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【チャンピオンズカップ2021予想】初ダートのソダシは狙えるのか!?



チャンピオンズカップ2021予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

近年のこの路線は社台ノーザンのゴールドドリーム、ルヴァンスレーヴ、クリソベリルらが絶対王者として君臨し、毎回それらの相手探しという競馬が続いていましたが、今夏にクリソベリルが引退したため、一転して中心馬不在の大混戦ムードに。そこに目をつけたのが須貝厩舎のソダシでした。「もともとダート血統馬。今年のメンバーなら」と異例の参戦を表明したことでレースの様相が大きく変わろうとしています。

ソダシは買いなのか消しなのかから始まって、馬券的にもこの秋で最も難解なGⅠと言われているだけに高配当を狙うには絶好のチャンスでしょう。一週間シッカリと予習して週末にイイ思いが出来るように今から準備していきましょう。




チャンピオンズカップ2021予想
出走馬/枠順確定
<12/2(木)更新>


チャンピオンズカップ(GⅠ)
12/5(日) 中京ダ1800m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1ソダシ牝354吉田隼人
2カジノフォンテン牡557Mデムーロ
3サンライズノヴァ牡757松若風馬
4インティ牡757武豊
5エアスピネル牡857藤岡康太
6テーオーケインズ牡457松山弘平
7サンライズホープ牡457幸英明
8スワーヴアラミス牡657松田大作
9オーヴェルニュ牡557福永祐一
10ケイティブレイブ牡857内田博幸
11アナザートゥルースセ757坂井瑠星
12クリンチャー牡757川田将雅
13チュウワウィザード牡657戸崎圭太
14ダノンファラオ牡457横山武史
15メイショウハリオ牡457浜中俊
16カフェファラオ牡457ルメール





チャンピオンズカップ2021予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<11/28(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、チャンピオンズカップ2021に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:秋華賞10着

ソダシ


須貝厩舎(栗東)
吉田隼騎手予定
戦績:6-0-0-2

まずは須貝師による参戦理由をチェックしておこう。「距離の1800mはちょうどいいし、今後を見据えて選択肢が広がれば。古馬の牡馬相手では斤量差があるし、血統背景もダート向きだしね。この辺で一度試してもいいかなと考えた」とコメントしている。確かに牝馬は秋華賞後からはどこを使うかが陣営ごとに分かれるところで、しばらく目標もなくなる時期にダートを選択肢に入れるのも悪くない。

そもそもソダシはデビュー前からダート馬という評価があった。函館では(力の要る)『洋芝』だからということで芝から使っているが、結果が出なければいつでもダートにするくらいのつもりでいたのである。それがご存知の通りあれよあれよの活躍で、今では「芝馬」という扱いになっているが…。

もう一度デビュー当初の頃の評判を確認すると、馬体や走法からも「芝のスピード・瞬発力勝負に疑問がある」と言われていたが、それはソダシ一族の活躍がダートに偏っているのも大きな理由だろう。よってこの馬の本質はダート向きの可能性は高いし、本来の適性外の芝であれだけ走っていたのだとしたらダートで再び“オバケ”のような走りが見られるかもしれない。中京ダ1800mはとにかく前が有利な舞台として知られるが、そういうコースだけに芝でも先行できるこの馬のスピードと持久力はこの舞台でも脅威になりそうだ。あとは適性だけでなく相手関係をどう考えるかだろう。

【WORLD分析班チェック】
3歳牝馬のダート参戦サンプルはほとんどないが3歳馬全体は通用傾向

チャンピオンズCが2014年に中京コースとなって7年では3歳牝馬の出走は無し。前身ジャパンCダートも含めて2000年まで遡ってもたった2頭のみ(2000年のプリエミネンスが4着が最高)。牡馬も含めると3歳馬はクリソベリル、ルヴァンスレーヴが勝利しており、特に3番人気以内は4頭で2勝、2着1回と成績はいい。ダートの牝馬と言えば、古くはホクトベガが芝GⅠを勝って砂に転戦して大化けしたことがあるが、ソダシもそれに続けるかどうか。




