WORLD競馬web

メイン画像

【アルゼンチン共和国杯2021】高配当は間違いナシ!?馬券的にも必見の一戦を読み解く!



アルゼンチン共和国杯2021予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

WORLD
北野シズカ

こんにちは、社台情報部のシズカです。

今週はGⅠの谷間ですが重賞が4つもあって引き続き注目度の高い1週間になります。そのうちの“大物輩出レース”として知られるGⅡアルゼンチン共和国杯を特集して参ります。

今年の特徴はとにかく『大混戦』のひとこと。どんな組み合わせで決まっても馬券的に高配当決着になるのは間違いありません。4つの重賞の中で最も馬券妙味のある一戦になるでしょう。




アルゼンチン共和国杯2021予想
出走馬/枠順確定
<11/ 5(金)更新>


アルゼンチン共和国杯(GⅡ)
11/7(日) 東京芝2500m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1レクセランス牡454戸崎圭太
2オウケンムーン牡656団野大成
3サトノソルタス牡655大野拓弥
4ロードマイウェイ牡556岩田康誠
5フライライクバード牡455岩田望来
6アイアンバローズ牡454石橋脩
7アドマイヤアルバセ653吉田豊
8アイスバブル牡655三浦皇成
9ディアマンミノル牡454荻野極
10オーソリティ牡457.5ルメール
11ゴーストセ554鮫島克駿
12マイネルウィルトス牡556Mデムーロ
13ボスジラ牡556田辺裕信
14トーセンカンビーナ牡555石川裕紀
15アンティシペイト牡455横山武史





アルゼンチン共和国杯2021予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<10/31(日)更新>


WORLD
北野シズカ

まず最初に、アルゼンチン共和国杯2021に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:天皇賞春10着

オーソリティ


木村厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:4-1-1-3

昨年は骨折休養明けの不利をモノともせず、古馬相手に快勝。青葉賞に続いての重賞勝利となった。その後はG1こそ苦戦したものの、再びダイヤモンドSでも2着したように、東京の長丁場で①①②着の好相性。この結果からもスタミナ戦には相当適性が高いのが分かる。

今回は再びの休み明けになるが、去年もそれで勝っているようにそれ自体はあまり気にしなくてもいいだろう。ノーザンFは休養明けでもシッカリと乗り込んで馬を仕上げてくるし、もし勝負にならないような仕上げであればルメールを乗せることもないはず(逆に言えば、勝負になるからルメールを起用とも言える)。昨年はここを勝って有馬記念に駒を進めたが、今年は中山のステイヤーズSを視野に入れてG2~3路線で賞金を稼ぐ狙いがあるようだ。(12月12日の香港ヴァーズにも予備登録したが選出されない見込み)

【WORLD分析班チェック】
秋の重賞はノーザンFがルメールに何を乗せるかに注目

東京や阪神のような直線の長い競馬場では、3回に1回は勝ち、2回に1回は馬券圏内に入るというルメールの重賞成績。ルメールファーストを貫くノーザンFは最も勝つチャンスの高い馬は全て彼に回してくる(実際にルメールは今年の重賞は9割近くがノーザンFの馬に騎乗)。ノーザン&ルメールの馬はよっぽどのことがない限りは重く見るべきだろう。




前走:ムーンライトハンデ1着

フライライクバード


友道厩舎(美浦)
岩田望騎手予定
戦績:4-3-1-4

3歳時の評判を考えたらOP入りするのが遅すぎたくらいだが、たまたま相手が悪かったり鞍上の乗りミスなども色々重なった。しかし、ようやく「いずれは長距離路線の重賞常連になる」と言われていた素質が開花してこの舞台まで辿り着いた。条件上がりということでそこまでハンデに恵まれることもなく、軽ハンデで出れる今回こそ注目すべきタイミングだろう。

取りこぼしが多いはピリっとした一瞬脚に欠けるからであって、展開がスローすぎると甘くなることが多いが、東京芝2500mは名うての持久力比べの舞台だけに、この馬のキャラとマッチする可能性が高い。このあたりは父スクリーンヒーローの特徴をよく受け継いでおり、父も制したこの舞台で親子制覇と行きたいところ。

