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《池江寿師もひときわ喜んだ理由とは?》


管理する池江寿師は、春シーズンが終わった時点で『秋は菊花賞ではなくマイルへ』と路線を決めていたという。

その見立て通り、古馬を降して3歳馬としては17年ぶりとなるマイルチャンピオンシップを制したペルシアンナイト。

元はといえば、春シーズンもアーリントンCを楽勝し、皐月賞も勝ちに等しい内容で、世代トップの力は示していた。

休み明けの富士Sこそ5着と期待ほどは走れなかったが、富士S後は目論見通りに上向き。

今回は『出走馬中で馬体が一番良く見えた』と言う声もあったように、キッチリと最高の状態に仕上がっていた。


また、母の全兄にはゴールドアリュールがおり、池江寿師にとっても父である池江泰郎元調教師の時代からの馴染みの血統。

(※ちなみに、厩舎に近い情報筋によると『気性が難しかったり、結果的にパワーが勝っていてダート巧者も多く出る血統』とのこと)

池江寿師も普段から『馴染みの血統を育てていくのが調教師の仕事』と言っており、それだけに喜びもひとしおだったようだ。


そして、やはりこの勝利は鞍上のミルコ・デムーロを抜きには語れないだろう。

本来ならライアン・ムーア騎乗のエアスピネルが勝っていた競馬を、最高の騎乗でゴール寸前に差し切って見せた。

道中は無駄な動きをせずにインでロスなく立ち回り、直線も瞬時の判断で外へ持ち出し、ペルシアンナイトの持ち味である瞬発力を最大限に引き出した。


まとめるなら今回の勝因は…

・馬の適性を的確に見抜いていた厩舎サイド

・休み明けを使って最高のデキに仕上がっていた馬の状態面

・馬の持ち味を存分に引き出した鞍上の好騎乗

という3点に凝縮されるが、もちろんこの勝利は決してフロックで片付けられるものではないだろう。

これまで3歳時にマイルチャンピオンシップを制したのは、サッカーボーイ、タイキシャトル、アグネスデジタルと言った名馬ばかり。

しかも、ペルシアンナイトはそれら3頭より1キロ重い56キロの斤量を背負って勝ったのだから、より価値が高いという見方も可能。

新たに誕生した若きマイル王、来年もさらなる飛躍を期待したい。


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