前走:JBCクラシック3着

チュウワウィザード


大久保龍厩舎(栗東)
戸崎圭太騎手予定
戦績:10-4-5-3

先に頂点に君臨していたゴールドドリーム、ルヴァンスレーヴ、クリソベリルらと揉まれることでジワジワ力を付けたのがこの馬。昨年はついにこのレースを勝ち、その勢いでドバイワールドCで2着するまでに成長した。となると、しばらくこの馬が長期政権を築いて安泰かというとそうとも言えない。やはり海外遠征による代償は大きかったようで、帰国後2戦は体調が万全とは言えずに勝ち切れなかった。

問題はその後の状態面だろう。前走のJBCクラシックの時もそこまで歯切れのいい話は陣営から聞かれなかった。そして1週前の追い切りでも「うーん。」というもので、思ったより良化がスローという状況。連覇へ向けて視界良好と言えるような状況ではなさそうだ。今週の最終追い切りでどこまで変わってくるか、これは直前までシッカリとチェックする必要がある。

【WORLD分析班チェック】
最終追い切りの動きに注目!昨年の勢いを取り戻せるかどうか

絶好調だった昨年あたりはCWコースでも長めから6F80秒台くらいの猛時計は出ていた。この中間はそこまで気迫の籠った追い切りを見せておらず、脚元をケアしながらの調整が続いているように感じられる。せめて最終追いくらいはビシっとやって態勢をアピールしたいところ。その最終追い切りは動きと時計の両方をシッカリとチェックしたい。




前走:函館記念9着

カフェファラオ


堀厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:5-0-0-4

今年のフェブラリーSの勝ち馬だが、その後はかしわ記念5着と見せ場を作れず、相変わらず「いつ走るか分からない」という不安定ぶり。刺激を与えるために使った函館記念も見せ場はなく9着に敗退。「この馬は本当に強いのか?」と半信半疑になっている競馬ファンも多そうだ。

まず芝のレースを使った経緯だが、これは厩舎サイドがデビュー前から「芝でも走れるくらい綺麗なフットワーク。一度どこかで試してみたかった」という考えがあったから。さすがに初芝で58.5キロのトップハンデはどう見ても条件が苦しかったと思うが、ルメールは「距離は大丈夫だけど速い脚は使えそうにない。あと内枠で苦しい競馬になったのも良くなかった」と回顧。芝の評価は保留ではあるものの、ダート以上に芝の方がいいという考えには至らなかったよう。あれは参考外と言っていいだろう。

ダートで分かっているのはワンターンの東京は得意ということで、集中力の点からコーナー4つには依然として不安があるのは確か。しかも道中はあまり揉まれる位置を取りたくない馬で、外目の好位追走が理想ではあるが、中京ダ1800mはあまり外を回すと今度は距離損にもなるため乗り方が難しい。ルメールの手腕に頼るところが多そうだ。

【WORLD分析班チェック】
厩舎は立て直しにあの手この手で策を練っており、どこまで変わり身があるか

1週前追い切りではウッドコースでルメールが乗って好時計をマーク。この時はクォーターカップのブリンカーを試して効果を確認している。馬の行く気が増したし、他の馬を気にする事もなく最後の伸びも良好。ルメール乗せてゲートのチェックもしてブリンカーの悪影響がない事を確認した。この感じだとレースでも装着する可能性は高い。ルメールの感覚だと、「もっと効果を強めて深いハーフカップでもいいんじゃないか」という進言もしているようで、本番にどんな装備になるかも注目したい。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にもインティ、エアスピネルといった古豪に、川田騎手に戻るクリンチャー、そして交流GⅠを制しているテーオーケインズ、ダノンファラオの4歳勢など魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




チャンピオンズカップ2021予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<12/1(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

エリザベス女王杯で仰天の339万馬券が出たと思ったら、マイルCS・ジャパンCは一転してガチガチ決着。なかなか傾向が掴みづらい秋GⅠシリーズですが、今週のチャンピオンズCは一筋縄ではいかなそうです。

そもそも「どの馬が人気なのか」すら読めないようなメンバー構成で、どう決まっても高配当は必至。このGⅠシリーズで最も馬券妙味がある一戦と言えそうです。大きく儲けるためにはこういう配当妙味のあるレースでビシッと当てたいところですよね。

さて、水曜段階では大まかなイメージを掴むために、チャンピオンズCの過去傾向をまとめておきます。だいたい次の4つのポイントを押さえておけばレースイメージが掴めるはずですので是非チェックしておいてください。


チャンピオンズカップ2021データ
最初に押さえておきたい2つのポイント!

