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【エリザベス女王杯2024予想】レガレイラが参戦!今年も3歳馬にチャンスあり?《最終更新》好時計決着か?土曜の傾向と馬場情報

重賞未勝利馬も多数!波乱ムード漂うエリザベス女王杯見どころポイント

ハルカ

進行を担当するハルカです。
過去5年でサンデーRの所属馬が4勝(勝率8割)というエリザベス女王杯。今年はサンデーRのGⅠ馬が2頭いますが、他は出走馬の半数近くが重賞未勝利馬という組み合わせ。トップクラスの牝馬が天皇賞秋やジャパンカップに挑む傾向が強まっています。

ダービーJ
大西直宏

大西直宏です。
リバティアイランド、チェルヴィニア、スターズオンアースらはさらに上を目指すそうだね。このレースは今後、『A級牝馬以外の争い』という位置付けになっていくかもしれない。ただ、そのぶん馬券としての面白味もあるので、楽しみが増えますね。

この記事の目次

エリザベス女王杯 GⅠ

11/10(日) 京都芝2200m

出馬表

馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1ホールネス牝456坂井瑠星
2ライラック牝556石川裕紀人
3ルージュリナージュ牝556池添謙一
4コンクシェル牝456岩田望来
5モリアーナ牝456岩田康誠
6ピースオブザライフ牝456団野大成
7レガレイラ牝354ルメール
8シンリョクカ牝456木幡初也
9キミノナハマリア牝456鮫島克駿
10エリカヴィータ牝556藤岡佑介
11スタニングローズ牝556C.デムーロ
12シンティレーション牝556マーカンド
13サリエラ牝556ムーア
14ハーパー牝456武豊
15ゴールドエクリプス牝556田口貫太
16ラヴェル牝456川田将雅
17コスタボニータ牝556松山弘平


一歩先行く!有力馬予習

ハルカ

まず最初に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

ダービーJ
大西直宏

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!

ハルカ

情報競馬のプロフェッショナル、『匠』チームから注目ポイントをお伝えする【匠のウマいい話】も必見です!



直宏Eyeピックアップホース1
レガレイラ
木村厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
前走:ローズS5着

■狙い澄ましたローテでGⅠ2勝目奪取へ

ローズSは惜しい結果となりましたが、ルメール騎手はまるで2200~2400mのレースを意識した騎乗を見せ、次走を見据えた始動戦といった内容でした。力負けではないことは明らかで、直線の伸びからすれば、あと1Fあれば差し切っていたでしょう。

この馬の課題は戦法の幅がやや限られる点ですが、京都2200mの外回りではその弱点も気になりません。能力の高さはこれまでの走りが証明しており、スパートのタイミングさえ誤らなければ上位争いは確実です。ルメール騎手が脚質を把握しているため、判断ミスも考えにくいでしょう。

秋華賞はスキップして狙いを定めてきたレガレイラ

秋華賞はスキップして狙いを定めてきたレガレイラ

社台特捜班
マニアックス
匠のウマいい話

サンデーRはレガレイラをエリザベス女王杯、チェルヴィニア(次走はジャパンC)を秋華賞、ブレイディヴェーグをマイルCSと、ルメール騎手とともに使い分け、各レースでGⅠ制覇を狙っていますね。



直宏Eyeピックアップホース1
ホールネス
藤原英厩舎(栗東)
坂井瑠騎手予定
前走:新潟牝馬S1着

■6戦4勝、この路線に現れた新星に注目!

同馬の強みは、ペースやコース、馬場状態に左右されず安定して成績を残していることです。遅いペースでは速い上がりで対応し、逆に速いペースでは力でねじ伏せる力強さを見せており、レースの守備範囲が広いのが特徴です。非根幹距離の芝2200mで3勝している事から、この舞台にも自信を持って乗ることができるでしょう。キャリアの浅い馬が勢いで上のクラスを突破する例も多く、この馬も注目される一頭です。

関西情報部
チームMK
匠のウマいい話

ここまでは西塚がずっと跨ってきたが、さすがにGⅠになると上位騎手へ鞍上強化は仕方ない。西塚も藤原英厩舎で多くの経験を積んでいるが、重賞での信頼はまだまだこれから。逆に、この馬と坂井瑠との新コンビは非常に魅力的に映る。



直宏Eyeピックアップホース1
シンリョクカ
竹内厩舎(美浦)
木幡初騎手予定
前走:新潟記念1着

■前走勝利で流れが大きく変わってきた!

