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【有馬記念2022予想】さあグランプリ!過去のデータ&傾向は?《最終更新》大西直宏の注目馬



有馬記念2022予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・意外なデータ満載の"サイン馬券"で浮かび上がる馬は?
  • ・有馬記念の過去データを洗う!
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

さあ今年もいよいよグランプリ有馬記念ウィークがやってきました。この秋の古馬戦は天皇賞秋、ジャパンCともに1番人気が連対し、大きな波乱はナシ。馬券的にはそろそろ大きな配当を望みたいところ。このレースは関係者情報が直結しやすいレースだけに、WORLD情報は最後まで必見です。




有馬記念2022予想
出走馬/枠順確定
<12/22(木)更新>


有馬記念(GⅠ)
12/25(日) 中山芝2500m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1アカイイト牝555幸英明
2イズジョーノキセキ牝555岩田康誠
3ボルドグフーシュ牡355福永祐一
4アリストテレス牡557武豊
5ジェラルディーナ牝455Cデムーロ
6ヴェラアズール牡557松山弘平
7エフフォーリア牡457横山武史
8ウインマイティー牝555和田竜二
9イクイノックス牡355ルメール
10ジャスティンパレス牡355マーカンド
11ラストドラフト牡657三浦皇成
12ポタジェ牡557吉田隼人
13タイトルホルダー牡457横山和生
14ボッケリーニ牡657浜中俊
15ブレークアップ牡457戸崎圭太
16ディープボンド牡557川田将雅





有馬記念2022予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<12/18(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、有馬記念2022に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:天皇賞秋1着

イクイノックス


木村厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:3-2-0-0

天皇賞秋を制して世代交代をアピールしたイクイノックスはファン投票3位。キャリア5戦での天皇賞Vは昨年のエフフォーリアを1戦上回るもので、フレッシュさや余力という点ではこの馬が一番。そのエフフォーリアも昨年は勢いのまま有馬も制圧したが、今年はイクイノックスが全く同じパターンで臨む。当然、天栄のノウハウは当然昨年を参考にしていることだろう。

初の2500mという舞台についてルメールは「乗りやすい馬だし、コーナリングも上手。スタミナもあるし、中山は問題ない」と全く不安は感じていない様子。ちなみに、父キタサンブラックは有馬記念③→②→①着と3歳から結果を出し続けている。父超えなるかに注目だ。

【WORLD分析班チェック】
過去10年でも4勝、有馬記念は3歳馬が有利な傾向あり

有馬記念を年齢別に見ると、3歳馬の成績が抜けている。過去10年で3歳馬は24頭が出走して連対率25%、複勝率33%はと他世代を大きく上回る。特に3番人気以内の馬はかなりの確率で馬券圏内に絡んでおり、状況的にはかなり後押しになっている。




前走:宝塚記念6着

エフフォーリア


鹿戸厩舎(美浦)
横山武騎手予定
戦績:6-1-0-2

3歳で年度代表馬に輝き、明るい未来しかなかったはずの馬が、翌年に未勝利どころか掲示板にも乗れないことを誰が想像できただろうか。この馬が復活できるかどうかは大きなテーマになる。2度の背信行為を行うとファンは「もう終わった」というマイナスの感想を抱きやすいが、関係者のなかでも「もう復活は厳しい」「たまたま具合が良くなかっただけ」と意見が分かれている。今回はどっちに転ぶか、その見極めはなかなか難しいポイントだ。

ひとつ言えることはGⅠを2勝した得意の中山に戻るのは大きなプラス材料ということ。先行して好位で立ち回れる同馬にとって中山のコーナー6つは絶好の舞台。当然ノーザンF天栄としても復活させるために長い時間をかけて調整来たはずだし、変わらなければいけない一戦だろう。この馬の直前の関係者情報に要注目!

【WORLD分析班チェック】
復活へ向け、問題の状態面は!?

