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【朝日杯フューチュリティステークス2020予想】先週ユーバーレーベン(6番人気)以上の穴馬が潜む!



朝日杯フューチュリティステークス2020
昨年は一強、今年は混戦!

  • ・データから浮かぶ好走馬の傾向は?
  • ・人気馬は信用できる?できない?
  • ・今年サークルで評判になっている馬は?

WORLD
北野シズカ

皆さん、こんにちは。秋のGIシーズンもいよいよ終盤へ!

ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで、社台グループの情報を専門にしている北野シズカと申します。

今週末は朝日杯フューチュリティステークス(GI)に注目。昨年はサリオスが断然の一強ムードでしたが、今年は混戦模様。馬券的には昨年以上に楽しみな一戦になりそうです!


【朝日杯フューチュリティステークス2020予想】
最新更新12/18(金)
先週もズバリ穴馬好走『ラストワン』更新

キャリアの浅い馬たちが2歳GIでまず大事なのは「どういう馬が出てくるのか」という事前の分析です。今週も1週間を通して予習していきましょう!

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前走大敗馬に注目!ラストワン穴馬はコチラ⇒



朝日杯フューチュリティステークス2020予想
出走馬&枠順確定!
<12月18日(金)更新>


朝日杯フューチュリティS(GI)
12月20日(日) 阪神芝1600m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1 カイザーノヴァ 牡2 55 池添
2 グレナディアガーズ 牡2 55 川田
3 ビゾンテノブファロ 牡2 55 山田敬
4 ショックアクション 牡2 55 戸崎
5 ドゥラモンド 牡2 55 武豊
6 ブルースピリット 牡2 55 藤岡佑
7 ステラヴェローチェ 牡2 55 横山典
8 レッドベルオーブ 牡2 55 福永祐
9 テーオーダヴィンチ 牡2 55 浜中
10 アスコルターレ 牡2 55 北村友
11 バスラットレオン 牡2 55 坂井瑠
12 ジュンブルースカイ 牡2 55 岩田康
13 ホウオウアマゾン 牡2 55 松山
14 モントライゼ 牡2 55 ルメール
15 ロードマックス 牡2 55 岩田望
16 スーパーホープ 牡2 55 デムーロ

【12月18日(金)枠順確定】



過去6年の
朝日杯フューチュリティS
【枠順別成績】


枠番 着度数
(1着-2着-3着-4着以下)
勝率 連対率 複勝率
1枠2-1-0-818.2%27.3%27.3%
2枠0-0-3-90.0%0.0%25.0%
3枠1-1-0-108.3%16.7%16.7%
4枠1-1-0-108.3%16.7%16.7%
5枠0-2-1-90.0%16.7%25.0%
6枠0-1-0-110.0%8.3%8.3%
7枠0-0-2-120.0%0.0%14.3%
8枠2-0-0-1214.3%14.3%14.3%


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北野シズカ

先週の阪神ジュベナイルFよりは若干、内枠馬の方が来ている数字にはなっていますが、阪神に替わってから6年と考えると『ほぼ互角』でしょうか?


分析班
水谷

先週もそうでしたが、阪神の芝1600m戦は紛れが少ないので、馬場傾向が極端ではない限り内外は過度に気にしなくても良いでしょう。




朝日杯フューチュリティステークス2020予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<12月13日(日)更新>


WORLD
北野シズカ

まず最初に、朝日杯フューチュリティステークス2020に出走する予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:デイリー杯2歳S1着

レッドベルオーブ


藤原英厩舎(栗東)
福永騎手予定
戦績:2-1-0-0

栗東の名門・藤原英厩舎が送り込むディープインパクト産駒。新潟での新馬戦は惜敗に終わるも、中京の芝1600mの未勝利戦を1分33秒1の2歳レコードで勝利し一躍注目の的となった。

続くデイリー杯2歳Sでは昨年の阪神JFでレシステンシアが記録した阪神芝1600mのレコードを更新して2戦連続コースレコードでの勝利。ここまでは強烈なスピード性能の高さを見せ付けている。