新潟記念では『竹内師×木幡初騎手』の師弟コンビで重賞初勝利を果たしました。逃げ馬の直後で脚を溜め、直線でタイミングよく抜け出すという完璧な内容で、54キロの斤量を生かし、前もって想定された戦略通りに決めたレース運びでした。

同じ戦法がGⅠでも通用するかは未知数ですが、骨っぽい牡馬相手に勝利したことは評価に値します。これまで賞金面や不運によりレースに出られないこともありましたが、前走の勝利でようやく流れが好転したのは大きいです。

秋華賞はスキップして狙いを定めてきたレガレイラ

牡馬相手に重賞タイトルを獲得して2年連続参戦のシンリョクカ

元厩務員チーム
マムシ
匠のウマいい話

賞金加算により、ここへの専念ができたのは好材料。帰厩後も動きは良好で、1週前にはウッドコースで自己ベストを更新するほどの仕上がりです。久々の勝利によって馬も自信を取り戻したように見え、GⅠの舞台にも臆することなく臨めるでしょう。





ハルカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも 魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。

水曜日以降は『的中を引き寄せるマル特データ』や『匠』チームの注目情報チェック馬などを紹介しますのでさらに深くレースを分析していきましょう!

ダービーJ
大西直宏

金曜の枠順確定後にはコース徹底解説や、出走メンバーを踏まえた展開予想もお伝えしますよ!



知ってそうで知らなかったサイン馬券』

スタッフ
吉田

今回もサイン派のスタッフ吉田がデータや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。

競馬ファンなら、これまでにもレースが終わってみたら『実はそうだったのか!』と隠れたサインやジンクスに気付いた経験はあるのでは?

そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!

今週の注目サイン

今年のJRAのCMやっぱり怪しい!?

(11月07日)
前回は「6・7・8枠に注意」と案内したが秋のGI限定で「武豊騎手の居る枠」も引き続き注目したい。中間、エリザベス女王杯に参戦予定だった「シランケド」の回避が決定。サイン馬の候補でもあっただけに残念である。ただ、もう1頭怪しい馬は居るのだが…。

レース当日、様々なイベントがあるが中で気になるのは「総合馬術 初老ジャパン来場!というのがある。パリオリンピックに参戦したメンバーが当日、誘導馬に騎乗するとか。ホームページの案内には一切「パリオリンピック」の文字は見当たらなくココに少々違和感を感じた。

出走馬の中で、露骨に連想させる馬はいないが1頭だけ怪しい馬がいる。それが「ルージュリナージュ」だ。名前の意味が「冠名+血筋(仏)」と唯一、フランス語を使用している。

ならば「ルージュリナージュ」をサイン馬に指名し、レース当日は対角位置、両隣にも注意したい。

(11月03日)
それでは簡単にアルゼンチン共和国杯のサイン回顧をお話しよう。勝ったのは10番人気吉田豊騎乗の③ハヤヤッコ」。2着は1番人気戸崎騎乗の「④クロミナンス」。3着は6番人気大野騎乗の「⑨タイセイフェリーク」と波乱の決着に…。

サイン的には、勝った③ハヤヤッコはサイン馬⑭セレシオンの対角位置。2着は残念ながらサインでは拾えなかったが3着の⑨タイセイフェリークは、もう1頭のサイン馬⑩マイネルウィルトスの隣に位置していた。少々不完全燃焼だがGIで巻き返したいものだ。

さて、話をGIに戻して今年で49回目を迎える「エリザベス女王杯」。例年以上に混戦ムードが漂い、大波乱の可能性も…。波乱になれば、天皇賞(秋)同様にサインが生きてくるかもしれない。前回GI時にもお伝えしたが途切れるまでは「武豊騎手の居る枠」を重視したいが、このパターンは年末まで続くとは限らない。

だがもう一つ、秋のGI連動サインが存在する。それが「JRAのCM」だ。今年も同じパターンと思われたが、よくよく見てみるとある法則が…。そのキーワードがCM最後に登場する馬のGIを制した時の結果だ。今年は、レース当日にCM該当馬のメモリアルレースが行なわれている。

