エルムステークス2020予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<8月5日(水)更新>


分析班
水谷

皆さん、こんにちは。今日は分析部門の水谷がお送りします。本日は過去の傾向から、エルムステークス2020の『軸馬・穴馬候補』をピックアップ!

枠による成績の話は各馬の枠順が出てからにするとして、今回はエルムステークスの過去の傾向を紐解いていこう。


エルムステークス
攻略に向けた3大ポイント

  • ・函館or札幌ダート1700mで好走実績あり
    ┗中でも“前走:マリーンS”組に要注目
    ┗他コースのダ1700m実績組も注意

  • ・ポジション的には4角5番手以内が絶対的

  • ・リピーターの活躍が目立つ

ダート1700mが組まれているのは函館・札幌・小倉・福島とローカル開催のみ。

中央場所の1800mとは、距離の違いは100mだけでもコース形態や求められる適性は大きく違います。独特なコース形態をこなせる適性が求められると言えるでしょう。

エルムSの施行時期が8月前半になってからの5年間の結果を見てみると、うち4回で“前走・マリーンS”の馬が連対

唯一マリーンS組が全滅したのは2016年ですが、その時は前走が福島ダート1700mの安達太良Sだったリッカルドが優勝



そう考えると、小回り1700mに実績のある馬に注目すべきというのが一つの考え方になるでしょう



また、脚質に注目すると、逃げ馬がそのまま押し切るケースこそ少ないものの、逆に4角で6番手以下だった馬の一気の差しも難しいレースです。勝負所では5番手以内が鉄則となる。先行勢、あるいは昨年の勝ち馬モズアトラクションのような一気のマクりができる馬を狙いたいですね。


エルムステークス
過去10年の4角ポジション別成績

4角6番手以下の馬券圏内は
過去10年で3頭のみ


4角の位置 着度数 勝率 連対率 複勝率
1番手(1-3-4-2)10.0%40.0%80.0%
2番手(5-5-1-4)33.3%66.7%73.3%
3番手(1-1-2-4)12.5%25.0%50.0%
4~5番手(3-1-0-23)11.1%14.8%14.8%
6番手以下(0-0-3-67)0.0%0.0%4.3%


エルムステークス
過去5年で馬券に絡んだ15頭
ダート1700m実績の有無をチェック!
(○印は勝利実績/▲印は連対実績)


着順 馬名 同年
マリーンS
ダ1700
実績
20191着モズアトラクション2着
20192着ハイランドピーク
20193着サトノティターン

着順 馬名 同年
マリーンS組
ダ1700
実績
20181着ハイランドピーク2着
20182着ドリームキラリ
20183着ミツバ

着順 馬名 同年
マリーンS組
ダ1700
実績
20171着ロンドンタウン
20172着テイエムジンソク1着
20173着ドリームキラリ12着

着順 馬名 同年
マリーンS組
ダ1700m
実績の有無
20161着リッカルド
20162着クリノスターオー
20163着モンドクラッセ

着順 馬名 同年
マリーンS組
ダ1700
実績
20151着ジェベルムーサ3着
20152着グレープブランデー
20153着エーシンモアオバー


分析班
水谷

これらの傾向を踏まえた上で、今年の軸馬候補と穴馬候補をピックアップするぞ!


エルムステークス2020
前走:マリーンS組

  • タイムフライヤー(1着)
  • アディラート(3着)
  • デザートスネーク(6着)
  • リアンヴェリテ(13着)

エルムステークス2020
ダート1700m戦で勝利実績あり

  • アルクトス
  • ウェスタールンド
  • タイムフライヤー
  • デザートスネーク
  • ハイランドピーク
  • ヒラボクラターシュ
  • リアンヴェリテ
  • ワイルドカード


【軸候補オススメ】

タイムフライヤー

松田国厩舎(栗東)
ルメール騎手予定
戦績:4-3-0-12

【推し材料】好条件データ
・前走マリーンSが圧巻の競馬
・異例の日程でも外厩でうまく調整


今年はマリーンSの1・3・6・13着馬が登録しているが、もちろん注目は勝ち馬のタイムフライヤー。

ダート1700mでの出走は初ダートだった去年のエルムS以来となったものの、これまでの詰めの甘さを忘れ去れるような圧勝でダート戦初勝利。

マリーンSを勝った後は追分リリーバレーに放牧に出ており、レース10日前の7月30日に札幌競馬場に入厩。今年は調整に函館競馬場が使えないものの、代替手段が豊富なのは社台グループの強みだ。

