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【日本ダービー】サートゥルナーリア 文句なし 史上7頭目の無敗2冠へ完璧仕上げ

 栗東CWで追い切るサートゥルナーリア(右)=撮影・石湯恒介

 「日本ダービー・G1」(26日、東京)

 主役の座は譲らない。05年ディープインパクト以来、14年ぶり史上7頭目となる無敗の皐月賞&ダービー2冠を狙うサートゥルナーリアは22日、栗東CWで併せ馬。余裕の1馬身先着を果たした。文句なしの動きで、陣営も出来の良さに太鼓判。状態は上昇カーブを描いている。

 まだだ。待つことの大切さを教え、そして理解を深めてきた。まるで言葉を交わしているかのような一瞬。サートゥルナーリアは乗り手の意思に応じ、平常心を貫き通した。栗東CWでの併せ馬。1馬身先行した僚馬タニノフランケル(4歳オープン)との間合いを保ったまま直線へ。ラスト100メートルを過ぎてからだった。鞍上の拳がわずかに動くと瞬時に反応。滑らかにギアチェンジし、スッと前へ出て1馬身先着した。

 6F82秒9−38秒1−11秒7。ゴールを過ぎてもスピードをすぐには落とさず、攻めの姿勢で追い切りを終えた。「先週、ジョッキーに乗ってもらって、全体的にゆっくりな流れの追い切りだったので、その後の馬体のシルエットから、もう1段階負荷をかけられると判断しました。息の戻りも早かったですし、文句のつけようがない状態だと思います」。共同記者会見に臨んだ辻野助手は、はっきりとした口調で今を伝えた。4戦4勝で皐月賞を制してから中5週。短期放牧で疲れを抜き、再度力を存分に出せる状態になった。

 舞台となる東京は初。左回りも未経験だが「左トモの推進力が強くて、右手前が好きなタイプ。直線を右手前で走ることになるので、左回りはマイナスにはならないでしょう」と同助手は好イメージを抱く。関東への輸送もクリア済み。母は05年オークスを制したシーザリオで、半兄エピファネイアは14年ジャパンCを奪取。操縦性の高さに加え、東京芝2400メートルで輝きを放ってきた血の背景も背中を押す。

 騎乗停止中のルメールに代わり、バトンを託されるレーンは、06年メルボルンCを快勝したデルタブルースの走りを目に焼き付け、日本競馬に深い興味を持ったという。デルタを担当していたのは、現在サートゥルを受け持つ滝川助手というのも何かの縁だろうか。05年のディープインパクト以来、14年ぶり7頭目の無敗2冠制覇へ。13年の時を経て、若き名手はチームとして夢を紡ぐ。


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