「調教だけ見れば悪くないですよ。スーっと動けるようにはなっているし、良い頃の動きと比べても遜色ない」と周辺から聞こえる声は悪くない。一番良かった時のような引っ張り切りではないが、年齢を重ねてズブさも出てきていることを思えばこんなもの。あと1週でどこまで変わってくるか。




前走:凱旋門賞11着

タイトルホルダー


栗田徹厩舎(美浦)
横山和騎手予定
戦績:6-2-0-5

堂々のファン投票1位がこの馬。極悪馬場だった凱旋門賞は残念な結果に終わったが、この馬が春の阪神でGⅠを連勝した実績は色褪せない。出脚の速さがこの馬の最大の武器で、凱旋門賞でも果敢にレースを先導できた。コーナー6つでスローになりやすい中山2500mの舞台は常に逃げ馬に注意が必要で、まして阪神の長丁場のGⅠを逃げ切ったスタミナがあればV最短と言ってもいい。

この馬が逃げた時は5戦5勝(凱旋門賞は除く)で、中盤で大きくペースダウンさせるなど器用にコントロールも出来る。後ろから運ぶ馬はどうしても「展開に左右される」ため、それを自在に操れるこの馬は立場が上にある。春秋のグランプリ連覇で年度代表馬の座を確定させるか。

【WORLD分析班チェック】
凱旋門賞後のダメージは回復

気になるのはあの馬場で受けたダメージの影響だが、1週前の動きを見る限りそれは微塵も感じさせない。栗田師は「海外帰りということで確認したいことが多く、いつもより早めに帰厩させた」と注意深い対応をとっており、1週前の動きも納得のもの。「ここまではすべてが思った通り。調整は順調」と状態に不安はない。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも 魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




有馬記念2022予想
知ってそうで知らなかったサイン馬券
<12/22(木)更新>

今回もデータや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。

競馬ファンなら、これまでにもレースが終わってみたら『実はそうだったのか!』と隠れたサインやジンクスに気付いた経験はあるのでは?

そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!


信じるか信じないかはアナタ次第?
意外なデータ満載の"サイン馬券"をチェック!

  • 2022年の総決算『有馬記念』のキーワードは?

2022年の総決算『有馬記念』のキーワードは?



(12月22日)
さて、幾つかのキーワードを取り上げた『青』、『ジャニーズ』など。途中から来年のJRAプロモーションに「佐々木蔵之介」が加わって来年度は3名にて行うとのこと。どういう使われ方をするのか注目しているが有馬記念でも使ってくるような予感はしている。

もうひとつ重要なポイントは久しぶりにクリスマスの有馬記念。CMではクリスマスツリーを背景にアノ二人が過去の有馬を振り返る。イメージ的にCMで取り上げられた馬たちは「復活」を思わせる演出が見え隠れする。最後に昨年の有馬記念を持ってきたようにここは捻りがない。一瞬、エフフォーリアの復活とも思えたが最後の最後で10番をつけた馬のオブジェで引っ掛けに思えた。10番は昨年のエフフォーリアの馬番。ならば本当の「当たり」は何処にあるのか?当然ながらサイン馬に指名した『ヴェラアズール』も無視できない。ただしサイン馬は時に他に絡む馬を教えるために使用されることは多々ある。

やはり、最大のヒントは『クリスマスの有馬記念』だろう。近年、クリスマスの有馬の結果を見ると面白いことが解った。 それは、ルメール騎手が馬券になっていること。「何だ、そんなこと?」と言った貴方は理由までお解りだろうか?「リーディング上位だし有力馬に跨っているでしょ」と思ったのでは…。最近は人気で馬券に絡むことも多かったが有力馬に騎乗して負けることもあった。今のところ自身が出走したクリスマスの有馬では連対を外していない。理由は名前にあると睨んでいる。

彼の名称は「クリストフ・ルメール」。クリストフとは東欧諸国の男性名として使われ、語源はギリシア語の「キリストを背負うもの」とあり、3世紀のローマ皇帝デキウスの時代に殉教したというキリスト教の伝説的な聖人とある。クリスマスは元々『イエス・キリストの誕生を祝う日』とされており、1番ピッタリしているのが理解できる。ゆえに今年の『イクイノックス』にも食指は動く。

