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【エリザベス女王杯2020予想】ラッキーライラックにルメールのナゾ。混戦を断つ馬をあぶり出す!



三冠牝馬2頭にクロノジェネシス不在!
エリザベス女王杯2020予想

  • ・ラッキーライラックにルメールのナゾ
  • ・3歳馬vs古馬はどちらが有利?データ分析
  • ・今年は阪神開催!例年と異なる注意点は?

WORLD
北野シズカ

皆さん、こんにちは。秋のGIシーズンも中盤です♪

ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで、社台グループの情報を専門にしている北野シズカと申します。

今週末はエリザベス女王杯(GI)に注目。デアリングタクト、アーモンドアイ、クロノジェネシスが不在でも、好メンバー&混戦で配当妙味も漂います!


WORLD競馬WEBではスプリンターズSも◎グランアレグリア→○ダノンスマッシュ→穴アウィルアウェイ(10番人気)で2万2540円的中。直近も菊花賞→天皇賞(秋)と連続で的中をお届けしております。エリザベス女王杯もお楽しみに!


【エリザベス女王杯2020予想】最新更新11/13(金)
先週も穴ズバリ「ラストワン穴馬」更新

今年は古馬勢に人気が集まりそうなエリザベス女王杯。しかし、秋華賞組の3歳勢も多彩に揃い、賑やかな顔ぶれになっています。まずはしっかりと週中からレースの予習をしていきましょう!

【NEW】先週AR共和国杯はオーソリティを推奨
エリザベス女王杯のマル特データ&オススメ馬!詳細はコチラ⇒


【NEW】先週は6番人気2着ラストドラフトを推奨!
調教マル特ホース2頭はコチラ⇒


【NEW】前走ワケアリ敗戦馬に注目!ラストワン穴馬はコチラ⇒






エリザベス女王杯2020予想
出走馬&枠順確定!
<11月13日(金)更新>


エリザベス女王杯(GI)
11月15日(日) 阪神芝2200m(内)


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1 シャドウディーヴァ 牝4 56 内田博
2 サムシングジャスト 牝4 56 松山
3 リュヌルージュ 牝5 56 団野
4 ソフトフルート 牝3 54 福永
5 リアアメリア 牝3 54 川田
6 ノームコア 牝5 56 横山典
7 ロサグラウカ 牝5 56
8 センテリュオ 牝5 56 戸崎
9 ウインマイティー 牝3 54 和田竜
10 カーロバンビーナ 牝5 56 浜中
11 ラヴズオンリーユー 牝4 56 デムーロ
12 ウインマリリン 牝3 54 横山武
13 サラキア 牝5 56 北村友
14 サトノガーネット 牝5 56 坂井瑠
15 ウラヌスチャーム 牝5 56 斎藤新
16 ミスニューヨーク 牝3 54 加藤祥
17 エスポワール 牝4 56 武豊
18 ラッキーライラック 牝5 56 ルメール

【11月13日(金)枠順確定】フルゲート18頭。




WORLD
北野シズカ

今年は阪神開催になるので、過去のエリザベス女王杯の枠順データは割愛します。上位人気候補だとラッキーライラックが大外18番という極端な枠を引きましたね。


分析班
水谷

同舞台で行われる宝塚記念は、梅雨時期かつ馬場の消耗の関係で8枠が有利だったりするんですけどね。

時計が比較的出やすい馬場かつ開催2週目ですから、ルメール騎手がどう立ち回るかがポイントになりそうです。




エリザベス女王杯2020予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<11月8日(日)更新>


WORLD
北野シズカ

まず最初に、エリザベス女王杯2020に出走する予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:札幌記念3着

ラッキーライラック


松永幹厩舎(栗東)
ルメール騎手予定
戦績:6-4-3-4

昨年のエリザベス女王杯の勝ち馬で、今年は大阪杯も勝利。GⅠ・3勝かつ今年のメンバーでは唯一の牡馬混合GⅠ勝ち馬ということで、実績面では間違いなく一番と言える存在だろう。

2走前の宝塚記念は直前の大雨で悪くなった馬場を苦にして6着。前走の札幌記念は単勝1倍台の人気に推され、レースでは2番手追走から直線で抜け出すも、ノームコア、ペルシアンナイトに差されて3着。実は、ラッキーライラックは1番人気になったレースではチューリップ賞しか勝っておらず、桜花賞以降は全敗に終わっている。

【WORLD分析班チェック】
今回はルメール騎手との新コンビ

WORLDの情報アドバイザーを務める元騎手・大西直宏氏は札幌記念の回顧で「マークされる立場になってソツ無く乗ろうとすると、大崩れはしないけれども決め手不足になる」と評しています。今回は新たにルメール騎手とのコンビ結成。新味を引き出せるでしょうか?