【WORLD分析班チェック】
志半ばで引退した兄の分も期待がかかる

レッドベルジュールもデイリー杯2歳Sで勝利→朝日杯FSに出走するも10着に敗れ、その後はノド鳴りと脚部不安によって復帰が叶わないまま引退、種牡馬入り。

レッドベルオーブには兄が勝てなかった朝日杯FS制覇、そしてクラシック参戦という期待がかかっています。




前走:サウジアラビアRC1着

ステラヴェローチェ


須貝尚厩舎(栗東)
横山典騎手予定
戦績:2-0-0-0

新馬戦とサウジアラビアロイヤルCを連勝してキャリア2戦2勝。前走は不良馬場を大外から3馬身差で突き抜けるインパクトの大きい勝ちっぷりだった。

父はバゴで、2018年のセレクトセールで6480万円と結構な価格が付いていた馬。近年はそう多くはない産駒の中からクロノジェネシスが活躍中。ステラヴェローチェが不良馬場で圧勝したのも父譲りの適性なのかもしれない。

【WORLD分析班チェック】
出世レース勝ち馬が今年も好走なるか

サウジアラビアロイヤルCと言えば、近年の勝ち馬はダノンプレミアムグランアレグリア、そしてサリオスと後の出世馬揃い。この馬も続けるでしょうか?

また、管理する須貝尚介厩舎は2歳馬が既に10頭勝ち上がっていて、阪神JFのソダシに続いて2歳GⅠに有力馬を送り込みます。




前走:京王杯2歳S1着

モントライゼ


松永幹厩舎(栗東)
ルメール騎手予定
戦績:2-2-0-0

新馬戦ではヨカヨカ、小倉2歳Sではメイケイエールと阪神JFでも健闘した牝馬2頭に敗れているものの、デビューから4戦連続連対中。前走の京王杯2歳Sを勝って重賞ウィナーとして朝日杯FSに挑む。

以前は短距離でデビューして距離を延ばしながら朝日杯FSに参戦という馬は苦戦傾向だったが、近年はタイセイビジョンモンドキャンノなど朝日杯FSが初めてのマイル戦でも通用する馬が増えてきている。この馬はどうか?

【WORLD分析班チェック】
ノーザンFの有力馬+ルメール=期待十分?

モントライゼも単なる早熟の短距離馬とは思えない大物感がある馬で、ルメール騎手が乗るとなれば注目せざるを得ません。

そもそも、デビューから3戦は川田騎手が騎乗していた中で、前走からルメール騎手を起用(ちなみに、裏開催を選んだ川田騎手にお手馬がいた様子もなく……)してきました。関係者の評価はかなり高いのかも?


WORLD
北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。“3強”それぞれに、意外と小さくない懸念材料を秘めているようですね。

水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!

ブルースピリット牡255藤岡佑 ホウオウアマゾン牡255松山 モントライゼ牡255ルメール レッドベルオーブ牡255福永 ロードマックス牡255岩田望

【12月16日(水)時点】フルゲート18頭のところに予定馬16頭。









朝日杯フューチュリティステークス2020予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<12月16日(水)更新>


分析班
水谷

水曜日は過去の傾向から、朝日杯フューチュリティステークス2020の『軸馬・穴馬候補』をピックアップ!

※なお、今回は舞台が阪神となった2014年~2019年の【過去6年】でデータ集計


朝日杯フューチュリティステークス
攻略に向けたポイント

  • ・基本ポイントは“先週と同じ”

  • ・上がり最速、ノーザン、ディープ産駒etc…

  • ・勝ち馬は出ていない◯◯組

朝日杯フューチュリティステークス2020
過去6年の人気別成績


人気 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
1人気3-1-1-150.0%66.7%83.3%
2人気2-1-1-233.3%50.0%66.7%
3人気0-1-1-40.0%16.7%33.3%
4人気0-0-0-60.0%0.0%0.0%
5人気0-0-0-60.0%0.0%0.0%
6~9人気1-2-0-214.2%12.5%12.5%
10人気以上0-1-3-410.0%2.2%8.9%

阪神開催になってからは1~2番人気馬が安定して強く、信頼度が高め。力のある馬が順当に好走しやすくなっているレースである。

一方で、4~5番人気が全く馬券に絡んでいないように、『一般的に伏兵候補とされている馬』が苦戦気味。本当に買うべき穴馬のチョイスがポイントとなる。



朝日杯フューチュリティステークス2020
過去6年のキャリア別成績


キャリア 前走
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
1戦1-0-0-150.0%50.0%50.0%
2戦2-2-2-198.0%16.0%24.0%
3戦2-3-0-227.4%18.5%18.5%
4戦1-1-4-203.8%7.7%23.1%
5戦以上0-0-0-190.0%0.0%0.0%

