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【AJCC2022予想】伝統の古馬重賞!主役は4歳馬?注目データ・ヒント多数



アメリカJCC2022予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

今週の中山は古馬の伝統の一戦アメリカJCCです。過去にはメジロブライト、スペシャルウィーク、マツリダゴッホ、トーセンジョーダン、ルーラーシップ、ブラストワンピースなどが勝ち上がったレースですが、近年はそこまでメンバーが揃うことがありません。まずは有力馬の顔触れを確認していきましょう!




アメリカJCC2022予想
出走馬/枠順確定
<1/21(金)更新>


アメリカJCC(GⅡ)
1/23(日) 中山芝2200m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1キングオブコージ牡656横山典弘
2アサマノイタズラ牡456嶋田純次
3キャッスルトップ牡457仲野光馬
4クレッシェンドラヴ牡856津村明秀
5エヒト牡556北村宏司
6ポタジェ牡556川田将雅
7ダンビュライトセ856松若風馬
8アンティシペイト牡556大野拓弥
9ボッケリーニ牡656横山武史
10ラストドラフト牡656戸崎圭太
11オーソクレース牡455ルメール
12ソッサスブレイセ856柴田大知
13スマイル牡656田辺裕信
14マイネルファンロン牡756松岡正海





アメリカJCC2022予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<1/16(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、アメリカJCC2022に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:菊花賞3着

オーソクレース


久保田厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:2-2-1-0

故障によって春クラシックは棒に振ったが、菊花賞戦線には復帰してトライアル3着→菊花賞2着と好走。改めて力のあるところを示した。ルメールもこの馬が無事なら三冠のコンビを組む予定だった馬だけに、無事に復帰して能力の衰えがないことを確かめられたのは何よりだろう。「来年は期待できると思う」と2022年の飛躍を大きく期待している。

さて、菊花賞の後は有馬記念へは向かわずにAJCCから始動。昨年のアリストテレスも菊花賞2着の後、有馬記念を使わずAJCCに出走して勝利を飾った。この馬の場合、有馬記念は同じキャロットのエフフォーリアがいたから当然の使い分けだし、タフな菊花賞路線を使った後だけにシッカリと疲れを取りたかったのもあるようだ。距離も本質的には2000~2400mくらいがベストで、メンバー的にも手薄のここは初タイトル奪取のチャンスだろう。

【WORLD分析班チェック】
帰厩後の動きはまだ良化途上だけに当週の動きに注目したい

時期的にまだめっきりと仕上げているワケではないので、仕上がり具合の見極めがポイントになりそうだ。天栄から戻ってからは「少し立派にも映る」「前走時との比較でもまだ物足りない印象」と仕上がり途上のコメントが出ていた。当週でどこまで状態が上がってくるかをチェックしたい。




前走:中日新聞杯5着

キングオブコージ


安田翔厩舎(栗東)
横山典騎手予定
戦績:5-2-1-8

昨年のオールカマーこそ長期休養明けで9着に敗れたが、それまで中山コースは2戦2勝と相性がいい舞台。休み休みだった近3戦こそ結果が出ていないが、順調に使えるようになれば2年前の4連勝が示す通り、重賞でも勝ち負けできる馬だ。この馬はロードカナロア産駒にしては長距離砲として知られ、同産駒で初めて2500m以上の距離の重賞を勝った馬である(アーモンドアイは2500mの有馬記念で不発)。

先行しても差しに回しても変わらずに鋭い脚を使える融通性の高さが武器で、外回りの中山2200mの舞台ならば流れに合わせた乗り方が出来るだろう。実力馬復活なるかに注目したい。

【WORLD分析班チェック】
『安田翔×横山典』はお馴染みのヤリコンビで馬券率50%を誇る!