秋のスプリンターズSから天皇賞(秋)まで終了し、結果を調べるとCMに採用された馬がGI勝ちした当時のレースで1~3着に来た枠が当日、馬券に絡んでいる点だ。

今年のスプリンターズSが当時の3着枠が3枠。秋華賞は当時の勝ち馬の枠6枠が馬券に絡んでいる。菊花賞も当時優勝した7枠の馬が勝利。天皇賞(秋)では人気薄ながらも当時3着、タスティエーラがいた3枠が馬券に絡んでいただけに、単純だが引き続き要注意かもしれない。

枠の出現に明確な法則性は見い出せていないが今年のエリザベス女王は「ラッキーライラック」がメモリアルホース。あくまで自論になるが嫌な予感は今回からCM内容に変更がある点だ。おそらく開催期間中は同じかと思うが、この点をどう紐解くかがカギになりそう。

CMは連覇した2度目のエリ女が使用された。その時の使用した枠が、6・7・8枠の外目が出現している。引き続きCMパターンが再現されれば6・7・8枠には要注意だろう。(続く)

結論
今年の気になるサイン候補

  • 秋のGIレース限定で「武豊騎手の居る枠」は馬券対象として注目。
  • 引き続きCMパターンが再現されれば6・7・8枠には要注意だろう。
  • 「ルージュリナージュ」をサイン馬に指名し、レース当日は対角位置、両隣にも注意したい。

的中テクニック3(スリー)


ハルカ

昨年、エリザベス女王杯は4年ぶりに京都開催に戻りました。京都2200mと阪神2200mの舞台設定には大きな違いがあり、求められる適性も異なりますね。

ダービーJ
大西直宏

京都の外回りではスローな展開から坂を下り、長いスパート合戦になりやすい傾向が見られる。昨年も内枠を上手く立ち回った馬たちが好走しており、京都コースに対する明確な戦略が重要だね。

的中テクニック1

「サンデーR、出走機会で4連勝」

大西直宏

今年も有力馬を使い分けて連勝狙い

サンデーRは現在出走機会で4連勝中です。(2021年は出走馬無し)

サンデーRの優勝馬(近年の実績)
2019年 ラッキーライラック
2020年 ラッキーライラック
2022年 ジェラルディーナ
2023年 ブレイディヴェーグ

今年はレガレイラ・スタニングローズというGⅠ馬2頭を出走させ、連勝記録をさらに伸ばそうとしています。

特に注目すべきは、リバティアイランドやチェルヴィニア、ブレイディヴェーグといった主力馬を他のGⅠレースに分散出走させている点です。このレースにおいても、出走させる2頭が勝利に十分な実力を備えていると判断しているのでしょう。鞍上もルメール騎手とCデムーロ騎手で、陣営の準備は万全です。



社台特捜班
マニアックス

クラブでは「シルクR」も注目です。シルクRは現在、JRAで行われる牝馬限定GⅠ6レースの制覇を狙っています。勝っていないのはエリザベス女王杯のみで、これまでの最高成績はサラキアの2着。今回も2頭出しで臨むことから、その意気込みが伝わってきます。



的中テクニック2

「牝馬同士の長距離戦は基本的に荒れやすい」

大西直宏

1番人気の勝率が低いGⅠなんです

エリザベス女王杯は、1995年までは3歳馬限定戦でしたが、1996年から古馬も出走可能となりました。その変遷を経てもなお、1番人気馬が苦戦するレースとして知られています。JRAのGⅠで1番人気の勝率が最も低いレースのひとつで、波乱の傾向が強いです。

<1人気の勝率が低いGⅠ>
1位 安田記念  .200
2位 高松宮記念 .200
3位 エ女王杯  .208
4位 桜花賞   .240
5位 大阪杯   .250
※2000年~現在までの集計

昨年はブレイディヴェーグが1番人気で優勝しましたが、過去10年間で1番人気馬が馬券圏外となったことが4回もあります。オークス以外では牝馬限定重賞のなかで最も長い距離を走る重賞であり、道悪になりやすいことや、牝馬特有の極端な展開が波乱の要因となることも多いですね。



関東情報部
チーム飯塚

今年はレガレイラが一本被りの人気になりそうですが、データ的には1倍台の人気馬に限っては【2.2.1.0】と堅実です。しかし、もしその大本命馬が馬券圏外に消えるようだと、高額配当は避けられないでしょうね。



的中テクニック3

「今年の牝馬重賞勝ち馬が不在」

大西直宏

他の有力馬たちはどこへ?

