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《宝塚で見た堀厩舎の厩舎力》


宝塚記念で国内初G1を制したサトノクラウン、その一番の勝因に「立て直しに成功した厩舎力」をあげるのは厩舎を良く知る当社情報筋。

聞けば、当日の馬体重発表がプラスなのを見た時に「やれると思った。大阪杯の苦い経験をふまえて立て直しできた感触があった」との事。

前走の大阪杯では、負荷をしっかりと掛けて当日は12キロの馬体減だったサトノクラウン、しかし結果としてそれが良くなかったようで6着と掲示板にも載れず。また、レース前から情報筋の目にも「明らかに元気がなくておとなしすぎ」と見えていたそうだ。

その反省から今回厩舎では「心と体を整える調整に徹した」そうで、「最終追い切りもあれでちょうど良かった」との事。

馬体重も前走からプラス10キロぐらいをメドに小まめに体重を量って調整を行い、さらに輸送でも馬運車内の枠場を通常よりも広げてもらい、輸送中もストレスの軽減に努めたとの事。

さらに、競馬場でもなるべくストレスなく過ごせるように、1週前の時点で堀調教師が自ら競馬場内の出張馬房のエリアを歩き回って調査し、できるだけ静かな馬房に入れるように業務課に要望を出していたそうだ。

それらの効果もあって、レース当日は大阪杯の時とは違い、上手く気持ちが乗っていた。

レースでは細かい作戦は立てていなかったとの事だが、厩舎では「道中はキタサンブラックを見ながら運び、直線で交わす」というイメージを持っており、また鞍上ミルコもキタサンブラックを負かせる位の力を持っているという感触はあったとの事。

そして、その通りに直線はアッサリと抜け出して勝負を決めた。

今回はそういった厩舎の調整や、ジョッキーの好騎乗、さらに馬場の良い所を選んで走れる大外枠も良く、それらの要素が噛み合った結果、キタサンブラックらを負かす事ができた。

現時点でもまだ不安材料の多い馬で、どっちに転ぶのか分からない所はあるが、6着に敗れた昨年からは厩舎でも「格段の進歩」と言われており、馬も完成の域に近付いてきているそうだ。

レース後はすぐに北海道に放牧に出て、秋シーズンは天皇賞(秋)から王道路線を歩む事になりそうだが、今回の宝塚記念は陣営にとっても収穫の多い一戦だったようで、この秋の走りにも大いに注目しておきたい。



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