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【中京記念2024予想】サマーマイル第2戦は波乱必至のハンデ戦!過去の傾向・注目データ&サイン馬券は?《最終更新》大西直宏の注目穴馬



中京記念2024予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・意外なデータ満載の"サイン馬券"で浮かび上がる馬は?
  • ・中京記念の過去データを洗う!
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

今週の重賞は中京記念のみ。夏場のハンデ重賞らしく、このレースも波乱度の高い一戦です。今年もまた代替開催の関係により、中京ではなく小倉で行われます。小倉なので距離は1800mになりますが、サマーマイルシリーズの第2戦に指定されています。




中京記念2024予想
出走馬/枠順確定
<7/19(金)更新>


中京記念 (GⅢ)
7/21(日) 小倉芝1800m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1テーオーシリウス牡655西塚洸二
2アルナシーム牡557横山典弘
3セルバーグ牡557和田竜二
4ワールドリバイバル牡655小牧太
5カテドラル牡858幸英明
6エピファニー牡558杉原誠人
7エルトンバローズ牡459西村淳也
8タガノパッション牝653Mデムーロ
9ボーデンセ654団野大成
10ソレイユヴィータ牝450吉村誠之
11アナゴサン牡656松若風馬
12セオ牡457岩田康誠
13ニホンピロキーフ牡456.5田口貫太
14ロングランセ657松山弘平





中京記念2024予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<7/14(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、中京記念2024に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:安田記念8着

エルトンバローズ


杉山晴厩舎(栗東)
西村淳騎手予定
戦績:4-3-0-5

前走の安田記念は、香港からの検疫もあり栗東トレセンまで帰れず、東京競馬場での調整となった。乗り慣れた坂路やウッドチップで調整できなかったのは痛手も、そんな調整でもGⅠの並み居る強豪相手に8着(コンマ6秒差)に好走したのは、地力の高さによるものだろう。GⅢへの出走は昨夏のラジオNIKKEI賞以来であり、これまで戦ってきた顔触れを考えると、今回は相手関係はだいぶ楽になる。雨さえ降らなければ、主役の座は譲れない。

【WORLD分析班チェック】
重賞2勝はいずれも1800m

マイルのGⅠで好走しているが、重賞タイトル2勝はいずれも1800mでのもの。どちらがより適性があるかは一概には言えないが、コーナー4つの1800mはこの馬にとってベストの条件と言える。




前走:大阪杯10着

エピファニー


宮田厩舎(美浦)
杉原騎手予定
戦績:6-1-2-6

前走の大阪杯はGⅠ初挑戦ということもあり、高い壁に阻まれて10着に大敗。陣営は「あれが現状の力差」と認めつつも「いい経験になった」と前向き。初めて重賞に挑戦した際も11着に敗れ、OP特別もGⅢも何度か挑戦してようやく結果を出してきたように、経験を踏みつつ壁を乗り越えていくタイプなのだろう。今回はすでにクリアしているローカルGⅢ。ここなら能力的に劣ることもなく、実際に2走前に制している舞台だけに期待が高まる。

【WORLD分析班チェック】
古馬になっても成長OK

エピファネイア産駒は今年のセレクトセールで18頭が上場され、すべて売却。その平均価格は1億6000万円(全種牡馬で1位)という驚きの結果だった。古馬になってからもブローザホーンやテンハッピーローズが春のGⅠを制しており、古馬になっての成長も証明済み。




前走:都大路S1着

セオ


上村厩舎(栗東)
岩田康騎手予定
戦績:5-3-2-5

全国リーディング4位の上村厩舎には、古馬になってから大きく素質が開花する馬が多い。ベラジオオペラやウィリアムバローズがその代表馬だが、セオもここに来て勢いが出てきた1頭。3勝クラスを突破するのに4戦かかったが、OP特別は一発通過してきたように地力強化が目立つ。1600mでも1800mでもOKというタイプで、小回りの小倉替わりもマイナスにはならない。馬場悪化でも実績があり、最終週の荒れ馬場も歓迎だろう。

【WORLD分析班チェック】
スピルバーグ産駒の最上位馬

父スピルバーグは5歳になって本格化し、重賞ノンタイトルのまま5歳秋に天皇賞秋を制してジャパンCでも3着に入った。輝いた時期は短かったが、その打点の高さは侮れず、勢いに乗った時は軽視禁物だろう。産駒として初の重賞Vなるか注目。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも 魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




中京記念2024予想
知ってそうで知らなかったサイン馬券
<7/18(木)更新>

今回もデータや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。

競馬ファンなら、これまでにもレースが終わってみたら『実はそうだったのか!』と隠れたサインやジンクスに気付いた経験はあるのでは?

そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!


信じるか信じないかはアナタ次第?
意外なデータ満載の"サイン馬券"をチェック!

  • 開催のフィナーレに登場する人物は侮れない!

(7月18日)
今週で福島&小倉開催は最終週。競馬界でもいろいろと話題は尽きないが週末の中京記念に関わるようなネタと言えば小牧太騎手のJRAでのラストウィークぐらいか…。特に強調するものを感じないので恐らくスルーで問題なさそう。他にJRA絡みのイベントなどもチェックしたがピンと来るものはなかった。

過去にも小倉で中京記念が行われたことはあるがそこからも特に注目することはなかった。ただ過去のレース結果を見れば、前年に同レースで馬券圏内に来た馬が翌年も馬券に絡むケースが時折、見受けられる。前年出走した馬は数頭いるが馬券に絡んだのは『セルバーグ』のみ。

昨年、中京記念を勝った以降の成績が振るわないものの、今年の小倉大賞典で3着したように小倉での好走歴もある。ならば『セルバーグ』をサイン馬に指名してレース当日は対角位置、特に両隣には注意したい。

(7月14日)
それでは簡単に函館記念のサイン回顧をお話しよう。勝ったのは3番人気岩田誠騎乗の「⑫ホウオウビスケッツ」。2着は4番人気三浦騎乗の「④グランディア」。3着は14番人気古川吉騎乗の「⑨アウスヴァール」と波乱の決着に…。

サイン的には、サイン馬は残念ながら馬券には絡めなかったが馬券に絡んだ2頭の馬を教えてくれた。まず勝馬はサイン馬⑪アケルナルスターの隣⑫ホウオウビスケッツ。前回、サインと見た「岡田スタッド」の2頭のうちの1頭で今回は同枠に位置した。また3着に逃げ粘った⑨アウスヴァールの隣がサイン馬⑧プラチナトレジャー(自身は5着)だった。穴が出るとサイン馬の出番となるだけに夏も見逃せない!

さて、話を戻して今年で72回目を迎える「中京記念」。今年は小倉競馬にて行われるだけに例年の中京ネタは通用しないと思われる。やはり、気になるのはこの開催はJRA年間キャラクターを務める見上愛さん始めゲスト来場が多かった。

トリを飾るのが俳優の「要潤」さんである。以前JRAも協力したミステリードラマや「仮面ライダー アギト」にもに出演。近年は多くのドラマに出しているが記憶に新しいのは映画「キングダム」シリーズの騰 役ではないか。また最新作が上映を開始したばかりでもある。

そこにヒントがありそうだ。キングダムと要潤の共通項を探すと、この文字が浮かび上がる。それが、『王』の文字。今回、レース関係者にも注目したが馬名に直球を見つけたのでそこを打つ!それは『テーオーシリウス』だ。ならば『テーオーシリウス』をサイン馬に指名してレース当日は対角位置、特に両隣には注意したい。(続く)

【以上から今年の気になる候補】
『セルバーグ』をサイン馬に指名してレース当日は対角位置、特に両隣には注意したい。
・ならば『テーオーシリウス』をサイン馬に指名してレース当日は対角位置、特に両隣には注意したい。





中京記念2024予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<7/17(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

今年も舞台は小倉で、距離も1600mではなく1800mとなります。したがって、中京マイルのデータは参考になりません。代わりに、小倉で行われた過去2年のデータ(21~22年)を参考に、傾向を見ていきましょう。


中京記念2024データ
最初に押さえておきたい4つのポイント!

  • ①シリーズ優勝狙いより秋を見据えた一戦!?

  • ②ハンデを精査して有利不利を見抜け!