リバティアイランド、チェルヴィニア、スターズオンアースといった超A級馬はより高みを目指して大舞台に挑みますが、他の牝馬重賞勝ち馬の動向はどうなっているのでしょうか。今年の牝馬重賞勝ち馬たちの現在の状況を以下に整理します。

【牝馬重賞勝ち馬の動向】
府中牝馬S ブレイディヴェーグ(→マイルCS)
クイーンS コガネノソラ(放牧)
マーメイド アリスヴェリテ(→BCディスタフ)
Vマイル  テンハッピーローズ(→BCマイル)
福島牝馬S コスタボニータ 出走
阪神牝馬S マスクトディーヴァ(引退)
中山牝馬S コンクシェル 出走
京都牝馬S ソーダズリング(休養中)
愛知杯   ミッキーゴージャス(熱発)


この路線で僕が特に注目していたのは以下の3頭です。

ミッキーゴージャス:府中牝馬Sを熱発で回避
マスクトディーヴァ:左前肢の屈腱炎で引退、繁殖入り
ステレンボッシュ:香港での出走を目指して調整

これらが不出走になったのはとても残念です。また、昨年の牝馬クラシックで活躍したドゥーラや、今年の新潟記念で放馬して除外されたライトバックも出走が期待されていましたが、ここには間に合わないようです。



馬券グループ
チーム舟木

3歳馬が1頭のみで出走するのは初のケースです。ただ、この3歳馬(=レガレイラ)は春には果敢に牡馬クラシックに挑み、秋は秋華賞に目もくれずエリザベス女王杯を目標に据えました。他の馬が回避するのも納得できる実力を備えた存在ですね。

『匠』注目の情報チェック馬


ハルカ

木曜は『匠』チームから、前走時に注目すべき情報が入っていた馬を取り上げてもらいます。

ダービーJ
大西直宏

前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことは非常に大事ですね。

前走時の情報の中に、ここを使ってきた本当の意味や狙いが隠れている場合もありますよ。

匠の注目馬1

ハーパー
府中牝馬S15着
友道厩舎(栗東)
武豊騎手予定
戦績:2-2-2-5

前走について

馬券グループ
チーム舟木

昨年末、無理に有馬記念を使ったことが尾を引いて、今春の2戦は2戦続けてマイナス体重。本調子に戻らなかったのが敗因でした。レース間隔をあけて、いいリフレッシュができたここは「今は馬房でも落ち着き払っていて、昨年秋の良かった頃の雰囲気が戻って来ている。自在性のある馬で最内枠もいい。今の状態なら期待大。ココは復活に期待したい1戦」と復活ムード。

今回の見どころポイント

大西直宏

減っていた体も20キロ戻り、雰囲気も良化。巻き返しが期待された前走でしたが、再びまさかのシンガリ負け。これが精神的なものなのだとしたら厄介ですが、位置取りも含めて乗り方の問題も関係したかもしれません。今回はブリンカーを着用するなど、厩舎サイドも中間の調整から工夫が見られます。



匠の注目馬2

モリアーナ
府中牝馬S8着
武藤厩舎(美浦)
岩田康騎手予定
戦績:3-0-2-8

前走について

関東情報部
チーム飯塚

前回から岩田康Jに騎乗依頼。彼がこのレースを得意にしていて、「イズジョーノキセキで勝ったイメージで乗って欲しい」というオーダーが出ていました。つまり、インで脚を溜めて、好位から抜け出す競馬というイメージですね。そして、「2着までに入って賞金加算しないとエリザベス女王杯使えないかもしれない」という意識があるため、それなりの仕上げで臨んでいました。

今回の見どころポイント

大西直宏

レース展開はスローだったため、末脚が炸裂するには厳しい流れでしたが、岩田康騎手にとってはモリアーナの感触を掴む一戦であり、本番に向けた準備だったと言えます。結果として8着でしたが、評価を下げる必要はありません。内を突く岩田康騎手の技術が発揮されれば、馬券圏内の好走も期待できます。



