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【アルゼンチン共和国杯2020予想】荒れる?ハンデ戦!深堀りするとカンタンな傾向が…



波乱必至?のハンデGⅡ戦
アルゼンチン共和国杯2020予想

  • ・荒れるイメージ強いハンデ戦で軸選びのコツ
  • ・『上がり1位』の馬がとにかく来る!
  • ・一方で、全く来ない馬にも傾向アリ

WORLD
北野シズカ

皆さん、こんにちは。秋のGIシーズンも序盤から楽しんでます♪

ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで、社台グループの情報を専門にしている北野シズカと申します。

今週末はアルゼンチン共和国杯(GⅡ)に注目。GIこそ小休止ですが、大舞台を狙う馬たちが多く揃う、波乱のイメージ大きいハンデ戦です。


WORLD競馬WEBではスプリンターズS(GI)も◎グランアレグリア→○ダノンスマッシュ→穴アウィルアウェイ(10番人気)で2万2540円的中

そして先週・スワンS(GⅡ)では、◎ステルヴィオから、11番人気の穴馬カツジの激走も見抜いて馬連3万4820円的中をお届け。アルゼンチン共和国杯もお楽しみに!


【アルゼンチン共和国杯2020予想】最新更新11/6(金)
枠順確定&前走敗戦穴馬を更新!

先週のデータ分析でも『天皇賞秋は上がりの速い馬狙い』という軸になる部分から、『ディープ産駒は2着付が吉』というマニアックデータも公開(⇒フィエールマン2着!)というマニアックデータまで公開。アルゼンチン共和国杯の情報も大いにご注目ください!

【NEW】過去の傾向から導くオススメ軸&穴
アルゼンチン共和国杯のマル特データ&オススメ馬!詳細はコチラ⇒


【NEW】秋GIも好走馬を続々釣り上げた!
調教マル特ホース2頭はコチラ⇒


【NEW】前走ワケアリ敗戦馬に注目!ラストワン穴馬はコチラ⇒






アルゼンチン共和国杯2020予想
出走馬&枠順確定!
<11月6日(金)更新>


アルゼンチン共和国杯(GⅡ)
11月8日(日) 東京芝2500m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1 バレリオ 牡5 55 津村
2 ラストドラフト 牡4 56 戸崎
3 ベストアプローチ セ6 56 江田照
4 エアウィンザー セ6 57 横山典
5 ユーキャンスマイル 牡5 58 岩田康
6 トーセンカンビーナ 牡4 55 デムーロ
7 アイスバブル 牡5 55 横山武
8 サンレイポケット 牡5 55 荻野極
9 ミュゼエイリアン セ8 53 横山和
10 サンアップルトン 牡4 55 柴田善
11 プリンスオブペスカ 牡6 54 丸山
12 メイショウテンゲン 牡4 56 池添
13 タイセイトレイル 牡5 55 坂井瑠
14 オセアグレイト 牡4 55 三浦
15 サトノルークス 牡4 56 大野
16 アールスター 牡5 56 長岡
17 ゴールドギア 牡5 53 田辺
18 オーソリティ 牡3 54 ルメール

【11月6日(金)枠順確定】フルゲート18頭。



過去10年の
アルゼンチン共和国杯
【枠順別成績】


枠番 着度数
(1着-2着-3着-4着以下)
勝率 連対率 複勝率
1枠1-0-2-136.3%6.3%18.8%
2枠2-1-2-1311.1%16.7%27.8%
3枠1-1-0-165.6%11.1%11.1%
4枠0-2-2-150.0%10.5%21.1%
5枠2-2-1-1510.0%20.0%25.0%
6枠3-2-1-1415.0%25.0%30.0%
7枠1-1-1-224.0%8.0%12.0%
8枠0-1-1-230.0%4.0%8.0%


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北野シズカ

データ的には8枠馬の好走が少ないものの、それ以外は内枠・外枠どちらも満遍なく来ているという数字が出ていますね。


分析班
水谷

もう少し詳しく見ていくと、『過去10年の1~8枠』の中で、8枠が最も平均人気が低く、2ケタ人気馬が大半でした。すなわち、好走期待値がそもそも低い馬が偶然にも8枠に集まっていたと言えます。

人気濃厚のオーソリティが大外18番枠に入ってしまいましたが、過度に不安視しなくても良いのではないでしょうか。




アルゼンチン共和国杯2020予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<11月1日(日)更新>


WORLD
北野シズカ

まず最初に、アルゼンチン共和国杯2020に出走する予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:青葉賞1着