まだまだ続く!今年の最大の謎だった女性2人をプロモーションに起用したのはこのための気がしている。もう一人のクリスマスの使者を忘れてはいけないことを…。そう「クリスチャン・デムーロ」です。クリスチャンとは、キリスト教の信者のことであり、クリスマスにはドンピシャだろう。寄って最終的に今年の有馬記念のサイン馬は『イクイノックス』、『ジェラルディーナ』も加えたい。

ダメ押しは今年1年話題を集めたドラマに大河「鎌倉殿の13人」がある。第61作目の大河ドラマであり、ナレーションは「長澤まさみ」が務めた。現在進行中の主演ドラマ「エルピス」も最終話は間近だが敢えて鎌倉殿を見直したい。⑬番にも注目だが大河61作目を16頭立てで数えると偶然だが13番目に当たり、怖いぐらいに一致した。ならば注目は13番と逆位置の④番を警戒したい。朝日杯で使わなかった2枠④番をここで使っても不思議はないだろう。

(12月18日)
さて、いよいよ今週末には『有馬記念』が行われる。果たして2022年は皆様にとってどんな一年だったのか?世間的には事件、出来事、政治経済、スポーツ、芸能など多くの出来事が有り過ぎた年でもあったかもしれない。ただ毎年、有馬記念は世相を反映させるレースと言われることが多々ある。JRAのメインキャラクターに選ばれた『長澤まさみ』と『見上愛』の二人もいろいろな場面でサインを発信してくれた。有馬当日には長澤まさみがプレゼンターとして中山競馬場に来場予定。当日の競馬をさらに盛り上げてくれそうだ。そんな1年感の大きなテーマが恐らくあったのでは思うが朧気ながら見えてきた感じもしている。

今更だが今年のトレンドカラーは「最も幸せで暖かいブルー ベリーペリ」。真っ青な青に新しい赤紫が染み込んだ色合いだとか。ラベンダー的な色で、紫に近いため青×赤がポイントになるが、どこかで見覚えが…。秋のGICMの衣装に繋がった。一年を通した出来事でも、エリザベス女王の訃報=ロイヤルブルー。野球ではヤクルトVSオリックス=チームカラー青。サッカーワールドカップでは注目を集めたサムライブルー。要所要所で『青』が際立っていた感じがしている。

そして、芸能界でも様々な出来事はあったが激震があったのはジャニーズ帝国の退所問題。ジャニー喜多川氏が亡くなってから徐々に崩れ行くジャニーズ。SMAP騒動から続く退所問題。そして、年末には中居君の緊急入院から休養と騒動はずっと尾を引いている。何故にジャニーズを取り上げたと言えば暮れの有馬記念とジャニーズがタイアップした。選ばれたのは『NEWS』の3人。しかし、NEWSほど色々とあったグループは居ないのではないか。このグループ自体は直接は関係ないが「ジャニーズ」がキーワードのひとつだろう。過去JRAとコラボしたことはあるがメインは『木村拓哉』と『中居正広』の両名だ。

年末の出来事にもあった中居君の騒動だが、彼がSMAPでのチームカラーは『青』だった。ここまで偶然が重なると怖い感じも…。そして、極めつけが有馬記念のCMでは、見上愛がさり気なく今年のトレンド色の帽子を被っている。最後に⑩番のゼッケンを付けた今のオブジェが映って終わる意味深なCMである。ここまで青が続くとサイン的には無視できない。偶然はまだ続くが有馬記念には『青』を持つ馬が一頭だけ居る。それがサイン馬『ヴェラアズール(青い帆)』である。(続く)

【以上から今年の気になる候補】
・年間のテーマは『青』と『ジャニーズ』か。
・有馬記念には『青』を持つ馬が一頭だけ居る。それがサイン馬『ヴェラアズール(青い帆)』である。
・来年のイメージキャラに「佐々木蔵之介」決定。彼の誕生日は2月4日。所属事務所がケイファクトリー。2月4日から2枠④番は警戒したいしケイファクトリーの『K』から正逆⑪番目にも注意。
・ドラマ「クロサギ」は原作が「黒丸」、主人公が「黒崎」、主人公の相手役に「黒島結菜」が演じており、まさに黒尽くめだけに2枠には警戒。
・最終的に今年の有馬記念のサイン馬は『イクイノックス』、『ジェラルディーナ』の2頭を追加。
・「鎌倉殿の13人」から⑬番と逆位置の④番を警戒。





