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【オールカマー2022予想】デアリングタクト始動!《最終更新》ダービーJ大西直宏の『僕ならこう乗る!』



オールカマー2022予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・意外なデータ満載の"サイン馬券"で浮かび上がる馬は?
  • ・オールカマーの過去データを洗う!
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

秋を見据えてどのレースを選択するかは各陣営の分かれるところですが、オールカマーは次走への間隔が大きいことから重宝されやすい。今年も同じような意見を持つ陣営が多く、思った以上に素質馬が顔を揃えることになりました。馬券的にも妙味が大きそうです。




オールカマー2022予想
出走馬/枠順確定
<9/23(金)更新>


オールカマー(GⅡ)
9/25(日) 中山芝2200m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1ロバートソンキー牡556伊藤工真
2ジェラルディーナ牝454横山武史
3ウインキートス牝554松岡正海
4ソーヴァリアント牡456川田将雅
5ヴェルトライゼンデ牡556戸崎圭太
6クリスタルブラック牡556吉田豊
7アドマイヤアルバセ756原田和真
8デアリングタクト牝554松山弘平
9クレッシェンドラヴ牡856内田博幸
10テーオーロイヤル牡456菱田裕二
11キングオブドラゴン牡556三浦皇成
12フライライクバード牡556福永祐一
13バビット牡556横山典弘





オールカマー2022予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<9/19(月)更新>


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北野シズカ

まず最初に、オールカマー2022に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:宝塚記念3着

デアリングタクト


杉山晴厩舎(栗東)
松山騎手予定
戦績:5-1-3-1

繋靱帯炎で長期離脱を強いられたが、今春に復帰して宝塚記念でも3着好走。イン前の馬が雪崩れ込みという中で、唯一中団の外から伸びてきたのがこの馬だった。ひと言で「底力を見せた」という内容で、見た目はギリギリの3着のように見えるが、実際に通ってきた所を考えるとかなり強い競馬をしている。これなら『女傑復活』と言って間違いない。

それにしても1年間を棒に振るくらいの怪我をした馬が、ここまで走れるくらい戻してくるのだから、厩舎は牧場関係者の並々ならぬ努力には敬意を示すばかり。また、最後まであきらめずに走り切った馬にも本当に頭が下がる。三冠牝馬の称号は伊達ではないと改めて実感。秋は予定通りにオールカマーから始動できるのも、夏のリフレッシュがうまくいった証拠であり、このあとも天皇賞秋、エ女王杯、JC、香港などなど次の選択肢は広く、この馬の存在が秋のGⅠを大いに賑わしてくれるだろう。

【WORLD分析班チェック】
来年も現役続行は表明済み

宝塚記念後にオーナーより「来年も現役を使うつもり」という意向が明かされた。重い怪我でも引退させなかったのは、まだまだやれるという思いがあるからこそ。とにかく「もう1つGⅠを勝ちたい」とこだわっており、この秋のGⅠでも勝負にこだわった臨戦が見られそうだ。




前走:チャレンジC1着

ソーヴァリアント


大竹厩舎(美浦)
川田騎手予定
戦績:4-2-1-2

今年の芝中距離路線の最大の注目株と言えばこの馬。昨秋はセントライト記念で2着に入ったものの体調が整わず菊花賞は断念。その後のチャレンジCを快勝するも、中山記念からから大阪杯への出走プランを陣営が描いた矢先に骨折が判明。WORLDとしても大いに注目していた1頭だっただけに残念だったが、当時から「無事ならGⅠを狙える素材」という評価に変わりはない。今回から川田と初コンビとなるが、この鞍上起用も陣営の大きな期待の表れ。勝って新星誕生をアピールするか。

【WORLD分析班チェック】
誰が乗っても乗りやすい馬

これまで戸崎、大野、横山武、ルメールと4人の騎手が騎乗しているが、どの騎手も1勝ずつ挙げているように、「癖がなくて乗りやすいタイプ」のようだ。今回は川田が騎乗するが、リーディング首位の騎手に手が合わないはずがない。キャリアハイのパフォーマンスを引き出せれば休み明けVも十分。