  • ①ローテと目標レースをシッカリ見極めよう

  • ②展開と騎手のコース理解度は結構重要な要素

  • ③前半の展開と走破タイムは例年ほぼ安定している

  • ④初ダートが「重賞」というのは軽く超えられるハードルではない!?

①ローテと目標レースをシッカリ見極めよう



ダートの番組は地方交流戦を含めるとかなりの数の重賞が乱立している。そのため古馬になるとどの馬も賞金が積み重なっていくので、このレースをを目標にローテを組むには早い段階から賞金面をクリアしておかねばならない。実績を積んだ高齢馬が活躍しやすい理由はそこにある。

直前で賞金を加算してなんとか滑り込んだ馬は“上積み”と言う点でマイナス。やはりここを目標に逆算して、どこかをステップに「叩き2戦目」で迎えられる馬がベストなのは言うまでもない。これを精査するだけで半分くらいは脱落するだろう。

また、目標のレースの設定について、チャンピオンズCも含めて前後のGⅠは、南部杯、JBCクラシック、チャンピオンズC、東京大賞典、そして来年のフェブラリーSがあるが、各陣営がどのレースを最大目標にしているかをチェックすることも重要。近4年の覇者ゴールドドリーム、ルヴァンスレーヴ、クリソベリル、チュウワウィザードははっきりとここを目標に調整されてきた。

今年のメンバーで早くから「秋はチャンピオンズCが大目標」と明言していたのはどれだけいただろうか。



②展開と騎手のコース理解度は結構重要な要素



中京ダ1800mはとにかく特徴があって、基本的に先行有利と言われ、外からブン回し騎乗はNGとされる。これはGⅠに限らず過去の全ての条件戦を分析している人はお分かりかと思うが、とにかく差すにしても出来る限り距離ロスを減らしてインを突かないと話にならない。上位ジョッキーへの鞍上強化は一般的にはプラスだが、この舞台の理解度が低い場合はそれが必ずしもプラスになるとは限らない。

中京ダ1800mと言えば連対率で上位なのが武豊とルメール、川田に戸崎あたり。この4人はチャンピオンズCでも連対実績があって、この舞台を熟知していると言ってイイ。当項目からプッシュできるのはこれらの4人が騎乗するインティとカフェファラオ、クリンチャー、チュウワウィザードだ。

騎乗の穴パターンは、15年サンビスタや18年ウェスタールンドのような後方待機から直線インを突く騎乗。腹を括って後方から最短コースを通ると見せ場を作りやすい。



③前半の展開と走破タイムは例年ほぼ安定している



舞台が中京に移ってからの過去7年の走破タイムをご覧頂きたい。



14年 良 1.51.0(前半62.3)
15年 良 1.50.4(前半60.2)
16年 良 1.50.1(前半60.6)
17年 良 1.50.1(前半61.6)
18年 良 1.50.1(前半61.9)
19年 良 1.48.5(前半60.8)
20年 良 1.49.3(前半60.3)



天候や馬場が例年ほとんど変わらないため、走破タイムもほぼ酷似している。近2年は例年以上に馬場差が速かった影響もあって50秒台を切ってきた。

また、前半5Fのタイムは60~62秒となっているが、今年のペースメイクはおそらくカジノフォンテンかダノンファラオあたりか。或いは砂を被りたくない初ダートのソダシが逃げるかもしれない。いずれにしても例年同様に「61.0」前後の展開が計算できる。

あくまでも机上の計算ではあるが、

「前半61.0のペースで流れて走破タイム1.50.0前後の決着」

に対応できる馬を探すのが近道と言える。

火曜から水曜日にかけて雨が降ったことで、冬場の気温を考えるとおそらく週末まで水分含みだろう。近2年のような1分50秒を切る決着が予想される。持ち時計や高速馬場の適性チェックは必要不可欠だ。



④初ダートが「重賞」というのは軽く超えられるハードルではない!?



