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オークス 能力の高さは勿論、タフさを要求される流れが奏功!


3歳牝馬のGⅠレース、第80回オークスが東京競馬場で行われました。

桜花賞馬不在の今年のオークスを制したのは、1番人気馬ラヴズオンリーユー
例年、桜花賞組の出走馬がやはり実績や出走間隔からも人気になるのですが、今回は重賞初挑戦のラヴズオンリーユーが2歳女王ダノンファンタジーやGⅠ上位組のクロノジェネシス、シゲルピンクダイヤを抑えての1番人気に支持されました。
これまで3戦して無敗、特に前走の忘れな草賞での鮮やかな勝ちっぷりは印象的で、その底知れぬ力に期待を寄せる人が多かったためにこれだけの人気になったのでしょう。

レースでは、スタートは五分に出たものの途中で馬がフラついて位置が下がってしまったようです。確かに直線に向くときは、これで届くのだろうかと思うほど後ろにいました。しかしこれまでも常に速い上がりタイムで走り、勝ってきたラヴズオンリーユー、このレースでも34.5秒の脚を使い2着馬をクビ差、差し切りました。

それぞれに特長がある出走メンバーの中でも、総合的な能力は最も高いと思いますが、そこに加え今回は、展開が味方したことも勝因としては大きかったのではないでしょうか。

まず逃げ宣言をしていた1番枠のジョディーが、抜群のスタートと素晴らしいダッシュ力ですぐに体ひとつ抜け出ました。このような場合、前に行こうとしていたジョッキーは、自分がそれ以上のスピードで馬を押していかなければならなくなるため競りかけるのを躊躇し、退いてしまうので、逃げとしては最高の形を決めたことになります。ところが、なぜかハイペースになってしまっています。もっと溜めてスローに落とせばもう少し見せ場もあったと思いますが14着に大敗、綺麗に逃げを決めたぶん、もったいないレースでした。

1000m通過が59.1秒というのは3歳牝馬の2400m戦という点を考慮すると、タフさを強いられる淀みのない流れです。その中をラヴズオンリーユーは中団よりやや前につけて、直線でデムーロ騎手が叩きはじめると一気に伸びて1着でゴール。先週に続く高速決着で、今回も2分22秒8のレースレコードが飛び出しました。逃げ馬の予想以上のペースによりつくられたレースの流れが、ラヴズオンリーユーの勝利を後押ししたのだと思います。

2着に12番人気カレンブーケドール
前を見る形で好位をキープしつつ追走、直線では少し早いかなと思いましたが先頭に立って力強い走りを見せ、残り1ハロンあたりの時点では勝利がすぐそこに見えていました。しかし最後に差されてしまい残念ながら2着。人気はそれほどなかったのですが重賞での好走や準グレードの前走スイートピーSでの勝利など素質が高い馬なのでこれからも期待したいところです。鞍上の津村騎手の勝ちにいく姿勢が前面に出ていましたね。あの強気な乗り方は大変見応えがあったし、良かったと思います。

僕が期待した桜花賞2着馬シゲルピンクダイヤは12着。パドック、返し馬、そしてゲート裏と、ずっとイレ込んでいたためレースが始まる前にすでに体力を消耗してしまっていたようでした。大舞台でどんなレースをしてくれるのか楽しみにしていたので残念ですが、次に走るときはベストな状態で力を発揮してくれると期待しています。



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