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【エリザベス女王杯2022予想】昨年は大波乱の339万馬券決着!ダービーJの乗りたい馬は!?



エリザベス女王杯2022予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・意外なデータ満載の"サイン馬券"で浮かび上がる馬は?
  • ・エリザベス女王杯の過去データを洗う!
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

今週のエリザベス女王杯は馬券という面においてはこの秋のG1シリーズの中でも最も期待できるレースになるかもしれません。さっそく有力馬を見ていきましょう。




エリザベス女王杯2022予想
出走馬/枠順確定
<11/11(金)更新>


エリザベス女王杯(GⅠ)
11/13(日) 阪神芝2200m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1クリノプレミアム牝556武豊
2ローザノワール牝656田中勝春
3ピンハイ牝354川田将雅
4デアリングタクト牝556松山弘平
5マジカルラグーン牝354フォーリー
6ホウオウエミーズ牝556丸田恭介
7イズジョーノキセキ牝556ルメール
8アンドヴァラナウト牝456ムーア
9ウインキートス牝556松岡正海
10スタニングローズ牝354坂井瑠星
11ナミュール牝354横山武史
12ルビーカサブランカ牝556横山和生
13ウインマリリン牝556レーン
14アカイイト牝556幸英明
15ライラック牝354Mデムーロ
16テルツェット牝556池添謙一
17ウインマイティー牝556和田竜二
18ジェラルディーナ牝456Cデムーロ





エリザベス女王杯2022予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<11/6(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、エリザベス女王杯2022に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:オールカマー1着

ジェラルディーナ


斉藤崇厩舎(栗東)
Cデムーロ騎手予定
戦績:5-2-2-6

オールカマー以前の重賞5戦はすべて力を出し切れずに敗退。福永騎手の消極的な騎乗だったり、距離ロスだったり、仕掛け遅れなど。ちゃんと能力を引き出せばもっと走れる馬だったが、オールカマーでは横山武騎手に乗り替わった途端にガラッと変わった。インポケットで脚を溜めれたのが最大の好走要因で、あの位置をとった鞍上のファインプレー。ようやく重賞タイトルを獲ったことで馬が目覚めるキッカケになったかもしれない。これから迎えるピークの時期を消耗することなく、一つ上のステージに立ったことでこれからいい循環が生まれそうな気がする。名牝ジェンティルドンナの仔で一気にGⅠまで届いても驚けない。

【WORLD分析班チェック】
Cデムーロ確保はノーザンFの本気の表れ

今週から多くの外国人ジョッキーが騎乗するが、その中でも早くからCデムーロを確保したのはノーザンFの期待の表れだろう。もちろん横山武がナミュールというお手馬がいるのもあるが、鞍上強化で更なるパフォーマンスアップも見込める。




前走:秋華賞1着

スタニングローズ


高野厩舎(栗東)
坂井瑠騎手予定
戦績:5-2-1-2

秋華賞は『坂井瑠騎手の満点騎乗』によるのが大きい。スタートは人気馬たちのなかでは一番良く、すんなり外目の好位を確保。勝つべくして勝つ位置に収まり、展開もこの馬に向いてもっともスムーズな競馬が出来た。ペースが落ち付くと道中から一気に捲って動き出す馬がいてもおかしくなかったが、そういった存在もなく直線向くまでとにかくスムーズ。これは“勝って下さい”と言わんばかり。距離が1F伸びてどうかも、レースぶりの上手さを加味しても大きく崩れることは考えにくい。最後のキンカメ産駒、そしてバラの一族から悲願のGⅠ制覇ということで、ファンの期待も大きい。

【WORLD分析班チェック】
秋になって体重が大きく増えたのは好感

クロノジェネシスやリスグラシューなど、年度代表馬クラスに成長する牝馬は3歳秋から大きく体が増えてビルドアップするケースが多い。この馬もオークスから紫苑Sにかけて14キロ増と成長を見せて走りに力強さが増している。