ダートの猛者に紛れ、紅一点で挑む芝のGⅠ馬ソダシ。初ダートがいきなりGⅠというのは無謀な挑戦なのか、それとも父同様に「砂で覚醒」するのか?この馬の扱いは今年の最大のテーマと言っても過言ではない。

ここでデータを確認しておくと、2000年以降で初ダートがGⅠだったの馬の成績は【0.0.1.21】で壊滅となっている。唯一、馬券圏内に入ったのは01年フェブラリーSのトゥザヴィクトリーのみ。それ以外はもう秒単位で大敗しているだけに、この挑戦がハッキリと高い壁であるのが分かる。



ちなみに初ダートがGⅠに挑んだ面々は次の馬たちである。どの馬も芝のGⅠ級で活躍した馬ばかり。それでも結果は出せなかった。

カワキタエンカ
デニムアンドルビー
ガルボ
カレンブラックヒル
トゥザグローリー
グランプリボス
スマイルジャック
アリゼオ
ローレルゲレイロ
リーチザクラウン
レッドスパーダ
スーパーホーネット
アドマイヤフジ
ヴィクトリー
フサイチホウオー
オレハマッテルゼ
マイソールサウンド
ハイアーゲーム
シンボリインディ
キングヘイロー



初ダートがGⅠではなく重賞に幅を広げて調べてみると、数は一気に増えて【6.3.2.142】で連対率5.8%となっている。この中にはソダシの父であるクロフネなども含まれるが、好走例はほとんどワンターンのコースに限られる。(砂を被らないワンターンの外枠は初ダート馬が好走しやすい条件でもある)

ここから更に『コーナー4つ限定』で調べてみると、サンプルは【1.1.0.54】と一気に減る。連対したのはヤマニンキングリー(シリウスS①着)とダノンリバティ(レパード②着)の2例のみ。

これらのデータからも初ダートがコーナー4つ、しかもGⅠとなると如何に高いハードになるのが分かるだろう。ソダシはこれだけの逆境を乗り越えて勝ち負けすることができるだろうか。



チャンピオンズカップ2021予想
『調教マル特ホース』
<12/2(木)更新>



2014年より現行の条件に移行されたレース。過去7回の歴史から調教パターンをあぶり出したい。よって必然的に通常よりもサンプル数は少ないが、ある程度の指針はできそうだ。

●バランスのとれた調教メニューを求めたいチャンピオンズC

まずは3着以内馬の直前の最終追い切り別でみると、最も多いのが栗東坂路で21頭中10頭になる。一般的にダート戦での坂路調教は珍しくないことだと感じるが、実際、コース追いの馬と二分している。

これは昨年も紹介したが、3頭のリピーターからも面白い傾向が見てとれる。

それぞれ年によって違うアプローチで好走しているのだ。

20年2着ゴールドドリーム
当週・坂路/1週前・CW

19年2着ゴールドドリーム
当週・坂路/1週前・CW

17年1着ゴールドドリーム
当週・坂路/1週前・坂路

――――――――――――

16年1着サウンドトゥルー
当週・坂路/1週前・坂路

15年3着サウンドトゥルー
当週・南W/1週前・南W

――――――――――――

20年3着インティ
当週・CW/1週前・CW

19年3着インティ
当週・坂路/1週前・CW


また、目立つのが最終追い坂路ではあるが、坂路組の1週前やそれ以前を踏まえると、CWコース追いを取り入れているケースも見受けられ、その逆(最終追いコース+1週前坂路など)もある。中間に坂路・コース追い、それぞれを取り入れている馬が他のレースと比較すると多く、3着以内馬21頭中12頭を数える。

ダートならワンペースの展開も多く坂路追いだけでも事足りそうなものだが、バランスの良い調教が求められるということか。どこのコースが絶対的に合うというよりも、理想をいえば“コース&坂路の併用調教”がベストではないかと仮定したい。