安田翔×横山典と言えば、クラヴェルやワンダーリーデルでもお馴染み。関西厩舎×関東騎手ながら蜜月の関係を築いており、近5年の馬券率(3着以内)は50%のハイアベレージを誇る。特に横山典は直近は栗東に滞在して馬を集めていることから、この関係が更に濃いものになることが予想される。休み明け2戦目となる今回、状態はかなり上向くと思われるだけに直前の関係者情報からも目が離せない。




前走:中日新聞杯9着

ラストドラフト


戸田厩舎(美浦)
戸崎騎手予定
戦績:2-2-2-9

一昨年、昨年とともにこのレース3着。そして3年前は新馬勝ち後に京成杯を優勝。とにかく冬場に強い馬で、毎年この時期だけは好走する。「中山が合ってるのもあるんでしょうね」とは厩舎関係者だが、確かに適度に上がりの掛かるこの舞台は向いているのかもしれない。

近走の着順は良くないのでそこまで注目されることはないかもしれないが、天皇賞秋は相手を考えれば8着は悪くないし、前走の中日新聞杯にしても直線で外に出すスペースが無く、追い出しを待たされる不利があった。「終いは伸びていただけに勿体なかったね」と振り返るようにまだまだ能力の衰えは見られない。もう丸3年も勝ち星から遠ざかっているからと言って軽視は禁物だ。

【WORLD分析班チェック】
「三浦→戸崎」への乗り替わりは大幅な鞍上強化になる

これまで主戦を務めていた三浦騎手から戸崎騎手に鞍上強化する。三浦に関しては残念ながらあまりデータで強調できる材料がなく、昨年も騎乗馬の質を考えたらもっと勝ち星があっていいのにそこまで勝ち星が伸びず、しかも全体と比べて極端に単勝回収率が低いことから「人気以上に走らせることが少ない騎手」なのがハッキリ。戸崎へのスイッチで前進期待がアップだ。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。これ以外にも、同舞台でセントライト記念を制しているアサマノイタズラ、先週のルビーカサブランカ、ヨーホーレイクと同じ勝負服で重賞実績もあるボッケリーニ、ポタジェなど魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




アメリカJCC2022予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<1/19(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

年明けの古馬重賞は4鞍が終了しましたが、それらはいずれもハンデ戦で波乱傾向が高めでした。今週の2鞍(AJCCと東海S)はともにG2の別定戦。強い馬が強い競馬で勝つことができるでしょうか。ここではAJCCをより深掘りして参ります。


アメリカJCC2022データ
最初に押さえておきたい4つのポイント!

  • ①冬場に抜群の信頼度を誇る厩舎実績に注目

  • ②ノーザンFに逆らうべからず!?今年も人気どころがスタンバイ

  • ③1番人気が7連敗中、年明け重賞はかなり波乱含み!?

  • ④今年こそブレイクへ、巡ってきたチャンスをモノにできるか?

①冬場に抜群の信頼度を誇る厩舎実績に注目



バタバタの年末年始を挟み、また降雪も多い厳寒期である『12月~2月』は人馬にとっても過酷な時季。その中で行われる芝の重賞実績に特徴的な傾向があるのを知っているだろうか。是非次のデータをご覧頂きたい。

◆調教師別集計
集計期間:2011 ~ 2022
 集計範囲:12,1,2月の重賞
限定条件:芝1800m以上
--------------------------------
  調教師 着別度数
--------------------------------
(栗)池江泰寿 21- 13- 16- 73/123 ←★
(美)堀宣行 10- 5- 6- 34/ 55 ←★
(栗)音無秀孝 8- 6- 3- 68/ 85 ←★

(栗)矢作芳人 6- 6- 8- 45/ 65
(栗)須貝尚介 5- 5- 3- 22/ 35
(栗)藤原英昭 5- 5- 1- 24/ 35
(美)国枝栄 5- 3- 0- 24/ 32 ←★


見ての通り、池江寿厩舎が2位にダブルスコアの勝ち星があり、近10年の冬場における池江寿厩舎の実績はズバ抜けている。この厩舎は有馬記念で足りない馬を前後のチャレンジC、中山金杯、日経新春杯、AJCCへと使い分け、毎年この時期は本当に多くの実績を残してきた。

ここまで突出した実績を残せたのは『冬場における仕上げ方』を完全に手の内に入れているからこそに他ならず、今年もボッケリーニが重賞2勝目を狙ってスタンバイしている。昨年は不振に終わった池江厩舎だが、得意の冬場で復活の狼煙を上げることかできるかどうか。鞍上はいま最も頼りになる横山武Jとのコンビだ。