匠の注目馬3

キミノナハマリア
札幌日経オープン3着
千田厩舎(栗東)
鮫島駿騎手予定
戦績:4-3-3-6

前走について

関西情報部
チームMK

時計の掛かる馬場や力の要る馬場を得意にするだけに、夏は洋芝を求めて北海道へ。少なくともオープン入りするという目標は達成できた。前走のオープンについては「洋芝は得意としているし、斤量も軽くなりますから。少しでも馬場が渋って時計のかかる決着になれば昇級でも通用します」の腹積もりやった。ここにきてだいぶ安定感が出てきたのは確か。

今回の見どころポイント

大西直宏

まだ3勝クラスを勝ったばかりなので実績面では劣りますが、この馬は『道悪の鬼』という特異なキャラクターだけに、当日の馬場状態次第では警戒すべき1頭になるかもしれません。雨量が多ければ多いだけ、この馬の好走確率はアップします。当日の天気によって上げ下げが必要でしょう。

大西直宏が乗りたい穴馬『僕ならこう乗る!』



ハルカ

金曜は大西さんが「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップします。元乗り役ならではの着眼点はさすがと思わされます。

ダービーJ
大西直宏

注目を集める人気馬を相手に、僕だったらどう乗って一発を狙うか?その考えや戦略をお伝えしたいと思います。


レースの見解

昨年もGⅠ馬が1頭のみで「小粒なメンバー」と話した記憶がありますが、今年もGⅠ馬が2頭にとどまり、3歳馬もわずか1頭だけです。昨年と同様に、やや寂しさが拭えませんね。

複数のGⅠを制しているリバティアイランド(牝4)、チェルヴィニア(牝3)、スターズオンアース(牝5)といった実力馬がより高い舞台を目指すのは理解できますが、マスクトディーヴァ(屈腱炎で引退)、ミッキーゴージャス(熱発による前哨戦回避)、ステレンボッシュ(香港が目標)といった実力馬の不在は惜しまれます。

また、昨年の牝馬クラシックで活躍したドゥーラ(牝4)や、今年の新潟記念で放馬による除外となったライトバック(牝3)も今回は出走が叶いません。これらの馬たちが揃っていたならば、より白熱したレースが期待できたでしょう。

こういった小粒なメンバー構成では、各騎手の腕比べで勝敗が決まることが多いため、特にこのレースはジョッキーにも注目したいですね。



大西直宏が乗りたい穴馬

ハーパー

僕が注目するのは、武豊騎手が騎乗するハーパー(牝4歳)です。昨年の3着から成績は振るいませんが、今回は新たにブリンカーを着用するなど、復活に向けて試行錯誤が見られます。

『友道厩舎×武豊騎手』のコンビは、菊花賞でのアドマイヤテラの3着や、天皇賞秋でドウデュースが異次元の末脚を発揮して優勝と、大舞台での好成績が続いています。この2人の強い信頼関係は、特に大一番でのパフォーマンスで際立っていますね。

ハーパーは前走20キロ増の馬体だったことから、ここでシッカリと絞り込んでGⅠ仕様の仕上げで臨むことは間違いありません。ブリンカー効果で集中力が高まれば、大きな変わり身が期待できそうです。

武豊騎手は「京都は庭」というほどコースに精通しています。菊花賞のアドマイヤテラのように早めに動く場合は4角先頭、逆に差しを狙う場合はインにこだわって道中は動かずに最短距離を通る騎乗を見せるでしょう。

僕がハーパーに乗るならば後者のパターンで、脚を溜めてイン差しを狙います。昨年の三冠④②③着とリバティアイランドの次に活躍した実力馬だけに、この舞台での一変を期待です。



大西直宏のコース徹底攻略[重賞版]



ハルカ

このコンテンツでは今回の舞台となるコースを騎手目線で大西さんに解説して頂きます。

ダービーJ
大西直宏

土曜の競馬終了後には、その週の傾向と最新の馬場状態分析をお届けします。お楽しみに!