2歳戦らしい観点から、今回も“キャリア”に注目。先週の阪神ジュベナイルF同様に、朝日杯フューチュリティSも『キャリア5戦以上』の馬が一気に苦戦傾向になる。デビューから極端な使い詰めはNGということ。

ちなみに今年の阪神ジュベナイルFはソダシ(キャリア3戦)、サトノレイナス(同2戦)、ユーバーレーベン(同3戦)という決着だった。



朝日杯フューチュリティステークス2020
過去6年の前走別成績
ならびに前走の距離別も注目


斤量 前走
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
サウジアラビアRC2-1-1-425.0%37.5%50.0%
ベゴニア賞2-0-0-0100.0%100.0%100.0%
デイリー杯2歳S1-2-1-126.3%18.8%25.0%
新馬1-0-0-150.0%50.0%50.0%
京王杯2歳S0-2-2-140.0%11.1%22.2%
東スポ杯2歳S0-1-0-40.0%20.0%20.0%

斤量 前走距離
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
同距離5-3-3-2613.5%21.6%29.7%
今回延長0-2-3-380.0%4.7%11.6%
今回短縮1-1-0-175.3%10.5%10.5%

基本的には『前走と同距離組(芝1600m出走組)』が優勢で、京王杯2歳S組からは勝ち馬が出ていない。

また、朝日杯の開催場が替わったと同時にデイリー杯2歳Sも施行時期が10月から11月に移行。朝日杯FSまで中4週となり“朝日杯FSの前哨戦”という立場を強める形になっている。2年前にはアドマイヤマーズがデイリー杯2歳Sと朝日杯FSを連勝している。



朝日杯フューチュリティステークス2020
過去6年の『脚質別』成績と
『上がり3F』別成績


脚質 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
逃げ0-0-1-50.0%0.0%16.7%
先行3-1-1-1813.0%17.4%21.7%
中団2-4-3-334.8%14.3%21.4%
後方1-1-1-253.6%7.1%10.7%

上がり順位 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
上がり1位3-1-1-150.0%66.7%83.3%
2位2-3-0-618.2%45.5%45.5%
3位0-1-0-20.0%33.3%33.3%
4~5位1-1-2-88.3%16.7%33.3%
6位~0-0-3-640.0%0.0%4.5%

基本的には先週の阪神ジュベナイルFに近いパターンの傾向が出るレース。この朝日杯フューチュリティSも、将来は短距離向きというスピードタイプの逃げ馬がレースを引っ張り、結果最後に失速というケースから逃げ馬苦戦のデータが出ている。

そして、阪神芝1600mは『上がりの速い馬』が優勢。特に朝日杯フューチュリティSの場合は顕著で、上がり6位以下の馬の好走率が著しく下がる。



朝日杯フューチュリティステークス2020
過去6年の『生産者』別成績


生産者 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
ノーザンF3-3-1-1513.6%27.3%31.8%
社台F1-1-1-414.3%28.6%42.9%
ケイアイF1-0-0-150.0%50.0%50.0%
千代田牧場1-0-0-0100.0%100.0%100.0%

もはやGI恒例、そして2歳戦恒例の『ノーザンF』強しの傾向はココでも。日曜日で取り上げた1週前の注目3頭(レッドベルオーブ、ステラヴェローチェ、モントライゼ)も例に漏れずノーザンF生産馬である。




【オススメ軸候補】

レッドベルオーブ

藤原英厩舎(栗東)
福永騎手予定
戦績:2-1-0-0

【推し材料】好条件データ
◯近年トレンドのデイリー杯2歳S組
◯数字面では優勢かつ好走馬多いディープ産駒


今年はデイリー杯2歳Sが阪神で行われていて、例年以上に朝日杯FSとの関連性が強まりそうなイメージが湧く。となるとデイリー杯2歳Sを1分32秒4のコースレコードで勝ったレッドベルオーブには注目せざるを得ないだろう。

1つ上の全兄レッドベルジュールはデイリー杯2歳S勝ちから朝日杯FSに臨んで10着に大敗しているが、これはノド鳴りの影響があった。現時点でレッドベルオーブにはノドや脚元の不安は見られず、未勝利戦から2戦連続のレコード勝ちだったので反動が心配されたが、この中間はむしろ馬体が充実して良くなっているという。