前走:札幌記念1着

ノームコア


萩原厩舎(美浦)
横山典騎手予定
戦績:6-1-3-5

3歳秋に芝2000mの紫苑Sを制するも、翌年からは徐々に短めの距離にシフトしていき、4歳の春にヴィクトリアマイルを制覇。今年の春にはスプリントGⅠの高松宮記念にも参戦した。

しかし、今後の方針を決めるべく臨んだ前走・札幌記念を完勝したことで、秋は中距離GⅠに向かうプランが浮上。エリザベス女王杯は3歳時に出走して5着。2年ぶりの出走でリベンジなるか?

【WORLD分析班チェック】
春は短距離馬、秋は中距離女王狙い!

8ヶ月前には芝1200mのGIに出走していた馬が、秋は芝2200m戦のGIというのも、近年では非常に珍しいケースです。ちなみに、得意としている東京コースの天皇賞(秋)やジャパンカップも選択肢にあったようですが、最終的には牝馬限定のエリザベス女王杯に向かうことになったとか。




前走:府中牝馬S5着

ラヴズオンリーユー


矢作厩舎(栗東)
デムーロ騎手予定
戦績:4-1-1-2

デビューから無傷の4連勝でオークスを制し、5連勝を懸けて臨んだ昨年のエリザベス女王杯は3着。今年は復帰初戦に予定していたドバイ遠征が中止となってしまい、以降は調整と番組選びが難しくなった関係で3戦全敗。ヴィクトリアマイルは距離不足で7着、鳴尾記念はハナ差2着。秋初戦の府中牝馬Sも重馬場が合わず5着と敗れた。

昨年のような輝きを取り戻せていない中で、今回はどのような仕上がり、勝算で出走してくるか注目。

【WORLD分析班チェック】
主戦・デムーロ騎手継続はプラス材料になるか?

デムーロ騎手は今年に入ってラッキーライラックの主戦騎手も任されていましたが、今回はラヴズオンリーユーの方に騎乗します。

これが『デムーロ騎手が選べる立場』だったのか、『ノーザンF主導で決まった』のかは大きなポイント。目下、ルメール騎手のGI騎乗馬(予定だった馬)は好走が続いています。


WORLD
北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!






エリザベス女王杯2020予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<11月11日(水)更新>


分析班
水谷

先週・アルゼンチン共和国杯では勝ち馬オーソリティを推奨!

水曜日は過去の傾向から、エリザベス女王杯2020の『軸馬・穴馬候補』をピックアップ。


今年のエリザベス女王杯は阪神競馬場での開催。例年だと京都開催の後半で、外回り芝2200mという条件で行われるが、今年は阪神開催の開幕から2週目、しかも内回り芝2200m(=宝塚記念と同コース)が舞台となる。

そのため、求められる適性や傾向が例年よりも大きく変わる可能性を秘めている。とはいえ、やはり過去のレースの復習は大事。普段どおりにデータを見ていこう。


エリザベス女王杯
攻略に向けたポイント

  • ・1番人気が勝ち切れないレース

  • ・年長馬は「下からの突き上げ」が敵

  • ・隠れ好走ローテ・オールカマー

  • ・今年は阪神開催
    宝塚記念の傾向も参考に!

エリザベス女王杯2020
過去10年の人気別成績


人気 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
1人気1-3-3-310.0%40.0%70.0%
2人気1-2-1-610.0%30.0%40.0%
3人気4-0-1-540.0%40.0%50.0%
4~5人2-0-4-1410.0%10.0%30.0%
6~9人2-4-1-335.0%15.0%17.5%
10人気以下0-1-0-820.0%1.2%1.2%

エリザベス女王杯は何故か『1番人気が勝てない』レースで、馬券に絡む割合自体は決して低くないものの、勝ち馬は2011年のスノーフェアリーのみ。つまり日本馬に限れば1番人気馬が負け続けている。

エリザベス女王杯が【3歳・古馬混合戦】となった1996年(=秋華賞が創設された年)まで遡っても、1番人気馬が勝利したケースは

ダンスパートナー(96年)
ファインモーション(02年)
ダイワスカーレット(07年)