前走から続けて騎乗予定のルメール騎手もヴィクトリアマイル以降遠ざかっている重賞勝利に気合が入るレースだろう。



そして、エルムステークスと言えば『リピーター馬の好走』が多く見られるレース。走るメンバーや好走馬が似通った感じになるのは北海道シリーズならではと言えるでしょう。

今年も、好走が期待できるリピーターの存在がいます!


【直近10年でのリピーター馬】
複数年連続での好走が非常に多い
中には年を空けての好走も!


■ハイランドピーク
└2018年1着、2019年2着

■ドリームキラリ
└2017年3着、2018年2着

■クリノスターオー
└2014年2着、2016年2着

■ローマンレジェンド
└2012年1着、2012年1着

■オーロマイスター
└2010年2着、2011年2着

■エーシンモアオバー
└2010年3着、2011年3着、2013年2着、2015年3着



【穴で要注目!】

ハイランドピーク

土田厩舎(美浦)
横山和騎手予定
戦績:6-5-3-8

【推し材料】好条件データ
・一昨年勝利、昨年2着の“リピーター”
・昨年よりムード良く、でも人気の盲点

一昨年のエルムSの勝ち馬で、昨年のエルムSは近況不振で大きく人気を落としていたものの2着に好走。高配当的中の立役者となった。

北海道シリーズのダート1700m戦は通算で(2-2-1-1)という夏馬で、今年は3年連続のエルムS好走を懸けて参戦する。鞍上は過去2年のエルムSでもコンビを組んでいた横山和生騎手に戻る。

今年は大沼S3着からのローテで、膝の故障の影響が抜けず終わっていたムードのあった昨年の今頃より雰囲気は良い。

にもかかわらず、例年よりもメンバーが揃っているため今年も人気の盲点になりそうなところ。前走・大沼Sは「骨折明けで去年の秋以来だし、叩き台感は否めない」と言われながら3着に走った辺り、やはり北海道での競馬は得意としている。



エルムステークス2020予想
『調教マル特ホース』
<8月6日(木)更新>


分析班
水谷

アイビスSDは
9人気3着ビリーバーを推奨!


レース前の調教は、各馬の状態の良し悪しを見極めるバロメーターだ。レースごとに“結果に直結しやすい調教パターン”というものも存在するぞ!

まず、前置きすると今年は出走馬の大半がダート調教となる。今年はコロナ禍の影響で函館開催が終了してすぐに閉場したため、“裏函”での調整が不可能。よって出走馬の大半が現地での調整を強いられてきた。

今回、注目したポイントは2つ。

▼ ▼ ▼ ▼ ▼
  1. 1.ダート調教がもともと主流
  2. 2.追い切りメニューは5F65~66秒→ラスト1F12秒台前半が目安

1.ダート調教がもともと主流

一般的にダート調教の是非を問うと、

「脚元への負担が強くて歩様が硬くなりやすい」

といった声は関係者は指摘するが、ここはあくまでエルムSを目標にしてきた馬たちばかり。滞在で連戦するわけではないため、むしろダート調教を割り引く必要はないだろう。

現行の札幌3週目に行われるようになって6年目。近5年の3着以内馬15頭中、8頭が札幌ダートで追い切り。他2頭が函館ダートでの追い切りを行っていた。


2.追い切りメニューは5F65~66秒→ラスト1F12秒台前半が目安

ダートの重賞級がダートで走るため、時計云々を問うのもナンセンスともいえる。

しかし、ダート調教での好走パターンは『馬なりで5F65~66秒台』というケースが多い。

6Fだったり、終い重点だったり、一杯に追っている馬も見受けられるが、大半が夏場に1度使っての臨戦。本番へ向けての脚慣らしの上で時計以上の動きを見せている、“余裕”が感じられるかが重要だ。