前走:オールカマー6着

デアリングタクト


杉山晴厩舎(栗東)
松山騎手予定
戦績:5-1-3-2

秋緒戦のオールカマーはまさかの6着。イン前優勢のなか、後方外ポジションという馬場バイアスの真逆の競馬。流れに乗れずに差し届かなかったという結果だが、それにしても直線向いてグッとくるものを見せてくれなかったのは気掛かり。叩き台なので「そこまで結果を求めていなかった」のは確かだが、それであればひと叩きで中間の気配がグンと上がってくるのを確認する必要がある。牝馬同士なら格上の存在なので、状態さえ戻れば上位争いは確実。

【WORLD分析班チェック】
オールカマーの6着をどう考えるべきか?

昨年のオールカマーも白帽の2頭がインを捌いてワンツーを決めたが、2年連続で同じような決まり手となった。スローになりやすいオールカマーは傾向としてこういうレースになりやすいのかもしれない。こういうレースの結果は秋のGⅠに繋がりにくいので、ある程度割り切った結果と考えるべきか。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




エリザベス女王杯2022予想
知ってそうで知らなかったサイン馬券
<11/10(木)更新>

今回もデータや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。

競馬ファンなら、これまでにもレースが終わってみたら『実はそうだったのか!』と隠れたサインやジンクスに気付いた経験はあるのでは?

そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!


信じるか信じないかはアナタ次第?
意外なデータ満載の"サイン馬券"をチェック!

  • 今年のエリザベス女王杯は特別な意味を持つ?

今年のエリザベス女王杯は特別な意味を持つ?



(11月10日)
ところで今週からJRAも新たなCMを投入してきた。もちろん、長澤と見上の両名に変わりない。今回はジャパンカップを意識した感じで雲中に地球がど真ん中に位置している。何故か日本ではなくヨーロッパが中心に…。そして今回、二人はブルーの衣装に身をまとっている。エリ女の最後のシーンには昨年のアカイイトではなくエリ女を連覇した実績を持つ3年前、スミヨンが騎乗したラッキーライラック。ご存知のようにスミヨンは現在騎乗停止中で来日を取りやめている。しかし、ラッキーライラックを使用したからには意味があると思う。メジロドーベルの回でも説明したが共通ワードは「連覇」か?

「連覇」を意識してしまうと必然的には「アカイイト」につながるがミスリードの気がしてならない。というもの今回のラストシーンは今までに無いような内側からのゴール前シーンだからだ。右回りが左回りに錯覚させるような見え方だからだ。わざわざあのような見せ方にもヒントが隠れているような気がする。要するに逆番を使うのでは…。逆番とは数え方の違いで、狙う馬が2番だった場合、正番は②番だが逆番は16頭立ての場合は⑮番にあたるのだ。さすがに様々な伏線を張り巡らしているエリ女だけに単純に「アカイイト」ではなく逆番にも注意したい。

さらに「連覇」のキーワードから過去GIに昇格してからのエリ女を振り返ると4頭連覇した馬が存在する。そして、流れから別の馬が連続して「連覇」を達成したことは無くある程度の期間が開く。そして偶然だが連覇した2年後の成績を振り返ると何故か青枠(4枠)が必ず馬券に絡んでいる。今年の秋のGIを振り返ると天皇賞(秋)を除けば必ず4枠が馬券に絡んでいるのも事実だ。そこから推理すれば、ひとつの兆しが見つかった。エリ女=青枠=「ロイヤルブルー」のつながりに辿り着いた。CMを思い出そう、彼女らの衣装はロイヤルブルーとは言えないが紛れもなく『青(4枠)』。英国の皇室カラーでありエリザベス2世を哀悼する意味でもロイヤルブルーを使うことは間違いでもないかもしれない。

