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【CBC賞2020予想】枠順確定!/前走2ケタ着順馬に巻き返し態勢整う


CBC賞2020予想
今年はこんなレースに

  • ・例年とは異なり阪神開催。過去のデータより阪神適性!
  • ・梅雨時期の開催。雨馬場への適性ある馬を掴んでます

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北野シズカ

皆さん、こんにちは。 北野シズカと申します。

ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで、私は社台グループの情報を専門にしています。

今週末の注目はCBC賞2020です。今年は中京ではなく、阪神競馬場で行われます。『先回りして阪神に合いそうな馬を掴み』『事前からの検討を済ましておく』と、有利になりますよ。

【最新更新:7月3日(金)】
・CBC賞2020の出走馬と枠順が確定
・前走大敗馬の巻き返し候補公開。かなり“不幸”な馬が…

今年のCBC賞は例年とは異なり、阪神競馬場での開催です。例年のデータはもちろん大事ですが、今年は『阪神開催だからこそ狙える馬』を先回りして見つけましょう!

水曜日の社台班情報、木曜日の調教チェックに続いて、金曜日は『前走敗戦馬の巻き返し』候補馬を公開。実は前走だけではなく、この1年間頓挫続きだった馬が居るんです。


CBC賞2020予想
出走馬&枠順確定!
<7月3日(金)更新>


CBC賞 (GⅢ)
2020年7月4日(日) 阪神芝1200m(内)


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1 ナインテイルズ 牡9 53.0 中井
2 レッドアンシェル 牡6 57.0 福永
3 ラブカンプー 牝5 51.0 斎藤新
4 グランドロワ 牡6 55.0 和田
5 エイシンデネブ 牝5 53.0
6 アンヴァル 牝5 54.0 岩田望
7 クリノガウディー 牡4 58.0 横山典
8 ロケット 牝5 52.0 酒井学
9 タイセイアベニール 牡5 56.0 松山
10 ショウナンアンセム 牡7 56.0 鮫島駿
11 アウィルアウェイ 牝4 55.5 川田
12 ダイシンバルカン 牡8 52.0 国分
13 ミッキースピリット 牡4 54.0 松若
14 ディメンシオン 牝6 53.0 松田
15 ノーワン 牝4 53.0 浜中
16 ジョイフル 牡6 56.0 川又

【WORLD枠順ジャッジ】
良い枠を引いた馬は?

昨年のCBC賞を勝ったレッドアンシェルは1枠2番、高松宮記念で1位入線→4着降着のクリノガウディーは4枠7番を引きました。この2頭は立ち回りの上手な馬ですから、真ん中から内目の枠は苦にしないでしょう。あとは先週の宝塚記念のように、道中で内を走った馬に厳しい馬場にならなければというところ。

今年は例年の中京ではなく阪神開催ということで、過去のデータを参考にするよりは、現在の馬場傾向をしっかりと見極めた上で、当日の馬券作戦に備えたいですね。直前情報については土曜日夜にサイト内で公開される【重賞有力馬事前情報】(メンバー限定情報)をご確認ください!


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北野シズカ

昨年のCBC賞を56キロで勝利したレッドアンシェルは57キロに。牝馬アウィルアウェイはシルクロードSから0.5キロ増の55.5キロとなりました。そして、高松宮記念で1位入線→4着降着となったクリノガウディーが58キロですか。

分析班
水谷

この決定には唸らされました。ハンデキャッパーとしては「高松宮記念は実質的に、勝ちに等しいレースである」という前提でハンデを決めたということですよね。

クリノガウディーの戦績は、朝日杯FSと中京記念で2着はありますが、勝ち鞍は新馬戦の1勝のみ。そのような馬がハンデ58キロを背負ったケースは過去にも無いのでは?


