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《当歳時から意識していた凱旋門賞》


日本時間の日曜深夜、凱旋門賞の前哨戦となるフォワ賞(G2)に出走するサトノダイヤモンドとサトノノブレス。

池江寿師と親交の深い情報網によると、池江寿師は当歳時のセレクトセールで見た時から、ディープインパクト産駒ながら瞬発力だけでなく重厚さを兼ね揃えているサトノダイヤモンドには凱旋門賞を意識していたという。

3歳時の昨年も、もしダービーを勝っていたら挑戦の可能性はあったものの、国内のトップを目標にして遠征は自重。

そして、周知のように昨年の有馬記念を勝った時点で今年の最大目標を凱旋門賞に置き、そのためのローテーションを選択。

上半期は阪神大賞典から天皇賞(春)へ、そして宝塚記念はパスして、フランス入りしてフォワ賞から凱旋門賞へという、当初描いていた通りのローテーションでココまで来た。

しかし、当初使うつもりはなかったという宝塚記念だが、天皇賞(春)の直後には、使う可能性も少なからずあったそうだ。

というのも天皇賞(春)のレース後、サトノダイヤモンドはデビューからこれまでの中で一番というほどに反動が少なかったという。

その要因と見られているのが、『年間を通じても最も硬い馬場状態になる』という、天皇賞(春)が行われる時期の京都の馬場。

その中でサトノダイヤモンドは返し馬から突っ張った走りで、レースに行っても普段は加速するとクビが下がって前肢が伸びるフォームになるのが、この時は最後まで走るフォームが変わらなかった。

道中の反応も阪神大賞典の時よりも良かったぐらいで、関係者も『使って良くなっていたのは明らか』と見ていたのが、追ってからもフォームが沈まず、これにはルメールも首を傾げていたという。

これは硬い馬場で馬が全力で走ろうとしなかったためで、『前肢を叩きつけて走る所がある馬が、硬い馬場で自ら加減したのではないか』という話。

そのため全力を出さずにレースを終えてしまい、結果、レース後の反動も少なかったそうだ。

それ故に、池江寿師も一度は宝塚記念を使う事を考えたという。

また、使ったら結果を残せるだけの手応えもあったようだが、最大目標の凱旋門賞により良い状態で向かうため、最終的には回避を決断。

それもあって、サトノダイヤモンドはココまでの調整過程としては無理なく来ていて、フランスに移動後も現地の環境にもすぐに対応できたそうだ。

もちろん次の本番を見据えて目一杯の仕上げではないが、関係者の間では『フォワ賞で勝ち負けにならいと本番でも勝ち負けは難しいだろう』という思いがあり、決して単なる叩き台ではない。

オルフェーヴルの時を振り返って『前哨戦で上手くいきすぎて先に繋げられなかった』という池江寿師が、当歳時から凱旋門賞を意識していたというサトノダイヤモンドで臨む自身3度目の凱旋門賞挑戦。

まずは日曜の前哨戦でどんなレースが見られるのか、大いに注目してみたい。


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