最後にダメ押しネタを一つ。JRAのCMにも起用されている長澤まさみ。ご存じの方も多いと思うがこの秋は久しぶりにフジの冠番組「エルピス」というドラマで主役の女子アナを演じている。どこでサインに使われるかと伺っていたら今回が絶好の狙い目。「エルピス」とはギリシャ神話に登場する「パンドラの箱」にあった「希望」と「災い」を意味するもの。パンドラには「すべての贈り物」という意味もあり、今回が多くの競馬ファンへの贈り物と意味すれば、過去エリ女を制した「フサイチパンドラ」を忘れてはならない。当時、勝ったときは福永騎手が騎乗し8枠⑮番だった。ストレートに使えば⑮番だが先程から説明したように逆番の可能性もあるだけに外から数えて15番目にも注意が必要だろう。


(11月06日)
いつものように簡単にアルゼンチン共和国杯のサインの回顧を話そう。枠順確定後、明らかにゾロ目を示唆するような並びだったが勝ったのは7番人気の4枠⑦番ブレークアップ。②着には差し込んできた8枠⑰ハーツイストワール、③着には8枠⑯番ヒートオンビート。直線、ゴチャつくまでは4枠のゾロ目で26年前の再現かと思ったが当時と同じ⑦番が馬券に絡んでくれた。上位入線馬を見れば8枠のゾロ目の可能性もあっただけに的外れとも言えない決着に終わった。

さて、エリザベス女王杯に話を戻せば記憶にも新しいが今年の9月8日エリザベス女王がイギリス史上最長在位の君主だったが96歳にて崩御した。その日は世界中に衝撃が走り、英国民は女王の死に心を痛めた。2022年はエリザベス女王即位70周年(プラチナジュビリー)を記念し、グレートブリティッシュ・レーシング・インターナショナル(GBRI)より世界各国で行われるエリザベス女王の名前を付したレースに記念品が贈られることとなり、本競走「エリザベス女王杯」の優勝馬主にも記念品を贈呈することが発表されていたがJRAでも「エリザベス女王即位70年記念」の副題付与を取りやめた。

ココはサイン派にとって1番の見せ場といってもいいかもしれないが、その取扱には頭を悩ませる。切り口を探せばいろいろと出て来るが果たして、それが直結するかは分からない。しかし、このタイミングで、とあるCMが目に入ってきた。あの「ウマ娘」シリーズ『Queens』だ。奇しくも天皇賞(秋)でパンサラッサが逃げて粘って好騎乗を見せた吉田豊が主戦を務めた「メジロドーベル」がシリーズ第三弾に選ばれた。メジロドーベルと言えば「女傑」と呼ばれ、エリザベス女王杯を連覇した実績もある。そして、引退レースも2度めの勝利を飾ったエリ女だった。

このタイミングは無視できない。哀悼の意味を込めればエリザベス2世に絡んだことから引っ張りたいが切り口が多すぎる。ならばやはり「ウマ娘」で選択されたメジロドーベルがカギを握っているかもしれない。ドーベルがエリ女を勝ったときの馬番は①と⑥。この馬番には要注意だろう。

なお、GIレース限定サイン。『木』の文字が名前にある調教師についてだが改めて解説するとJRAのメインキャラの一人「長澤まさみ」のCMがカギになっている。数々の優良企業のCMに出演中だが中の一つに『住友林業』のCMメインキャラになっているからだ。まだ継続中のサインだけに途絶えるまで気をつけたい。


【以上から今年の気になる候補】
・エリ女のCMにつながる共通ワードは「連覇」。
・単純に連覇候補の「アカイイト」だけではなく、その逆番にも注意。
・過去のエリ女の連覇達成2年後の共通枠が青(4)枠=「ロイヤルブルー」。
・サイン馬「フサイチパンドラ」を使えば福永騎乗8枠⑮番。逆番の可能性もあるだけに外から数えて15番目にも注意が必要。
・天皇賞(秋)で見せ場を作った吉田豊が主戦を務めた「メジロドーベル」がウマ娘CMシリーズ第三弾に選ばれた。メジロドーベルと言えば「女傑」と呼ばれ、エリザベス女王杯を連覇した実績もある。ドーベルがエリ女を勝ったときの馬番は①と⑥には要注意だろう。
・今年の芝GI3着以内には調教師の名前に『木』の文字がある(継続中)。木村、奥村武、相沢。





エリザベス女王杯2022予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<11/9(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

本日はエリザベス女王杯の近年の傾向を探っていきましょう。阪神開催で行われるのは今年で3回目。やはり近2年の傾向は特にチェックしておく必要があるでしょう。


エリザベス女王杯2022データ
最初に押さえておきたい7つのポイント!