【WORLD分析班チェック】
データ面からは追い風「AR杯は昇級馬も通用しやすい重賞」

近5年で前走3勝クラスの馬が5頭も馬券に絡んでいる。前走3勝クラス1着馬に限れば過去10年でも複勝率は35.7%もある。このデータからすればフライライクバードは格下扱いする必要は全くないだろう。とにかく芝長距離で随一の実績を誇る友道厩舎だけに、この馬がここで新星誕生となっても全く驚けない。




前走:札幌記念4着

マイネルウィルトス


宮厩舎(栗東)
デムーロ騎手予定
戦績:5-7-6-11

フライライクバードと同じスクリーンヒーロー産駒。マイネル軍団の馬らしくすでに29戦のキャリアを誇り渋いタイプだが、使われてジワジワと力を着けてきた。初のGⅡ挑戦となった前走の札幌記念4着は価値あるレース。上位3頭はソダシ、ラヴズオンリーユー、ペルシアンナイト、そして5着はブラストワンピースなのだから、フロックで片づけるのは危険だろう。ちなみにこれらはすべてGⅠ馬でもある。

戦績からもタフな馬場で好成績を残しているように、とにかく持久力が武器の馬。東京芝2400mは瞬発力を問われるが、芝2500mはスタミナ持続力を問われる舞台となり、この馬にとっては条件は悪くない。

【WORLD分析班チェック】
ラフィアン軍団の馬にデムーロを采配した時は注意!

今年のオークス(ユーバーレーベン①着)や新潟記念(マイネルファンロン①着)があるように、最近ラフィアン軍団の勝負の時はデムーロを起用することが多い。今回もキャリア30戦目にして初めてデムーロ起用。ハッキリと期待しているからこその乗り替わりというのが分かるだろう。タイプ的には地味な存在でも侮るべからず。


WORLD
北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも、ココで待望の重賞制覇を狙う古豪など伏兵も多数おり、混戦ムードのメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!





アルゼンチン共和国杯2021予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<11/3(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。
本日はアルゼンチン共和国杯の近年の傾向を探っていきます。ポイントとなるのは東京芝2500mという舞台でしょう。この条件は現在ではGⅡの目黒記念とアルゼンチン共和国杯でしか行われない特殊な条件です。特殊な条件だからこそ求められる適性はハッキリしていて、どんな馬が好走するかイメージを作りやすいもの。だいたい次の3つのポイントを押さえておけば最近の傾向が掴めるはずですので是非チェックしておいてください。


アルゼンチン共和国杯2021データ
最初に押さえておきたい2つのポイント!

  • ①別名“後のG1馬選定競走”とも呼ばれていた出世レースでもある

  • ②東京芝2500mは名うての持久力コースで、スタミナが必要不可欠

  • ③ノーザンF生産馬が近7年で6勝、直近は5連勝中

①別名“後のG1馬選定競走”とも呼ばれていた出世レースでもある



アルゼンチン共和国杯は長距離のハンデ戦ゆえに『波乱』のイメージが一般的には強いが、それは半分正解で半分不正解。過去10年間の結果を見ると、3番人気以内の馬が9勝と上位人気が勝つ傾向にある反面、6番人気以下の伏兵が馬券圏内に食い込んでヒモ荒れによる『波乱』も起きやすい。

「G1の谷間週のハンデ戦」にもかかわらず大波乱が起こっていない理由は、レースの施行時期が深く関係する。天皇賞秋の直後であり、ジャパンCなら中2週、有馬記念を目指せば中6週と十分な間隔をとることが可能。特に舞台はジャパンCと同じ東京コースというのだから、ココに出走するのはある程度G1を意識した馬たちで、結果はどうあれ勝ち馬のほとんどがジャパンCか有馬記念に出走している。