  • ③関西圏の重賞は総じて「しがらき」外厩馬が強い

  • ④ペースによって異なる戦い方が要求されるレース展開

  • ⑤小倉の勝ち方を知っている騎手と言えば…

①シリーズ優勝狙いより秋を見据えた一戦!?



サマーマイルシリーズは全4戦で、中京記念が第2戦に位置します。その後は関屋記念(8/11)、京成杯AH(9/8)が続きます。

過去7年で3度も優勝馬が出なかったように、他の距離と比べてシリーズ特有の難しさがあります。そのため、使う側も本気でシリーズ優勝を目指すよりも、『秋の飛躍へ繋げる一戦』と捉える陣営が多いのも事実です。

特に今年の中京記念はマイルではないため、純粋なマイラーは目標にしづらい側面があります。各馬がどういったスタンスでココに臨んでくるのかをシッカリ把握しておくことが重要です。



②ハンデを精査して有利不利を見抜け!



先週の函館記念では、比較的ハンデの軽かった56キログランディアが2着、54キロのアウスヴァールが3着に入るなど、ハンデの影響が大きく示されました。3連単は57万馬券となり波乱となりましたね。

ハンデ戦は実質的に“弱者救済システム”であり、力の劣る馬でも軽量を生かして逆転劇を生むことが可能です。昇級馬は実績不足から斤量が軽くなることが多いですが、それが逆に有利に働きます。特にこの猛暑の時期には、重い斤量は馬にとって多大な負担になることが指摘されています。



【ハンデ上位馬】
59キロ エルトンバローズ
58キロ エピファニー
58キロ カテドラル



これらの馬は重賞勝ちがあるだけに他馬より斤量を背負います。一方で、セルバーグやアスクワイルドモアのように重賞勝ちがありながら、57キロ、56キロという斤量設定であるのも見逃せません。ハンデキャッパーの考えが透けて見えます。



③関西圏の重賞は総じて「しがらき」外厩馬が強い



関西圏の重賞では、一般的にノーザンF「しがらき」を経由した馬が強い傾向があります。中京記念もその例外ではなく、小倉で行われた2年はいずれもしがらき経由の馬が好成績を収めています。例えば、22年は1着ベレヌス、2着カテドラルがワンツー決着、21年にも2~3着にカテドラルとクラヴェルが入線しました。



今年は以下の3頭がしがらきを経由しています。

◆今年のNFしがらき馬
アルシナーム(6/25帰厩)
カテドラル(6/27帰厩)
エスコーラ(7/4帰厩)



④ペースによって異なる戦い方が要求されるレース展開



小倉で行われた中京記念は前後半を5Fに分けると、

21年 59.9-58.3
22年 59.9-57.8

両年ともスローペースで流れて、後半が速くなる傾向があります。このペースだと前残りになりそうな印象もありますが、小倉では前半がスローになると後半は瞬発力勝負になりやすい特性があります。

今年も展開がレースのカギを握る要素になるでしょう。そのため、レースメイクによって有利となる馬(騎手)を事前に確認することが重要です。



今年のメンバーで先手を取りそうな馬は以下が候補に挙げられます。

アナゴサン(松若)
セオ(岩田康)
セルバーグ(和田竜)
タガノパッション(Mデムーロ)
ワールドリバイバル(小牧太)



⑤小倉の勝ち方を知っている騎手と言えば…



小倉芝1800~2000mの重賞といえば、2月に行われる小倉大賞典と8月の小倉記念があります。これらの重賞を近10年で6勝を挙げているのが川田騎手。

川田騎手は地元佐賀の出身で、特にこの小倉開催では圧倒的に高い馬券圏内率を誇ります。本人も特別なヤル気を出すことで有名ですね。今年の1月には愛知杯をミッキーゴージャスで制するなど、その腕達者ぶりを見せ付けました。

「小倉なら黙って川田を買え」と言われるほど信頼度が高いジョッキーですが、今年の川田騎手は身体メンテナンスのため先週から2週間の休養を取っており、残念ながら騎乗はありません。

川田騎手以降の実績のある騎手を紹介しておくと、松山騎手(ロングラン)、和田竜騎手(セルバーグ)、西村淳騎手(エルトンバローズ)の順に名前が挙がります。



中京記念2024予想
『前走時の情報チェック馬』
<7/18(木)更新>



分析班
水谷

重賞などの大きなレースでは、前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことが非常に大事。いわゆる“縦の比較”ですね。木曜の更新では『前走時に注目すべき話のあった馬』をピックアップしてご紹介します。