  • ①1番人気の勝率が低いG1=荒れる可能性は十分!?

  • ②阪神2200mはとにかく上がり最速馬が断然強い舞台

  • ③古馬勢のステップは「府中牝馬>オールカマー」の順

  • ④キンカメにとって残る牝馬限定GⅠはエ女王杯だけ

  • ⑤牝馬三冠すべてに参戦した3歳馬はエリ女で好成績を残す?

  • ⑥11年ぶりに外国馬が参戦、褒賞金付きで本気度高い?

  • ⑦今年の古馬牝馬重賞では「5歳VS4歳」で5歳馬が優勢

①1番人気の勝率が低いG1=荒れる可能性は十分!?



1995年までは3歳馬限定で行われ、1996年から古馬も出走可能となったこのレース。その3歳限定戦の時から含めて1番人気が苦戦していることで知られ、JRAのG1では高松宮記念に次ぐ低い勝率となっている。


以下は1番人気の勝利が低い順に並べたもの。

1位 高松宮記念 .185
2位 エ女王杯  .211
3位 ジャパンC .263
4位 安田記念  .285
5位 秋華賞   .303


特に近年は2年前こそラッキーライラックが1番人気で制したものの、それまでは8連敗が続いていた。よって、そこまで実績や格式を重んじる必要はなさそうだ。『強い馬が強い競馬をするとは限らない』という認識を持っておきたい。



②阪神2200mはとにかく上がり最速馬が断然強い舞台



近2年の女王杯は阪神2200mで行われているが、この舞台と言えば宝塚記念と同じ。その時にも伝えているが、とにかくこの条件は「上がり最速馬」が毎年連対していることで知られる。

2010年以降の阪神2200mGⅠにおける上がり最速馬の成績は

①②①①①②②②①②①①②①①②着


【9.7.0.0】と連対率100%を誇る。

エ女王杯に限れば、21年アカイイト1着、20年サラキア2着と伏兵馬が好走した。今年も上がり最速の末脚を使える馬が分かれば馬券は簡単かもしれない!?



③古馬勢のステップは「府中牝馬>オールカマー」の順



近10年のデータでは前走・府中牝馬S組が5勝、2着5回、3着3回ともっとも馬券圏内の好走が1番多い。今年は1着イズジョーノキセキ、3着アンドヴァラナウト、8着クリノプレミアム、10着アカイイト、15着ローザノワールの5頭が予定している。

オールカマー組は2勝、2着1回となっていて、今年はジェラルディーナ、デアリングタクト、ウインキートスの3頭がここから参戦。数では府中牝馬Sに劣るが、阪神芝2200m舞台を考えたらステップとしては中山2200mは悪くない。

なお、古馬勢の前走6着以下だった馬の巻き返しでエ女王杯を制したのは、メジロドーベル(毎日王冠6着)、ファレノプシス(札幌記念7着)、クィーンスプマンテ(京都大賞典9着)、アカイイト(府中牝馬S7着)がある。前哨戦の着順はさほど気にしなくてもいいのかもしれない。



④キンカメにとって残る牝馬限定GⅠはエ女王杯だけ



キングカメハメハ産駒は現在JRAで実施されている牝馬限定のGⅠ6レースのうち5レースを制しており、ここを勝てば完全制覇となる。今年のキンカメ産駒はスタニングローズ、アンドヴァラナウト、ルビーカサブランカの3頭が予定している。


【阪神JF】アパパネ
【桜花賞】アパパネ・レッツゴードンキ
【オークス】アパパネ
【秋華賞】アパパネ・スタニングローズ
【Vマイル】アパパネ

【エ女王杯】まだ勝利ナシ



⑤牝馬三冠すべてに参戦した3歳馬はエリ女で好成績を残す?