勝ち馬の特徴としてはG1常連ながら賞金面に苦労していた馬などが多い。かつてはアドマイヤジュピタ、スクリーンヒーロー、トーセンジョーダン、シュヴァルグラン、ゴールドアクター、スワーヴリチャードなど。G1級の強敵が不在で相手が手薄で、且つスタミナを生かせる条件で秘めていたポテンシャルが一気に開花しやすい。

これに該当する馬のイメージは、『キャリアが少ないか、年齢的に若くてまだ伸びシロがある馬』と言い換えられるが、例年このパターンの勝負気配の馬はほぼ馬券になる公算が高い。

キャリアの浅く伸びしろある4歳馬は…

★オーソリティ
★フライライクバード
★アンティシペイト



②東京芝2500mは名うての持久力コースで、スタミナが必要不可欠



冒頭にも先述した通り、東京芝2500mは春の目黒記念と秋のアルゼンチン共和国杯のみが施行される条件となっている。この2つの重賞の勝ち馬の名前をご確認頂きたい。なかなか特徴的な傾向があることに気付くだろう。近年の勝ち馬の名前を挙げてみると

・ウインキートス
・オーソリティ
・キングオブコージ
・ムイトオブリガード
・ルックトゥワイス
・パフォーマプロミス
・ウインテンダネス
・スワーヴリチャード
・フェイムゲーム
・シュヴァリグラン
・ゴールドアクター
・ヒットザターゲット

この顔触れからは瞬発力(末脚特化型)のイメージはあまり沸かないはずだ。どちらかというとスタミナと持続力で勝負するタイプなのが分かる。

東京芝2500mというコースは、東京芝2400mからスタートが100mだけ後方に下がっただけのコースなのだが、芝2400mとでは求められる能力が全く異なる。その理由は、スタートの位置に問題があって、芝2500mは直線坂の手前からスタートすることで、坂のを2回上らなければいけないから。

単純にスローで流れて直線の切れで何とか出来るコースではないことを覚えておきたい。よって、「スタミナコース」と呼ばれるような条件で好結果を出している馬が当レースでも結果を出しやすい傾向がある。

スタミナコースで実績を残している馬は…

★オーソリティ(AR共和国杯①着)
★アイスバブル(目黒記念②着)
★トーセンカンビーナ(阪神大賞典②着)



③ノーザンF生産馬が近7年で6勝、直近は5連勝中



近年はどの重賞でもノーザンF外厩で調整された馬が結果を残すことが多いが、アルゼンチン共和国杯も外厩経由馬が結果をよく残している。

20年オーソリティ(天栄)
19年ムイトオブリガード(しがらき)
18年パフォーマプロミス(しがらき)
17年スワーヴリチャード(しがらき)
16年シュヴァルグラン(天栄)
14年フェイムゲーム(天栄)

といった具合だ。長距離戦にぶっつけで臨む場合はやはりノーザン外厩のような充実した設備の整っているところでシッカリ充電して臨む馬がスタミナを生かしやすいことが証明されている。



今年のノーザン外厩調整馬は…

★オーソリティ(天栄)
★オウケンムーン(天栄)
★ボスジラ(天栄)
★アイスバブル(しがらき)
★ゴースト(しがらき)
★レクセランス(しがらき)



アルゼンチン共和国杯2021予想
『調教マル特ホース』
<11/ 5(木)更新>



東京芝2500mの舞台で行われるレースは、上半期に行われる目黒記念とこのアルゼンチン共和国杯のみ。しかも、ハンデ戦。つまりは一年のサイクルにおいても特殊な条件で行われるわけだが、調教パターンにも顕著な傾向が見てとれる。まずは調教の傾向を紹介したい。

●王道パターンは2週連続のコース追い

東京芝2500mの発走はスタンド前の直線坂下のため、自ずと2度の坂超えが必要となり、スタミナのあるタイプが活躍しやすい傾向が見てとれる。そのため、過去の好走馬の調教パターンはコース追いが主流。と言うよりも、過去の好走馬を見ると坂路追いという馬が少ない。