CBC賞2020予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<6月28日(日)更新>

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北野シズカ

まず最初に、CBC賞2020に出走する予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

過去の成績や大まかな特徴はもちろん、前走時に入っていた情報も見ておきたいですね。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


アウィルアウェイ

高野厩舎(栗東)
川田騎手予定
戦績:4-1-1-5

半兄にGI馬インディチャンプという良血馬で、2歳時からオープンクラスで活躍。3歳夏以降は芝1200m路線に一本化され、2走前のシルクロードSでは重賞勝利を挙げている。高松宮記念以来の実戦となるが、休み明けも苦にしておらず、重賞2勝目への期待がかかる。

【WORLD分析班チェック】
高速決着よりも時計がかかってほしい

高松宮記念では一級線の馬たちとの力差を感じさせられたが、GⅢクラスなら上位と見て良いだろう。2走前のシルクロードSでは重いハンデを背負いながらキッチリ勝ち切っている。

ちなみに、厩舎関係者は「極端な不良馬場は嫌だけど、時計はかかった方が良い」と考えているようだ。確かに、芝1200mの持ち時計は1分8秒台。極端な高速決着になるようだと未知数だ。


レッドアンシェル

庄野厩舎(栗東)
福永騎手予定
戦績:5-2-4-6

2歳時から活躍を見せ、NHKマイルCではアエロリットの4着という実績も。その後は苦労したものの、昨年のCBC賞で待望の重賞初制覇を遂げた。近2走は大敗が続いているものの、本来の能力を出し切れれば有力の1頭。昨年に続く連覇なるか?

【WORLD分析班チェック】
近2走の敗戦は明確な理由アリ

2走前のシルクロードS(18着)中に脚を痛めて、前走の京王杯スプリングSは休養明け初戦ということで、「正直、今回を叩いて次のCBC賞が本番かな……」という関係者の話も聞こえてきていた。その点からも、使った上積みは期待して良いと思うよ。

加えて、昨年のCBC賞を不良馬場で制しているように、重い馬場はかなり得意にしている馬。梅雨時期の悪天候は歓迎のタイプだ。


クリノガウディー

藤沢則厩舎(栗東)
横山典騎手予定
戦績:1-2-1-9

一昨年の朝日杯フューチュリティSでは9番人気ながら2着。当時からWORLDでは高く評価しており、◎アドマイヤマーズから馬連9710円的中の立役者となったことでもお馴染みの存在だ。前走・高松宮記念では15番人気の低評価を覆して好位から抜け出し1位入線……も、直線で他馬を妨害したとして4着降着。今回はその悔しさを晴らしたい。

【WORLD分析班チェック】
例年通り中京開催の方が嬉しかった?

ご存知の通り、高松宮記念は実質勝っている競馬を見せている。この馬は「直線で左にモタれる癖」を持っていて、だから左回りの方に良績が目立っているんだ。

例年なら左回り・中京が舞台のCBC賞が、今年は阪神開催になるのは陣営にとっては残念かもしれないな。右回りでも良いパフォーマンスを見せられると良いが。中京まで乗りに来る横山典騎手の腕に期待だな。


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北野シズカ

上記の3頭は重賞実績も十分あり、今回も上位人気に推されることでしょう。ただし、どの馬も課題を抱えている部分もあります。

ココまでお読みいただいた方なら、「他の馬の分析もほしい!」「直前情報も聞きたい」という方もいらっしゃることでしょう。もちろん、私たちにお任せください。

より詳しい情報や、週末に出揃った裏話は、土曜日夜からサイト内で公開される『メンバー限定情報』で公開しちゃいます!



CBC賞2020予想
昨年&過去10年のレース結果
<6月29日(月)更新>

【2019年のCBC賞・結果】
1着レッドアンシェル(1番人気)
2着アレスバローズ(7番人気)
3着セイウンコウセイ(2番人気)

昨年は強い雨が降りしきる中でのレースに。勝ったレッドアンシェル、2着アレスバローズともに中団で脚をタメた馬。逃げたセイウンコウセイが3着に粘り込んだ。

過去10年の勝ち馬を見ると、その全てが1~4番人気で、単勝オッズ10倍以下の馬。2着以下は荒れる傾向もある一方で、こと勝ち馬に関しては極端な人気薄が来ることは少ない。


勝ち馬 性齢 斤量 騎手 人気
2019レッドアンシェル牡556福永1人
2018アレスバローズ牡654川田4人
2017シャイニングレイ牡556北村友2人
2016レッドファルクス牡556デムーロ3人
2015ウリウリ牝555.5岩田康2人
2014トーホウアマポーラ牝553福永4人
2013マジンプロスパー牡658福永1人
2012マジンプロスパー牡557.5浜中2人
2011ダッシャーゴーゴー牡458.5川田1人
2010ヘッドライナーセ6564人