の3頭のみ。とにかく1番人気馬が勝ち切れていないのだ。(※例外で、カワカミプリンセス(06年)の1番人気1位入線→12着降着がある)


この背景には『強い牝馬は積極的に牡馬に挑むようになった』という事情が考えられる。

ジャパンCを勝った牝馬を見てみると、ウオッカ(09年)を皮切りに、ブエナビスタ(10年1位入線→2着、11年1着)、ジェンティルドンナ(12年~13年)、ショウナンパンドラ(15年)、アーモンドアイ(18年)と、牝馬路線の最上位クラスの馬たちが、エリザベス女王杯を回避して戴冠したケースが目立つ。

今年のエリザベス女王杯もアーモンドアイ、クロノジェネシス、カレンブーケードールといった古馬勢、そして何より無敗の三冠牝馬デアリングタクトが不在。混戦ムードとなれば例年通りの傾向が見られる可能性は十分ある。



エリザベス女王杯2020
過去10年の年齢別成績


斤量 年齢
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
3歳3-4-3-297.7%17.9%25.6%
4歳6-3-6-4510.0%15.0%25.0%
5歳1-2-1-481.9%5.8%7.7%
6歳0-1-0-140.0%6.7%6.7%
7歳以上0-0-0-70.0%0.0%0.0%

ご覧の通り、勝ち馬のほとんどが3~4歳馬。円熟味を増した良い時期と思いがちな5歳馬の成績が良くない。ラッキーライラックノームコアにとっては“後輩たちの突き上げ”が敵となる。世代間の能力比較や状態の善し悪しも重要だ。



エリザベス女王杯2020
過去10年の前走別成績


斤量 前走
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
府中牝馬S4-4-3-525.3%7.9%15.8%
秋華賞2-3-2-207.4%18.5%25.9%
オールカマー2-1-0-333.3%50.0%50.0%

※スノーフェアリーの2連覇(2010~11年)があるため、この項目は日本馬のみで集計。

古馬にとっての明確な前哨戦である府中牝馬S組の頭数が多いのは自然。異色なところではオールカマー組の好走率が高い。WORLDが大勝負を敢行して的中をお届けした15年の本命馬マリアライトもこのローテ。

距離も同じく2200m、加えて間隔も十分あるという点が好材料と言えるのかもしれない。今年はオールカマー勝ち馬センテリュオに注目か。

なお、今年から10月・新潟にオープン特別の新潟牝馬ステークス(芝2200m)が新設された。その組からはウラヌスチャーム(1着)、エスポワール(2着)、カーロバンビーナ(5着)、ロサグラウカ(7着)が出走予定。どういう成績を残すかが今後の指針となっていきそうだ。



エリザベス女王杯2020
過去10年の『脚質別』成績と
『上がり3F』別成績


脚質 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
逃げ0-2-0-80.0%20.0%20.0%
先行1-6-2-282.7%18.9%24.3%
中団9-2-7-5811.8%14.5%23.7%
広報0-0-1-480.0%0.0%2.0%

脚質 上がり順位
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
上がり1位6-0-4-442.9%42.9%71.4%
2位1-2-0-710.0%30.0%30.0%
3位0-1-1-70.0%11.1%22.2%
4~5位2-2-2-188.3%16.7%25.0%
6位以下1-5-3-1070.9%5.2%7.8%

舞台が例年と異なるため参考程度になるが、エリザベス女王杯は基本的に差し馬優勢レースで、過去10年の勝ち馬はすべて『4コーナーで6~10番手』という位置取りだった。

ただし、今年は阪神の内回りが舞台となるので、脚質面での狙いは大きく修正が必要か。

参考までに同舞台の宝塚記念について触れておくと、

『上がり最速馬が過去10年で連対率100%』
『勝ち馬10頭のうち7頭が4角5番手以内』


という傾向がある。上がりを重視しつつも、直線で弾けるタイプよりは【機動力で長く脚を使えるタイプ】が狙い目かもしれない。




【オススメ軸候補】

ラヴズオンリーユー

矢作厩舎(栗東)
デムーロ騎手予定
戦績:4-1-1-2

【推し材料】好条件データ
○データ優勢の4歳馬から
○阪神内回りにも実績十分。末脚も◎


今年のエリザベス女王杯で3強模様となっているラヴズオンリーユー、ラッキーライラック、ノームコアのうち、4歳馬はラヴズオンリーユーだけ。

また、エリザベス女王杯はリピーターも多いレースで、過去10年のうちにクロコスミア、モズカッチャン、ミッキークイーン、ヌーヴォレコルト、ラキシス、スノーフェアリー、アパパネと7頭が複数回3着内に好走している。