近10年の3着以内馬30頭の追い切りをみると、当該週が坂路追いだった馬は8頭のみ。うち1週前にコース追いだった馬は2頭しかおらず、コース追いを続けてきた馬が主流だ。

ただ、コース追いの馬でも、坂路を併用しているパターンが多く、最終追い切りが栗東CW追いだった12頭の内、中間に坂路追いも行っていたケースは11頭。最終追いが美浦ウッド追いだった8頭の内、坂路追いも行っていた馬は4頭。特に関西馬はCW+坂路追いが目立った。また、コース追いの馬でも最終追い切りが併せ馬というパターンも目立っていた。


調教マル特ホース①

アンティシペイト

国枝厩舎(美浦)
横山武騎手予定
戦績:4-5-0-3

・最終追い&1週前などはウッド追い+坂路調教も

調教メニューとしては厩舎のスタイルであるウッド追いをベースに、坂路追いを時に挟んでいるもの。約2カ月振りではあるが、乗り込み量は豊富。少なくとも態勢は整っているだろう。

最終追い切りはウッドで3頭併せ。とはいえ、内目を回って5Fでの追い切りと調教の負荷としては若干、物足りなく思うところもどこかあるが、ここのところの国枝厩舎はこうした傾向は多いもの。それで結果が出ているなら問題ないだろう。動きそのものは良好で楽な手応えながら併せた古馬に先着。デキは申し分なさそうだ。



調教マル特ホース②

マイネルウィルトス

宮厩舎(栗東)
M.デムーロ騎手予定
戦績:5-7-6-11

・中10週でCW追いは2本、他は坂路

こちらは中間にCW追いよりも坂路追いがベースになっているが、最終追いはCWで併せ馬、1週前は坂路で併せ馬を消化してきた。最終追い切りはジョッキー騎乗、併走馬を離れた前に置いて先着という内容。デムーロ騎手が追い切りに乗ると極端な時計になりやすいが、そんな心配もなくこなせている。そもそも前述の調教パターンでは取り上げなかったが、コース追いが主流でも併せ馬で先着している過去の好走馬も多い。動きにも余裕があり、その点からも好感だ。


アルゼンチン共和国杯2021予想
『下馬評は低いが妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<11/5(金)更新>


分析班
水谷

昨年の勝ち馬オーソリティ以外はほとんどハンデ差が付かずに大混戦ムード。金曜時点でも「どの馬に印が付くのか?」「どの馬が人気になるのか?」がまったく読めない状況です。ここまで混戦な長距離戦も珍しいですね。変わり身という点では斤量の軽い4歳馬に注目。前走大敗馬から穴馬候補を1頭取り上げます。


下馬評低めの盲点注目馬

アイアンバローズ

上村厩舎(栗東)
石橋脩騎手
戦績:4-3-3-5

【前走成績】
京都大賞典(12着/3番人気)

○休み明け&太目残りで伸び欠くも、馬体が絞ればガラリ一変も

同馬主(名義は石川達絵氏も同じバローズ系)のキセキがこのレースに使うかもという話があって石橋脩騎手は体を空けていたけど、結局ジャパンCに向かうことに…。代わりに4歳馬アイアンバローズを送り込んできたためそれに騎乗する。

調教師は「前走はジョッキーが持ち味を引き出せていなかった。ヤル気を引き出せない消極的な乗り方だったのであれでは力を発揮できない」と言っていて、力負けではないことを強調する。確かに昇級のGⅡ戦でいきなり3番人気に支持されたように、まともなら能力はあんなもんではないだろう。

もともと今年の2月末に解散した角居厩舎時代にも「いずれは重賞路線に乗ってくる」という評価をされていた馬で、ポテンシャルはここでもヒケを取らない。2勝クラスを勝ち上がるまでに時間を要してしまったが、3勝クラスは一発通過したようにここへきての上昇度も感じられる。前走の大敗で人気を落とすようなら要注意。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは11/5(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『アルゼンチン共和国杯(GⅡ)』
『京王杯2歳S(GⅡ)』
『みやこS(GⅢ)』
『ファンタジーS(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




PAGE TOP