有馬記念2022予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<12/21(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

有馬記念は世界で最も馬券が売れる競走で、競馬を知らない人でも「有馬だけは買ってみる」とお祭り参加が国民行事化しています。普段テレビを見ていても必ず1度は有馬記念のCMを見かけるし、駅や電車などでもポスターは至る所に貼られています。JRAの盛り上げ方も例年以上ですね。

さて、今年の有馬記念は一体どんな結末になるのでしょうか。本日は有馬記念の近年の傾向を“4つのポイント”をまとめておくので、お読み頂きレースのイメージを固めておいてください。


有馬記念2022データ
最初に押さえておきたい4つのポイント!

  • ①枠順公開抽選の状況(厩舎の本音)からも“内枠有利”が断然

  • ②現在の世代レベルは「4歳=3歳>5歳=6歳」の序列

  • ③近年のトレンドからはノーザン系クラブ馬から買うのが正解?

  • ④昨年の有馬から横山兄弟の立場が逆転!?

①枠順公開抽選の状況(厩舎の本音)からも“内枠有利”が断然



有馬記念は枠順が大きなカギを握るレース。2014年から『枠順ドラフト(抽選方式)』が導入されたが、毎年どの陣営も内枠を望んで抽選結果に一喜一憂するのがお馴染みの光景となった。彼らの表情などからも、内外の差はあまりにも大きいというのが読み取れる。

データから見ても有馬記念の舞台は明らかに【内枠が有利】がハッキリ。


◆有馬記念 枠番別集計(過去22年)
------------------------------------------
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
------------------------------------------
1枠 4- 4- 1-28/37 10.8% 21.6% 24.3%
2枠 2- 2- 4-30/38 5.3% 10.5% 21.1%
3枠 3- 5- 1-31/40 7.5% 20.0% 22.5%
4枠 4- 3- 5-31/43 9.3% 16.3% 27.9%
5枠 4- 4- 3-32/43 9.3% 18.6% 25.6%
6枠 2- 1- 3-38/44 4.5% 6.8% 13.6%
7枠 1- 2- 4-37/44 2.3% 6.8% 15.9%
8枠 2- 1- 1-40/44 4.5% 6.8% 9.1%


ご覧の通り、馬券圏内率は外に行けば行くほど低くなるという数字。連対率を見ても5枠より内が断然いい数字となっている。内外の馬で取捨を迷った場合は、内の馬を選ぶのがいいかもしれない。

【枠順ドラフト】の初年度が象徴的で、クジ引きで1番目と2番目で好きな枠を選べた馬(ジェンティルドンナとトゥザワールド)がワンツー決着だった。

この内枠有利のメカニズム。中山の芝2500mという舞台はスタート地点から最初のコーナーまでの距離が短く、ゴールするまでコーナーを6回もターン。内枠からロスなく回るのと、外枠を引いて距離損をしたままコーナーを多く回るのとでは、最後の直線を迎えるまでに消耗するエネルギーに大きな差が生まれるとは当然。

有馬を知り尽くすルメールも「有馬記念は勝負どころで内目の前ポジションにいないと勝ち負けできない」と話しており、当然他の騎手もそれを意識して乗ってくるだろう。今年もどの馬が何色の枠を引くか。結果を左右する大きなファクターとして、注目しておく必要がある。



②現在の世代レベルは「4歳=3歳>5歳=6歳」の序列



世代間の対決とも言われる有馬記念。各世代のレベルは芝1600m以上の重賞を何勝したか(世代限定戦を除く)を物差しにして考えたい。


6歳:7勝(連対率12.0%)
5歳:18勝(連対率11.5%)
4歳:20勝(連対率22.3%)
3歳:4勝(連対率18.3%)