調教マル特ホース①

テーオーケインズ

高柳大厩舎(栗東)
松山騎手予定
戦績:7-2-2-3

・中3週で坂路3本とコース追い1本を消化

テーオーケインズは特に良かったのが1週前。松山弘平騎手の鞍上でコースを馬なりではあるが、余裕のある手応えで伸び伸び走れていた。周りに馬のいないタイミングで追っていることもあり、実戦での多頭数はデメリットになるのかもしれないが、動きから伝わる気配からはひと叩きの上積みも期待できる。調教メニュー的には短いレース間隔で、目安となる併用の調教をこなせている。



調教マル特ホース②

エアスピネル

笹田厩舎(栗東)
藤岡康騎手予定
戦績:4-7-5-12

・中2週&秋3戦目でも活気溢れる

この秋は南部杯、武蔵野Sに続いて2カ月以内に3戦目。去勢をしたわけでもなく8歳という年齢からすると、精神面の陰りを不安視してしまいそうなものだが、坂路→CW→坂路と1週間の中で3本の追い切りを消化。坂路とコースを併用での調教は、この馬としては普段通りではあるが、肝心な追い切りの動きは、メンバー全体を通しても上位といえるほどだ。




チャンピオンズカップ2021予想
『下馬評は低いが妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<12/3(金)更新>


分析班
水谷

木曜に枠順が発表されました。注目のソダシは1枠1番。真っ白い馬体が白い帽子。この馬がハナを切るようならその馬体は砂で汚れることなくゴールとなりますが、出脚が鈍いと位置が取れずに馬群に揉まれるリスクもあります。それを嫌う吉田隼騎手としてはテンから出ムチを入れてでも出して行くことになるでしょうか。

また隣枠に逃げ候補のカジノフォンテンが入ったことで、こちらも譲りたくないでしょう。真ん中からはブリンカー着用のサンライズホープやアナザートゥルースあたりもハナを狙って飛び出してくるはずで、展開面は序盤から激しくなりそうなイメージも沸きます。金曜の「ラストワン」では枠順と展開面をイメージしつつポジショニングから穴候補になりそうな馬をピックアップしてみます。


下馬評低めの盲点注目馬

インティ

野中厩舎(栗東)
武豊騎手
戦績:7-1-4-8

【前走成績】
MCS南部杯(4着/5番人気)

○2近走は脚質転換中もこの枠ならば過去2年のような先行策も可能

一昨年は逃げて3着、昨年もハナ争いから先行して3着。チャンピオンズCでもっとも実績を残しているのがインティとチュウワリザード。そのチュウワウィザードが1~2番人気に支持されることを思えば、そこまで印が回っていないインティは人気の盲点になりそうだ。

インティはこれまで『強い逃げ馬』として成績を残してきたが、3走前のフェブラリーSで後手を踏んでしまい、腹を括って差す競馬をしたら新たな一面が見られたことで、その後も「差す競馬」を覚えさせてきた。かしわ記念3着、南部杯4着と安定して結果を残すことができた。

この競馬からすれば「脚質転換が成功した」という見方も出来るが、だからといって逃げ戦法を捨てたワケでもない。いい解釈をすれば『自在性が出て脚質に幅が出た』ということなので、相手や枠順次第で再び先行策をとることも可能だろう。今回の枠の並びからすれば、1枠2頭が先手を主張するはずなので、インティが序盤から出して行くならば内目の2番手ポジションを取りに行くことも可能。そういう乗り方をしてくるようならば3年連続の馬券圏内の可能性も十分ある。

ここだけの話、前走のインティは状態があまり良くなかった。一部では「取り消すかも…」なんて話も出ていたくらいで、テン乗り騎手も勝負に参加する意思を見せず序盤から慎重に乗っていた。それでも先行有利な馬場状態のなか地力の高さから差のない4着まで追い上げたのだから、やはり底力は健在。その前走をひと叩きして状態アップならば大幅に前進があっても驚けない。乗り慣れた武豊騎手に手が戻って先行策ならアツい。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは12/3(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『チャンピオンズカップ(GⅠ)』
『ステイヤーズS(GⅡ)』
『チャレンジC(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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