このうち5頭は3歳、4歳の2年間で連続好走しており、やはり若いうちの方が走りやすい傾向にある。データ面でまず一歩優勢。

そして舞台設定がポイント。ラヴズオンリーユーは昨年・忘れな草賞勝ちと今年・鳴尾記念のハナ差2着で『阪神内回りは2戦2連対』。舞台が替わったことが有利に働く可能性がある1頭でもある。

元々、デビュー戦から4連勝で制したオークスまで、常に上がり最速の脚力を武器にしていた馬。今年はなかなか噛み合っていないものの、今回は侮れないところ。




【穴で要注目】

ウインマリリン

手塚厩舎(美浦)
横山武騎手予定
戦績:3-1-0-2

【推し材料】好条件データ
◯3歳馬の中でも秋華賞はデキ不安
◯巻き返し余地を秘める中間の情報&過程

今年は最後までデアリングタクトの一強で終わった3歳牝馬の戦い。2番手以下の序列はまだ定まっていない中で、秋華賞からのローテで5頭が参戦する3歳馬にも注目したい。

おおまかにいうと秋華賞で人気を裏切り大敗した3頭(=リアアメリア、ウインマイティー、ウインマリリン)と人気薄で好走した2頭(=ソフトフルート、ミスニューヨーク)が出てきた格好で、どの馬も秋華賞後の状態面チェックが重要だが、まずここで取り上げておきたいのがオークス2着馬のウインマリリン。

秋華賞直行はその後のエリザベス女王杯を見据えたもので、しかも夏場に外傷した影響があって“何とか出走できるだけの仕上がりに、ギリギリ間に合わせた”ような形に。

加えて、厩舎曰く「直前の追い切りで負荷を掛けた結果、初めての長距離輸送でテンションが上がってしまった」とのことで、レースは本調子ではなかったようだ。

今回は叩き2走目で長距離輸送も二度目。最終追い切りはサラっと済ませて輸送に備えており、デアリングタクトに迫った実力を発揮できれば巻き返しは十分考えられる。




エリザベス女王杯2020予想
『調教マル特ホース』
<11月12日(木)更新>


分析班
水谷

菊花賞では
2着アリストテレスを推奨!

先週AR共和国杯ではは
ラストドラフトの好追い切りをプッシュ!


レース前の調教は、各馬の状態の良し悪しを見極めるバロメーターだ。レースごとに“結果に直結しやすい調教パターン”というものも存在するぞ!

●今年は阪神開催!
ということで『阪神芝2200m』に合う調教を探る


御存知の通り、今秋から京都競馬場の改修により、関西圏のGⅠレースにも施行条件の変更が見受けられる。このエリザベス女王杯も例年なら京都芝2200m(外回り)だったところから、阪神芝2200m(内回り)にチェンジ。

距離こそ同じでも性質の異なる舞台でもあり、過去の傾向を同列に扱えないもの。そこで今回は【阪神芝2200m戦で行われた近10回】から好走パターンを探ってみた。


阪神芝2200mでの直近10戦
3着以内馬30頭の直前追い切りは?

  • 栗東坂路:16頭(うち2頭が1週前はウッド追い)
  • ・栗東CW:9頭(うち1頭が1週前は坂路)
  • ・栗東芝:2頭(うち1頭が1週前はポリトラック)
  • ・栗東P:1頭(1週前は坂路)
  • ・連闘またはその他:2頭

  • ※平場のレースが多く、関東馬が少ないため関西のコースが主になっている

▼列挙すると以下の10競走が対象

2020年7月19日 未勝利/7月18日 未勝利/6月28日 宝塚記念/6月28日 1勝クラス/6月21日 未勝利/6月13日 三田特別/4月19日 1勝クラス/4月18日 未勝利/3月21日 未勝利/3月20日 尼崎S



●2度の坂越え+長く脚を使う展開で“坂路組”が優勢

こうしてみると、“坂路組”が非常に多い。スタンド前の急坂を2度登り、持続力を求められる展開になりやすいことをイメージすると、坂路組が目立つのも合点がいくものだ。今年は以下が坂路組になる。