牝馬三冠すべてに参戦してエリザベス女王杯にも出走した3歳馬は良く馬券に絡むことが多い。

その三冠でいずれも敗退した馬でも女王杯でGⅠ制覇となった馬が3頭いて

2003年アドマイヤグルーヴ
2006年フサイチパンドラ
2008年リトルアマポーラ

がそれに該当する。他にも1999年フサイチエアデール、2012年ヴィルシーナ、2014年ヌーヴォレコルトも三冠すべてに出走して女王杯で2着に好走している。

今年の3歳馬ではナミュールとライラックが三冠全てに出走している。このパターンは馬券圏内への好走が多いだけに要注意だろう。



⑥11年ぶりに外国馬が参戦、褒賞金付きで本気度高い?



エ女王杯に外国馬が出走するのは2011年のスノーフェアリー以来11年ぶり。今年はアイルランドからマジカルラグーン(牝3)がやってくる。同馬は右回りでは3戦3勝という成績を残し、愛オークスで優勝している。実績的に言っても日本馬と互角以上のものがあるだろう。

なお、愛オークス1着馬は女王杯の【褒賞金交付対象競走】になっており、もしマジカルラグーンが1着なら本賞金とは別に、約1億円のボーナスが支払われる(2着なら約4000万、3着なら2500万)。それだけに陣営にとってエ女王杯は大変魅力なレースであり、物見遊山での来日でないのは間違いないだろう。



⑦今年の古馬牝馬重賞では「5歳VS4歳」で5歳馬が優勢



今年の古馬牝馬重賞9レースのうち、勝ち馬の年齢は5歳馬が7勝、4歳馬が2勝となっており、5歳馬のほうが優勢となっている。


●5歳馬の勝利
愛知杯(ルビーカサブランカ)
京都牝馬S(ロータスランド)
中山牝馬S(クリノプレミアム)
阪神牝馬S(メイショウミモザ)
マーメイドS(ウインマイティー)
クイーンS(テルツェット)
府中牝馬S(イズジョーノキセキ)

●4歳馬の勝利
福島牝馬S(アナザーリリック)
Vマイル(ソダシ)


今年の女王杯には5歳馬が15頭も登録しているのに対し、4歳馬は2頭の登録のみ。やはり古馬勢では5歳世代に勢いがありそうだ。



エリザベス女王杯2022予想
『前走時の情報チェック馬』
<11/10(木)更新>



分析班
水谷

GⅠなどの大きなレースでは、前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことが非常に大事。いわゆる“縦の比較”ですね。木曜の更新では『前走時に注目すべき話のあった馬』をピックアップしてご紹介します。


前走情報チェック馬①

アカイイト

中竹厩舎(栗東)
幸騎手予定
戦績:5-4-2-14

【前走】府中牝馬S10着

・休み明けはガス抜き必要
前走時の情報・・・「昨年も秋はこのレースから始動(12番人気7着)して、ここをひと叩きして次のエ女王杯ではガラリ一変に繋げた。休み明けはガス抜きが必要なタイプなのでここは叩き台。ただ、状態自体は悪くない。東京は過去3回走っていずれも上がり33秒台を使ってるけど、位置取りの差でいつも届かずの競馬ばかり。もう少しポジションを取ってくれれば、差のない競馬になりそうだけど。8枠15番を引いてしまって乗り方が難しくなったかな」

★今回の見所ポイント
→ひと叩きすれば変わる馬
→去年と同じパターン



前走情報チェック馬②

ウインキートス

宗像厩舎(美浦)
松岡騎手予定
戦績:5-6-5-7

【前走】オールカマー3着

・チグハグな調教を消化
前走時の情報・・・「今年は北海道で使わずに夏場は休養。状態良く戻ってきてここまで順調に来れていたが、馬場入りをゴネてしまい、何とかなだめてコースに入れたが、予定していた併せ馬は行えず単走での追い切りになった。チグハグな調教になってしまった。普段は落ち着いているんだけど…。ただ、失敗というほどでもなく、動き自体は良かったので、あとは気持ちだけ。レースに行ってどうなるか」