先週の阪神ジュベナイルフィリーズは前半3ハロンが34秒9とさほど速くならなかった割に、勝ち時計は1分33秒1の好記録。先週からBコースに替わって馬場は良い状態を保っている。ならばレッドベルオーブのスピードが引き続き活きてくるだろう。




【穴で要注目】

ドゥラモンド

手塚厩舎(美浦)
武豊騎手予定
戦績:2-0-0-0

【推し材料】好条件データ
前走マイル戦組、ノーザンF生産馬から
 気にしておきたい1頭

今年は無敗の三冠馬が2頭誕生し、芝GⅠ・9勝の記録が達成され、白毛馬初のGⅠ制覇も先週達成されるなど、大舞台での歴史的な出来事が巻き起こってきたが、武豊騎手の朝日杯FS制覇及び国内GⅠ完全制覇という記録も競馬ファンにとっては毎年気になっているところだろう。

今年は手塚貴久厩舎の2戦2勝馬ドゥラモンドに騎乗。萩S、東スポ杯2歳Sで騎乗していたジュンブルースカイではなく今回が初騎乗のドゥラモンドを選んでいるだけに、気になるところだ。

鞍上決定の発表は帰厩した直後の11月19日。厩舎サイドは「スタートが速いタイプではないので、もし遅れた時でも焦らずソフトに乗ってくれる武豊騎手は相性がいいはず」と話していた。競馬関係者にとっても武豊騎手が朝日杯FSを勝っていないことは当然周知のことで、ある程度の期待度がなければテン乗りになる馬の騎乗依頼は出さないだろう。

前走は中山のアスター賞。先週の阪神JFでも秋の中山(サフラン賞)で2勝目を挙げてそれ以来の競馬だったサトノレイナスがハナ差の2着に入っている。手塚貴久厩舎もユーバーレーベンが3着に好走。ドゥラモンドは阪神JFの良い流れを引き継いでいる馬とも言える。




朝日杯フューチュリティステークス2020予想
『調教マル特ホース』
<12月17日(木)更新>


分析班
水谷

菊花賞では
2着アリストテレスを推奨!

エリザベス女王杯では
5番人気2着サラキアを推奨!

マイルCSでも
2着インディチャンプを推奨!>

ジャパンCでも
デアリングタクトを推奨!

チャンピオンズCでは
ゴールドドリーム&インティを推奨!


レース前の調教は、各馬の状態の良し悪しを見極めるバロメーターだ。レースごとに“結果に直結しやすい調教パターン”というものも存在するぞ!

●ポイントは阪神ジュベナイルFと同じ!
コース追い重視+併せ馬でビシっとやればよりOK


先週の阪神ジュベナイルFに続き、阪神マイルを舞台とする2歳GⅠ。阪神JFよりはて比較的落ち着いた流れになりやすいが、調教のアプローチとしては変わりなく「コース追い(特にウッド追い)」を重視というスタイルで臨んで良さそう。

中山から施行コースが変わった2014年以降、過去6度の3着以内馬の直前追い切りの内訳はこうなる。

○美浦 南W4頭 坂路1頭
○栗東 CW7頭 坂路5頭
※関東馬1頭が栗東で追い切り

こうして見てもコース追い重視で問題はないだろうが、もう1点ポイントを付け加えるならば『直前コース追いだった11頭中、8頭が併せ馬』だったこと。

例外はグランレイ(2019年)・ダノンプレミアム(2017年)・リオンディーズ(2015年)なのだが、リオンディーズの場合は折り合いを欠いて併せ馬にならなかったものである。今回は“コースで併せ馬”を行った馬から取り上げたい。




調教マル特ホース①

ロードマックス

藤原英厩舎(栗東)
岩田望騎手予定
戦績:1-1-0-1

◯2週連続好時計、大トビで豪快な動き
◯人気薄で激走の前走を彷彿とさせる実戦並み併せ馬

ここで取り上げる2頭以外にもコース追いで動きの目立つ馬は他にもおり、チョイスは難しかったが、好評価候補は上位拮抗の中でまずこの馬をピックアップ。

中間はほぼCWコースでの追い切りに終始しているが、1週前はレースでも騎乗する岩田望騎手が手綱をとって終い重点ながらもビシっと追ってきた。直線を向くまでは僚馬のリズムに併せるように待ち、スパートを掛けると可動域の広さを感じさせる動きを披露。終い1Fは12.0秒とパワフルながらキレた。

