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《"夏らしくない夏"が及ぼす好影響》


8月に入ってから東日本では太平洋側を中心に長雨と低い気温が続き、夏らしくない夏となっている。

しかし、この気候は馬にとってはいい事で、美浦トレセンでは例年より涼しいおかげで、厩舎関係者の間からは『夏負けの心配なく、思い通りの調教ができる』という声が出ているそうだ。

例年の夏場は、厩舎によっては調教のメニューを控えめにして、暑さを考慮した調整をする所も多い。

しかし、今年は涼しい気温のため、例年ほど暑さを気にする事なく調教できているようだ。

そして、美浦の情報筋によると、『特にその影響が大きいのは2歳馬』だという。

というのは生まれてからずっと涼しい北海道で過ごしてきた多くの2歳馬にとっては、本州の30度以上の暑さというのは初めて経験するもの。

そのため例年この時期の2歳馬は、トレセンに入厩して調整を進める内にバテてしまい、再放牧に出すというケースも少なくないそうだ。

それが今年は、そういった心配を余りする事なく調整が進んでおり、再放牧に出す馬も例年よりは少ないとの事。

そして、その結果、例年なら頭数も減ってメンバーの質も下がりやすい夏場の後半から秋の中山開催の新馬戦が『今年は有力馬が揃う事になるかもしれない』という。

確かにココ数週間が涼しいからといって、それだけで急に2歳馬の入厩が早まるという事は考えにくい。

しかし、例年よりも再放牧に出る馬が減るので、その影響により、この後の新馬戦が例年よりも出走頭数も増え、メンバーも質も上がるという可能性は大いにありえる話だろう。


なお、これは美浦や北海道などの東日本の話で、栗東トレセンや小倉は例年と同じく厳しい暑さが続いており、関西馬にとってはいつもの夏と余り変わりはないようだ。

それだけに、例年よりも涼しい夏を過ごした関東馬が、今年の秋、さらには来年に向けてその恩恵を受ける(例年よりも勝ち鞍が増加したり、大レースでの活躍が多くなる)という事も考えられる。

予報では来週にはまた暑さが戻ると見られているようだが、それでも8月上旬~中旬にかけての、例年なら一番暑さの厳しい時期を涼しく過ごせたメリットは大きいはず。

その影響は、特に新潟開催後半から秋の中山開催にかけての2歳新馬戦での頭数やメンバー構成に出るはずなので、ぜひ覚えておいて、注目して頂きたい。


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