勝ち星は4歳世代が一番で、連対率も最も高い。ただ、3歳世代は古馬との対決の数が少ないだけで連対率はほぼ互角。よって3~4歳世代は同等に考えていいだろう。実際に秋のGⅠシリーズでも天皇賞秋とマイルCSでも3歳馬が頂点に立っている。現5歳世代は18勝。勝ち星こそ多いが、この世代の出走頭数は他を圧倒しているためで、連対率でいれば最も低い。

近年の有馬記念は若い世代(特に3歳馬)が台頭しやすくなっており、この傾向からも『3~4歳の上位勢が中心』という考え方でいいのかもしれない。



③近年のトレンドからはノーザン系クラブ馬から買うのが正解?



有馬記念は1着賞金4億円という超高額レース(来年からは5億円)で知られ、世間の注目度といい、これまでのGⅠと比べても別格のレース。「有馬こそは非ノーザン生産、日本人騎手で!」という、浪花節的なアンチで狙うのも一興だが、大きなトレンドを無視しては的中馬券には辿り着けない。

近10年を見ても【ノーザン系クラブ】が6勝(サンデーR3勝、キャロット2勝、シルクR1勝)で、ノーザンFもかなり本気度が伺える。これだけビッグレースだと勝てば当然繁殖としての価値も高まるため、そう易々とグループ生産馬以外に勝つチャンスを譲ってはくれないのが現実だ。

今年も人気上位はイクイノックス(シルクR)、ヴェラアズール(キャロット)、エフフォーリア(キャロット)、ジェラルディーナ(サンデーR)といずれもノーザン系クラブ馬ばかり。優勝馬はこの中から出るだろうか。



④昨年の有馬から横山兄弟の立場が逆転!?



今年も昨年に続いて横山兄弟が人気馬に騎乗する。エフフォーリア横山武、タイトルホルダー横山和だ。昨年は弟のタケシが主役だったが、今年は兄の和生のほうが主役。たった1年で立場がこうも変わることに驚きだが、いずれにしてもキーになる二人であるのは変わりない。

どちらも取捨が悩ましい。エフフォーリアは宝塚記念以来のぶっつけで、懸命な立て直しを図って昨年のパフォーマンスを期待できるかどうか。そしてタイトルホルダーは凱旋門賞であれだけの極悪馬場を経験したダメージは完全に癒えたのかどうか。これは厩舎や牧場の関係者の話を聞かない限り判断は不可能だろう。

人気2頭のジャッジから頭を悩ます今年の有馬記念は、とにかく関係者情報が必要不可欠で、逆に言えば情報を持っていればグンと的中にも近付けるということになる。平日のコンテンツ内からも盛りだくさんのWORLD情報を大いに活用頂きたい。



有馬記念2022予想
『前走時の情報チェック馬』
<12/22(木)更新>



分析班
水谷

GⅠなどの大きなレースでは、前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことが非常に大事。いわゆる“縦の比較”ですね。木曜の更新では『前走時に注目すべき話のあった馬』をピックアップしてご紹介します。


前走情報チェック馬①

ヴェラアズール

渡辺厩舎(栗東)
松山騎手予定
戦績:6-4-5-7

【前走】ジャパンカップ1着

・底力勝負向き
前走時の情報・・・「課題を挙げるとすれば、今の高速馬場への対応。勝ち負けするには自身の持ちタイムからあと2秒近くの短縮が必要になる。ただ今までの持ちタイムは、条件戦ではスローの展開になることが多いため、それで時計が出ていないだけ。体力は豊富だから、道中流れる展開になって追走に苦労するとは思えない。むしろ底力勝負になった時のほうがこの馬の強さを見せられるかもしれない」

★今回の見所ポイント
→時計勝負にも対応
→早めスパートにも対応



前走情報チェック馬②

ボルドグフーシュ

宮本厩舎(栗東)
福永騎手予定
戦績:3-1-3-2

【前走】菊花賞2着

・出し切ればGⅠ級
前走時の情報・・・「少しズブい面もあるだけに、阪神3000mの舞台はぴったり。他の馬にとってはこの舞台は未知の部分も多いと思うが、この馬にとっては楽しみしかない。エンジンが掛かった時の追い込みはどの馬よりもパワフルだし、追えば追うだけ伸びる。特に前走からコンビを組んだ隼人が馬のことを掴めたのが大きいね。隼人も『今度は勝負を懸けた乗り方をします』って言ってたし、早めに踏んでロングスパート炸裂ならアタマまであるぞ」

