【エリザベス女王杯2021】ここも3歳馬の勢い?次の女傑候補はどの馬だ!?注目データ・ヒント多数
エリザベス女王杯2021予想
毎日3分読むだけで分かる!
- ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
- ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

北野シズカ
皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。
今週は本場ブリーダーズCでラヴズオンリーユーが日本馬として初めて米G1制覇の偉業達成。日曜朝から凄いニュースが飛び込んできました。日本の牝馬は近年でもリスグラシュー、ヴィブロス、アーモンドアイ、ノームコア、ディアドラらが海外Vを果たし、今春もクロノジェネシスがドバイで好走していて、本当に世界での活躍が目立ちます。
強い牝馬は積極的に海外遠征するのが主流になり、それに伴ってエリザベス女王杯が「最強牝馬」を決定するレースではなくなっていますが、このレースをステップに次なる女王候補が出現して欲しいところです。
【エリザベス女王杯2021予想】
最新更新11/12(金)
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エリザベス女王杯2021予想
出走馬/枠順確定
<11/12(金)更新>
エリザベス女王杯(GⅢ)
11/14(日) 阪神芝2200m
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
---|---|---|---|---|
1 | レイパパレ | 牝4 | 56 | ルメール |
2 | クラヴェル | 牝4 | 56 | 横山典弘 |
3 | アカイトリノムスメ | 牝3 | 54 | 戸崎圭太 |
4 | イズジョーノキセキ | 牝4 | 56 | 和田竜二 |
5 | ステラリア | 牝3 | 54 | 松山弘平 |
6 | ランブリングアレー | 牝5 | 56 | 吉田隼人 |
7 | シャムロックヒル | 牝4 | 56 | 団野大成 |
8 | テルツェット | 牝4 | 56 | Mデムーロ |
9 | ウインマリリン | 牝4 | 56 | 横山武史 |
10 | ムジカ | 牝4 | 56 | 秋山真一 |
11 | ソフトフルート | 牝4 | 56 | 岩田望来 |
12 | デゼル | 牝4 | 56 | 武豊 |
13 | リュヌルージュ | 牝6 | 56 | 富田暁 |
14 | ロザムール | 牝5 | 56 | 池添謙一 |
15 | ウインキートス | 牝4 | 56 | 丹内祐次 |
16 | アカイイト | 牝4 | 56 | 幸英明 |
17 | コトブキテティス | 牝4 | 56 | 柴田善臣 |
エリザベス女王杯2021予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<11/7(日)更新>

北野シズカ
まず最初に、エリザベス女王杯2021に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。
前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!
前走:オールカマー4着
レイパパレ

ルメール騎手予定
戦績:6-0-1-1
今年の春には無傷の6連勝で大阪杯を勝利。「もしレイパパレが秋華賞に出ていたら、デアリングタクトの3冠は無かったかもしれない」と言われていた素質馬が“同期ナンバーワン”を証明するかの走りを見せた。
その後は2200m宝塚記念・オールカマーでまさかの連敗。ともに体が10キロ増えたことは「成長」と見られているのでこれは敗因ではなく、走りぶりや乗り手の話からどうやら少し距離が長い可能性が高そうだ。本質的には1600~2000mの中距離型で、そういう意味では宝塚記念と同じ舞台の阪神2200mは少し気になるところだろう。
ただ、この馬に近い関係者はこう言う。「今回は川田が乗れない関係でルメールにスイッチするが、ルメールは馬に負担を掛けないで乗ってくれるから1Fくらいなら辛抱できると思ってる。無理して逃げなきゃいけない馬じゃないし、もっと自在性のある馬だから。去年のラッキーライラックだって距離が少し長いと思われながら代打ルメールが後方から捲り差しを決めてみんなが鞍上の腕を絶賛したでしょ。今回も同じようにジョッキーに任すだけ」と。確かにこの乗り替わりが距離の不安を解消する可能性は十分ありそうだ。
【WORLD分析班チェック】
「次走の香港が条件的にも大本線」という見方もある!?
すでに芝2000mの香港カップに選出されているが、新たに香港マイルにも選出された。どちらにも出走OKというのは陣営にとっても嬉しい悩みだろう。先行してスピード持続力を生かせる馬だけにマイルへの短縮も魅力だし、賞金の高い香港カップで勝負するも良し。いずれにしても秋3戦目の次がメイチ勝負になると思われるだけに、エリザベス女王杯はそこまで勝負度合いは高くない!?
前走:クイーンS1着
テルツェット

Mデムーロ騎手予定
戦績:6-0-1-1
BCフィリー&メアターフを勝ったラヴズオンリーユーの姪という良血テルツェット。戦績はほぼマイル中心の使い方なので距離に関しては未知の面があるものの、後方で脚を溜めて直線で弾けさせる乗り方ならば2Fの延長くらいなら守備範囲。距離さえこなせれば怖い一頭と言えるだろう。
「毎回上がり最速級の脚は使うからね。1800mの前走も強かったし、何といっても血統的な魅力がある。伯父リアルスティール、伯母ラヴズオンリーユーは中距離のG1を勝っているんだから、もしかしたら2200mくらいあったほうが良さが出るかもしれない」と陣営も距離に関しては前向きの印象を持っている。前走後はNF天栄で充電して馬体も450キロ台までに成長していることも好感が持て、初の関西圏への輸送でプラス体重で出走できそうなのは何よりだ。
【WORLD分析班チェック】
女王杯では無類の強さを誇るデムーロの手綱にも期待大!
鞍上のデムーロはエリザベス女王杯で現在、5年連続で馬券圏内(①①③③③着)の好相性を誇っており、レースの性質と乗り方がうまくかみ合っている。昨年と今年は阪神での開催になるが、昨年もシッカリ結果を出しているので舞台替わりも気にならない。今年も馬券圏内継続なるかに注目。
前走:秋華賞1着
アカイトリノムスメ

戸崎圭太騎手予定
戦績:4-1-1-1
今年の牝馬クラシック三冠ではオークス・秋華賞でともにこの馬に◎を打ち、パーフェクト的中をお届け。オークスからのぶっつけでも「国枝厩舎はノウハウを持っている」「今回も狙い通りの仕上げ」とお伝えしてキッチリ結果を出した。
ソダシを撃破して正真正銘の世代女王となったが、もともとこの秋は「秋華賞ともう1戦(JCかエリ女)」は最初から視野にあり、そのプラン通りにここもメイチの仕上げで臨んでくる。古馬との力関係は未知ではあるものの、今年の3歳世代のレベルの高さは多くのところで証明されており、その世代の秋華賞ウィナーであれば無様な競馬にはならないだろう。気になる点を挙げれば2度の関西輸送が続くので馬体の維持がカギになる。
【WORLD分析班チェック】
国枝厩舎は秋華賞は3勝を挙げるもエ女王杯はまだ勝ち星がない
秋華賞は3勝(5連対)の成績を収める国枝厩舎だが、エリザベス女王杯は4度使ってアパパネの③③着が最高。秋華賞で好走したカレンブーケドールやマジックキャッスルなどは古馬になってから参戦はしていない。「定年解散まで1度くらいはタイトルを手にしたい」とは厩舎も言うが、あまりその機会がないだけにここは大きなチャンス。“アパパネの娘”で母の届かなかったタイトル奪取なるか。

北野シズカ
まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも、牡馬相手に重賞2勝のウインマリリン、4頭使いとなる社台RHのシャムロックヒル、ステラリア、デゼル、ランブリングアレーなど魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!