エリザベス女王杯GⅠ

京都芝2200m

レースコース解説

今週と来週は京都でGⅠレースが開催されます。距離は異なるものの、どちらも外回りコースで行われるため、馬場の状態のチェックが重要です。

京都芝2200mはスローペースになりやすく、前半5Fが後半5Fより速くなる前傾ラップはほとんど見られません。このレースが京都で行われた過去5年も、ほぼ同様のラップ構成を示しており、

2016年:61.8-58.5
2017年:62.0-59.5
2018年:61.4-59.2
2019年:62.8-58.5
2023年:61.1-59.6

序盤は12秒台のラップで折り合いをつけ、3コーナーの下りから徐々にペースが上がり、最後の4Fは11秒台のラップで締めるというのが基本スタイルです。位置取りよりも、長くいい脚を使える馬に適性があるレースといえるでしょう。


京都芝2200mはスローペースになりやすく、前傾ラップはほとんどない

京都芝2200mはスローペースになりやすく、前傾ラップはほとんどない



■展開と馬場状態
ここ数週は天候不順により馬場の傷みが進行しています。ただし、良馬場であれば高速時計が出やすい状態で、約1秒ほど速い時計が出ています。今週もBコースは継続となるため、やはり週末に雨が降るのかどうかによって、状況は大きく変化してきそうです。

天候次第では、以下のパターンが考えられます。

・前日降って当日は降らない
・前日から当日まで降り続く
・前日降らず当日のみ雨
・前日も当日も降らない

現時点では、日曜は少し崩れる予報もあるため、雨のタイミングと量に注意が必要です。特に、降り続く雨により内を大きく空けて走る展開になると、波乱含みのレース展開も考えられますのでご注意ください。

■エリザベス女王杯の有利なポジション
エリザベス女王杯は、牝馬戦としてはオークスに次ぐ長距離戦。天気と馬場状態によって有利なポジションが左右されますが、一般的には向こう正面でイン中団に位置して脚を溜め、コーナーでも内目を持ったままで立ち回り、直線入り口で馬場の良い真ん中にスムーズに進路を取るのが理想です。

昨年2着のルージュエヴァイユも、お手本のような騎乗でこのパターンを成功させました。今年も同様の立ち回りが可能な馬が最も狙いやすいと考えられます(ただし、当日の天候や馬場状態によって変動するため、前日更新の『最新情報』を必ずご確認ください)。



今年はこの辺りに位置取る馬が有利になりそう

勝負所の4コーナーで有利なポジションにいるのは?



土曜の傾向と馬場情報

大西直宏

■エリザベス女王杯も好時計か?京都芝コースの最新馬場コンディション

週中の天気予報で懸念された週末の雨は回避され、土曜日の京都芝コースは、見た目の荒れ具合とは裏腹に、標準よりやや速いタイムが記録されました。

特に、古馬3勝クラスの芝2000mでは1分57秒8という優秀なタイムが出ており、展開が流れればハイレベルな決着が期待できる馬場状態です。エリザベス女王杯でも、平均ペース以上で進めば「2分11秒台」も視野に入るでしょう。

脚質と位置取りに関しては、内側前方を通る馬の活躍が目立ち、逆に大外を回る馬には不利な傾向が見られました。先週までの東京芝では「外後方」が有利とされていましたが、今回の京都芝では「イン前~中団」が好走しやすいイメージです。

そのため、立ち回りの巧さ(=ロスをしない騎乗)が結果に大きく影響する可能性があり、騎手の意識と戦略がますます重要になりそうです。





ハルカ

こうやって見ると魅力的な馬が多くて迷ってしまいますね。


ダービーJ
大西直宏

多くのファンの方はそうだろうね。でも、実は今回はすでに狙いは大体決まってるんだ。それもほぼ3頭に絞り込んでいるよ。


ハルカ

本当ですか?それはぜひ教えていただきたいです!


ダービーJ
大西直宏

OK。今回は特別だよ!
ただ、あまり公にしてしまうと馬券の妙味が薄れてしまうという可能性があるので、その3頭はサイト内で限定公開にしようか。

入手している情報もしっかりとお伝えしますよ!


ハルカ

さすが大西さん!
もちろん無料ですので、まだWORLDの情報をご覧になった事がない方はぜひこの機会をお見逃しなく!

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