オーソリティ


木村厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:3-0-1-1

オルフェーヴル産駒で母の母がシーザリオという良血の3歳牡馬が参戦。新馬戦と芙蓉Sを連勝し、ホープフルSはコントレイルの5着、弥生賞はサトノフラッグの3着入線。

そこで皐月賞の権利を取るも、ダービー路線に絞って青葉賞に出走し、2分23秒0という好時計で勝利。別路線から打倒コントレイルの候補が…と思われた矢先に骨折が判明しダービーには出走できなかった。待望の復帰戦となる。

【WORLD分析班チェック】
菊花賞ではなく実績十分の舞台で復帰

夏場は骨折した左前脚の様子を見つつ、以前から悩まされていた右前脚のソエも良化させるためにゆったりと調整されてきたそうです。賞金的にも出走可能だった菊花賞ではなく、敢えてのアルゼンチン共和国杯での復帰。強い内容を見せた青葉賞の再現を狙います。




前走:天皇賞(春)4着

ユーキャンスマイル


友道厩舎(栗東)
岩田康騎手予定
戦績:6-3-1-6

今年は阪神大賞典を勝ち、天皇賞(春)でも昨年以上の好走を見せるなど適性に長距離寄りにシフトしていることから、天皇賞(秋)ではなくアルゼンチン共和国杯を選んだというところだろうか。

左回りの方が得意な馬で特に東京コースは最も安定している舞台。GⅡのココはしっかり結果を出してジャパンカップに歩を進めたいところ。

【WORLD分析班チェック】
トップハンデ濃厚の実績の持ち主

昨年は天皇賞(秋)4着→ジャパンカップ5着と秋の東京GⅠで健闘したが、今年はGⅡのアルゼンチン共和国杯を秋初戦に選択してきました。恐らくトップハンデを背負うことになるであろう立場。実績的には凡戦は許されないところです。




前走:オクトーバーS12着

トーセンカンビーナ


加藤征厩舎(美浦)
デムーロ騎手予定
戦績:4-4-1-7

セレクトセールで2億超えの良血ディープインパクト産駒。出遅れ癖があって出世が遅れていたものの、今年に入ってオープン入りを果たすと阪神大賞典2着、天皇賞(春)5着とハイレベルな舞台で好走してポテンシャルの高さを見せている。

本格化の気配あり、直線の長い府中を舞台に大駆けを狙っている。

【WORLD分析班チェック】
前走は転厩初戦で情状酌量の余地

宝塚記念後に角居勝彦厩舎から加藤征弘厩舎に転厩しており、前走のオクトーバーSは美浦に移って初めてのレースでした。レース自体は後方のまま見せ場なく終わってしまいましたが、休み明けを一度使って厩舎も調整のコツを掴んだであろう今回は巻き返しに期待がかかります。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!






アルゼンチン共和国杯2020予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<11月4日(水)更新>


分析班
水谷

水曜日は過去の傾向から、アルゼンチン共和国杯2020の『軸馬・穴馬候補』をピックアップ。


『ハンデ戦=高配当』……それが競馬ファンや一般マスコミに“刷り込まれた”イメージではないだろうか。

しかし、アルゼンチン共和国杯に関しては、実は“手堅く収まりやすい”レースである!

直近10年の配当を見てみると、馬連1000円未満が半数以上の6回、また3連単10万馬券以上は1回もない。『手頃な配当をキッチリ狙いに行きたい』重賞だ。


アルゼンチン共和国杯
攻略に向けたポイント

  • ・人気馬の信頼度は高め
    ただしトップハンデ馬は注意!

  • ・3歳馬&4歳馬がかなり優勢

  • ・上がりの速い馬がとにかく強い!