レース当週は前走時同様、荻野極騎手の鞍上で再び僚馬を追いかける形。一時馬の後ろに入れるほど、実戦を想定し、競馬の形を教え込むように操縦しつつも、終いはしっかり伸びている。

1週前にしっかり動かした分、今週は多少手控えた感も時計自体は優秀。好走した前走時と近い内容でありながら強度は高まっている。



調教マル特ホース②

ブルースピリット

中内田厩舎(栗東)
藤岡佑騎手予定
戦績:2-0-0-0

◯長期明けの実戦から中3週でも併せ馬を続けて消化
◯1週前には高速上がり、当該週は馬なりでピタリ

CWコースでの動きということに関しては抜群の動き。しかも中3週の間隔で2週連続、併せ馬で動けている点を加味すると、より好評価せざるを得ないもの。

1週前は3頭併せの真ん中で挟まれて(内グレナディアガーズ・外サヴィ)、ラスト1Fは11.8秒の出色の伸び。これだけなら同入したグレナディアガーズにもいえることだが(※ちなみに最終追いは坂路だった)、こちらは最終追いもCW。今度は鞍上の手は動かず、前を行く併走馬を無理にとらえに行くことはなかったが、もう態勢は整っているのだろう。

前走では逃げを打っただけに距離面を考慮しての内容かもしれないが、動と静、といった様子。レース運び以上に競馬の融通は利きそうだし、デキはキープしているといえる。




朝日杯フューチュリティステークス2020予想
『前走ワケアリ敗戦で妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<12月18日(金)更新>


分析班
水谷

先週は6番人気3着ユーバーレーベンを推奨
穴馬候補に困ったら、この馬をぜひ付け加えてみていただきたい!


【“負け方”に大事なヒントあり】
一般的に、人気になりやすい馬は『直近で勝っている馬』『馬柱で良い着順が並ぶ馬』。裏を返せば、『前走で負けた馬・着順が悪い馬』はそれだけで人気の盲点になりやすいもの。

しかし、「負けに不思議の負け無し」という格言もあるように、全ての敗戦には必ず理由がある。中には、次のレースに繋がるような敗戦も……。ココでは、常日頃からレース映像を何度も見返し、次なるヒントを探し当てることに魂を燃やすレース分析班より“前走で負けた馬”から注目すべき情報馬をピックアップ!


前走敗戦組からの注目馬

バスラットレオン

矢作厩舎(栗東)
坂井瑠騎手騎乗
戦績:1-0-1-1

【前走成績】
京都2歳S(6着/4番人気)

◯前走の京都2歳Sは中間に一頓挫あり
◯実は『マイラー』と厩舎は考えている様子

今年の朝日杯フューチュリティSは出走16頭のうち9頭が前走で勝利していて、残りの勝っていない7頭のうち6頭も前走は2~5着と掲示板に載っている。

つまり、前走が京都2歳S6着のバスラットレオンは、今年のメンバーで唯一前走で掲示板を外している馬ということになる。これだけ戦績のきれいな馬が多いと、前走の“6着”という数字はそれだけで傷になってしまいそうだ。

とはいえ、バスラットレオンも2走前には札幌2歳Sで1番人気に推されて3着の実力馬。札幌2歳Sで先着を許したのは先週の阪神JFで好走したソダシとユーバーレーベンの2頭で、レースレベルそのものは決して低くない。

そして、注目は矢作芳人厩舎がバスラットレオンを含めて3頭出しということ。もう2頭のホウオウアマゾンとカイザーノヴァは明らかにマイル路線向きの馬なのに、なぜ札幌2歳S→京都2歳Sという中距離ローテのバスラットレオンを『ホープフルSではなく朝日杯FSに出してわざわざ3頭出し』にしたのか。

実は、前走の京都2歳Sは「引っ掛かる馬でマイルの方が良さそうなので本当はサウジアラビアロイヤルCに使いたかったが、疲れが抜けず京都2歳Sにスライドした」という経緯での出走だった。それでは大幅な馬体増、2番手から直線バテての6着でも致し方なし。初めてのマイル戦で変わり身を期待していいだろう。






週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは12月18日(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『ターコイズステークス(GⅢ)』
『朝日杯フューチュリティステークス(GI)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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