調教マル特ホース①

アナザートゥルース

高木登厩舎(美浦)
大野騎手
戦績:7-7-2ー6

・3ヶ月半ぶりでも普段よりデキは上
・ジョッキー騎乗とはいえ終い11.6秒の伸び

厩舎的にも調教時計を求め過ぎない傾向もあるが、普段は休み明けから動ききらないタイプながらも動きは目を引いた。

コーナーから加速していくと、直線では全身を大きく使ってラスト11.6秒の伸びで僚馬を置き去りにした(5F66.2-50.9-37.2-11.6秒)

これには手綱をとった鞍上も「休み明けはモサモサするところがあるけど、今回は精神面がピリピリできている」と好感触だったそうだ。

兄サウンドトゥルーに代表されるように夏場が得意な血統ではないものの、この気配を見る限り、態勢は整っている。



調教マル特ホース②

アディラート

須貝尚厩舎(栗東)
吉田隼騎手
戦績:6-6-5ー17

・ジョッキー騎乗で軽く気合いをつけられるとラスト12.0秒のキレ
・函館で2連するも『疲れより上昇の方が大』

函館で2戦を消化。それ以前にも4月からコンスタントに使われてきたため、中間の攻め本数は少ないものの、これで出来ているということだろう。

最終追い切りはジョッキー(吉田隼人)が騎乗。ほぼもったままで直線を向いたが、ゴール前で合図を送ると素軽い動き。ゴール板を過ぎてからも脚色は目立っていた(5F66.1-51.2-37.5-12.0秒)

これだけコンスタントに使われながら、キビキビとした動きができる背景には“普段力を出しきらない分、余裕が残っている”とも言えそうだが、デキ落ちどころか上向いているとさえ思わされる。




エルムステークス2020予想
『前走ワケアリ敗戦で妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<8月7日(金)更新>


分析班
水谷

穴馬候補に困ったら、この馬をぜひ付け加えてみていただきたい!


【“負け方”に大事なヒントあり】
一般的に、人気になりやすい馬は『直近で勝っている馬』『馬柱で良い着順が並ぶ馬』。裏を返せば、『前走で負けた馬・着順が悪い馬』はそれだけで人気の盲点になりやすいもの。

しかし、「負けに不思議の負け無し」という格言もあるように、全ての敗戦には必ず理由がある。中には、次のレースに繋がるような敗戦も……。ココでは、常日頃からレース映像を何度も見返し、次なるヒントを探し当てることに魂を燃やすレース分析班より“前走で負けた馬”から注目すべき情報馬をピックアップ!


前走敗戦組からの注目馬

リアンヴェリテ

中竹厩舎(栗東)
国分恭騎手
戦績:7-3-2-16

・北海道シリーズ(4-1-0-2)の巧者
・前走は逃げ馬の宿命で大惨敗
・昨年と比べて今年は先行勢が手薄

デビューからここまでの戦績で一目瞭然という生粋の逃げ馬。

とにかくハナを切れるか、他馬と競らずに直線まで気分よく行けるかどうかに結果が左右される。2走前の大沼Sは久々にピタリと嵌まった逃げ粘りだった。

逆に、前走のマリーンSは最内枠のメイショウワザシが速く、出ムチを入れてもハナを取り切れず、その上3~4コーナーでアディラートのマクりを食らう展開。

スタートから勝負どころまで、リアンヴェリテにとっては考え得る最悪の展開で、2秒5差のブービーという大敗もやむを得なかった。


今回は大敗明けで再び人気を落とし、マークが薄くなることもメリットだが、それ以上に好都合なのが相手関係。

中央馬14頭のダート重賞としては珍しく、他にハナにこだわりそうな馬が1頭も見当たらない。これなら理想の展開は作れるはずで、あとは56キロでどこまで粘れるかだけ。


分析班
水谷

ちなみに、昨年の北海道シリーズは大沼S、マリーンSを連勝してエルムSは5着という結果。

しかし、エルムSはドリームキラリとマルターズアポジーがいたためハナを切れず、2番手から早め先頭に立つも追い込み決着を誘発という形だった。昨年と比べても今年は恵まれているぞ!






週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは8月8日(土)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『エルムステークス(GⅢ)』
『レパードステークス(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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