【マイナー騎手の勝負所】腕は劣るが意気込みは買える

先週の舟木Co.の提供レースは、マイナージョッキーによるワンツースリーで◎▲△決着。馬連、３連単をズバリと的中させることができた。

宮崎北斗、嶋田純次、小林脩斗という、今年まだ１勝しか挙げていないジョッキーたちが揃って上位に食い込むレースを狙い撃ちできたことがとても喜ばしい。

ルメールや川田といったトップジョッキーが強い馬に乗り、計算通りに結果を出すレースも悪くないが、個人的には、マイナー騎手が限られたチャンスを全力でモノにするレースのほうが好きである。細い針の穴を通すような快感があるからだ。

あの場面では、鞍上の意気込みを大いに信頼できた。推奨内容にも書いた通り、状況が状況だけに、手抜きの騎乗はまずないだろうし、新潟ダ1200ｍの外枠なら、そこまで高度な騎乗技術も問われない。「勝つんだ」という強い気持ちさえあれば、結果がついてくると信じていた。

９月の中央２場開催は、マイナー騎手にとって厳しい１ヶ月。以前、大西直宏さんから「ローカル中心に活躍している中堅騎手にとって、９月の開催は（乗り鞍がほとんど回ってこないため）死活問題となるので、夏の終盤は少しでも多くの勝利を積み重ねる必要がある」と聞いたことがある。


さて、今週の競馬でも「何としても勝ちたい！」と強い意気込みを持つジョッキーがいるので、最後に紹介しておきたい。

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