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《「偉大な馬」が掴んだ栄光》


昨年2着の雪辱を果たし自身初のG1勝利、そして一族にとっても3姉弟でのG1制覇という偉業を達成したシュヴァルグラン、管理する友道師はレース後に『去年からG1に挑戦し、あと一歩で勝てませんでした。ここで念願がかない、ほっとしましたよ』と感慨深げに語っていたという。

聞けば今回は『春シーズンの疲れが残っていた昨年と違い、完璧な状態で秋緒戦を迎えられました。中間も順調そのもの。自信を持って送り出せた』との事。

また、鞍上は初騎乗だったが、水曜の調教で初めて跨がったボウマン騎手はすでにその時点で馬はパーフェクトという感触を掴んでいて、さらに1枠1番という枠順を引くと『ラッキー』とたいそう喜んでいたそうだ。

友道師は『キタサンブラックがハナヘ行くと想像していましたし、作戦通りの3、4番手。うまく乗ってくれました』と冷静にレースを振り返っていたが、さすがに最後の直線では『直線で上がってくるのを見て、力が入りましたよ』と熱くなっていた様子。


そして、やはり同馬を語る上では、母ハルーワスイートのことを抜きにはできないだろう。

友道師は以前に生後間もない頃のシュヴァルグランについて『伸びやかで柔軟。ゆったり走れる長めの条件が合うだろう想像しましたね』と語っていたが、この母の産駒はそれぞれ個性があり、種牡馬の特長を活かす傾向にあったため、当時から『この父(ハーツクライ)らしい成長力にも期待していた』という。

若い頃はまだ気性に危うい所があったり、3歳の年明けには挫跖(※若駒Sを取消)でリズムが狂ってしまった事もあってクラシックには乗れなかったが、3歳秋には3連勝を挙げてオープン入りし、その頃になるとトモの緩さも解消して、グンと力強さを増してきたとの事。

それでも友道師は『まだ下見でちゃかちゃかしたり、子供っぽさが目立ちますからね。良くなる余地はたっぷり残されていますよ』と当時語っていたが、それから2年近い月日を経て、ようやく手にした念願のG1タイトル。

また母だけでなく、ヴィルシーナ、ヴィブロスなどこの兄弟を全て所有してきた佐々木主浩オーナーに対しても『ハルーワスイートの産駒では3頭目のG1ウイナー。佐々木オーナーは男馬でG1に勝つのが初めてです。オーナーにも、馬にも感謝の気持ちで一杯ですね。調教師になり、最初に預託が決まったのがハルーワスイート。うちの厩舎があるのは、偉大な母のおかげです』と、改めて感謝を述べていた。


「偉大な馬」という意味の馬名を持つシュヴァルグラン、次は有馬記念に向かう事が発表されたが、友道師は早くも『復帰3戦目となり、一番いい状態で参戦できると思いますよ』と自信をのぞかせていたそうだ。

次走、そして来年以降さらにタイトルを積み重ねる事ができるか?ついに本格化した「偉大な馬」の走りにからは、今後も目が離せそうにない。


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