アルゼンチン共和国杯2020
過去10年の人気別成績


人気 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
1人気3-2-1-430.0%50.0%60.0%
2人気4-1-0-540.0%50.0%50.0%
3人気2-1-5-220.0%30.0%80.0%
4~5人気0-5-0-150.0%25.0%25.0%
6~9人気1-1-3-352.5%5.0%12.5%
10人気以下0-0-1-700.0%0.0%1.4%

アルゼンチン共和国杯は“荒れる?いや、それほど荒れない”ハンデ重賞。このように、1~3番人気馬の信頼度が比較的高め。直近10年の勝ち馬はアスカクリチャン(2013年/7番人気)以外、すべて1~3番人気となっている。

ただし、トップハンデを背負う実績上位馬の扱いは注意が必要だ。



アルゼンチン共和国杯2020
過去10年の斤量別成績


斤量 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
51kg以下0-0-2-130.0%0.0%13.3%
51.5~53kg0-1-1-210.0%4.3%8.7%
53.5~55kg1-4-6-481.7%8.5%18.6%
55.5~57kg8-3-0-3617.0%23.4%23.4%
57.5kg以上1-2-1-135.9%17.6%23.5%

“トップハンデ馬”だけを抽出すると、直近10年の成績は(2-2-1-11)、複勝率は31.3%。3分の2以上は馬券に絡めていない。今年、単独でトップハンデの58キロが課されたユーキャンスマイルにとっては気になるデータだ。

※なお、58キロのシュヴァルグランが勝った16年と、57.5キロのアドマイヤラクティ、ルルーシュが2・3着に入った13年は『トップハンデタイの馬が3頭いる』という年だった。



アルゼンチン共和国杯2020
過去10年の「年齢別成績」


年齢 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
3歳1-0-3-025.0%25.0%100.0%
4歳6-4-3-2217.1%28.6%37.1%
5歳1-4-4-402.0%10.2%18.4%
6歳2-2-0-305.9%11.8%11.8%
7歳以上0-0-0-390.0%0.0%0.0%


データ的には『4歳馬』が優勢。トーセンジョーダン(10年)、ゴールドアクター(15年)、シュヴァルグラン(16年)と後にGIを勝った馬の名前も複数ある出世レースだ。

また、サンプル数は少ないものの、『3歳馬』の好走率がきわめて高い点も注目。GIという最高峰でもなく、それでいて力試しというワケでもないアルゼンチン共和国杯というレースの立ち位置を考えると、使ってくる3歳馬陣営は“ある程度計算の上”で参戦しているということだろう。

※3歳馬の内訳……17年スワーヴリチャード(1着/1人気)、セダブリランテス(3着/3番人気)。15年レーヴミストラル(3着/3番人気)。10年コスモヘレノス(3着/9番人気)



アルゼンチン共和国杯2020
過去10年の『脚質別』成績と
『上がり3F』別成績


脚質 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
逃げ0-0-0-100.0%0.0%0.0%
先行4-3-4-2511.1%19.4%30.6%
中団6-6-4-509.1%18.2%24.2%
後方0-1-2-460.0%2.0%6.1%

脚質 上がり順位
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
上がり1位4-4-2-136.4%72.7%90.9%
2位3-3-0-625.0%50.0%50.0%
3位1-2-3-77.7%23.1%46.2%
4~5位2-1-1-1113.3%20.0%26.7%
6位以下0-0-4-1060.0%0.0%3.6%

そしてアルゼンチン共和国杯は『上がりの速い馬』を中心に考えたいレース。

“上がり最速馬”がほぼ毎年馬券に絡むのを筆頭に、逆に上がり6位以下は全く連に絡んでいない。

※その一方で、4角11番手以下の馬は(0-1-2-53)と一気に馬券率が下がる。後方一辺倒でも厳しいという点に注意。



“上がりに秀でた馬が強い”その背景を考える上で【東京芝2500m】のコースレイアウトを見ると、ちょうど直線の坂が始まる寸前にゲートが設置されることが特徴のひとつ。

つまり、“スタート直後とゴール前で、直線の坂を2度登る”という、なかなかタフな条件となっている。

ダービー・オークスでお馴染みの芝2400mと100mしか変わらないように見えて、その距離の差以上に過酷度は上がるということ。そのため、2度目の坂を力強く乗り越えられる末脚が求められるということが言えるだろう。




【オススメ軸候補】

オーソリティ

木村厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:3-0-1-1

【推し材料】好条件データ
○好走率高い3歳馬、手頃な斤量、末脚OK
○ルメール騎手起用も勝負気配の高さと見える


3歳馬オーソリティは青葉賞を2分23秒0という好時計で勝利。先行勢を見る位置から上がり3Fはメンバー中2位の34.1秒と末脚も光った。

この実績がありながら、今回のハンデは54キロ。これは古馬換算でも56キロとなるため、かなり有利と言っていい。

夏場こそ古馬重賞での不振が指摘されていた3歳馬たち。しかし秋競馬からはサリオス、ラウダシオン、カフェファラオといった実績上位馬が徐々に古馬を押し返している。

そして、今回はデビュー当初の主戦だった池添謙一騎手がメイショウテンゲンに乗り、弥生賞、青葉賞で騎乗したヒューイットソン騎手は帰国。新たなパートナーは果たして……というところでルメール騎手が起用された。