★今回の見所ポイント
→この乗り替わりは微妙?
→早め捲りで動かせるかどうか



前走情報チェック馬③

アカイイト

中竹厩舎(栗東)
幸騎手予定
戦績:5-4-2-15

【前走】エリザベス女王杯4着

・使って良くなるタイプ
前走時の情報・・・「馬場が荒れた時間帯に坂路で自己ベストを叩き出したようにイイ状態。使って良くなるタイプで、今回も昨年と同じく上積みがあると思います。阪神2200mの舞台もいいですし、展開とか馬場が噛み合えば今年もチャンスありますよ。叩いてここを狙ってましたから。馬場が悪くなっても全く問題ないです」

★今回の見所ポイント
→踏み遅れて4着も脚は見せた
→同2着馬が香港C勝ち




有馬記念2022予想
『僕ならこう乗る!』
大西直宏の注目馬

<12/23(金)更新>



当社の専属アドバイザーで元JRAジョッキー・大西直宏氏が「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップ。その馬をどう乗って一発を狙うか?元乗り役ならではの考えや戦略を披露します。



大西直宏の注目馬

ヴェラアズール

渡辺厩舎(栗東)
松山騎手
戦績:6-4-5-7

底知れぬポテンシャル!早めに捲りたい


いよいよグランプリ有馬記念ですね。今年は1着賞金が1億円アップの4億円となり、来年には更に増額されて5億円になるようです。僕が乗った有馬記念(88年)の時は1着が9500万円でしたから隔世の感がありますが、これも時代の移り変わりなのでしょう。

近年は凱旋門賞や香港国際競走へ目を向ける馬が多くて有馬記念にメンバーが揃わないことが多いですが、賞金増額の効果もあって今年はGⅠ馬が7頭(GⅠ連対経験馬を含めれば11頭)が出走し、久々にグランプリに相応しい豪華な顔ぶれとなりました。

しかも各馬とも臨戦過程がバラバラで対戦比較も少ないことから、馬券的にもどこからでも狙うことができます。馬券的にもとても検討のし甲斐があるレースですね。今年の有馬記念は「どの馬を軸にするか?」が悩ましいところ。能力的に勝つチャンスのある馬は五指に余り、展開や乗り方ひとつで馬券圏内に食い込めそうな伏兵馬も多く存在します。

僕は3連勝で一気にGⅠウィナーの仲間入りを果たしたヴェラアズールに注目しています。今年の3月までダートの2勝クラスにいた馬がジャパンカップを勝つなんて誰もが想像もしなかったはずですが、それだけにこの偉業を達成した同馬は“もう本物”とみない訳にいきません。

芝へ路線を替えたことでこんなに大化けした馬は今までにいたでしょうか。芝6戦すべて上がり最速と、ポテンシャルの天井が全く見えません。その6戦を何度も見返しましたが、どれもまだ本気で走っていないように感じられ、より底力が問われるレースでポテンシャルが引き出される気がします。

展開面を考えると、今年はタイトルホルダーを簡単に逃がすまいと、2列目にいる先行勢によるプレッシャーが大きくなることが予想されます。特に有馬記念に憧れを抱く2人の外国人騎手(マーカンド騎手とCデムーロ騎手)は早めに仕掛けてくるでしょう。僕はスローではなく、全体的に気持ち前掛かりの展開をイメージしています。

ヴェラアズールはおそらく中団より後ろのポジションで運ぶと思いますが、レースの流れ次第では勝負所の3コーナーからロングスパートを仕掛けたら面白そうです。2012年のゴールドシップが勝った時のようなイメージで脚を出し切ったら大外一気が見られるかもしれません。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは12/23(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『有馬記念(GⅠ)』
『阪神カップ(GⅡ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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