【傾向と対策】
スプリント重賞でも「時計より適性」

梅雨期に開催が重なることもあり、スプリント重賞ながら1分7秒台の決着となったのは過去10年で2回のみ。今週末の阪神競馬場の予報は金~土曜日を中心に降雨が予想されている。すでに1ヶ月使用した馬場の傷みも考慮すると、極端な高速決着にはならなそうだ。

持ち時計よりも「時計がかかっても好走できる馬」をあらかじめピックアップしておきたい。


CBC賞2020予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<7月1日(水)更新>


分析班
水谷

皆さん、こんにちは。今日は分析部門の水谷がお送りします。

普段なら『過去の傾向を踏まえて“まず第一に注目すべき”という馬』をピックアップしていくのだが、ご存知の通り今年は阪神開催。つまり過去のデータ云々よりも、今年のCBC賞だからこそ狙えそうな馬をピックアップしよう。軸候補と穴馬、それぞれの観点から取り上げましょう。

【今年だからこそ注目】

ミッキースピリット

音無厩舎(栗東)
松若騎手想定
戦績:4-2-2-9

【推し材料】好条件データ
・右回りをメインで使われてきた(今年は右回り・阪神)
・1分7秒台決着は未知数、時計を要してプラス

今年は中京では阪神で行われるCBC賞。例年なら「左回り中京の開幕週」なのが「右回り阪神の5週目、しかも先週の時点で極悪馬場」に変わるのだから、過去の傾向やデータよりも、今年の条件に合いそうな馬を見つけよう。

ミッキースピリットは目下3連勝中の4歳馬だが、その3戦はいずれも良馬場ながら時計が掛かるというレースでの勝利。ここまでのキャリア17戦のうち14戦は右回りの競馬場で走っている。

もしも例年通りCBC賞が開幕週の中京で行われ、しかも良馬場で1分7秒台の決着となっていたら、いかにも対応できずに大敗しそうなタイプ。しかし、荒れ馬場の阪神で走れるのはミッキースピリットにとってはプラスに働くだろう。極端な道悪になるとまた話は変わってくるが、条件自体はいつものCBC賞より合っているはず。


【穴で要注目!】

ロケット

石橋守厩舎(栗東)
酒井学騎手想定
戦績:4-2-0-6

【推し材料】好条件データ
・稍重~不良で(2-1-0-2)。5着以下は一度もナシ
・10週以上の休みを使った『叩き2走目以後』は連対率100%

実は、デビュー時から厩舎で期待されてきた好素材。OP昇級まで時間を要したものの、初の重賞挑戦でも軽視は禁物だ。

今回が初めてのスプリント戦となるものの、この馬にとってもイキナリ重賞のスプリント戦で速い時計の決着にならなくて済むのはプラス材料。しかも、2走前に稍重の心斎橋Sで3勝クラスを勝ち上がり、去年の秋には不良馬場の東京で3馬身半差の圧勝。馬場は悪ければ悪いほど良いという馬でもある。

もう1点、デビューから休み明けのレースの成績は【①⑩④④⑧⑦着】と初勝利を挙げたレース以外一度も好走していない一方で、叩き2走目以降になると【①②②①②着】と連対率100%。

この辺りは使って使って成長していった父ディープスカイの個性を受け継いでいるのだろうか。今回も休み明けだった安土城Sを叩いて中4週。狙いがこのレースということは明らかだ。


CBC賞2020予想
社台マニアがコッソリ伝授
『社台・ノーザンの本音で馬券を獲れ!』
<7月1日(水)更新>

【社台特捜班より】
この項目は、社台・ノーザン事情を扱う私たちの専門分野。

CBC賞だけではなく、夏競馬で重要となるポイントとして『競走馬セールが絡んだ勝負気配』というものが挙げられます。

カンタンに言えば『セールに深く関係する馬主や競走馬は勝負気配が高くなりやすい』ということです。特に、7月13日(月)~14日(日)に行われる大規模セリ【セレクトセール】に関する人馬は注目しておいて損はありません!


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北野シズカ

大レースには常に、社台ファーム系・ノーザンファーム系の有力馬が多数。そこで、WORLD競馬WEBの中でも『社台・ノーザン系』情報を専門に扱う、社台特捜班が、特別にCBC賞2020の社台系情報をコッソリ公開!

CBC賞2020に出走する
社台・ノーザンファーム関連馬

  • 【社台ファーム生産】
  • アンヴァル
  • 【ノーザンファーム生産】
  • アウィルアウェイ
  • ミッキースピリット
  • レッドアンシェル

セレクトセール前の
大馬主さんの勝負気配で馬券を獲る!