前走情報チェック馬①

アルナシーム

橋口厩舎(栗東)
横山典騎手予定
戦績:5-2-0-12

【前走】 エプソムC5着

【左回りOKのジャッジ】
前走時の情報・・・ 「右手前だと走りが良くない馬で、これまで意識して左回りを避けてきた。エプソムCを使うのはノリさんの進言があったため。ジョッキーの話では右も左もそんなに差はないって話。2歳時に東スポ杯で暴走してからずっとクロス鼻革を着けていたんですが、それもノリさんの進言で外します。五分のスタートさえ切れればイイ勝負になりそうですよ」

★今回の見所ポイント
→4勝を挙げる得意の距離
→鞍上も3戦連続の騎乗



前走情報チェック馬②

エスコーラ
中内田厩舎(栗東)
坂井瑠騎手予定
戦績:4-0-1-3

【前走】 米子S9着

【順調さ欠いたが…】
前走時の情報・・・ 「鳴尾記念を予定してたけど、馬房で脚をぶつけてしまったため取りやめ。ただ、その後は順調にこれたので影響はないかな。ここ2戦も着順こそ悪いけど、内容自体は悪くない。OP特別だったら能力的に差はないはずだよ」

★今回の見所ポイント
→小倉は3戦3勝
→千八のレコードホルダー
→古馬になって成長力ある血統



前走情報チェック馬③

カテドラル
池添厩舎(栗東)
幸騎手予定
戦績:4-6-1-24

【前走】 安田記念16着

【GⅠでは厳しかった】
前走時の情報・・・ 「8歳馬になったけど、大阪杯に続いてGⅠ挑戦。年齢の割に大きく衰えたところはなく、状態は安定してます。今回もいつも通りに最後方から何頭交わすかという競馬を予定。ただ、相手も強いから大きなことは言えないですね。少しでも展開が向いて欲しい」

★今回の見所ポイント
→小倉重賞では②②②着の好相性
→差し馬場&差し展開なら侮れず
→ハンデはコンマ5キロ恵まれた




中京記念2024予想
『僕ならこう乗る!』
大西直宏の注目馬

<7/19(金)更新>



当社の専属アドバイザーで元JRAジョッキー・大西直宏氏が「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップ。その馬をどう乗って一発を狙うか?元乗り役ならではの考えや戦略を披露します。



大西直宏の注目馬

ニホンピロキーフ

大橋厩舎(栗東)
田口騎手
戦績:4-3-3-4

馬場も舞台も絶好で、鞍上も海外遠征前にヤリ態勢!


夏の小倉最終週と言えば、荒れ馬場で外差しが有利になるというイメージがあります。先週は雨の中での競馬が行われため、だいぶインの馬場が掘れた印象です。今週は外が伸びやすくなる可能性が高いですね。

金曜日の執筆段階では週末の天気は読めませんが、雨馬場にも対応できて、力の要る馬場でも好位からシッカリした末脚を使えるタイプが最も乗りやすいと思います。

僕が注目しているのは、ニホンピロキーフ(牡4歳)です。この馬は初の重賞挑戦となった2走前のマイラーズCでいきなり3着に好走しました。GⅠでも上位の存在であるソウルラッシュやセリフォスに次ぐ3着という価値ある結果を残しています。

この2頭より少し前で競馬を進め、外から来たソウルラッシュと内から来たセリフォスにしぶとく食い下がったのは印象的です。ニホンピロキーフも稍重で2勝、重で1勝しており、力の要る馬場を非常に得意にしています。馬場悪化にも対応できる点は強みですよね。

田口騎手が乗るようになって3勝を挙げており、この馬のことは完全に手の内に入れています。彼もフランスへの武者修行前の最後の重賞挑戦を師匠(大橋厩舎)の馬で参戦ですから、ここは気合が入っていることでしょう。

小倉コースは3戦3勝、そしてハンデも手頃な56.5キロに収まりました。一発の条件が揃った感があります。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは7/20(土)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『中京記念・GⅢ』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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