前走:天皇賞春3着

テーオーロイヤル


岡田厩舎(栗東)
菱田騎手予定
戦績:5-0-2-3

初のGⅠ挑戦となった天皇賞春で見せ場を作って3着。ハンデキャップホースという印象だったのが、一躍全国区に名前が知れ渡った。その前走、スタートからゴールまでほぼディープボンドと同じ位置取りで回ってきて、終始手応えではディープボンドを上回る走り。4角でタイトルホルダーに並び掛けた時には「もしかしてこれが勝つ?」と思ったくらいにの反応の良さ。鞍上の菱田も一瞬は夢を見たことだろう。直線向いてからは手応えほどの余力が残っておらず、急に脚が失速してしまったが、あの走りが出来ればGⅡの2200mなら当然V候補になっていい。

【WORLD分析班チェック】
ハンデキャップホースを脱却することが課題

天皇賞、ラストで脚が上がってしまったのは大舞台の馬の経験のなさもあるが、今までハンデ戦が多く軽い斤量でしか走っていなかったことも大きな理由。よって、今後は56キロ以上の斤量にも慣れていかねばならない。56kgを背負って初の中山急坂をクリアできるかどうか。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!






オールカマー2022予想
知ってそうで知らなかったサイン馬券
<9/19(月)更新>

今回もデータや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。

競馬ファンなら、これまでにもレースが終わってみたら『実はそうだったのか!』と隠れたサインやジンクスに気付いた経験はあるのでは?

そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!


信じるか信じないかはアナタ次第?
意外なデータ満載の"サイン馬券"をチェック!

  • ①オールカマーは馬名、出走経歴、前走と当日の人気に注目!

①オールカマーは馬名、出走経歴、前走と当日の人気に注目!



今週のオールカマーはもともと、サラブレッド・アングロアラブなどの品種や所属を問わず出走馬に広く門戸を開けたレースとして、1955年に創設されたもの。その後は様々な経緯を経て現行のスタイルに落ち着いている。昔は10月開催のレースであって地方馬も招待される数少ないレースとしてオールドファンを熱くさせた。現在では1着馬に天皇賞(秋)への優先出走権を付与する条件が加わったている。

9月に移行されてから久しいが9月25日に行われるのは4度目。遡れば勝ち馬は『ゴールドアクター』、『アーネストリー』、『ホウキパウェーブ』。名前を見れば全ての馬にー(音引き)が付いている。先の2頭には2つあるが「オールカマー」にも偶然だが音引き2つ。そして、勝ち馬の戦歴を見ると共通項として着順に拘らず前年の東京開催の重賞を使っている点が共通している。

9月25日という日は日本中央競馬会になってから初めて東京競馬場で中央競馬が行われた記念日でもある。それだから東京の重賞がキーワードとも言えなくないが近年の勝ち馬の名前だけを見れば名前に音引きを持つ馬は意外と少ない。この馬名に音引きを持つ馬と前年の東京開催で重賞を使っている2点は覚えておいて損はなさそうである。

もうひとつ気になる点は人気について、特に近年当日3番人気に推された馬が馬券に絡んでいる。偶然と言えばそれまでだが2015年から続くオカルトポイント。そして、前走2番人気だった馬もまた馬券によく絡んでいる。単なる偶然で終わらせるのか、今年も騙されたと思って乗っかってみるかはあなた次第だ。

【以上から今年の気になる候補】
・馬名に音引きを持つ馬と前年の東京開催で重賞を使っている2点
・当日3番人気に推された馬または前走2番人気だった馬も馬券によく絡んでいる。



オールカマー2022予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<9/21(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

先週WORLDはセントライト記念を◎○▲でズバリ的中!今週も舞台は中山2200mとなり、先週のいいイメージのまま臨めます。外回りの2200mはやはり勝負所から仕掛けてロングスパートの利く馬が有利ですね。


オールカマー2022データ
最初に押さえておきたい3つのポイント!