今回出走する社台・ノーザンF関連馬の中からの注目はズバリ、唯一となる個人馬主の所有馬ミッキースピリットです。

“ミッキー”冠でお馴染みの野田みづきオーナーと言えば、毎年セレクトセールで高額落札をバンバンと行なっています。2018年は計9頭で7億4000万円、2019年も計9頭で5億1900万円のお買い上げ。

そして、実は【6~7月の成績が特に良い】オーナーさんでもあります。やはり、セール前後の時期に特に力が入っていると言えるでしょう!


“ミッキー”の野田みづき氏は
夏競馬に強いオーナー

  • 過去5年(14年~19年)の成績
  • (90-70-61-404) 勝率14.4%/複勝率35.4%
  • 上記から【6月・7月】に限定
  • (21-7-13-55) 勝率21.9%/複勝率42.7%


▲昨年7月・七夕賞をミッキースワローでV。
夏に強いミッキー軍団に要注目!

社台特捜班の注目馬

ミッキースピリット

音無厩舎(栗東)
松若騎手予定
戦績:4-2-2-9

ミッキースピリットは2017年のセレクトセール出身馬で、1億円(税抜)で野田みづきオーナーが落札。デビュー当初から期待されてきたディープインパクト産駒が、ようやく本格化の兆しを見せています。

3走前の1勝クラス戦から、芝1200m戦で3連勝。特に3走前は勝ち時計【1分11秒0】という遅さです。この内容が、かえって時計を要する決着への適性を示しているようにも感じられます。

(その一方で、2歳時には阪神芝1400m戦でレコード勝ちの実績もあるんです。スピードも持ち合わせてますよ)

そしてココが重要。ミッキースピリットの半弟にあたるフリーティングスピリットの2020(父キタサンブラック)は、今年のセレクトセールに上場予定なんです。

つまり、兄ミッキースピリットの結果次第で、上場される弟の価値が更に上がる可能性があるということです。馬主さんはもちろん、牧場サイドとしても勝負気配は高いと思いますよ~!!


CBC賞2020予想
『調教マル特ホース』
<7月2日(木)更新>


分析班
水谷

レース前の調教は、各馬の状態の良し悪しを見極めるバロメーターだ。レースごとに“結果に直結しやすい調教パターン”というものも存在するぞ!

今年は京都競馬場の改修に伴い、宝塚記念以降の3週間も阪神開催が継続。よって、CBC賞は中京から阪神へ舞台を替えて行われる。

これまでの重賞では、過去の好走馬の傾向から調教パターンを割り出していたが、コースが替われば好走馬の傾向も変化はあるもの。

今回は阪神芝1200mを舞台とする唯一の重賞・セントウルS(GⅡ)の調教パターンを参考にしよう。

今年のCBC賞は阪神開催
つまり『セントウルS』を参考にせよ!

・コース適性から見抜く調教パターン
・阪神芝1200mは『中盤のスピード持続力』
・カギは【中盤の2ハロン合計を25秒前後】

阪神芝1200mはスタートから3コーナーまで距離が短く、緩やかな下り坂が続き、3~4コーナーの中間となる残り800m付近から、より下る形状。最後のゴール前に急坂を登ることにはなるが、序盤から下ってくるため、勢いを活かせる脚質が優位だ。

そこで重視したいのは『中盤のスピード持続力』

短距離戦との親和性が高い坂路調教で、【中盤区間3F~2Fタイム】で速い時計をマークできている馬に着目してみると、セントウルSの近年の好走馬でもファンタジスト(19年2着)、ファインニードル(18年1着)といった面々が、最終追い切りか1週前追い切りで【中盤の2ハロン合計を25秒前後】でまとめていた。


分析班
水谷

なお、コース調教で好走するパターンも見受けられますが、今回の出走馬は坂路追いばかり。坂路調教のみに焦点を当てて注目馬を挙げましょう。


調教マル特ホース①

レッドアンシェル

庄野厩舎(栗東)
福永騎手
戦績:5-2-4-6

1週前に自己ベストを更新
頓挫続きの近走に比べ今回は順調!