ルメール騎手関連の馬を振り返ると、先週の天皇賞(秋)でもアーモンドアイとフィエールマンのお手馬ワンツーがあったばかり。加えて秋華賞ではレイパパレに騎乗予定が除外になるも、自己条件に回って大楽勝(鞍上は川田騎手)、菊花賞では抽選対象のアリストテレスを選択して2着。これらは全てノーザンF生産馬だった。

ノーザンF生産、シルクRのオーソリティにこのタイミングでルメール騎手ということは、信頼度が高いと考えて良さそうだ。




【穴で要注目】

オセアグレイト

菊川厩舎(美浦)
三浦騎手予定
戦績:4-2-2-6

【推し材料】好条件データ
○データ優位の4歳馬
○東京芝2400mでは4戦全て上がり最速
○休み明けが最も良い可能性を秘める?

東京の芝2500mでは春に目黒記念、秋にアルゼンチン共和国杯と2つのハンデGⅡが組まれている。特殊な条件だけに両方のレースを目標にする馬、そして両方のレースで結果を残す馬というのも過去には少なくない。

オセアグレイトは東京の長距離戦に適性があり、『春シーズンは目黒記念が大目標』と陣営が張り切っていた馬。目黒記念のタイミングでルメール騎手に乗り替わって2番人気となったが、残念ながらそこでは6着までだった。

しかしながら、目黒記念は最後に追い込み勢に飲み込まれたとはいえ、勝負どころで自ら動いて勝ちに行く内容の濃い走りだった。今回は目黒記念で先着を許した馬のうちキングオブコージ、ステイフーリッシュ、ノーブルマーズといった実績馬が不在ときた。

重馬場で条件も合っていなかった七夕賞の大敗は参考外。デビューから基本的に休みなく使われていた馬なので、まとまった休養明けの競馬は久々も、明け4歳初戦の迎春Sは2桁着順からの一変となる強い勝ちっぷり、3走前のメトロポリタンSも直線で進路を確保できず仕掛け遅れながら、上がり最速で勝ち馬とは0.2秒差だった。

この中間も帰厩後の追い切りでは良い動きを見せており、実は休み明けのフレッシュな状態が一番走るタイプという可能性も。東京コースでは(2-1-2-2)かつ上がり最速が4度。好走条件は揃っている。




アルゼンチン共和国杯2020予想
『調教マル特ホース』
<11月5日(木)更新>


分析班
水谷

スプリンターズSは
グランアレグリアの好追い切りをプッシュ!

菊花賞では
2着アリストテレスを推奨!


レース前の調教は、各馬の状態の良し悪しを見極めるバロメーターだ。レースごとに“結果に直結しやすい調教パターン”というものも存在するぞ!

●狙いはシンプルに……
王道パターンは2週連続コース追い


上半期に行われる目黒記念と同様、東京芝2500mの舞台で行われるハンデ重賞。水曜情報でもポイントとして挙げられていたように、スタート地点がスタンド前の直線坂下のため、自ずと2度の坂超えが必要となる。

そのため、スタミナのあるタイプが活躍しやすい傾向が強く、過去の好走馬の調教パターンは【コース追い】が主流だ。

近10年の3着以内馬30頭中、当該週が坂路追いだった馬は8頭のみ。うち1週前にコース追いだった馬は2頭しかおらず、続けてコース調教をしてきた馬の活躍が目立つ。

今年でいえば、アイスバブル・エアウィンザー・オセアグレイト・オーソリティ・ゴールドギア・サトノルークス・トーセンカンビーナ・バレリオ・ヒュミドール・プリンスオブペスカ・ミュゼエイリアン・メイショウテンゲン・ラストドラフトといった馬が2週連続コース追いを行っている。