更に、池江厩舎ほどではないものの実績上位の堀厩舎(スマイル)、音無厩舎(ダンビュライト)、国枝厩舎(アンティシペイト)も虎視眈々と準備を進めている。この狙い撃ち感ありありの使い方はまさに“厩舎ノウハウ”と言えるものだろう。



②ノーザンFに逆らうべからず!?今年も人気どころがスタンバイ



【過去4年の優勝馬】
21年アリストテレス
20年ブラストワンピース
19年シャケトラ
18年ダンビュライト

現在、ノーザンF生産馬が4連勝中。改めて強調するまでもなく、芝の中距離路線は本当に層が厚い。昨年暮れから有馬記念、中山金杯、日経新春杯、そしてAJCCと古馬の芝中距離路線が続くが、それらの重賞すべてにノーザンFの有力馬が振り分けられていることからも分かる。

今年はオーソクレース(ルメール)、ポタジェ(川田)、ボッケリーニ(横山武)、ダンビュライト(松若)と駒が揃っており、特に上位3頭は昨年の騎手部門で話題を独占した3人を起用するのだから、その本気度は推して知るべし。なお、これらはいずれも外厩(オーソクレースは天栄、ポタジェとボッケリーニはしがらき)を経由している。



③1番人気が7連敗中、年明け重賞はかなり波乱含み!?



年が明けて既に7鞍の重賞が行われたが、1番人気が7連敗(1番人気成績=[0.2.1.4])と苦戦傾向にある。同じく2番人気も[0.1.1.5]と勝ち星ナシ。

厳寒期ということで、確かに各陣営とも仕上げに苦労しているのはあるが、他の理由としては古馬戦は4戦全てがハンデ重賞だったこと、3歳戦は社台クラブのブランド馬が過剰に人気したことなども挙げられる。いずれにしても、この冬場に関しては、戦績などから“押し出されて人気になるケース”というのは一番危ないパターンなのかもしれない。

今年のAJCCの上位人気候補はオーソクレース、ポタジェ、アサマノイタズラあたりだが、これらが本当に裏付けのある人気馬なのかを見極める必要がありそうだ。特にオーソクレースにポタジェはまだ重賞未勝利という点は押さえておくべきポイントだろう。



④今年こそブレイクへ、巡ってきたチャンスをモノにできるか?



昨年の重賞実績【2.0.3.48】(連対率3.8%)と不振に終わった三浦騎手は、昨年3着に導いたお手馬のラストドラフトがクビになってしまったものの、国枝厩舎のアンティシペイトに騎乗することで復活参戦。この馬とは過去に①①②②着と好相性を誇り、逃げ先行で結果を残している。今回のメンバーで逃げ馬はこの馬のみで、まともなら単騎逃げが濃厚。

フェアリーSのニシノラブウインク、京成杯のトゥーサンがそうだったように、重賞では出遅れや不利を受けやすく、とにかく能力を発揮できずに終わるケースが非常に多い騎手ではあるが、アンティシペイトは相性がいい馬でしかもマイペース逃げがミエミエということであれば、ここは鞍上の手腕が大いに試されるところ。

毎年、関東では「期待の騎手」に名前が挙がりながらなかなか重賞(特にGⅠ)で活躍できないが、今年こそブレイクの年にできるかどうか、この馬の騎乗に懸かっていると言えそうだ。
(※アンティシペイトは大野騎手に乗り替わりとなりました)



アメリカJCC2022予想
『調教マル特ホース』
<1/20(木)更新>



●普段通りのメニューをこなして準備ができていれば十分

厳寒期の仕上げということで、どうしても「なかなか絞り切れない」というのが各陣営が共通して頭を悩ますこと。乗り込み量が不足していたり、冬毛が出て見栄えが悪かったり、良い頃と比べて躍動感が一息の馬が多いのは仕方がないことだろう。

そんな中で、いつも通りの調教メニュー(本数や負荷)をこなし、直前でも鞍上とのコンタクトをシッカリとってハイシーズンと変わらぬ仕上がり&準備をしてきた馬が2頭いるので紹介しておきたい。ここで強調する2頭は、これまで通りの能力を発揮できると考えて良さそうだ。