  • ①近5年はかなりスローな競馬が続いている

  • ②中距離ながら牝馬が強いレースでもある

  • ③「休養後の始動戦=社台外厩組が活躍」は不変の方程式

①近5年はかなりスローな競馬が続いている



古馬中距離にしてはスローな展開が多い。過去5年の前後半の1000mで見てみると良く分かる。

17年 63.1-59.2(3.9)
18年 60.5-59.0(1.5)
19年 61.8-58.0(3.8)
20年 64.3-58.7(5.6)
21年 60.7-59.1(1.6)

前後差でこれだけ前半が遅いのはまるで3歳限定戦の中距離かのよう。63秒台、64秒台などは2歳の新馬戦と変わらず、まさに“歩いている”かのような超スローと言っていい。

オールカマーは秋の主要なレース(天皇賞秋、ジャパンカップ、エ女王杯、香港)を睨む古馬の始動戦になりやすく、どの馬も緒戦から大きく消耗するようなレースは望まないため、ゆったり流れてのヨーイドンになりやすいのかもしれない。強力な逃げ馬が出走してくることもほとんどないことも挙げられる。よって、例年遅めの流れから後半勝負になることが多く、必然的に上がり最速馬が勝ち負けしやすくなる。

②中距離ながら牝馬が強いレースでもある



かつては女傑と言われたヒシアマゾンやメジロドーベルなどが勝利したことがあったが、2000年以降は牝馬が馬券になることがほとんどなかった(出走自体も少ない)。それが近年はトレンドが変わり、牝馬の活躍がかなり目立っている。とりわけ近2年は牝馬によるワンツー決着だ。

有力牡馬は叩き台を挟まずGⅠ直行するケースが増えていることや、牝馬が息の長い活躍をするようになったこと、スローペースで瞬発力が生きやすいなども理由に挙げられるが、いずれにしても「牝馬が通用しない」という認識は完全に捨て去ったほうがイイ。

今年は、デアリングタクト、ウインキートス、ジェラルディーナの3頭が参戦予定だが、いずれも勝ち負けできるだけの能力を秘めており、普通に上位候補に扱える。「またしても牝馬…」というシーンは大いにあるだろう。



③「休養後の始動戦=社台外厩組が活躍」は不変の方程式



休養明けの馬が多く出走する始動戦では『社台系外厩舎組』の活躍が目覚ましい。オールカマーでも毎年のように活躍馬が輩出しており、『社台系外厩』は好走のための必須アイテムと言っていい。

21年3着グリーローヴェイズ(天栄)

20年1着センテリュオ(しがらき)
  2着カレンブーケドール(山元TC)
  3着ステイフーリッシュ(山元TC)

19年1着スティッフェリオ(山元TC)
  2着グレイル(しがらき)

18年1着レイデオロ(天栄)
  2着アルアイン(ノーザンF早来)
  3着ダンビュライト(しがらき)

17年1着ルージュバック(天栄)
  2着ステファノス(しがらき)

16年2着サトノノブレス(しがらき)

15年1着ショウナンパンドラ(しがらき)
  2着ヌーヴォレコルト(山元TC)
  3着ミトラ(天栄)

それでは今年の『社台系外厩』の利用状況を確認しておこう。

■しがらき
┗ジェラルディーナ
┗ヴェルトライゼンデ

■山元TC
┗ソーヴァリアント

■天栄
・・・該当馬ナシ



オールカマー2022予想
『前走時の情報チェック馬』
<9/22(木)更新>



分析班
水谷

重賞などの大きなレースでは、前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことが非常に大事。いわゆる“縦の比較”ですね。木曜の更新では『前走時に注目すべき話のあった馬』をピックアップしてご紹介します。


前走情報チェック馬①

ジェラルディーナ

斉藤崇厩舎(栗東)
横山武史騎手予定
戦績:4-2-2-6

【前走】小倉記念3着

・嫌な予感が的中
前走時の情報・・・「この中間落ち着きがあり、最近では一番良い気配かもしれない。重賞でも通用するのは立証済みだし、あとはジョッキーが溜め殺しするような乗り方さえしなければ勝ち負けできる。またジっと構えよったらたまらんけどな」