調教マル特ホース①

ユーキャンスマイル

友道厩舎(栗東)
岩田康騎手騎乗
戦績:6-3-1-6

◯最終追いは坂路だが中間はコースで再三調教
◯秋初戦から動けるだけの調教量

『コース追い切りが良い』と言いながら最終追い切りが坂路のユーキャンスマイルを一番手に。流れに反するようだが、それだけ「コース組で目立った馬が少なかった」ということでもある。穴候補としては後述してあるのでご確認いただきたい。

ユーキャンスマイルに話題を戻そう。9月下旬から乗り込みを始めると、下(コース)では6本、山(坂路)を併用しつつ、質量ともに十分乗り込まれてきている。

最終追いこそ坂路を単走と決して目立つ動きではなかったが、これまでアドマイヤマーズ、ヴァルコスといった厩舎の重賞クラス達を相手にコースでハードな併せ馬を課せられており、久々でも不安なはない調教量かつ2週前はCWで猛時計をマーク。昨年秋初戦に選んだ天皇賞ではなく、ここから始動するにあたり、無様な競馬はできない立場。態勢はOKだ。



調教マル特ホース②

ラストドラフト

戸田厩舎(美浦)
戸崎騎手騎乗
戦績:2-1-1-5

◯前走の敗戦を払拭できるだけの動きの良さ
◯コース追い組の中では最も評価できるコンディション

前走から中6週での臨戦で、ここまでコースで1週1本のペースで時計を出して、計5本の調教をこなしてきた。近3週は併せ馬での仕上げ、過去の関東馬もコースで追う際は概ね併せ馬だったことから調教内容も好感。

最終追い切りは馬なりではあったが、手前変換もスムーズ、直線での脚捌きも上々で態勢は整った様子。この馬が結果を出している時とウッドでの調教時計の差異はあるが、現在のウッドのコンディションの違いによるものが大きい。そのため、最終追い切りはポリトラックに替えたという情報で、特にマイナスには捉えなくても良いだろう。




アルゼンチン共和国杯2020予想
『前走ワケアリ敗戦で妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<11月6日(金)更新>


分析班
水谷

穴馬候補に困ったら、この馬をぜひ付け加えてみていただきたい!


【“負け方”に大事なヒントあり】
一般的に、人気になりやすい馬は『直近で勝っている馬』『馬柱で良い着順が並ぶ馬』。裏を返せば、『前走で負けた馬・着順が悪い馬』はそれだけで人気の盲点になりやすいもの。

しかし、「負けに不思議の負け無し」という格言もあるように、全ての敗戦には必ず理由がある。中には、次のレースに繋がるような敗戦も……。ココでは、常日頃からレース映像を何度も見返し、次なるヒントを探し当てることに魂を燃やすレース分析班より“前走で負けた馬”から注目すべき情報馬をピックアップ!


前走敗戦組からの注目馬

ラストドラフト

戸田厩舎(美浦)
戸崎騎手騎乗
戦績:2-1-1-5

【前走成績】
ケフェウスS(8着/2番人気)

◯アルゼンチン共和国杯で優勢の4歳馬
◯前走の敗因は複数の要素あり
◯過程、斤量、季節……あらゆる面で好転

前走は半年ぶりの復帰戦となった中で、2番人気に推されながら8着敗戦。ただし、この一戦については複数の敗因が重なっていることを覚えておきたい。

昨年も秋初戦のオクトーバーSで不可解な大敗を喫しており、そもそも休み明けが得意でないという面もある。その上、今年の夏は深管不安で最初に予定していた函館記念を使えず、その後立て直してオールカマーに向かう予定だったのを「川田騎手が空いた」という理由で急に1週前倒しするなど調整過程がチグハグだった。

そして、それ以上に大きな敗因になったと見られているのが“熱中症”。厩舎スタッフによると「レースが終わって引き上げてきた時にはフラフラで倒れそうなほど」だったらしく、これで暑さに弱いタイプだということを確信したそうだ。

今回はライン休み明け2戦目、ハンデ1キロ減、暑さにやられる心配がない季節と、あらゆる条件が好転。距離は初めてになるものの、中日新聞杯やAJCCでは外を回して脚を余し気味にゴールしていたので、距離延長と直線の長い東京コースはプラスに働く可能性も秘めている。前走を度外視し、それ以前の重賞での好走を見直せば今回は十分勝負圏内だろう。






週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは11月6日(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『京王杯2歳S(GⅡ)』
『ファンタジーS(GⅢ)』
『アルゼンチン共和国杯(GⅡ)』
『みやこステークス(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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