調教マル特ホース①

アンティシペイト

国枝厩舎(美浦)
大野騎手予定
戦績:4-5-0-4

・坂路&ウッド併用で乗り込み十分、鞍上も2週連続乗って好感触

昨秋11月のAR共和国杯からのゆったりローテということもあり、中間は山元トレセンに単騎放牧に出てリフレッシュ。その後は暮れに帰厩して約1ヶ月近く乗り込んできた。いつも通りにウッドと坂路を併用して併せ馬も何本も消化。ここ2週はレースでも騎乗する三浦が手綱を取って長めからシッカリ追って、ここへ向けての準備としては申し分ない過程を踏んでいる。(※急遽大野騎手に乗り替わりとなりました)

この中間のウッドでの内容では、先導する馬を追いかける形で併入する形でフィニッシュしており、どうやら差す競馬も視野に入れているのかもしれない。指揮官も「今回はブリンカーを外し、やや後ろめから相手に合わせて進める競馬をしてほしいと考えてる」というコメントも出していた。



調教マル特ホース②

ポタジェ

友道厩舎(栗東)
川田騎手予定
戦績:5-4-2-1

・乗り込み量豊富で鞍上とのコンタクトもバッチリで文句なし

昨年末に朝日杯FSをドウデュースで勝ち、年明けは先週の日経新春杯でヨーホーレイクが早速重賞V。厩舎を支えた高齢馬が抜けても若い世代の馬がドンドンと結果を出すのが友道厩舎。ノーザンFの好素材が預託されているのも確かだが、それに応えるだけのノウハウを持っているのは間違いない。調教内容を見ていても、とにかく全体的に乗り込み量は豊富でレースに向けての準備は決して怠ることがない。友道厩舎の強さの秘訣だろう。

このレースのポタジェも同様。天皇賞秋のあとはいつものようにNFしがらきに放牧に出て12月中旬に帰厩して乗り込みを開始。坂路、ウッド、プールでシッカリとスタミナを強化して、2週続けて川田が乗って最後の仕上げ。今週は厩舎の超高額馬リアド(←若駒Sに出走)に先着させてあげる形で遅れたが、もう十分に仕上がって調整段階だったので遅れは気にしなくていい。目立った時計は出ていなくても十分に力を発揮できる状態が整っている。




アメリカJCC2022予想
『下馬評は低いが妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<1/21(金)更新>


分析班
水谷

木曜のメンバー確定を見てお気付きの方も多いと思いますが、今週は美浦で3名の騎手がPCR検査で陽性となって乗り替わりが発生しています(JRAが具体名を公表していないため明言は避けますが、このAJCCにおいても直前で乗り替わりが発生し、予想においても大きな影響が出ています)。

普段のレース以上に騎手とのコンタクトについては考慮すべき必要があるかもしれません。金曜の『注目穴馬』では、枠順の並びと鞍上の特徴から特に評価アップできる馬を取り上げます。


下馬評低めの盲点注目馬

キングオブコージ

安田翔伍厩舎(栗東)
横山典騎手
戦績:5-2-1-8

【前走成績】
中日新聞杯(5着/4番人気)

○前走は生涯最高体重、叩き2戦目で前進見込める

横山典騎手とのコンビで8枠に入ることが多かった同馬(7度騎乗で4度が8枠)だが、今回は1枠1番という絶好枠を引き当てた。この馬とコンビを組んで3連勝を決めた時は先行策から抜け出しをしていたことを考えたら、久々に好位からの競馬が見られるかもしれない。

『安田翔×横山典』は先週の日経新春杯のクラヴェルでもコンビを組み、クラヴェルは後方で構えすぎて見せ場を作れなかったことからも、今回は前に出していって粘らす競馬をさせる可能性が高い。この枠を最大限に生かすならばインポケット確保が理想だろう。場合によってはハナという選択肢もゼロじゃない。いずれにしてもこの枠ならば鞍上の機転の利いた好騎乗(いわゆるノリマジック)を期待したくなる枠の並びだ。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは1/21(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『アメリカJCC(GⅡ)』
『東海S(GⅡ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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