■当週&1週前坂路
ウインマイティー・エスポワール・カーロバンビーナ・センテリュオ

■当週坂路
サトノガーネット・サラキア・ミスニューヨーク・ラヴズオンリーユー




調教マル特ホース①

サラキア

池添学厩舎(栗東)
北村友騎手
戦績:4-3-1-10

◯当週&1週前ともに馬なりで鋭くフィニッシュ
◯夏馬のイメージを払拭する好調アピール

他にも動いている馬も見受けられたが、坂路組ではこの馬が目についた。最終追い切りは助手が騎乗して馬なりで登坂。キビキビとした脚捌きで終盤に掛けてジンワリ加速。態勢は整っているため、余裕のある手応えながらデキの良さを感じさせた。

どちらかといえば夏のイメージがある馬だが、冷え込んできた関わらず状態の良さが目につき、CWでの1週前と併せても好気配をキープしていると言い切れる。



調教マル特ホース②

ノームコア

萩原厩舎(美浦)
横山典騎手
戦績:6-1-3-4

◯コース調教ながら特筆しておきたい存在
◯夏以来でも従来通り馬なり中心で態勢整う

これだけ“坂路”と強調しておきながら、最終追い切りはウッドでのノームコアも紹介したい。調教の良さは見逃せないものがある。

コース追いで詰め込み過ぎないのが萩原流ともいえる中、札幌記念以来となるこの中間はウッドを週2本ペースで乗り込み調整。1週前時点では若干強めに負荷をかけたようだが、最終追い切りは馬なりながら素軽い動きをみせている。

あとは短い距離を使っていただけに当日の精神面が課題か。輸送さえクリアすれば状態の良さを結果に反映できそうだ。




エリザベス女王杯2020予想
『前走ワケアリ敗戦で妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<11月13日(金)更新>


分析班
水谷

先週AR共和国杯では6番人気2着ラストドラフトを推奨

穴馬候補に困ったら、この馬をぜひ付け加えてみていただきたい!


【“負け方”に大事なヒントあり】
一般的に、人気になりやすい馬は『直近で勝っている馬』『馬柱で良い着順が並ぶ馬』。裏を返せば、『前走で負けた馬・着順が悪い馬』はそれだけで人気の盲点になりやすいもの。

しかし、「負けに不思議の負け無し」という格言もあるように、全ての敗戦には必ず理由がある。中には、次のレースに繋がるような敗戦も……。ココでは、常日頃からレース映像を何度も見返し、次なるヒントを探し当てることに魂を燃やすレース分析班より“前走で負けた馬”から注目すべき情報馬をピックアップ!


前走敗戦組からの注目馬

ミスニューヨーク

杉山厩舎(栗東)
加藤祥騎手騎乗
戦績:2-1-1-5

【前走成績】
秋華賞(5着/16番人気)

◯デアリングタクトを抱える杉山厩舎が
 密かに期待し続ける存在
◯秋華賞は通過順が示す通り痛恨の進路ミス

無敗の三冠牝馬デアリングタクトがエリザベス女王杯ではなくジャパンカップに向かう中、デアリングタクトを管理する杉山晴紀厩舎はこのレースにミスニューヨークを送り込んできた。

紫苑Sや秋華賞の時に、【プレミアムメンバー情報】(サイト内でより濃密な情報を扱っているコンテンツ)にて、杉山師や厩舎スタッフが「デアリングタクトの最大のライバルはミスニューヨークだよ」と密かに盛り上がっていたという話は当時の情報として伝えていた通り。

今回も、3勝クラスの自己条件に使えるにもかかわらずエリザベス女王杯を選んできたということは、その当時の感触に揺らぎがないということだろう。


秋華賞は16番人気で5着と字面だけを見れば大健闘。しかし、内容的には相当悔いの残るものだった。

道中は中団に付けて、向正面で内に潜り込む形を取ったものの、3コーナーで後方の馬が次々とマクってくる展開になってしまい、内に押し込められて身動きが取れないままどんどん後退。【7-8-8-15】という通過順の通り、直線入り口では最後方グループまで下がってしまっていた。

この形から5着まで追い上げたのだから、スムーズなら……と関係者が悔やむのも当然。本来は小回り向きの器用さがある馬で、阪神の内回りコース&距離延長も望むところ。

杉山厩舎が「デアリングタクトの最大のライバルになり得る」と見込んだ馬だけに、今度こそ馬券圏内に届く激走を期待してもいいのではないか。






週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは11月13日(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『デイリー杯2歳S(GⅡ)』
『武蔵野ステークス(GⅢ)』
『エリザベス女王杯(GI)』
『福島記念(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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