昨年の勝利後はアクシデント続きで順調さを欠いてきたが、今回は叩き2戦目と臨戦過程は順調。ケイコでもひと叩きの上積みが窺えており、1週前には栗東坂路で4F50.4-37.4-24.5-12.2秒をマーク。チェックポイントである中間2ハロンも【25秒2】と合格点で全体時計も優秀だ。

水曜の最終追い切りも助手が騎乗で併せ馬。もともと後肢を開き気味に走るため、調教映えはし辛いタイプだが、前進気勢を感じさせる気配で抑えたままでフィニッシュ。先週、ビシっとやったことでグッと気配は上がってきた感がある。

何より、古馬になってからは坂路調整が主体だった馬ながら先週のタイムは自己ベスト。健在ぶりを感じさせる。



調教マル特ホース②

クリノガウディー

藤沢則厩舎(栗東)
横山典騎手
戦績:戦績:1-2-1-9

栗東坂路でケイコ駆けする馬としてお馴染み
【中盤の2ハロン合計25秒前後】を楽にクリア

坂路でのケイコ駆けする馬として、もはやお馴染みの存在。ケイコ駆けするといっても、前者と異なり、終いに重点系の調教を主体とする点は適性的にズレはあるが、1週前には栗東坂路で4F50.4-36.7-24.0-12.1秒、中間2ハロン【24秒6】と文句なし!

走ることに対して前向きな気性でレースでは折り合いを重視されがちだったが、デビューから一貫して坂路で速い時計を出す調教ばかりしてきたこともあり、1200mという距離に合っているのだろう。

調教量が少ないこともいつものこと。強いて言えば、坂路でもラスト1Fの伸びがあるようにフットワークのタイプ的には広いコースのハイペース戦が向くと見ている。


『前走ワケアリ敗戦で妙味倍増!』
レース分析班が明かす注目穴馬
<7月3日(金)更新>

【“負け方”に大事なヒントあり】
一般的に、人気になりやすい馬は『直近で勝っている馬』『馬柱で良い着順が並ぶ馬』。裏を返せば、『前走で負けた馬・着順が悪い馬』はそれだけで人気の盲点になりやすいもの。

しかし、「負けに不思議の負け無し」という格言もあるように、全ての敗戦には必ず理由がある。中には、次のレースに繋がるような敗戦も……。ココでは、常日頃からレース映像を何度も見返し、次なるヒントを探し当てることに魂を燃やすレース分析班より“前走で負けた馬”から注目すべき情報馬をピックアップ!


前走敗戦組からの注目馬

レッドアンシェル

庄野厩舎(栗東)
福永騎手
戦績:5-2-4-6

【前走成績】
京王杯スプリングC11着(5番人気)
・そもそも昨年のCBC賞以降が頓挫続き
・1年間の裏側を知れば買い材料タップリ

昨年のCBC賞を1番人気に応えて快勝し、当時は「サマースプリント王者を獲りに行くか、それともスプリンターズSを狙うか」と盛り上がっていたレッドアンシェル。しかし、その後は体調不良で暗転……。

CBC賞の疲れが出たためサマースプリントの残りは使わず→

『スプリンターズSに直行』の予定が→

『帰厩後に屈腱炎の前駆症状が出て秋全休』

『NFしがらきでの調教中に外傷』

……と次々にアクシデントが起こってレースに出られない日々が続いた。

その上、やっと復帰が叶ったシルクロードSでは鞍上のフォーリー騎手がトモに違和感を感じてレースを放棄し、大差の最下位で歩くように入線している。


分析班
水谷

表向きには「故障明けで無理はさせられないし仕方がない」と話していたが、実はレース後の検査で全く何の故障も出ず、厩舎サイドは「あのジョッキーはヤル気があったのか!」と激怒していたと聞いているぞ。


その後は高松宮記念を目標にするも、放牧中に熱発して調整が遅れたためこれも回避。ここまで不運が続くと悲劇としか言いようがない。

京王杯スプリングCは高松宮記念が使えなかった代わりの一戦で、いまやレッドアンシェルには1400mは適距離ではなかった。調整の遅れも含め、11着という結果は参考外でいいだろう。

そんなレッドアンシェルが、久々に使いたいレースに予定通りの調整過程で臨める今回のCBC賞。長期休養と2戦連続の2桁着順によって昨年の勝ち馬とは思えないほど評価が落ちているが、能力さえ出し切れればアッサリのシーンまで期待できる一頭だ。




週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは7月3日(土)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は『ラジオNIKKEI賞(GⅢ)』『CBC賞(GⅢ)』の二本立て!

過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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