★今回の見所ポイント
→調整の段階で誤算があったのは事実
→叩いた上積みは見込める



前走情報チェック馬③

ウインマリリン

手塚厩舎(美浦)
レーン騎手予定
戦績:5-1-18

【前走】札幌記念3着

・次走は乗り替わりを示唆
前走時の情報・・・「松岡が気合をつけてウッドで好タイムをマーク。宝塚記念より間違いなくいい。良馬場なら結果を求められる出来にある。テキも『前走よりいいし、持病があった肘の状態も大丈夫。これだけ何も気にせず調整できたのは初めて。やれるんじゃないかな』と大金星を期待してた。手塚厩舎も2頭出しだが、2頭の牝馬ともに感触は悪くない。なお、大目標のエ女王杯では乗り替わりが予定されているため、松岡としてはここが腕の見せ所になる。」

★今回の見所ポイント
→乗り替わりは予定通り
→立て直しに成功している




エリザベス女王杯2022予想
『僕ならこう乗る!』
大西直宏の注目馬

<11/11(金)更新>



当社の専属アドバイザーで元JRAジョッキー・大西直宏氏が「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップ。その馬をどう乗って一発を狙うか?元乗り役ならではの考えや戦略を披露します。



大西直宏の注目馬

ピンハイ

田中克厩舎(栗東)
川田騎手
戦績:2-1-0-2

道中は溜めに溜めて一番最後に動けば一発あるぞ!


昨年は上位人気馬が総崩れとなって3連単で339万馬券が飛び出たレース。世代間の能力比較が難しく、昔からあまり「堅く決まる」という印象がありません。今年もメンバーを見る限り、絶対的な存在がなく波乱ムードが漂います。馬券的にはとても検討のしがいのあるレースですね。

本来であれば、2年前の三冠牝馬デアリングタクトが断然の存在なのかもしれませんが、秋緒戦のGⅡオールカマーで思わぬ敗戦を喫し、信頼度に揺らぎが生じました。前哨戦なので取りこぼしがあっても普通はそこまで気にしませんが、少し負け方が気になります。いくらイン前有利の馬場状況だったにせよ、“この馬らしさ”が全く見られなかったのが気掛かり。

この馬が絶対的な存在でなくなったのであれば、今年も一波乱あっても驚けません。一発の穴候補で面白なと感じるのがピンハイ(牝3歳)です。

春二冠でどちらも掲示板に乗ったのはスターズオンアースとこの馬だけ。400キロそこそこの小柄な馬ながら、とても立派な成績を残しています。新馬勝ち直後のチューリップ賞で2着に入線した時はフロック視していましたが、そのイメージもその後に二冠の走りで完全に覆りました。デビュー3戦目でクラシックで掲示板となると、牡馬で言えばイクイノックスやダノンベルーガと同じ偉業。どう見ても只者ではないですよね。

秋華賞は残念ながら除外されて“三冠皆勤”とはなりませんでしたが、同日の古馬相手の3勝クラスで牡馬を一蹴。初コンビだった川田騎手が上がり最速となる33秒0の末脚を引き出して新しい一面を引き出しました。

立場的に正攻法で受けて立つという馬ではないので、今回もおそらく後方から一発を狙う乗り方になると思いますが、その乗り方に専念できるからこそ不気味です。僕がこの馬に乗るとすれば、後出しじゃんけんの一番最後に動いて“漁夫の利”を狙う乗り方をするでしょう。昨年も上位を独占したのは、序盤で後方で待機していた馬たちで、今年も少し前が流れる展開になれば後方待機のこの馬に出番があるかもしれません。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは11/11(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『エリザベス女王杯(GⅠ)』
『デイリー杯2歳ステークス(GⅡ)』
『武蔵野ステークス(GⅢ)』
『福島記念(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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