★今回の見所ポイント
→懸念してた鞍上の吹かし遅れ
→乗り替わりがプラスに働けば



前走情報チェック馬②

ソーヴァリアント

大竹厩舎(美浦)
川田騎手予定
戦績:4-2-1-2

【前走】チャレンジC1着

・距離は2000mがベスト!?
前走時の情報・・・「セントライト記念で菊花賞の優先権は取りましたが、距離適性を考えて自重しました。前走見る限り2200mは少し長いかもしれないので、2000mがベストだと思う。重賞を勝てる馬だと思うのでここは結果が欲しい」

★今回の見所ポイント
→引き続き1Fが課題
→長期休養で落ち着き欲しい



前走情報チェック馬③

ヴェルトライゼンデ

池江寿厩舎(栗東)
戸崎騎手予定
戦績:3-4-1-2

【前走】鳴尾記念1着

・地力の高さを証明
前走時の情報・・・「1年4カ月ぶり。稽古は坂路主体だがしっかり動けていて状態自体は良さそう。馬はまだ若いし、この仕上がりであればGⅢレベルならイキナリでも十分やれる。あとはブランクがどうかだけじゃないかな。左回りも大丈夫だし、調教師はかなり期待してたよ」

★今回の見所ポイント
→レース勘は問題ナシ
→反動なく脚に不安ナシ




オールカマー2022予想
『僕ならこう乗る!』
大西直宏の注目馬

<9/23(金)更新>



当社の専属アドバイザーで元JRAジョッキー・大西直宏氏が「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップ。その馬をどう乗って一発を狙うか?元乗り役ならではの考えや戦略を披露します。



大西直宏の注目馬

ジェラルディーナ

斉藤崇厩舎(栗東)
横山武史騎手
戦績:4-2-2-6

外回りで末脚を爆発させれれば突き抜けも…


夏のローカル重賞と違って「昔の名前」で出てくる高齢馬ではなく、充実一途の4~5歳馬が多く揃って見所のある一戦になりそうです。さすがに秋緒戦の伝統のGⅡですね。

上位人気しそうな5~6頭はどの馬にもチャンスがあって、馬券的にはどこからでも入れるように思います。僕は、乗り方ひとつで更に前進が見込めるという点から、ジェラルディーナに注目しています。

この馬、これまで福永騎手とコンビを組むことが多かったですが、正直騎乗面で物足りない面を多く感じていました。条件戦3連勝した時までは完璧でしたが、その後がどうも消極的な騎乗が多くて100%能力を出し切れたように思えません。

具体的には「仕掛け遅れ」と「ロスのある騎乗」の2点がありました。具体的に見ていくと、チャレンジCは62.9-58.1という前にいなければ話にならないスローを中団で脚を溜めたまま動かず吹かし遅れ。京都記念はイン馬場を大外ぶん回しで脚を余し、阪神牝馬Sは幸騎手騎乗でしたが、これもイン前有利の馬場で最後方から大外ぶん回しで脚を余し、鳴尾記念は8枠から外々回る競馬でロスが多く、小倉記念は馬群の中で詰まってこれまた脚を余す結果。

とにかくチグハグだらけで、全力を出し切って負けたというレースがありません。この重賞挑戦の5戦は全て不完全燃焼の結果に終わっています。もう少し上手く乗っていればもっと上の着順を拾えたのになと思うので、乗り替わりになる今回は前進するチャンスに思えます。

スイッチする鞍上は横山武史騎手。これは魅力タップリの騎手へ乗り替わりですね。彼は積極性という点では福永騎手と対照的な騎手であり、今回はこの馬の能力を存分に出し切ってくれるような気がします。小回りよりも外回りのほうが末脚を引き出しやすいタイプなので、中山の2200mになるのもいいでしょう。

理想の乗り方は、3~4コーナーから早めに仕掛けて長く脚を使うことです。先週のセントライト記念のガイアフォースのようなタイミングで動き出したら勢いのまま突き抜けまであるかもしれません。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは9/24(土)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『オールカマー(GⅡ)』
『神戸新聞杯(GⅡ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

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